ここから本文です

平成22年第8回教育委員会定例会(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2011年3月2日 最終更新日:2011年3月2日

平成22年第8回教育委員会定例会(3)

日程第3 議案第34号 平成22年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成21年度分)について

秋山委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

河野委員

 よろしいでしょうか。施設に関するものは計画どおりかどうかは、わりとわかりやすいと思うんですけれども、例えば教師力養成講座とか、そのほかソフト面で計画どおりなのか、少しおくれているのか、評価の仕方としては、学識経験者にそういうことも評価してもらうということなのでしょうか。もしそうだとすると、それがどのように進捗しているかを点検されているのかについて、お伺いします。

藤川教育部長

 市にはいろいろな計画がございますけれども、そのあたりについては常に一番悩むところでございます。通常は、例えば講習会などに何人参加したかとか、市民の皆さんがどれぐらい参加したとか、市民がコミュニティ・スクールにどれぐらいかかわったとか、数量で把握できる把握の仕方で評価をすることが比較的多いです。その上の質的な問題になりますと、やったことの成果が出るのが3年後、5年後になったりしますので、その時点では、現状を見て、評価する人間の主観といいましょうか、考え方で評価をするような形になります。その辺については先生方にも同じような質問を受けて、このような取り組みをしていますという程度の話まではしましたけれども、それが実際、前年と比べてポーンとはね上がるような成果かどうかは、私どももまだ答えが出ないといいましょうか。例えば小・中一貫にしましても、成果は上がっているのではないかという思いはありますけれども、それが生徒の成績に、小・中一貫をやったことによってどの程度数字が上がったかを、経年的に見ないと答えが出ないこともありますので、非常に難しいという現状だと、私どもは考えております。

河野委員

 この点検・評価の方法は、毎年同じような方法が何年かとられているのか、それとも年度ごとに見直しはされているのかを、お伺いしたいんですけれども、例えば講習会に何人出席したとか何人にパソコンを配ったとか、そういう数値的なものはだれにとってもわかりやすいし、学識経験者もそれについて何も言えないというか、そのとおり報告を受けるしかないと思うんですが、学識経験者にせっかく意見をいただくのであれば、中身のソフト的な面について、もう少し学識経験者の評価を生かせるような中身についての報告ができないといけないんじゃないかと思うんです。例えば私たちがここの場で報告を受けて、書いてあることはわかりますし、施設的なものが計画どおり進んでいることもわかりますけれども、中身がどのように改善されてきて、それを先生や子どもがどう受けとめていて、それについて具体的にどのようにこれを点検してもらいましたという実質的なところが見えないんです。それについては毎年工夫して、点検・評価をされているのかどうか、伺いたいです。

藤川教育部長

 学識経験者の方たちは三鷹の教育の細かな取り組みまでごらんになっているわけではございませんので、我々の話だけで理解していただくのは非常に難しいと思います。むしろ質的な面のレベルアップがどれぐらい図られているかをきちっと評価するのは、1つは学校でいえばコミュニティ・スクールの学校評価をする方たちなんでしょうけれども、教育委員会としてそれを評価するとなれば、やはり教育委員の方々の質問に私どもが答えて、資料も提供して、ここできちっと評価していただくのが、最高の評価の場なのかなと思っております。私どもは常に事業を実施したり、学校に入ったり、特に指導課などは学校に入る、こちらはみんな事業を実施する。そのときの市民の反応を聞いたりして、今回はうまくいったなとか、レベルが上がったなとかいう、絶えずその辺は考えながら事業を実施していますが、自分たちの思い込みではなくて、教育委員会で教育委員の方々に客観的にきちっと評価をしていただく。その評価を受けるのがベストかなと思います。学識の先生方には、なるべくその辺のニュアンスは伝えた上で、評価をいただきたいとは思っていますけれども、例えば各学校に行って、評価をしていただくような機会までは持てませんので、なかなか厳しいかなと思っております。ただし、学識の先生方は他の区市で行われている教育実践などには相当お詳しいので、三鷹の我々が言うことを聞いて、それがほかと比べてどうかという評価については、かなり造詣のある方たちですので、それはそれでご指摘を非常に高く厳しく受けとめているところです。ただ中身の具体的なソフトの部分は、教育委員の先生方からしていただくほうがいいのかなと思うところはあります。

