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平成23年第4回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2011年11月17日 最終更新日:2011年11月17日
平成23年第4回教育委員会定例会
日程第2 議案第14号 平成23年度事業計画の承認について
秋山委員長
ほかにございませんか。
では、ちょっと細かいことでいいでしょうか。すいません。3ページなんですけれども、3ページの上から[2]のところで、新しく加わった「アスペルガー症候群を含む高機能自閉症」というのがありますけど、ここのアスペルガー症候群は今、障がい名から外れようとしていますので、高機能自閉症などにするか、あるいは高機能広汎性発達障がいなどにするか、どちらかがいいんじゃないかと思います。
それから、もう一つ、そのページの下のほうに教育支援学級の固定制における小・中一貫教育の実施と書いてありますが、実際には小・中一貫教育が始まっていますので、実施した上で何か、今年はこれをするとしていただいたほうがいいのではないかと思います。そうしないと、今まで教育支援はやっていなかったのかというふうなことになるんじゃないでしょうか。
あとは、6ページなんですけど、幼稚園・保育園と小学校の連携のところで、新しく非常に具体的に教諭・保育士の交流とか、具体的に事業を書いていただいたんですが、もう既に交流はよく盛んにされていますので、交流だけではなくて、もう少し進んだ表現ができればほんとうはいいなと思います。
それから、これは質問なんですけど、18ページの市民駅伝大会ですけど、昨年度は60周年記念で大沢総合グラウンドであったんですけど、今年はどのような方向性でいくのか、もし決まっていたら教えてください。
岡崎スポーツ振興課長
昨年度は、ご存じのとおり市政施行60周年の記念事業ということと、また、大沢総合グラウンドのリニューアルということで行いましたが、今年度はまた2年前に戻りまして市内を中心としたコース、今、警察とその辺は交渉しておりまして、市内に戻るということはもう確定しております。ただ、コースどりにつきましては今後、三鷹警察と交渉していきます。
秋山委員長
ありがとうございます。学務課、お願いします。
内野学務課長
今、幾つかご提案いただきました。特にこの中で1点、3ページの小・中一貫教育で推進する教育支援の[2]の教育支援学級における小・中一貫教育の実施というところですけれども、確かに今までも、教育支援学級がなくても、同じ学園の中で教育支援学級の担任がいたりすればその担任など、それからコーディネーターを中心に小・中一貫の連携をとっておりました。ここで、かなり狭い意味かもしれませんけれども、教育支援学級の固定制について今まで小学校で5校ありました。この4月から、中学校のほうで五中と七中で固定制が開設されまして、中学校も5校開設されまして、それがみんな五つの学園に一つずつできましたので、固定制については小・中一貫が具体的にできるようになった。そういうような意味で書いてありますけれども、もう少し広くとらえると、先ほど申し上げたような意味はあります。
秋山委員長
では、各学園でより具体的に実施できると考えればよろしいですか。
内野学務課長
そうですね。学園の中で特に固定制については9年間、小学校から中学校へスムーズに同じ学園の中でつなぐことができるようになったというところが、そういう意味のところです。
松野指導課長
指導内容としては、委員長がおっしゃったように、今までも小・中一貫教育はされていたんですけれども、そこを、固定級を小学校から中学校へという枠の中でできるようになったという部分が今回この辺に書かれたということだと思うので、そういうことがよくわかるような形にするべきなのかもしれないですね。
藤川教育部長
ご指摘いただいた点については、もう少し表現を変えられて、今ご指摘を受けたような誤解がないような表現ができないかと、ここはちょっと工夫してみます。
秋山委員長
よろしくお願いします。
ほかにはいかがでしょうか。
鈴木委員
これは確認ですが、これらの事業計画と予算の裏づけ的なものはすでにあるんでしょうか。
藤川教育部長
はい。全部、3月の議会でご承認いただいた内容を具体的に書き込みましたので、皆一応やれると私どもは考えています。
鈴木委員
わかりました。
秋山委員長
ほかにご質問、ご意見ありませんでしょうか。なければ採決いたします。
