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平成22年第8回教育委員会定例会(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2011年3月2日 最終更新日:2011年3月2日

平成22年第8回教育委員会定例会(4)

日程第4 教育長報告

秋山委員長

 引き続き、日程第4 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 お手元の資料、杉並区立荻窪小学校のパンフレットをごらんいただきたいと思います。お願いいたします。私は指導課長等と訪問させていただいて、お話を伺ってまいりました。実はこの学校、お忘れかどうか、本市の小・中一貫担当の川崎元課長が校長として赴任した学校でありまして、ごらんのように新しい学校で、校庭は芝生になっておりまして、杉並区としては大変に力を入れて、エコスクールとしておつくりになった学校です。相当に力が入っておりまして、つまりお金がかかっているということであります。ごらんいただいただけでわかりますけれども、とにかく環境に相当配慮して、太陽光発電ですとか芝生はもちろんですけれども、壁面緑化から屋上緑化、ビオトープですとか、木材をできるだけ使うとか、あらゆること、考えられることをすべてやっております。特に2枚目のエコスクール、私はびっくりしましたけれども、夜、低温になった空気を教室の中に取り入れて、少し冷やしておく。エアコンももちろんついているわけですけれども、それが取り入れられるようになっていたり、地下に空洞があって、風を通すようになっていて、少し涼しくなった風を学校中に回すという仕組みになっておりました。
 ただ、ちょっと残念だったというか、仕方がないのかもしれませんが、芝生ですが、これは一番最盛期のときの芝生でしょうけれども、今やすり切れておりまして、青いところがほとんどなくなっているような状況で、子どもたちが使うと、どうしても後のメンテナンスが大変になってくるようです。本市も芝生化があちこち増えてきていますが、メンテナンスをどうしていくかは課題だなというところでありました。
 いろいろ考えさせられる学校訪問でした。
 以上です。

伊藤総務課長

 引き続き、一般報告に移らせていただきます。12ページをお願いいたします。初めに総務課です。
 行事実績報告につきましては記載のとおりでございます。右側の13ページ、今後の予定ですけれども、7月29日と、一番下にございます8月26日、東京都市町村教育委員会連合会の研修推進委員会が開催されまして、委員であります寺木委員が出席予定でございます。8月17日の市議会文教委員会につきましては、先ほどご承認いただきました点検・評価、そして教育・子育て研究所につきまして、行政報告を予定しております。また8月22日には「三鷹の教育」を発行いたしまして、今号では、この後ご説明をさせていただきます教育改革フォーラム2010について、そのほか市民体育祭、文化祭等の記事を予定しております。なおコラムにつきましては鈴木委員のコラムを掲載いたします。よろしくお願いいたします。
 総務課からは以上です。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 センター、施設関係です。14ページ、15ページです。それぞれ記載のとおりなんですが、夏休みに入りまして、一中は植え込みほかで見えないんですが、耐震補強工事、校庭の芝生化、給食室の設備の改修といった、夏休みを中心とした工事が現在集中的に始まっているところです。また今日、ちょうどこの時間、2階で科学発明教室を実施しております。今日は表面張力なので、水を使ってバチャバチャの状態で大変なことになっています。こんな形で、各種研修やら科学発明教室やら、教育センター側も夏休みの行事がこの時期集中しております。
 以上です。

