三鷹市の平和事業
世界連邦都市宣言
「世界連邦」とは、国家間の紛争や環境問題など一国では解決できない地球規模の課題を扱う民主的な政府です。ただし、世界を一つの国にするのではなく、各国が互いに独立を保ちながら、国家を超えた権威と権限を有する国際機構による"一つの世界"として、国境を越えた地球レベルの諸問題の対応、解決をしようというものです。
三鷹市では、昭和35年 (1960年) に三鷹市議会の議決をもって世界連邦都市であることを宣言しています。
世界連邦都市宣言
昭和35年 (1960年) 3月28日市議会議決
宣言
三鷹市は、世界の恒久平和と人類の繁栄を保障する世界連邦の建設に同意し、英知と友愛に基く世界新秩序の実現を希求する。
人類最初の原爆被災国として、また戦争放棄を憲法に宣明した国として、日本こそはこの主張を全世界に向って提唱し得る最適の立場にあることを確信し、この宣言を行い、本市も平和都市として他の宣言諸都市と相携えて世論を喚起し、これを国政に反映せしめ、速かに国家宣言を行うと共に、進んで現行の国連憲章の改正により世界連邦の実現を期するものである。