秋山委員長

 鈴木委員。

鈴木委員

 おそらくそうだと思うんです。けれども正直なところ、そのように言われてしまうと、何のために教育委員会あるいは皆さんが働いているんだという、基本的なところにまで行かないと済まないようなことにもなりかねないと思うんです。ですから私は三鷹の教育委員会、あるいは教育長のご尽力、それから皆さんのお仕事によって、教育はほんとうに全国のモデルに足り得るレベルだと思っていますが、さはさりながら非常に、河野委員がおっしゃるようにハードの部分はわかるけれども、ソフトの部分はほんとうにわかりにくい。けれどもこれは何とかして検証していかないといけない面があって、そうであるからこそ、こういう点検・評価をやっているわけです。だからそこを何とかしなければいけない。おっしゃるとおりで、教育委員会、もう少ししっかりしろというメッセージにも通じるところがあります。
 そういう観点からすると、私は、ここに何項目かありますけれども、これを全部、教育委員会が精査してというのはもちろん無理ですので、特にソフトのプロジェクトといいますか、そこの1つ、2つを毎年取り上げて、今年はこれについて多少時間を費やして検証しましょうかというようなやり方はあるとは思うんです。それは1つのやり方としてあるとは思います。
 それから特に小・中一貫は三鷹市が非常な決意を持ってやったわけでして、これに対して評価をすることは、自己評価であると同時に、この成果を社会に向かって誇りを持って発信する目的のためにも、やはりやらなければいけないと思うんです。ですから何らかの形で、教育長に聞かなければいけないけれども、どういう形でおやりになるか、やはりやったほうがいいと思うんです。その時期にはまだなっていないのかもしれませんけれども、まだ完成年度にまで達していないという面があるでしょうから、ワンサイクルが終わった段階でというのがあると思うんです。そういうことがまず必要だと、私は感じております。
 それから報告書、先ほど案ということで初めていただいたので、私はプロセス的にはこれは非常によろしいと思います。形式的にいいますと、教育長が上記の議案を別紙のとおり提出するということでおやりいただいているわけで、それを我々が受け取って説明を聞いて議論をして、これで結構ですということになれば、案というのが取れることになって、教育委員会の責任でこれをつくりましたということになります。
 それから、細かいことですが、Cの評価がついたものが1つありました。アジア・アフリカ文化財団の都合で、公益法人認定の申請が見送られたということなんですが、あちらの事情だから仕方がない面があるけれども、事業がおくれたことで、図書館整備の進捗が遅れたことをどう評価するか。連携でおやりになるのは私は非常に意味があると思っているんですけれども、その辺はどうなのかなというのを、お伺いしたい。これはほんとうに可能なんだろうかということです。
 それから、これも細かいことですが、一番最初、2ページのところでも、三鷹市の教育ビジョンとか三鷹市教育支援プランという言葉が出てくる。それから3人の学識経験者からの意見、基本的には三鷹市はよくやっていますというトーンで書かれているんですけれども、ここでもやはり小松先生のところで、教育ビジョンの基本方針にのっとっておやりになっているとか、島田先生もそういう言葉が出ていたと思いますが、教育ビジョン、あるいは方針、目的というのが出てくるんです。ですから形式的ではありますけれども、一番最初にここでは活動の概要が出てくるんですが、とにかく平成18年度にビジョンが立てられたということで、それに基づいてやっているという前後関係ですから、教育ビジョンを全面に出して、それに対してこういうことだという体裁をとられるといいかなと思うんです。それに直結しているとは、1つ1つには言えないと思いますけれども、大まかにそれに向かって活動をやっていることがわかれば、すごく起承転結的にもいい。これは公表することになっているわけですから、やはり教育委員会はちゃんとやっていますというのを、そこでアピールできればなと思います。

藤川教育部長

 貴重なご意見をありがとうございました。
 先月の定例会でご報告しましたけれども、小・中一貫及びコミュニティ・スクールについては、それぞれ学校で学園評価をやりまして、その評価結果をご説明させていただきました。その中には、生徒のアンケート、父兄のアンケート、保護者のアンケート等があるんですが、ただそれぞれの学園でばらばらでしたので、きちっと議論するような資料の体裁が整えていなかったのかなと、多少私どもは考えておりまして、それについては来年度以降もきちっと評価をできる素材になるように、それぞれのところは動いております。ただ、命令でこのような評価をしろというわけにまいりませんので、少しずつキャッチボールしながら、きちっと評価ができるような仕組みを整えていって、そこを議論していただくのが一番大事かと思います。

