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都市計画変更案に係る市の意見書及び要望書と国・都からの回答

作成・発信部署:都市再生部 まちづくり推進課

公開日:2009年3月24日 最終更新日:2014年4月25日

2月28日に要望書への回答が出されました。

 三鷹市は平成19年1月12日、「東京外かく環状道路計画の都市計画変更案に係る意見書」を都知事あてに提出しました。またこれとは別に、意見書の実現を強く求めて同意見書の提出に合わせ、その内容を踏まえた「要望書」も都知事あて提出しました。この要望書については、国土交通大臣に対しても提出しており、国・都からの回答を求める内容になっています。

三鷹市が国及び東京都に求める主な要望事項

  • 環境に関する諸課題の解決に向けた三鷹市からの意見への真摯なる対応
  • ジャンクション上部の蓋掛けによる大規模な公園的空間の整備
  • 施設計画へのワークショップ等市民の創造的な参加や協働手法の採用
  • 農家が営農継続を可能とする代替農地の確保や農業公園等の緑地整備
  • 3・4・12号線井の頭区間の整備見送りと「外環ノ2」計画の見直し
画像:外環計画に係る三鷹市の意見書と要望書を提出しました(拡大画像へのリンク)

(画像クリックで拡大 25KB)

都市計画法に基づく「意見書」について

 今回提出した都市計画法に基づく「意見書」については、現在、東京都が進めている外環計画の都市計画変更手続きの中で、関係市区の意見を求めていたもので、平成18年11月5日付けの広報みたかで都市計画案の概要と、市の意見書の素案についてお知らせしました。
 その後この素案について、市議会、各関連審議会等で審議を行った他、市民の皆さんからの意見募集や市民説明会を開催するなどの意見聴取を図った上で、素案の内容を補強・修正し、12月末に開催された都市計画審議会で答申を得たものです。

市として独自に提出する「要望書」について

 加えて、今回新たに提出した「要望書」は、都市計画手続きの一環である「意見書」では法的には国・都には回答の義務がないため、これとは別に意見書の中から特にポイントとなる点を絞って、改めて要望書として修正・補強してまとめたものです。内容的には、市内にジャンクションやインターチェンジが計画され影響の大きい三鷹の特徴を踏まえたものとなっており、国及び都に対し、要望事項の実現を強く求めるとともに、外環の都市計画変更案が東京都の都市計画審議会に諮問される前、もしくは平成19年2月末日を期限と定めて回答を求めています。

要望書

18三都都第495号
平成19年1月12日

国土交通大臣 冬柴 鐵三様

東京都知事 石原 慎太郎様

三鷹市長 清原 慶子

東京外かく環状道路計画の都市計画変更に係わる三鷹市の要望書

 日頃より、本市のまちづくりに関しご理解ご協力を賜り、感謝申し上げます。
 さて、貴職において進められている「東京外かく環状道路計画」については、平成18年6月より東京都において都市計画変更の手続きが進められており、三鷹市では地域への影響や課題について様々な角度より検討を進めてきました。
 三鷹市として、国及び東京都の外環の必要性に関する見解については、理解をするものですが、本市においては、中央ジャンクションや東八インターチェンジの計画があり、更には換気所が設置されるなど、沿線7区市の中で最も大きな影響を受ける地域となっており、多くの新しい課題が発生します。
 このことから、この間、三鷹市は、現段階で示されている「計画案」に基づき、三鷹地域へ与える環境への影響や市民の皆様が抱く懸念について、様々な機会を捉え、市民意見の聴取に努めつつ検討を図ってきたところです。
 このような市民参加による検討を経て、本年1月12日には、都市計画法第21条第2項において準用する同法第18条第1項の規定により、三鷹市の意見書を提出したところです。
 今回、意見書の提出と合わせて「三鷹市の要望書」を提出いたしますので、誠意ある回答を頂きますようお願いいたします。

  1. 三鷹市の要望書
    別紙、「東京外かく環状道路計画の都市計画変更に係わる三鷹市の要望書」のとおり
  2. 回答期限
    都市計画変更案が東京都都市計画審議会に諮問される以前、若しくは平成19年2月28日(水曜日)まで

三鷹市が今回提出した「要望書」の主な内容

(1)環境に関する諸課題の解決に向けた三鷹市の意見への真摯なる対応

 三鷹市として、現段階では事業着手まで容認したわけではなく、引き続き、三鷹市がこれまでに提出した2回にわたる意見書(環境影響評価準備書、都市計画変更案)の内容に真摯に対応し、環境に関し想定される課題や問題点等に対し、誠意をもって実現や解決に向けて取り組むこと。

(2)ジャンクション上部の公園的空間としての整備

 市内に予定されているジャンクション・インターチェンジ部については、可能な限り全て蓋掛けを行い、広大な19haにも及ぶ面積の上部空間についてはその大部分を公園的空間として整備し、三鷹市の目指す緑と水の公園都市にふさわしい拠点施設となるように取り組むこと。

(3)ワークショップ等市民の創造的な参加・協働手法の採用

 ジャンクション部の整備や周辺のまちづくりについては、市民や関係機関の協働によるプランづくりを進めることとし、ワークショップなど市民の創造的な参加を可能とする手法を採用しつつ計画の具体化を図ること。

(4)営農継続を可能とする代替農地の確保や農業公園等の緑地整備

 ジャンクション部の用地の買収により農地が減少することを踏まえ、周辺地域に農業公園などの大規模緑地の確保や、農家の営農継続が可能となるような代替農地の先行取得策等を推進すること。

(5)交通安全対策事業等の実施

 東八インターチェンジ予定地周辺の安全で円滑な交通の流れを確保するため、東八道路から国道20号線間の市が指定する道路の整備や、人見街道の歩道整備など、交通安全対策事業等を国や東京都の責任において実施すること。

(6)3・4・12号線井の頭区間の整備見送りと「外環ノ2」計画の見直し

 外環道が地下部となる井の頭地区の都市計画道路3・4・12号線については、現段階で三鷹市として整備を求めない。また「外環ノ2」については公園・遊歩道・緑道など選択肢を広げ、地域の特性に合わせた適切な対応を図ること。

(7)換気所の設置による環境悪化への対応努力

 換気所施設については換気所を必要としない技術の開発に努め、やむを得ず設置する場合には、脱硝装置の採用など最新技術の適用により地域への影響を最小限とするとともに、防災拠点を併設するなど、地域にとって有用な施設となるよう計画すること。

外環に関する詳細情報
  • 国土交通省関東地方整備局東京外かく環状道路調査事務所
    (電話&ファクス)フリーダイヤル 0120-34-1491(所在地)〒158-8580 世田谷区用賀4-5-16 TEビル7F
  • 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
    (電話)03-5388-3279 (ファクス)03-5388-1354

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このページの作成・発信部署

都市再生部 まちづくり推進課 外環対策・北野の里(仮称)整備担当
〒181-8555 東京都三鷹市野崎一丁目1番1号
電話:0422-29-9700 
ファクス:0422-45-1271

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