平成25年度点検・評価　個別評価表（3）

3　いじめ防止対策推進法に基づくいじめ防止等の対策の推進（指導課）

（平成25年度事業計画）第1部 目標2-4

事業の背景・目的

　平成25年9月28日のいじめ防止対策推進法の施行、10月11日の国の「いじめ防止等のための基本的な方針」策定を踏まえて、東京都教育委員会の条例制定、基本方針策定を視野に入れて、三鷹市としてのいじめ防止対策推進法に則った取組を推進していく。

平成25年度の目標

(1) 学校への「いじめ防止対策推進法」の趣旨、内容等理解周知

• 校長会、副校長会での「いじめ防止対策推進法」の理解に関わる資料提示と周知

(2) 「いじめ防止対策推進法」の趣旨に則った取組の推進

• 各学校によるいじめ防止基本方針（暫定版）の作成
• 各学校に、いじめ防止等の対策のための校内組織の設置
• いじめの早期発見等に関する調査の実施
• 各学校におけるいじめの問題の解決に向けた、児童・生徒の主体的活動の推奨
• いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等についての学校評価

指標

• 「いじめ防止対策推進法」の趣旨・内容等の周知
• 学校いじめ防止基本方針（暫定版）の作成
• いじめ防止等の対策のための校内組織の設置
• いじめに関する調査と解決状況の把握
• 各学校におけるいじめの問題の解決に向けた、児童・生徒の主体的活動の推奨
• いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等についての学校評価

平成25年度の取組状況

(1) 学校への「いじめ防止対策推進法」の趣旨、内容等理解周知

• 「いじめ防止対策推進法」の理解に関わる資料を作成し、8月、10月の校長会、副校長会で資料と通知文を提示し、周知を図ることができた。

(2) 「いじめ防止対策推進法」の趣旨に則った取組の推進

• 10月の校長会、副校長会で、「いじめ防止対策推進法」の施行に係る学校の対応の一つとして、各学校によるいじめ防止基本方針（暫定版）の作成について、重要な観点を明確に示した上で、作成の指導と指示を行ったので、年内に全学校で、学校いじめ防止等基本方針の暫定版を作成することができた。また、その後、国や東京都からの情報を得るなかで、適宜付け加えるべき観点を学校に伝えたことにより、学校いじめ防止等基本方針の内容の充実を図ることができた。
• 10月の校長会、副校長会で、「いじめ防止対策推進法」の施行に係る学校の対応のもう一つとして、各学校のいじめ防止等の対策のための校内組織の設置等についての観点を示した上で、作成の指導と指示を行ったので、11月までに全学校で、いじめ防止等の対策のための組織を設置することができた。
• 年4回のいじめに関する調査の実施にあたり、いじめ問題に関する指導記録を作成、保存し、校内で情報を共有し、いじめ問題の解消状況や、再発防止に向けた取り組みを強化するために教育委員会としての様式を作成した。このことにより、いじめ問題への対応状況、解消状況を校内並びに学校及び教育委員会で情報共有し、再発防止に向けた教員の意識の向上を図ることができた。また、それをもとにいじめ解消後の進級・進学の際に適切に指導を引き継げるようにした。
• 各学校におけるいじめの問題の解決に向けた児童・生徒の主体的活動の調査を行い、市内全学校でいじめの問題の解決に向けた児童・生徒の主体的活動が実施されていることとその内容を把握した。
• 年度末に、いじめの早期発見、いじめの再発を防止するための取組等についての学校自己評価を行った。

平成25年度の事業の評価

進捗状況に対する評価

A　計画通り（計画以上の進捗を含む。）

成果に対する評価

B　目標を達成できた

今後の取組・課題

　いじめ防止対策推進法に基づく、三鷹市いじめ防止等に係る条例（仮称）、三鷹市いじめ防止等基本方針（仮称）等を策定するとともに、学校いじめ防止等基本方針へ反映させる。
　学園・学校の自己評価、学校関係者評価、次年度改善点等が一連の流れでわかるようにした、学園評価、学校評価の書式（教育委員会が年度当初に提示）を用いて、各学校のいじめ問題への対応等についての適正な学校評価の実施を行う。