議案第14号 平成23年度事業計画の承認については、ただいまご審議いただいた点を踏まえて若干の手直しを含むことで、可決することにご異議ありませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
秋山委員長
それでは、本件の見直しを含めて原案のとおり可決されました。
日程第3 教育長報告
秋山委員長
引き続き、日程第3 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。
貝ノ瀬教育長
私のほうから2点、報告をいたします。
1点目は、後でまた具体的に報告があると思いますけど、お手元に資料として、「三鷹市教育ビジョンの見直しに関する研究会報告書」というものがございますけれども、3月下旬に、座長の佐藤晴雄先生のほうから私のほうに報告書が提出されました。これは見直しに関して研究会が開かれて、そして、議論して、報告が出されたということでありまして、これも有力な参考の考えとして、私ども、これから新しく教育ビジョンを作成していくに当たりまして、大いに参考にしていきながら作成をしていきたいと思っていますので、教育委員さんたちにはまたいろいろお力添えをいただきたいと思っています。
それから、もう一つ、資料、お手元に予算審査特別委員会の報告書があると思いますが、これは3月議会におきまして、新年度の予算につきまして予算審査特別委員会が持たれまして、そこで議論されて、結論としましては、賛成多数で原案を可決されたんですが、附帯意見が幾つか出ておりますので、ごらんいただきたいと思います。
6ページなどのところで、第10款の教育費につきまして、附帯意見といたしまして、これは予算審査特別委員会としてのいわゆる附帯意見ですが、学校トイレの改修については、教育的観点や衛生的観点からも早急に全校が完了するように努めることと。二つ目は、学校の耐震化については、できる限り前倒しで取り組むとともに、校舎・体育館等施設における壁や天井・屋根・トイレ等の点検・修理を行うことということが出ております。
また、この個別には、各会派からの反対意見、賛成意見があるわけですが、例えば6ページに、反対意見を出された1番の共産党の議員団からは、7ページの真ん中辺です。学校給食調理委託など、子育て分野の株式会社への委託には引き続き容認はできないと。それから、学校施設管理維持費削減、教育支援学級連合学芸会の見直しなど、直接市民や子どもたちに影響のあるものは、関係者への丁重な説明と個別事情の調査と対応を行い、存続する必要があるというふうなご意見を出されて、本予算については反対だということです。
にじ色のつばさの嶋崎さんのほうからは、9ページになりますけれども、9ページの上のほう、学校給食調理業務の民間委託は、一たん立ちどまりしっかりと分析し、あらゆる角度から検討、評価をすることがまず必要なことであると。第二小学校と井口小学校の給食調理業務の民間委託を認めることはできないということで、こちらの会派も、本予算については反対ということです。
それから、賛成のほうは、政新クラブの吉野さんのほうからは、10ページになりますけど、教育ビジョン策定に当たっては、郷土、国を愛する心など教育基本法の改定された箇所の理念が徹底されるよう努めること。学校教育においては家庭訪問の意義を踏まえ、復活させること。また学校給食業務の民間委託化を拡大し、食の安全、食育の観点から市内産野菜などの使用を進めることというふうな教育に関してですが、取り立てて申し上げるとそういう点で、もちろんこの方の会派は賛成ということであります。
公明党の寺井さんのほうは、11ページになりますけれども、小・中学校の冷房化、その点、ほかにもありますけど、大いに評価させていただきたいということで賛成ということです。
民主党の谷口さんのほうは、特段教育についての触れるところはありませんでしたけれど、しかし、賛成ということで、最終的には、予算審査特別委員会としては賛成多数で原案可決となりました。最終の本会議でもって、新年度予算については通過ということで決まりましたので、ご報告いたします。
以上です。
秋山委員長
それでは、次に伊藤課長、お願いします。
伊藤総務課長
それでは、引き続き総務課でございます。9ページをお願いいたします。
初めに実績の報告でございますが、3月31日に職員の退職発令、4月1日に人事発令を行いました。教育委員会の関係ですけれども、定年退職者は11名でございます。また、4月1日の定期異動におきましては、教育委員会からの転出が11人、転入が16人、転入のうち新規採用職員は2人でございます。また、部内発令が37人おりまして、内訳としましては、昇任が9人、部内異動が28人となっております。なお、教育委員会における課長職への昇任は4人、管理職であります課長補佐職への昇任は2人となっております。お手元に市全体の発令の一覧がございますので、お時間があるときにお目通しいただければと思います。