秋山委員長

 学務課、お願いします。

内野学務課長

 学務課についてご報告いたします。16ページ、17ページでございます。16ページは、前回のご説明と変わっておりません。教職員の健康診断などが夏休みに入りまして実施したり、教員の研修会などが行われているところです。17ページの行事予定でございます。これも例年どおりのものでございますが、8月23日に学校保健会の総会がございます。ここで講演会となっておりますけれども、今回はアレルギー疾患について、講演を行いたいと思っております。今年の1月、国のアレルギーのガイドラインに基づきまして、三鷹市でも具体的なアレルギー対応のマニュアルをつくりました。それで、今年の4月から実際に取り組んでおりますので、より徹底という意味で、こちらでも講演会を予定してございます。
 学務課は以上ですけれども、前回委員長からお話しがありましたが、今皆様のお手元に幼・保・小の連携の関係で、東京都がこの3月に発行しました、就学前教育プログラムですが、教育委員会の学務課に1冊しか来ていませんので、皆さんには白黒でコピーしたものをお渡ししてあります。それから色が派手目ですけれども、これは三鷹のリーフレットといいますか、昨年、20年度の幼・保・小の連携事業について紹介したもので、これと見比べていただければとは思います。前回の21年度の幼・保・小連携の事業についても報告させていただきましたので、それについての資料とあわせて見ていただければと思います。東京都の就学前のプログラムと三鷹市と、どんな相違があるのかを中心に説明させていただきます。
 東京都の就学前の教育プログラムで、7ページをあけていただきますと、東京都の就学前教育プログラムの基本的な考えとなっております。真ん中のところに、視点1から3までございますけれども、東京都のこちらのプログラムの開発の視点として、1点目が幼児と児童の交流です。小学校の児童と、幼稚園児、保育園児との交流ということ。2点目が保育士、教員の連携です。視点の3が保護者への理解、啓発となっております。これは三鷹市と全く同じでございます。それから10ページからですけれども、全体計画として、今言いました幼児と児童の交流、保護者への理解・啓発、保育士・教員の連携について、モデルプランとして10ページから15ページまで示しております。それから16ページからは実施計画として、具体的な事業があります。幼児と児童の交流では、16ページから35ページまで出ております。
 内容ですけれども、三鷹市ではほぼ全部やっておりまして、1年生と幼稚園児の交流、それから2年生なども発表会などに幼稚園児を招待しております。3年生になりますと、総合の学習の時間などで、アントレプレナーシップ教育でおもちゃづくりなど、21年度はやっておりまして、幼稚園に学校の児童が訪問したり、また逆に呼んでやっているような事業もあります。さらに5年生が学校案内のときに一緒についていく。5年生が次の幼稚園、保育園の年長さんが入ってくるときの最上級生になりますので、そのようなこともあって、こちらのプログラムは各学校でかなり網羅してやってございます。
 36ページからは、保護者への理解・啓発ですけれども、東京都はプログラムをつくっておりますが、つくるに当たりまして、21年度から実証研究事業をやっており、これも三鷹がつくったパンフレットと同じようなものをつくっています。これも1部しかございませんのでお手元に行っていないのですが、実際に東京都が就学前プログラムをつくるに当たって、実証研究を幾つかの区でやっているんですが、保護者への啓発はやっておりません。東京都がプログラムとしてつくった中には、多分、三鷹市などのも参考にしながら、親についてのものはつくったのではないかなと思っています。
 こちらの親への関係では、学校への参観が主なんですが、三鷹の場合も、幼稚園、保育園の保護者の方に、年間の行事などをすべて送りまして、学校公開日などにはご招待するようにしています。今までですと、幼稚園、保育園の保護者の方は、学校公開日は行っていいのだろうかという感覚もあったようですので、参加することにあまり違和感がなくなったような感じはあります。
 東京都のプログラムにもありませんけれども、就学に向けた相談会を保護者向けに幼稚園、保育園で行ったり、また平日ですと出にくい場合には、土曜日にやっておりまして、教育委員会で元校長先生の方などに出ていただいて、しかも事前に保護者からどんな心配事がありますかというアンケートをとった上で、当日、説明会などを行って、大変好評な事業になっております。やはり一度、お子さんがもう小学校にいらっしゃる親御さんはさほど心配ではないんでしょうけれども、初めて小学校にお子さんを上げる保護者の方にとっては、こんなことが必要なんだと改めて知るということで、かなり好評な事業になっております。
 48ページからは、保育士と教員の連携でございますけれども、先ほどの事業の点検・評価にもありましたが、今年度からはすべての小学校で地区連絡会が設置できました。大体どこの地区連絡会でも、小学校の校長先生と1年生の担任、それから主幹教諭の方、保育園ですと園長先生と年長の担任の方、幼稚園でも園長先生と年長の5歳児の担当の方、それから学童保育員も一緒に参加してもらって、いろいろな年間の行事のことを話し合ったり、お互いに情報交換など、かなり細かくやって、今まで話がずれていたことが、結構、つながるようになったところがあります。小学校の先生はどうしても授業を持っていますので、なかなか幼稚園、保育園に見学に行くことができないんですけれども、連絡会をやるときは夏休みなどに設定し、幼稚園、保育園で開催するようにして、その施設の様子だけでも実際に見て感じてもらうような方法も、三鷹の場合はとってございます。
 あと各地区で工夫していまして、ある地区ではPTAの方などが、あいさつ運動をするときに幼稚園、保育園の児童、生徒も今年は呼ぶことなども計画しております。また三鷹の場合には、今年から認証保育園も呼んで、特に今年は5歳児の方がいる認証保育園がございますので、そちらのほうにも学校行事の案内とか、一緒に参加していただくような呼びかけをやってございます。
 大体そんなところなんですけれども、ちょっと宣伝みたいになりますが、三鷹で行っていて、都のプログラムにないもの、連携推進委員会を三鷹は年に1回、必ず全体会を、今年の5月ごろでしたか、都の委員会にも21年度の事業について推進委員会でこのような検証をしましたと報告させていただきましたが、そのようなことをやっております。それから先ほど言った学童保育との連携、認証保育園との連携、東京都では実際にはこのプログラムを作成したときには保護者への取り組みはなかったようですけれども、三鷹は19年度からやってございます。それらをもとに、今年度は保育から授業への移行が円滑に接続するための、生活の連携のプログラムを、今、指導課と一緒につくっているところが、三鷹の特徴になっています。
 簡単ですけれども、以上です。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 では指導課、お願いいたします。

