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平成23年第10回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2011年11月29日 最終更新日:2011年11月29日

平成23年第10回教育委員会定例会

日程第3 教育長報告

河野委員

 教育ビジョン2022の4ページのところなのですが、この間、目指す子ども像について、それは教育のほんとうに基本となるもとだと思いますけれども、やっぱり今のグローバル化とか、時代のすごく変化が激しいことを踏まえて、もう少し、そういう視点、タフであるとか、グローバル化に対応できるという、そういう視点も大事なのではないかということを申し上げて、それが今回、どういうふうにこれに生きているのかということを、伺いたいのですけれども。

藤川教育部長

 それは引き続き議論をしている最中という状況です。

河野委員

 わかりました。

貝ノ瀬教育長

 でも、もっともなご意見だから。例えば、これからの社会を生きる子どもたちは、これからの変化の激しい社会をとかという、そうすれば生きてくるではないか。例えばそういうことをして、これをベースにしながらもそういうことは可能だから、時期を見て、そしてやってもらえるといい。あと、教育基本法についての、フレーズを実際、教育基本法の趣旨を生かしたというだけではだめです。きちんと明記してください。

河野委員

 もう一つよろしいでしょうか。図書館に伺いたいのですけれども、読み聞かせステップアップ講座に、先ほどかなり反響があったということで、とてもいいことだと思っているのですけれども、これは各学校から要望があったときだけ派遣するというのではなくて、もう少し積極的にアピールされて、ぜひ、例えば小学校だけでなくても、幼稚園とか保育園とかそういうところから、絵本などの読み聞かせは非常に大事なことだと思いますので、せっかく受講された方の、そういうボランティアの方がそれほどいらっしゃるのであれば、何か活用できないのかと思って、先ほどご報告を伺ったのですけれども、そういう計画とかはおありなのでしょうか。

大島三鷹図書館長

 図書館ですけれども、今の委員のご指摘なのですけれども、子ども読書プランで、やはり同じような指摘を受けているのです。養成したボランティアは各所でいろいろいる。これを束ねることができないかということで、それを束ねるのが図書館の役割でしょうという話が出ていますので、今後、その部分をどういうふうに広報したり、あるいはマッチングしていくかということが大きな課題になっています。それに取り組んでいくことを、読書プランでもうたっていますので、早急にやっていきたいと思っているところです。

河野委員

 わかりました。ありがとうございます。よろしくお願いします。

秋山委員長

 ほかにありませんか。

岡委員

 施設のことで2点、質問させていただきます。まず17ページで、耐震再診断(体育館)、三小ほか3校となっていますが、この再診断は再とついているということは、一度診断されてオーケーが出て、もう一度診断ということは、3月11日の震災に関係して、何か問題があったからということですか。
 もう一点は、エアコンの設置が進められていると思いますが、今、小学校は2グループに分けて、計画実施中ということでしたが、2グループとも、来年の夏の、稼働の見通しはついているのでしょうか。お願いいたします。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 それでは順番にいきます。体育館の再診断なのですが、三鷹市は、耐震補強は阪神の地震の後からかなり一生懸命取り組んできたのです。再診断の対象となっている学校は、阪神の直後、平成10年ぐらいに診断をして、その時点でオーケーになった学校です。ただ、それ以降、特に体育館に関しては耐震性の基準が見直しされました。また平成10年ですから、今、もう23年ですので、10年以上が経過していますから、当然、建物として10年以上経過しているということで、校舎等の耐震補強は、来年度で基本的に終わりが見えてきましたので、一番早い時期に診断をして、補強をしなくても大丈夫といったものについて、また、当時、診断してから10年以上たっていますので、その分の劣化も進んでいるだろうということで、もう一度、今の基準で見たときに大丈夫かどうかというのを、調査をかけているということになります。その結果、当然、補強が必要であったりということになれば、必要な補強を行っていくことになります。
 エアコン関係です。エアコンに関しては、全体を、3つのグループに分けて工事をしているのです。中学校が1つ。今年度の後半に小学校が半分。来年度の前半、24年度の予算として、小学校半分。以上の3つです。今年度の下期にやる工事分を、入札上の課題ということでしょうか、全部で6校分あるのですが、全部まとめて出すと、一遍に業者側が入札に応じ切れなかろうということで、ちょっとだけ時期を、一月ほどずらして発注をかけたのです。今年度の6校分の、最初の固まりは契約手続は終わったのですけれども、もう一つの固まりは、今、仕掛り中になっているということです。ですから、今、ここの表に載っているものに関しては、いずれも3月末までの工期でやりますので、年度内に完了する。ただし、来年度、施工計画を立てているものに関しては、現段階では夏までに終わらせられる予定ですが、今日の段階でまだ予算上の裏づけが明確ではありませんので、計画としては、来年の夏までに終わらせる計画になっているということになります。

秋山委員長

 よろしいでしょうか。では、私から2点質問させてください。教育長に議会の報告をしていただきましたが、通学区域の見直しを含めた対応を進めるとは具体的にどういうことを言われているのかということと、公明党からの質問のまとめの中で、小・中一貫教育の光と影といわれている、その影の部分というのは大体どんなことを想定していわれているのかを教えてください。

貝ノ瀬教育長

 まず、1つ目の通学区域の見直しは、結局、簡単に言うと、子どもが増えて、教室が足りなくなるおそれがある学校が想定されてきているのです。ですから、そういうところは通学区域を変更するということで対応が可能なのかどうか。いや、可能でなければ、場合によってはプレハブを建てることも考えなければいけませんけれども、そのほかに私たちが今までやってきているのは、いわゆる余裕教室を普通の教室に転用していくという中で、ただ転用もやっぱり限界があるのです。音楽室とか家庭科室とかというわけにはいきませんから。ですから限界があります。しかし、どこまで限界があるか、またどこまで増えていくのか、先に行ったらまた減ってくるのかということも想定しながら、学区域の変更も対応で可能かどうかということを、私ども事務局では、今、検討しているのですけれども、議員さんも心配して、そういうご質問になったと思います。ですから、今、結論から言うと検討中で、こうしますということは、まだ出していない段階です。
 それから、小・中一貫教育の光と影というのは、つまり小・中一貫教育の成果と課題ということにもなりますけれども、成果については、それこそ小・中一貫ですから、中1ギャップが解消されてきているとか、確かな学力が身についてきているとかいうことは、先ほどの数値目標ではありませんけれども、数値的にも出ていますので、そういう点は成果として考えていいと思いますが、それ以外はやはり教師の多忙感です。先生方がやはりどうしても、中学の先生が小学校へ行ったり、小学校の先生が中学へ行ったりということで、場合によっては、後ろ髪を引かれる思いで行くという先生もいるというお話も聞くので、そういう点での後補充だとか、移動する距離、動くことによる労力とか、そういった点で、やはり先生方が多忙になっているので、その辺の手当てを考えてあげる必要があるのではないかとか、それらを含めて課題を明確にして、課題があったら一つ一つそれを解消していくように努力してくださいと。こういう小・中一貫教育を進める立場からの、ご質問であり、注文だということです。

秋山委員長

 ありがとうございます。
 ほかにはありませんでしょうか。
 それでは、日程第3 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成23年第10回教育委員会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。

午後3時13分閉会

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