それから、引き続き今後の予定ですけれども、4月10日に「みたかの教育」の発行をいたします。ちょうどタイミング的には、今日、出張校正をしておりまして、まさに今、出張校正をしておりますので、それはちょっと変わる内容はありますけれども、1面に先ほどから議論になっております教育委員会の基本方針。これは基本方針の部分ですけれども、市民向けにわかりやすい表現で、大所どんなことをやっていくんだというのがコンパクトに、限られた紙面ですけれども、まとめております。
それから、1ページおめくりいただきますと主要な施策・予算ということで、これは予算の裏づけを持ってどんな事業をやっていくんだ。これは先ほど河野委員もおっしゃっていましたけれども、かなり具体的に何をやっていく、幾らかかるということがわかる形になっているのかなと思います。先ほどの書かれていた事業計画を文章にし、予算をつけると大体こういう形になるということでございます。
そのほか、また1面にお戻りいただきまして、今回、コラムですけれども、コラムというよりは教育長のあいさつといいますか、「子どもたちの安全安心の確保に全力を」ということでありまして、震災のお見舞い、それから震災の対応、そのほか、教育委員会の基本方針がありますので、そうした今後の平成23年度の取り組みと、そのような構成で今回まとめているところでございます。
そのほか、お戻りいただきまして、4月の20日、教育長会定例会・総会、懇談会は中止の方向で検討されている、調整されているということのようです。
それから、26日の市町村教育委員会連合会は予定どおり実施いたしますが、これは寺木委員にご出席いただきたいと思います。その後の関東甲信越静のほうは中止の方向で今、検討されているという連絡も今日、入ったところでございます。こうした関係で、東京都関係の会議はかなり中止というものも多くなっておりまして、今後も震災の影響により、中止という事業が幾つか出てまいります。
それでは、お手元に別添の「東北関東大震災に伴う対応について」という資料がございますので、そちらをごらんいただきたいと思います。
今、東日本大震災という名称に変更されましたが、この対応です。被災状況というところからですけれども、地震発生時におきましては、小・中学校の児童・生徒の引き渡し、また集団下校を行ったということです。また、引き渡しまでの間は、防災倉庫の備品等を活用して毛布や食事を提供したり、そのような対応を図ったところでございます。また、引き渡しができない児童、最終的には翌朝8時までになりましたけれども、そうした対応を進めたということでございます。
それから、施設の被害状況としては、三小体育館で内壁が剥離して落下、児童8人負傷、しかし、いずれも軽傷ということでありますけれども、このような被害等がありました。あとは記載のとおりでございます。
現在、被災状況につきまして、調査は終了しまして、報告書の取りまとめを行っている状況です。また、このあたりの状況が最終的に確認されましたら、今後の対応も含めてご報告をしてまいりたいと思います。
それから、児童・生徒、保護者の反応ですけれども、精神的に不安定になった子どもについては、スクールカウンセラー等がケアを行っているということでございます。そのような対応をしております。
それから、2のところの学校・施設の運営状況ですけれども、教育委員会といたしましては基本的に子どもたちのことを最優先に、保護者や地域の皆様のご理解とご協力をいただきながら、学校と緊密な連携をとって対応を進めていくということでございます。子どもの安全安心に向けて全力を挙げて取り組むと。先ほどの教育長のあいさつの中にも出てまいりますけれども、そのような方針で考えているところです。
小・中学校におきましては平常どおりの授業ということでありまして、学校給食も、新学期も含めて可能な限り実施をしていく。これが基本方針です。
それから、教育関連施設、(2)のほうですけれども、3月末までは午後5時閉館という対応を基本的にとっておりましたが、4月1日以降は夜間の開館も行っているという状況です。しかしながら、校庭開放については、夜間は引き続き休止という対応をしております。