鈴木委員

 私は三鷹市だけではなくて、日本の小・中一貫、こういう方向に行くとすれば、すごく貴重な資料になると思うんです。ですからそれは蓄積していただいたほうがよろしいと思います。

八代生涯学習担当部長(三鷹市立図書館長事務取扱)

 それでは図書館から、南部図書館の状況についてお話をさせていただきます。河野委員は経過はご存じないかもしれないので、簡単に経過も含めて現在の状況についてお話をさせていただきます。新川・中原地区におきましては、図書館がないという現状がございまして、市民の方が非常に熱望されていらっしゃる施設でございます。平成20年3月に現行の基本計画、第3次基本計画の2次改定が行われました。その中に、アジア・アフリカ語学院から市と協働して整備をしていくことについて、話し合う余地がありますというご提案をいただきました。20年4月から協議に入りまして、二、三か月いたしました時点で、国の公益法人認定の制度が具体化してまいりました。この段階で、A・A側としては公益認定を取れるか取れないかといった内部協議に入っていった関係がございまして、市と協働して整備していく話については時間が欲しいという申入れをいただきました。約1年ちょっと、そういう期間が続きまして、公益認定については各省庁とは全く独立した第3者機関が認定することになっておりますので、これなら大丈夫ですというアドバイスを所管の官庁から受けるシステムにはなっておりません関係でして、実際に提出をしてみないとわからないということで、A・A財団も非常に慎重な態度をとってまいりました。ただし、1%という非常に少ない申請の状況ではございますけれども、A・A財団としては公益認定を取得できるという判断が、去年の秋ごろに示されまして、これを踏まえまして現在、A・A財団と引き続き協議を実施している状況にございます。したがって予算の執行自体は行っておりませんけれども、協議の中身はかなり進展してきておりまして、ただここに来てかなり具体的な話に入ってきております。双方のメリット、デメリット、コスト負担のあり方、事業手法、これら具体的な話し合いに現在入ってきてございまして、いよいよ大詰めに来ているかなという状況でございます。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 ほかにありますか。

河野委員

 先ほど鈴木委員が話をされたことに関係するんですけれども、先ほど部長から、ソフト面の評価は教育委員にやってほしいと。教育委員でそれを見てほしいというご発言がありましたけれども、今日この評価項目とか、いろいろ見ますと、あまりにも項目が多すぎて、教育委員会の定例会はせいぜい月1回しか開かれませんし、私もまだ委員になったばかりで内容自体よくわからないんですが、同じように時間をかけて定例会で報告して審議するのか。例えばソフト面での重要課題は今、三鷹市で何なのか、1つか2つ、ソフト面での重要な課題についてどういうことがあるのかを報告していただいて、それについて継続的に協議をしていくのか。やはりソフト面で何が一番課題なのかは、私としては重要だと思いますし、それを一番よく知っていらっしゃるのは現場の方だと思うんですけれども、1年だけではなく数年でも構いませんが、少しずつソフト面での改善が図っていかれるように、どういうところに問題があって、どのように改善したらいいのかについて、もう少し実質的な議論ができる形も必要ではないかと思うんです。特にハード面での整備の状況はそれほど時間をかけて審議をする必要はないでしょうが、そのあたりの持ち方の工夫を考えていただければなと思うんです。