松野指導課長

 指導課は18ページ、19ページになります。18ページの実績等の報告でございますが、記載のとおりでございます。先週20日の火曜日に、小・中学校の終業式がございまして、1学期が無事終了し、今、夏季休業期間に入っているところでございます。右側19ページ、これからの予定でございますが、ごらんいただくとわかりますように、夏季休業期間中は主に研修が中心という予定になっております。
 その中で説明が1点必要なのは、8日の日曜日から9日の月曜日にかけて行われます、三鷹・長崎平和交流事業がございます。こちらは実は教育委員会の事業ではございません。市の企画部企画経営課が市制60周年記念事業として、北村西望の平和の像のつながりで、三鷹と長崎の子どもたちが交流をするという事業でございます。各校1名、中学生7名を連れて、1泊2日で原爆投下の日に長崎市を訪れて、長崎の青少年ピースフォーラムに参加して、意見交流をする。清原市長はじめ数名で引率をしていくわけですけれども、指導課からは松永統括が合流することになっております。21日の土曜日の同じ三鷹・長崎平和交流事業は、反対に長崎の子どもが三鷹に来て、教育センターで意見交流会を行う。2泊3日程度で行うようですけれども、ジブリ美術館に行ったり、その他の東京の施設に行ったりするため、私どもがお相手するのはこの21日土曜日だけになっております。こんな予定でございます。
 三鷹教育改革フォーラム2010年のチラシにつきまして、担当課長から説明をさせていただきます。

秋山委員長

 ありがとうございます。

海老澤指導課教育施策担当課長

 お手元に配付させていただきましたチラシ、三鷹教育改革フォーラム2010について、ご説明をさせていただきます。右上に1次案内と書いてありますけれども、この1次案内のチラシにつきましては、内容等を早目に皆さんにお知らせすることによって、日程等のご確認をいただくことを目的にしてご案内をするものでございます。既にご案内のとおり、市制60周年記念事業として三鷹教育改革フォーラムを、7学園22小・中学校や、三鷹市公会堂を会場に、本年11月5日金曜日、6日土曜日、7日日曜日の3日間にわたって開催して、市民の皆さんをはじめ多くの方々に、三鷹の教育改革の取り組みについて、情報を発信していくものでございます。
 11月5日の日程でございます。7学園、三鷹市立小・中学校全22校の学校公開ということで、裏面をごらんいただきたいと思うんですけれども、午前中、小学校全15校、午後、中学校全7校、それぞれ全学級の授業公開になっております。その後、7学園の中学校体育館を会場に、各コミュニティ・スクール委員会の方々のご協力をいただきながら、右にテーマが書いてありますけれども、そちらのテーマに沿った特色のある教育活動の公開等を実施いたします。
 前のページに戻っていただきたいと思います。11月6日土曜日でございます。こちらにつきましては、三鷹市公会堂ホール等で実施するものでございます。13時開演でございます。委員長にごあいさつをしていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。まず記念講演、それからパネルディスカッションでございます。記念講演につきましては、読売新聞東京本社特別編集委員の橋本五郎先生にお願いをしてございます。パネルディスカッションでございますが、小松郁夫先生にコーディネーターをお願いし、三鷹市教育長をはじめ5人の方々にパネリストとして出演をしていただいて、「教育再生にかける我がまちの挑戦」をテーマにお話をしていただく形になっております。そのほか、ポスターセッション、イベントといたしまして井口囃子、それから三鷹の森学園の児童生徒合唱を予定しております。
 7日につきましては、日本学習社会学会第7回大会でございますが、これにつきましては、三鷹市と三鷹市教育委員会が共催という形になっております。日本学習社会学会につきましては、生涯学習に関する実践的理論的研究等、情報交換等を通して、日本における学習社会の発展に寄与することを目的にして、2004年4月に設立された教育関連の学術団体でございます。会長は国立教育政策研究所名誉所員の川野辺敏先生でございます。会員数はおよそ300人で構成されております。日本学習社会学会の具体的な研究活動は、生涯学習社会の構築にかかわる政策研究ほか、地域住民の学校運営の参画など、三鷹市の教育政策と合致するものであり、共催として三鷹教育改革フォーラム2010を実践することにより、その学問の専門性を生かした開催内容の充実を図ることができるということで、日本学習社会学会において共催、あるいは7日の日本学習社会学会第7回大会については、三鷹市及び三鷹市教育委員会が共催するものでございます。
 説明につきましては、以上でございます。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 それでは、生涯学習課、お願いします。

「平成22年第8回教育委員会定例会(5)」へ続く

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