裏面をごらんいただきたいと思います。その他の中では、各学校における義援金(募金)活動の実施、それから、避難訓練、安全指導の徹底とありますけれども、震災直後におきましても安全指導をさらに徹底を図ったところですが、避難訓練、引き渡し訓練の時期の前倒しでありますとか、今、学校のほうでもいろいろな検討を進めております。
それから、4番のところで災害対策の体制整備とありますけれども、3月16日には臨時校長会を開催、それから18日の金曜日には「市教委と市立小・中学校の災害対策会議」を設置をいたしまして、これは災害対策会議、学校では小学校・中学校それぞれの校長会の会長、副会長、それから教育委員会は関係部課長になっておりますけれども、課長を中心に構成しておりますけれども、そのような会議を設置して小・中学校緊密な連携を図りながら、今後の対応を継続協議していくということでありまして、先ほど防災の関係、河野委員からもご指摘がありましたけれども、こうした中でしっかり対応を連携のもと図っていきたいと考えているところでございます。
引き続き、「三鷹市教育ビジョンの見直しに関する研究会報告書」というのがありますので、そちらをごらんいただきたいと思います。
初めに、最後のページをごらんいただきたいんですが、教育長からもご報告いただきましたように、日大教授の佐藤晴雄先生を座長に10人のメンバーで研究を進めてまいりました。6月17日の開始以来、6回の会議を重ねまして、この報告書がまとまったところでございます。
1ページをお開きいただけますでしょうか。「はじめに」ということで前書きがありますけれども、※の上の段落、その上あたりをごらんいただきたいんですが、「本報告書の内容は、」というところですけれども、「中・長期的な視点からの検討課題も含めた論点を整理し、報告書としまとめたものである。」これがこの報告書提言の性格であります。問題提起型になっているところもかなりありますけれども、一定の論点整理でありまして、それを行政計画としていくには、さらに十分な検討を行い、幅広い市民意見の反映にも努め、三鷹らしい教育ビジョンか作成されることを期待していると。あくまで行政計画の前段の参考としての論点整理である。そのような位置づけのものでございます。
それから、2ページをごらんいただきたいんですけれども、教育ビジョンのあり方、これは1の新教育ビジョンの作成に向けた基本的な考え方、ここで教育内容の部分についてはコンパクトにまとめてありますので、ここでご説明をしたいと思いますけれども、現行教育ビジョンの基本的な考え方を継承して、その内容の一層の充実を図る。それから、スクール・コミュニティの創造、これを進めていくべきである。あるいは教育内容としては、PISA型の学力と言われる思考力や判断力、表現力等のバランスのよい育成を目指す。そのためには、アントレプレナーシップ教育や言語活動等を一層充実・発展させる。あわせて、さまざまな個性・能力を持つ子どもたちに対して適切な教育を行えるよう、多様な教育実践をも包摂した新しい三鷹の教育を構築していく必要もある。これを読むだけだと、なかなか中身をご理解いただくのが難しいかなと思いますけれども、中身の詳細な説明は割愛させていただきますが、後ほどお目通しいただきますとこのあたりのところがお分かりいただけるのかなと思います。
若干順を追って項目のみご説明しますと、次の(1)では、現行教育ビジョンの徹底した検証を行う、それから、(2)では、教育基本法、それから教育振興基本計画との整合を図る。
それから、4ページをごらんいただきたいんですが、3としまして、施策の重点化と指標等の設定というのがありまして、新たな教育ビジョンではより一層といいますか、施策の重点化、優先度を見きわめて重点施策の設定等をすることが望ましいということでありまして、そのような提案もいただいているところでございます。
それから、市民参加のあり方ということで、多様な主体の参加を図ることが必要だという内容です。
5ページをお開きいただきたいと思います。ここからは具体的な内容になってまいりますけれども、3の教育ビジョンの見直しに向けた視点という中では、一つは、「子ども像」について、これは大事な視点ですけれども、各主体、例えば教師像、学校像、保護者像、学校支援者像、そういったそれぞれの主体の役割と責任を果たしていく、どのように果たすのか。そのような内容を盛り込むといいのではないか。そのような提案もいただいております。
2のところでは、スクール・コミュニティの創造に向けてということで、こちらではスクール・コミュニティ、この理念と具体的な施策のあり方を明示することが重要だと。新教育ビジョンではこのスクール・コミュニティというものをしっかり位置づけていくというような提案をいただいているところです。
