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平成25年度点検・評価 個別評価表(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年9月2日 最終更新日:2014年9月2日

2 知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実(指導課)

(平成25年度事業計画)第1部 目標2-2

事業の背景・目的

 学習指導要領(平成20年3月告示)及び平成24 年度に使用する教科書の内容を基に改訂した「三鷹市立小・中一貫教育校 小・中一貫カリキュラム」に基づき、9年間の義務教育における学びの連続性と系統性を明確にした学習指導の推進を図る中で、知・徳・体の関連に配慮しながら、様々な教育活動を充実させ、「人間力」、「社会力」の一層の育成に努める。

平成25年度の目標

(1) 確かな学力の育成

  • 学習指導要領に示された標準時数を上回る授業の実施
  • 国や東京都の学力に関する調査、三鷹市学習到達度調査に基づいた学習状況及び課題の明確化と、課題の解決を図る授業改善の実施

(2) 豊かな心の育成

  • 児童・生徒の状況や課題に応じて重点化を図った人権教育及び道徳教育の実施
  • 人権教育プログラムを活用した人権教育の推進

(3) 健やかな体の育成

  • 児童・生徒の現状や体力調査に基づいた各校の課題の明確化と、課題に応じた具体的な取組みの実施
  • 小・中兼務教員や外部指導員を活用した部活動の推進

指標

  • 以下の年間標準時数より10時間を上回る授業の実施

 (小学校)第1学年 850時間、第2学年 910時間、第3学年 945時間、第4~第6学年 980時間

 (中学校)第1~第3学年 1015時間

  • 授業改善推進プランにおける課題の設定と具体的解決策の明示
  • 道徳教育、人権教育の全体計画における課題の明確化
  • 体力調査に基づいた課題の把握と、課題に対応した「一校一取組運動」「一学級一実践運動」の計画の策定

平成25年度の取組状況

(1) 確かな学力の育成
 平成25年度も十分な授業時数を確保するために、中学校では平成24年度から3年間試行的に夏季休業期間の最後の5日間を登校日として授業を実施した。そのため、もっとも時数確保が困難な中学校第3学年においても、学習指導要領に示された標準授業時数に対して、半数以上の中学校は20 時間以上上回る授業時数を確保した。小学校においても、行事の精選や会議の効率化を図るなど、十分な授業時数を確保した。
 また、教育委員会では、学園、学校ごとにまとめた各学力等調査の分析結果を各学園、学校に示し、各学園、各学校ごとの学力や学習上の課題を明確に把握させる中で、学園や学校の教職員が、課題を共有化し、各学園、各校の課題の解決に向けた観点から「授業改善推進プラン」を作成し、ホームページ上で公開した。
 国の全国学力・学習状況調査、東京都の児童・生徒の学力向上を図るための調査、三鷹市学習到達度調査という3調査いずれにおいても、小学校・中学校とも、全国の平均値を5~9ポイント、東京都の平均値を3~5ポイント程度上回る良好な結果をあげており、授業時数を十分に確保したことも、その一要因になっていると分析する。
(2) 豊かな心の育成
 道徳教育の充実のために、全ての小・中学校が道徳教育全体計画及び年間指導計画の見直し、改善を図った。中学校では昨年度に引き続き、指導課訪問の際の研究授業を道徳に限定し、全教員の参加による授業参観と研究協議を行うことで道徳の授業の改善を図った。人権教育については、人権教育全体計画及び人権教育プログラムの活用を位置づけた年間指導計画を全校で見直しと改善を行い、児童・生徒の人権意識の育成を図った。また、初任者研修会で人権教育を主題とした研修を実施して若手教員の人権意識の向上を図った。
 国の全国学力・学習状況調査における意識調査の中で、地域や社会への関心、貢献への意欲、人の気持ちの理解、人の役に立ちたいという意識の質問項目についての肯定回答は、児童・生徒とも、全国、東京都の平均値と比較して、3~4ポイント程度高い結果がでていた。
(3) 健やかな体の育成
 体力向上の取組として、都の体力・運動能力調査の結果を基に各校が課題を分析し、具体的方策として「一校一取組」「一学級一実践」を実施した。また、中学校保健体育科の教員が小学校で乗り入れ授業を実施したり、地域人財が中学校の部活動の指導補助を務めたりするなど、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校であることの強みを生かした取組を行った。
 東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査の全体的な傾向では、三鷹市の児童・生徒の結果は国や東京都よりも多くの種目で平均より少し下回るという昨年度とほぼ同様の結果であった。

平成25年度の事業の評価

進捗状況に対する評価

A 計画通り(計画以上の進捗を含む。)

成果に対する評価

B 目標を達成できた

今後の取組・課題

 今後は、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育校としての強みをさらに生かし、平成25年度末に作成した「三鷹『学び』のスタンダード」(家庭版)、同(学校版)をもとに、全市で実施している小・中一貫教育校(学園)ごとに、学校と家庭、地域が連携した学力向上にむけた取組を推奨していく。
 児童・生徒の健やかな体の育成にあたっては、東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等の調査では、調査結果から各学校の課題を明確にして、特定の課題解決や目的を明確にした「一校一取組」「一学級一実践」等を計画的に実施していく。
 また、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもの育成にあたっては、学園、学校の自律的経営が必要であることから、学校評価と学園評価の関連を明確にするために、学園及び学校の経営計画の「取組項目」を統一化し、学校評価の評価指標を適切に設定するための基準を例示した新たな学校評価の在り方を学園・学校に示した。これに基づき、PDCAサイクルに基づいた学園経営・学校経営の充実を図っていく。

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