平成25年度点検・評価　個別評価表（15）

15　生涯学習プラン2022の推進（生涯学習課）

（平成25年度事業計画）第2部 目標2-3

事業の背景・目的

　市民が「いつでも、どこでも、だれでも、そしていつまでも」学ぶことができるよう、生涯学習社会の構築に取り組んできた。さらに、「ともに学び、学びを活かし、学びの成果や絆が地域に受け継がれていく 心豊かな社会をつくる」ことを基本目標とし、市民との協働による生涯学習を推進するとともに、学んだことを地域に返し、活かしていくという「学びの循環」や人とのつながりを創出し、将来にわたって地域に受け継がれていく社会の実現を目指す。

平成25年度の目標

　三鷹市生涯学習プラン2022の進捗状況を把握するため、三鷹市の生涯学習施策の取り組みについて、庁内各課で実施されている生涯学習事業の達成状況について評価を行う。

指標

• 生涯学習計画推進会議（庁内会議）に参加している庁内各課が所管する生涯学習事業の調査及び自己評価の実施
• 生涯学習のまちづくりに資する人財の育成、支援

平成25年度の取組状況

　三鷹市生涯学習プラン2022基本目標を推進するため、4つの基本施策のうち、[1]生涯学習に関する情報提供、[2]学習機会の提供、[3]市民の主体的な生涯学習を支援する取り組み等、[4]人財育成を目的とした事業、人財育成につながる取り組み等、[5]人財リストの整備・活用等について、生涯学習計画推進会議（庁内会議）に参加している庁内各課や外郭団体が所管する生涯学習事業の調査を実施し、自己評価を集計したところ、17の課と団体から合計193事業について回答があった。[1]については、29事業のうちほぼ全ての事業において計画どおりに実施し、8割以上が目標を達成した。[2]については、108事業のうち9割以上が計画どおりに実施し、目標を達成した。[3]については25事業、[4]については27事業、[5]については4事業のうち、ほぼ全ての事業において計画どおりに実施し、目標を達成したとの結果を得た。特に[2]と[4]に挙げられた講座・講習会は合わせて130以上となり、三鷹市で実施されている生涯学習の機会の確保が概ね図られていることや、目標についても概ね良好な達成状況であることを把握することができた。参加者数や学習したことを実際の地域活動に役立てているかどうかは、一部の回答を除いて明確にできなかったが、来年度の調査での課題としたい。
　生涯学習のまちづくりに資する人財の育成、支援については、例えば、社会教育会館において市民が生涯学習で学んだことを地域に還元するボランティアを養成する市民大学ボランティア養成講座を2講座実施し、26人が受講したが、実際のボランティア活動は、これから取り組む予定となっている。また、市民講師としてデビューするための講演術を学ぶ市民講師入門講座を1講座実施し、20人が受講した。この講座の受講者の中から、市民講師としての活動を希望する方に、講座開設の支援を行う市民講師デビュー講座7講座を開設し、7人が市民講師としてデビューした。この市民講師デビュー講座で、合計55人の受講生を集めた。
　市長部局においては、健康福祉部地域福祉課の手話講習会では、4コース全32回を実施し、129人の受講者のうち117人が修了した。そのうち、手話通訳者登録試験に3人が合格し、手話通訳者派遣事業に参加している。子ども政策部子ども育成課が運営している「すくすくひろば」では、子育ての援助ができる方を養成するファミリー・サポート・センター援助会員養成講座を4回実施したところ、55人が受講し、43人が修了した。その後43人が援助会員として登録してもらうなど、人財の育成、支援の成果が出ている。

平成25年度の事業の評価

進捗状況に対する評価

A　計画通り（計画以上の進捗を含む。）

成果に対する評価

B　目標を達成できた

今後の取組・課題

　生涯学習計画推進会議に参加している各課が所管する生涯学習事業について、調査結果及び自己評価内容を各課にフィードバックするとともに、引き続き調査を実施して全庁的な生涯学習事業の推進を図る。
　社会教育委員からの三鷹市生涯学習プラン2022や三鷹市の生涯学習施策についての意見・提言について取りまとめ、今後、三鷹市生涯学習プラン2022の改定を行う際の参考とするほか、生涯学習施策立案の参考とする。