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令和7年度帯状疱疹ワクチン定期予防接種
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年4月1日 最終更新日:2025年4月25日
帯状疱疹ワクチンが定期接種に位置づけられました
国の方針に基づき、帯状疱疹ワクチンは令和7年度から定期接種として実施いたします。定期接種とは、予防接種法に定められた接種のことです。対象となるかたには4月中旬頃にお知らせを送付いたします。
帯状疱疹とは
帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右のどちらかに帯状に広がる皮膚の疾患です。発症は50歳以上に多く、80歳までに約3人に1人が発症すると言われています。
原因は、子どもの頃にかかった水痘(水ぼうそう)ウイルスです。このウイルスは一度かかると生涯にわたって潜伏感染しますが、加齢やストレスなどの免疫力低下によって、そのウイルスが再活性化して発症します。
症状は痛みを伴うことが多く、3~4週間ほど続きます。また皮膚の症状が治った後も、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる長期にわたる痛みが続くことがあります。この症状には根本的な治療法がなく、何カ月、ときには何年も強い痛みが残ってしまうことがあります。50歳以上では、帯状疱疹を発症した約2割が、この帯状疱疹後神経痛に移行してしまうと言われています。
令和7年度定期接種について
実施期間
令和7年4月1日(火曜日)~令和8年3月31日(火曜日)
接種の目的・位置づけ
高齢者等個人の発病や重症化の防止が主な目的とされ、予防接種法上のB類疾病に位置づけられます。接種を受ける法律上の義務はありません。(強制ではありません)
対象者
- 令和7年度(令和7年4月~令和8年3月)に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になるかた(5年間の経過措置)
- 接種当日100歳以上のかた(令和7年度に限り対象)
- 接種当日60歳~64歳のかたで、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有するかた
- 注意事項
- 令和7年度から令和11年度の5年間をかけて年度ごとに対象となる生年月日が変わります。対象者の生年月日は、ページ下部に添付するお知らせよりご確認ください。
ワクチンの種類など
使用するワクチンは2種類でいずれか一方のワクチンで接種が受けられます。接種費用、接種回数などがそれぞれ異なりますので、事前に内容をよく確認をしてから接種を受けてください。
- 生ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)
- 自己負担額 4,500円(1回)※生活保護受給世帯等は無料
- 組換えワクチン(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン「シングリックス」)
- 自己負担額 11,000円/1回(2回まで)※生活保護受給世帯等は無料
ワクチンの種類 | 接種回数(接種方法) | 接種スケジュール | 接種できない方 | 接種に注意が必要な方 |
---|---|---|---|---|
生ワクチン | 1回(皮下に接種) | ― | 病気や治療によって、免疫が低下しているかたは接種出来ません。 | 輸血やガンマグロブリンの注射を受けたかたは治療後3カ月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けたかたは治療後6カ月以上置いて接種してください。 |
組換えワクチン | 2回(筋肉内に接種) | 通常、2カ月以上の間隔を置いて2回接種 ※病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性があるかた等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1カ月まで短縮できます。 |
免疫の状態に関わらず接種可能です。 | 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されているかたは注意が必要です。 |
ワクチンの種類 | 接種後1年時点 | 接種後5年時点 | 接種後10年時点 |
---|---|---|---|
生ワクチン | 6割程度の予防効果 | 4割程度の予防効果 | - |
組換えワクチン | 9割以上の予防効果 | 9割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 |
参照元:厚生労働省ホームページ(帯状疱疹ワクチン)(外部リンク)より加工
その他の詳しい情報は、ページ下部に添付する「ワクチンの説明書」をご確認ください。
実施場所
- 市内協力医療機関
- ページ下部に添付する医療機関一覧をご確認ください。
- 武蔵野市協力医療機関(令和7年6月2日から開始)
- 三鷹市の予診票の交付が必要です。事前に三鷹市健康推進課予防接種係までお問い合わせください。対象の医療機関は、武蔵野市のホームページをご覧いただくか、医療機関へ直接お問い合わせのうえご確認をお願いします。
入院や入所等のやむを得ない理由で、上記の医療機関以外で接種を希望する場合は、事前の申請が必要です。手続き方法は「三鷹市外で予防接種を希望する場合」のページをご覧ください。
接種の受けかた
- 持ち物
-
- マイナンバーカード等(住所・氏名・生年月日が確認できる公的なもの)
- 1回目接種時の予診票控え(シングリックス2回目接種を受ける場合)
- 保護受給等証明書(生活保護受給者等の場合)
- 障がい者手帳または診断書など(60歳~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障がいを有するかたの場合)
- 接種の流れ(三鷹市内協力医療機関で接種を受ける場合)
-
- ページ下部に添付する「お知らせ」と「帯状疱疹と予防接種の説明」を読み、内容を確認する。
- 協力医療機関へ直接申し込む。
- 医療機関で予診票を受け取り、必要事項を記入して予診を受ける。
- 予診の結果、接種可能となったら、接種を受ける。
- 医療機関に自己負担金(4,500円または11,000円)を支払う。
副反応など
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
主な副反応の発現割合 | 生ワクチン | 組換えワクチン |
---|---|---|
70%以上 | ― | 疼痛 |
30%以上 | 発赤 | 発赤、筋肉痛、疲労 |
10%以上 | そう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 | 頭痛、腫脹、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 | 発疹、倦怠感 | そう痒感、倦怠感、その他の疼痛 |
参照元:厚生労働省ホームページ(帯状疱疹ワクチン)(外部リンク)より加工
健康被害救済制度について
一般的に、予防接種後は、接種部の痛みや発熱、倦怠感などの副反応が起こることがあります。
一方で、極めて稀ではあるものの、接種を受けたことにより健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が生じることがあるため、国による救済制度が設けられています。
救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、医療費や障害年金等の給付を受けることができます。
帯状疱疹ワクチンの定期接種で健康被害が生じた場合は、B類疾病の給付(入院を要すると認められる場合)が適用されます。
詳しくは、「予防接種健康被害救済制度について」をご確認ください。
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