伊藤総務課長

 私から、まず1点目、点検・評価自体は、議会に提出して公表することで、市民の皆さんがこれを見ただけで、教育委員会がどんなことを今やって、何が課題で、何を点検して評価しているのかをわかっていただくのが趣旨ですので、これをお読みいただいてわかっていただくような内容のものを、できるだけ市民の皆さんにわかりやすくしていきたい。三鷹市では事業評価とか自治体経営白書というのを出していまして、かなりストイックな指標といいますか、例えば行政評価の世界ではアウトカム指標とかアウトプット指標とかあると思いますけれども、例えばアウトカムであれば、ここの中でも小1問題とか中1ギャップとか、あるいはそこで不登校の子どもが少なくなったと。これは1つの成果指標だろうとか、そういったことで、この中でも幾つかさらにわかりやすい成果指標のようなものを検討はしていきたいと思います。それが1つの解決策ではあると思いますけれども、事業評価でかなりストイックな指標を出しつつ、ここではできるだけ市民の皆さんにわかりやすい指標ということで、文書化してありまして、そのようにまず1つはご理解いただきたいと思います。
 それから、例えば学校訪問でもやはり今学校の現場がどうなっているかを、ソフト面を中心にお話をさせていただいておりますけれども、今、河野委員がお感じになっているのは、特にソフト面での問題、課題がというところですね。それは頭出しのレベルではこういうところに入っていると我々はとらえていますけれども、さらにそうした課題が顕在化していれば、そういう中で機会をとらえてお話をしていくような場面、あるいは教育長報告の中でも、何らかの今の取り組みをお話しするような機会、そのようなことは事務局の内部で十分、今後検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

秋山委員長

 寺木委員。

寺木委員

 今日は23の事務事業の評価について発表いただきましたが、この中で次年度も継続していくのは幾つあるのかということがまず1つです。
 それから教育支援プランについて、支援が必要な児童・生徒については、今十分に対応されているのですが、三鷹市の教育支援プランは、すべての子どもに対して、1人1人のニーズに応じた支援を行うということで、支援が必要な児童・生徒に対してだけではなくて、全体の生徒をきめ細かく見ていこうという趣旨もあったのではないかなと。とりあえず今回は支援が必要な生徒については十分に進んでいるので、これをどのように発展させてくださるのか。ほかの生徒についても、1人1人をしっかり見ることは、どういう方向で考えていらっしゃるのか。そこが2点目です。
 それから、小・中一貫教育については、評価してくださった先生方からも、とても頑張っているのだというご講評をいただいて、よかったなとは思いました。帝京科学大学の有村先生が、子どもの学びの「確かさ」を発展させるためには、ここにまる1まる2まる3と挙げてありまして、まる1とまる3がうまく絡んで進めていけば、子どもの学びの確かさにつながっていくというような提案がなされていますが、ここのあたりのご提案について、どのように考えていらっしゃるのか。その3点です。
 よろしくお願いします。

伊藤総務課長

 まず1点目、本日後ほど教育長報告の中でお話をさせていただこうかと思ったんですけれども、今年度分の点検・評価の対象事業の一覧の案がお手元にあると思いますが、今年度の対象事業で、次年度の評価対象としていない事業は、目次でいいますと、5番の地上デジタル放送の利活用で、整備が終わって活用になったということ。それから7の教育ネットワークの利活用の推進、9の新型インフルエンザ対策の推進、それと19の学童保育所は補助執行がなくなり市長部局に移管されました。それから20の大沢総合グラウンドの整備も終わりましたので、これらが次年度の点検評価の対象から外れる事業です。さらに新規としては何点か挙げておりまして、一覧の中ではまず1ページ目の5番、川上郷自然の村の大規模改修は、大小浴場の工事を行うもので3か月休館とするものですから、この進行管理が新規事業です。1ページ飛びまして3ページですけれども、10番の教育・子育て研究所の設置と三鷹市教育ビジョンの見直しです。次の4ページになりまして、15番、みたか生涯学習プランの改定に向けた取り組みは、平成22年度をもって計画期間が終了となりますので、改定に向けて市民意向調査等を実施するという内容、それから下の16番、親子音楽会の開催は、既に終わりましたけれども、市制施行60周年記念事業であることから対象事業としております。最後のページですけれども、17番の生涯学習人財情報の一層の拡充、19番のみたか子ども読書プランの改定、以上が現時点で新規に対象事業の候補としているものでございます。
 21年度分の対象事業が23件、件数的には22年度は21件で、2件減のように見えますけれども、統合した事業がありますので、実質的には同じぐらいの事業数とご理解いただければと思います。

藤川教育部長

 1人1人の生徒の問題ですけれども、よく教育長がおっしゃいますが、教育支援学級はもちろんある程度ハンディを持っている方がいらっしゃいますから、当然1人1人を重く見ていかなければいけない。普通の教室の中にいると気がつかないようなことまで、ちゃんと気がつくような配置もしなければいけないということでやっております。教室全体であっても、やはり先生は一般的な生徒に向かってしゃべるのではなくて、一般的な指導をしながらも個別の生徒の長所、欠点、持ち味などを見ながら、個々の子どもを教育していかなければいけないという原則に立っておりますので、その辺をどれだけ教師力養成講座などで指導者としての心得みたいなものを教えられるか、あるいは日々の中で指導できるかというのはやはり大きな問題ではないかなと思っています。

