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平成26年第7回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年11月26日 最終更新日:2014年11月27日

会議録全4ページ中の1ページ目です。

開催年月日

平成26年7月7日(月曜日)

出席者(5名)

委員長 貝ノ瀬滋
委員 角田徹
委員 岡由美
委員 池田清貴
教育長 高部明夫

欠席者(0名)

出席説明員

  • 教育部長・調整担当部長 山口忠嗣
  • 生涯学習担当部長 高階豊彦
  • 総務課長 秋山慎一
  • 学務課長 高松真也
  • 学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
  • 指導課長 川崎知已
  • 指導課教育施策担当課長 所夏目
  • 生涯学習課長 古谷一祐
  • スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 中森邦夫
  • 総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長 向井研一
  • 社会教育会館長 新名清人
  • 三鷹図書館長 宇山陽子
  • 指導課統括指導主事 宮城洋之
  • 事務局職員 副参事 直川佳裕、主事 大塚俊介

議事日程

平成26年7月7日(月曜日)午後4時開議

  • 日程第1 議案第23号 平成26年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成25年度分)について
  • 日程第2 教育長報告

午後 4時05分 開会

貝ノ瀬委員長

 ただいまから、平成26年第7回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、池田委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第23号 平成26年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成25年度分)について

貝ノ瀬委員長

 日程第1 議案第23号を議題といたします。

(書記朗読)

