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平成25年度点検・評価 個別評価表(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年9月2日 最終更新日:2014年9月2日

1 コミュ二ティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展(指導課)

(平成25年度事業計画)第1部 目標1-1,2,3 2-1

事業の背景・目的

 平成21年度に小・中一貫教育校として全市展開をした7学園が、三鷹市教育ビジョン2022を踏まえ、一貫カリキュラムに基づき、義務教育9年間の連続性と系統性のある指導の充実を図る中、児童・生徒の人間力、社会力及び確かな学力をはぐくむ教育の充実と発展を目指す。また、保護者や地域住民が積極的に学校運営に参画し、学校教育を支援する「コミュニティ・スクール」を基盤とした学校づくりの充実・発展を図り、学園としての教育力の向上を図る。

平成25年度の目標

  1. 学園・学校での教育活動の成果を検証し、改善を絶えず行えるよう、コミュニティ・スクール委員会及び学校運営協議会による学校関係者評価の充実を図る。
  2. 地域ぐるみで学校を支援し、子どもたちを育む活動を推進するため、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実や、学校支援者の拡大を図る。
  3. 学校支援体制の充実を図るため、コミュニティ・スクール委員会会長、学校長等で構成する「三鷹コミュニティ・スクール推進会議」を活用し、活動支援体制やコーディネートする人財の在り方を検討する。
  4. 「学校支援者養成講座」など、三鷹ネットワーク大学と連携した研修機能の充実を図るとともに、市民や保護者が参加しやすい企画や活動を通して、意図的・計画的な学校支援者の人財発掘と育成を推進する。
  5. 平成24年12月に策定した「三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策」を踏まえ、各学園の組織体制や運営体制に応じた学園運営や教育活動を推進する。

指標

  • 学校関係者評価の充実に向けた研修の推進及び、学園評価の実施と結果の公表
  • 「三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策」に基づいた教育課程の編成・実施
  • 「三鷹コミュニティ・スクール推進会議」の年4回の実施
  • 「コミュニティ・スクール委員会 委員の手引き(第3版)」の作成
  • 三鷹ネットワーク大学と連携した「学校支援者養成講座」の実施

平成25年度の取組状況

 平成24年12月に策定した「三鷹市立学校小・中一貫教育の推進に係る実施方策」を踏まえ、三鷹市のコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校(以下、学園)の運営や教育活動が、一層効果的かつ系統的に運営できるよう、学校訪問等による指導・助言や学園評価(検証)の着実な実施と結果の公表、コミュニティ・スクール委員会による学校関係者評価を行った。教育課程の編成・実施については、特に、小学校の高学年における一部教科担任制や小・中学校教員の積極的な学園内の連携・指導交流の推進を図った。
 「三鷹コミュニティ・スクール推進会議」を年4回開催し、各委員会の活動支援体制など組織の現状や活動内容、実践事例についての情報を学園間で共有することができた。その中で、永続的なコミュニティ・スクールの在り方と活性化に向けた活発な議論が展開され、コミュニティ・スクール先進都市として各学園の特色を明らかにする中で、今後のコミュニティ・スクールのあるべき方向へのガイドラインとなる報告書を作成することができ、各学園の実践の充実・発展に役立てることが可能となった。さらに、その方向性に基づき、コンプライアンス(法令遵守)の意識啓発やコミュニティ・スクール委員会の協議を活性化するための熟議の進め方等を記載した「コミュニティ・スクール委員会 委員のみなさんの手引き(第3版)」を作成した。その他、2学園目のコミュニティ・スクールガイドを作成し、全家庭への配布、及び新1年生保護者会で配布・説明し、学園・学校の教育活動や支援活動への理解を図った。保護者からは、「コミュニティ・スクールのことが、カラーで分かりやすく解説されている」「地域と一体となって学園の運営をしていることがよくわかった」と好評であった。
 三鷹ネットワーク大学と連携した学校支援者養成講座に、コミュニティ・スクール委員会の委員を対象とした既存の講座に加え、教育ボランティアやこれから携わろうとしている方を対象に、児童・生徒との関わり方やボランティアの心構え等についての理解を深める講座を3講座新設し、コミュニティ・スクールを支える学校支援者の養成に努めた。受講者アンケートの満足度は97%と高く、「今までの活動を再確認できた。今後のボランティアのモチベーションにつなげたい。」「同じ立場の方の話を伺って、サポートに対して前向きな気持ちになった。」等の感想があり、今後、充実・発展させていく方向を確認できた。
 これらの取組に加え、各学園及びコミュニティ・スクール委員会の創意工夫により、平成25年度の学校支援ボランティアの参加者数は16,303人となり、平成24年度と比較して、500人以上増加し、コミュニティ・スクールの充実・発展につながった。

平成25年度の事業の評価

進捗状況に対する評価

A 計画通り(計画以上の進捗を含む。)

成果に対する評価

A 目標を上回る成果を得た

今後の取組・課題

 学園の児童・生徒の望ましい生活習慣や学習習慣の定着を図るために、「三鷹『学び』のスタンダード」を活用し、コミュニティ・スクールとしての学校と家庭、地域が一体となった取り組みについて、熟議等の検討を通して、学園ごとの「『学び』のスタンダード」を作成し、家庭での実践を奨励する。
 学校のマネジメントシステム(PDCA)を機能させ、学校の自己評価及び学校関係者評価の結果の公表と、改善策の次年度計画への反映等、学校評価・学園評価を活用した自律的な学園・学校経営を推進する。
 現在の学校支援体制の継続、発展を図るため、教育ボランティアのキャリアに応じた養成講座の開設や、学園のプレゼンテーションの活用等による保護者・地域の理解を深める広報活動の充実を図る。

添付ファイル

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