寺木委員

 最初に小・中一貫を立ち上げるときに、大きな目標に、1人1人の生徒を大切にというのがあって、そのとき私は、小・中一貫でそういうことができれば、連携して、今、幼・保・小から始まっていますから、ずっと1人1人を丁寧に見ていくのは、生徒にとってはとても大切なことだと思っていまして、ぜひそこのあたりをよろしくお願いいたします。

藤川教育部長

 現在でも、中学校へ入ってしまうと今までは全然わからない生徒として一般的に教えられるだけのところに、小学校の先生が行って声をかけたりという、多少ですけれども、そういう取り組みを進めています。
 あと、学識の先生方の評価につきましては、私どももまだ読み込みが十分ではないので、中身をよく読んで、これについてどういう回答を持ったらいいのか、これから私どもがじっくり読ませていただきます。

寺木委員

 よろしくお願いいたします。ありがとうございます。

貝ノ瀬教育長

 ちょっとつけ加えますと、有村さんのご意見は、教育ビジョンにしっかり基づいてやっていますねということが1つ。それから、学びの確かさというのは、教え込むとか、勉強をさせるというスタンスではなくて、できるだけその子の学びの力を引き出すような、理想的かもしれないけれども、そういうことに重点をかけていきましょうということについても、よくわかります。3つ目は、コミュニティの確かさというのは、地域社会が、小・中一貫の学園をみんなで協力して守り立てて、いい子どもを育てましょうと、地域ぐるみでやっていますねと。こういうことを確かに示されているのではないかということです。
 この方は、第一小学校で校長先生もしたこともありますし、三鷹市の市民でもありますので、よく見ていますので、そういう点できっとお話しされているのではないかと思います。小・中一貫については、こちらの点検・評価でもわずか2ページぐらいで表現されていますけれども、ご存じのように、にしみたか学園が最初にスタートして、丸3年間、検証委員会をつくって、報告書を出して、皆さんにお知らせしたという経過もあるし、それぞれの学園で毎年のように自己評価もし、コミュニティ・スクール委員会でも評価し、保護者からも評価をもらったりして、まとめて出しています。所管のほうはそれを踏まえながら、この2ページにわかりやすく表現しているだけでありまして、ですからもし、ここについてもっと知りたい、こんな2ページではだめだということであれば、それぞれの事業の所管課には資料がありますので、それはやぶさかではありませんので、おっしゃっていただければ、どのようにでもいたします。

寺木委員

 はい。

秋山委員長

 最後に小さいところで私から1つだけお伺いします。43ページの幼・保・小学校の連携教育で、島田先生が課題を挙げてくださっています。この課題をもとに、19ページの今後の取り組み・課題を見ますと、同じような視点で書いてくださってはいますが、1つ、学校給食体験の実施が学校の今後の取り組み・課題に入っています。現場で、何か幼・保・小連携といったら、給食にこだわっていないかということを耳にしますので、ここのところを、細かい課題よりももう少し大きな視点での取り組みにかえていただくように、もう一度ご検討いただけないでしょうか。

内野学務課長

 今、幼・保・小の19ページの今後の取り組み・課題のことで、確かにあまりにも具体的に、何か給食だけが幼・保・小の連携というイメージを受けますので、少し考えてみたいと思います。

貝ノ瀬教育長

 一例だったんですよね。

内野学務課長

 ええ。一番準備を要するところで、いろいろ各校でも悩んでいるところが多いので書いてしまいましたが、これはもうほんの一部の事業ですので、そんなことを少し配慮できればしたいと思います。

秋山委員長

 すいません、細かい点で。よろしくお願いします。
 では、ほかにご質問、ご意見がなければ、採決いたします。
 議案第34号 平成22年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成21年度分)の案については、若干手直しのうえ、基本的に原案のとおり可決することにご異議はありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。本件は以上のような次第で可決されました。

「平成22年第8回教育委員会定例会(4)」へ続く

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る