平成25年度点検・評価　個別評価表（6）

6　児童・生徒の安全を見守る体制の充実（総務課）

（平成25年度事業計画）第1部 目標4-1

事業の背景・目的

　三鷹市では、学校における児童・生徒の安全を確保するため、学校安全推進員（スクールエンジェルス）の活用や、防犯カメラ、非常通報装置の設置などの防犯対策に取り組んでいるところであるが、平成25年6月に練馬区立小学校の児童が、下校中に男から切りつけられる事件が発生したことを踏まえ、授業中及び登下校時を中心に、児童・生徒の安全確保の対策を改めて確認し、事件を未然に防ぐための取り組みを行う。

平成25年度の目標

　市立小学校全校に配置している学校安全推進員（スクールエンジェルス）について、学校安全推進業務を適切に運用するため、業務マニュアルをよりわかりやすいものに改訂し、同業務の受託業者が実施する、業務従事者に対する不審者への対応方法などの研修の中で、業務の適切な運用について周知を図る。
　また、市立小・中学校全校に設置している防犯カメラが経年劣化により老朽化が進んでいることから、すべてのカメラ及び関係設備の点検を実施し、不良箇所について修繕を実施する。

指標

• 「みたかスクールエンジェルス業務マニュアル」の改訂及び適切な運用
• 学校に設置しているすべての防犯カメラの点検・不良箇所の改善

平成25年度の取組状況

　学校安全推進員（スクールエンジェルス）は、平成18年度から全市立小学校に配置しているところであるが、平成25年度は、学校安全推進業務マニュアルについて、三鷹警察署からの助言を反映させ、不審者を発見した時の手順などをよりわかりやすいものに改訂した。また、同業務の受託業者が主体となって実施する「学校安全推進員（スクールエンジェルス）研修」（不審者への対応方法等の研修）を支援し、三鷹警察署から講師派遣の調整をサポートするほか、改訂した業務マニュアルを研修テキストとして活用するなど、受託業者と連携し、学校の安全推進の徹底を図った。なお、研修には、学校安全推進員（スクールエンジェルス）の約92％が参加し、受講者によるアンケートでは、95％の回答者が「業務に役に立つ」とし、「研修が有意義である」との回答も8割を超えており、業務従事者の児童の安全に対する意識が高まったことを確認している。
　防犯カメラについては、平成18年度に全市立小・中学校に設置したが、屋外に設置されていることから、経年劣化や雨等による配線の不具合、カメラ本体の故障が、これまでにもたびたび発生し、都度修繕対応してきたところであるが、事件の未然防止の観点から、すべての防犯カメラの点検を実施し、カメラの向きの補正や映像の乱れの改修を含め、不良箇所について修繕を実施し、安全管理設備の整備に努めた。

平成25年度の事業の評価

進捗状況に対する評価

A　計画通り（計画以上の進捗を含む。）

成果に対する評価

B　目標を達成できた

今後の取組・課題

　引き続き、学校安全推進員（スクールエンジェルス）に対して、三鷹警察署と連携しながら防犯に関する正確かつ迅速な情報提供に努めるとともに、防犯カメラ、非常通報装置等の適切な維持管理、運用により児童・生徒の安全・安心の確保に取り組む。