それから、3のコミュニティ・スクールをより発展させるためにというところでは、その後、ページとしましては9ページの上まで続きますけれども、これは今あるコミュニティ・スクールの充実に向けた提案ということでお考えいただければと思います。
それから、9ページに飛んでいただきまして、4として、小・中一貫教育の推進を軸とする教育内容の充実というところでありまして、これはまさに教育の中身の充実で、よりよい学習効果を得るためのシステムについて教育論からの議論を重ねることが重要だという中で、小・中一貫教育のより効果的、持続的な取り組みのためのシステムの再構築でありますとか、よく言われますけれども、いわゆる小学校文化と中学校文化の壁を低くするために、学園における有機的なタテ、ヨコ、ナナメの関係を緊密に構築していくと。そのような見直しの視点というようなものが提案をされております。
(3)の教育支援、(4)の幼・保・小の連携についても提案がありますので、後ほどご確認いただければと思います。
それから、おめくりいただきまして、11ページをごらんいただきまして、5として、高い教育実践を可能とする学園及び学校運営の質の向上ということでありまして、ここでは、(2)の中段に「スクール・ベースト・マネジメント」という言葉が出てまいります。学校のことは学校で決めるというような、平たく言うとそのようなことになりますけれども、今の教育ビジョンにも自律した学校でありますとか、そうした学校の経営ということが出てまいりますけれども、そのあたりの視点ということで、これは幾つかの海外の先進事例といいますか、海外の事例からの研究ということで一つ、提案をされているところでございます。
それから、右側の12ページ、6番ですが、教員の資質・能力の向上とその育成と。これも非常に大事な視点ですけれども、1ページおめくりいただきますと13ページ、上段にありますけれども、三鷹の教育理念を理解し実践するために必要な資質・能力とその向上を図るため、人財育成の方針を策定して、キャリアパスを明確にしていくと。教員の経験やキャリアに応じて研修体系を再構築して人財育成を図ろうと。そのような内容でございます。
その他にも、優秀な教員の確保、教育内容を充実するための環境整備等々を記載しております。
14ページの下の7番ですけれども、教育委員会の改革など、よりよき教育への取り組みということでありまして、これは今までの教育ビジョンには出てこない内容なんですけれども、当然と言えば当然なんですが、ビジョンの実現のためには行政のかかわりも重要だという中で、昨今、平成19年6月の地教行法の改正、ここでは教育委員会の責任体制の明確化であったり、体制の充実、教育における地方分権等が規定されたところですけれども、さらに、15ページにわたりますが、国レベルではいろいろな最近の教育改革についての議論がなされています。そうしたところも視野に、新しい公教育経営のあり方、そうしたところも検討課題としてはどうか。これも委員さんたちの提案ということでございます。
最後、15ページになりますけれども、12年後を見通した学校教育の未来像ということでありまして、こちらも教育ビジョン、今回策定する教育ビジョンは12年間のスパンを持ったビジョンを考えておりますので、そうした中では、少し将来課題と言えるようなところも含めて検討を進めてはどうか。社会経済状況の変化であったり、そうしたところも踏まえた長期的なビジョンということも考えるべきだろうという提案です。
それから、右側のページ、16ページの上のほうを見ていただきますと、これは委員の先生の中で「公教育の再定義」というような言葉を使われておりましたけれども、例えばこれは欧米では取り入れられている仕組みとしてありますけれども、「日本の学校教育の中でも、子どもの自主性と自立心、それに伴う責任感や社会性をはぐくみ、個性に応じた能力を最大限に伸ばす教育手法を導入する必要性があると考える。」これは委員の先生のご提案ですけれども、そうした中で、民間であっても公的な役割を果たそうとしているところとの連携であるとか、あるいは多様な教育を、連携ではなくて、公教育の中に取り入れていく、そのような視点も検討すべきではないか。そのような提案がなされたところでございます。
非常に早口で雑駁なご説明ですけれども、以上でございます。よろしくお願いいたします。
平成23年第4回教育委員会定例会会議録(1)の目次
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