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

山口教育部長

 それでは、私から説明をさせていただきます。
 別とじになってございます報告書をごらんいただきたいと思います。
 表紙をおめくりいただきますと、目次がございます。
 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条の規定に基づきまして、教育委員会みずからが、その事務執行について点検・評価を行うものでございます。
 報告書を作成する際に、学識経験者からの意見をいただきまして、市議会に提出するとともに、広報等に公表して、市民の皆様に対する説明責任を果たすというものでございます。
 学識経験者からのご意見につきましては、49ページ以降につづってございますので、後ほどごらんいただければと思います。
 おめくりいただきまして、報告書の3ページから6ページまででございます。
 こちらにつきましては、三鷹市教育委員会の活動の概要でございます。この1年間の活動の概要を掲げたものでございますので、後ほどお目通しをいただきたいと思います。
 8ページから15ページまでですが、こちらが点検・評価の一覧表でございます。個票をまとめた一覧表にしているものでございます。17ページ以降のまとめということでございます。
 16ページをお開きいただきたいと思います。こちらは、この後の個別評価表の凡例、見方ということでございます。
 こちらの例では、三鷹中央学園第三小学校の建替えというものを例にしておりますけれども、上から、「事業の背景・目的」、2番目が、「平成25年度の目標」ということでございます。この目標の中に、平成25年度達成に向けた、できるだけ具体的・定量的な指標を掲げているというところでございます。
 事業の背景と目的につきましては、平成25年度の基本方針と事業計画の中でご説明をいたしました、「点検・評価」対象事業の内容をまとめたものでございます。
 その下、枠の外になりますけれども、「平成25年度の取組状況」、目標、指標達成に向けた25年度中の具体的な事業内容ということでございます。
 その下が、「取組状況」に対する進捗度、成果達成度に対する自己評価でございます。進捗度につきましては、A、B、C、3段階評価を行いまして、B、Cとした場合には、その理由を、「取組状況」の中で説明させていただいております。
 その下、成果に対する評価につきましては、24年度は3段階でございましたけれども、25年度、市の事業評価の評価段階が4段階に改められましたので、これと連動いたしまして、AからDまでの4段階評価といたしました。評価がC、Dの場合につきましては、その理由を「取組状況」の中に記載してございます。また、この記載例にはございませんけれども、評価Aの場合にも、その理由の記載を行ったところでございます。
 一番下ですが、「今後の取組・課題」では、26年度以降、継続する事業につきまして、取り組みの方向性、あるいは実施に当たっての課題を説明させていただいているところでございます。
 17ページからが、主要な事務事業の点検及び評価でございます。学校教育関係が13事業ございます。こちらについて、私からご説明をさせていただきます。
 それでは、それぞれの事業の平成25年度の目標を踏まえました取組状況、評価、今後の課題を、順次ご説明してまいりたいと思います。
 まず、1、コミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育の充実と発展でございます。
 17ページから18ページにかけての取組状況でございますけれども、平成25年度は、学園・学校評価の充実を図るとともに、文部科学省の委託事業を活用いたしまして、コミュニティ・スクール委員会会長、あるいは学校長代表、学識経験者をメンバーといたします、三鷹コミュニティ・スクール推進会議を年4回開催いたしまして、永続的なコミュニティ・スクールのあり方について議論を重ねたところでございます。
 文科省に対する報告書の中では、各学園の活動内容や組織について、その特色を明らかにするとともに、今後、永続的な活動に向けての方向性など、全国に展開されつつありますコミュニティ・スクールのガイドラインとなり得る報告書を作成することができました。
 また、コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実の一環といたしまして、CSガイドを作成、配布するなど、広報活動に力を入れたことによりまして、目標を上回る学校支援ボランティアを確保することができました。
 今日、お手元に、文科省に提出いたしました報告書をお配りさせていただいております。こちらもお目通しをいただければと思いますけれども、2ページ目に目次がございます。内容につきましては、1、コミュニティ・スクールの組織、2、永続的な組織に向けてのあり方、ここではそれぞれの各学園の実態把握、課題や方向性をまとめまして、3の活性化に向けた取り組みでは、CS委員会の協議の活性化、あるいはCS委員会の活動支援への取り組みなどについて、具体的な会議における委員からの意見などを記載しているところでございます。
 以上のような取り組みから、17ページの平成25年度の目標、指標との対比におきまして、評価といたしましては、進捗状況、成果に対する評価とも、Aといたしました。
 今後の取り組みでございますけれども、学識経験者からも評価をいただいておりますが、「三鷹『学び』のスタンダード」の推進につきまして、それぞれの学園の中で、児童・生徒の実態に合わせたものとしていただき、活用を図っていくための学園での取り組みを推奨してまいりたいというふうに考えてございます。
 また、学校のマネジメントシステムを有効に機能させまして、学校の自己評価、学校関係者評価の結果公表、改善策の次年度計画への反映など、自律的な学園・学校経営を推進してまいります。
 19ページ、2、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。
 (1)確かな学力の育成につきましては、小・中学校ともに十分な授業時数の確保に努めました。また、学力テスト等の結果分析に基づいて授業改善推進プランを作成いたしまして、ホームページに公開するなど、学力や学習上の課題の共有化と解決に向けた取り組みを行ったところでございます。
 20ページになります。
 (2)豊かな心の育成では、道徳教育、人権教育、それぞれにおいて年間指導計画の見直し、改善を図りまして、教員に対する研修などを通し、授業改善への取り組みを行ったところでございます。
 (3)健やかな体の育成では、体力向上への取り組みとして、引き続き、「一校一取組」あるいは「一学級一実践」を実施したほか、体育の乗り入れ授業の実施、あるいは地域人財の活用などによる授業を行いました。
 なお、体力につきましては、国や都の体力・運動能力調査の結果につきまして、学識経験者から、現状改善に向け、さらなる取り組みの強化についてご意見をいただいているところでございます。
 以上のような取り組みを総合的に評価いたしまして、進捗状況についてはA、成果についてはBといたしました。
 体力・運動能力の向上につきましては課題というふうに捉えてございますので、「一校一取組」あるいは「一学級一実践」を継続する中で、国や都の調査結果からしっかり課題を捉えながら、その改善に努めてまいりたいと考えてございます。
 22ページ、3、いじめ防止対策推進法に基づくいじめ防止等の対策の推進でございます。
 この事業につきましては、昨年度の学識経験者からのご意見も反映いたしまして、当初の点検・評価対象事業には含まれておりませんでしたが、社会的に強い関心が寄せられた内容として盛り込んだ事業でございます。
 25年度の取り組みといたしましては、いじめ防止対策推進法の施行に伴いまして、学校におきますいじめ防止基本方針、暫定版でございますが、こちらの策定を小・中学校全校において、それぞれ行いました。
 あわせて、平成25年11月までに、いじめ防止等の対策のための校内組織を設置いたしました。
 また、年4回のいじめに関する調査を通した校内での情報の共有や問題解決、再発防止に向けた取り組みを推進したところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況はA、成果に対する評価はBといたしました。
 今後は、教育委員会で条例、基本方針案等を策定いたしまして、学校いじめ防止基本方針へ反映させるとともに、必要な組織の整備を進めてまいりたいと考えてございます。
 また、いじめ問題におきましても、学校・学園運営のPDCAサイクルの中で、適切な対応を図ってまいります。
 24ページ、4の教育支援プラン2022の推進と総合教育相談室事業の充実でございます。
 一般教員の教育支援に対する理解を深めるため、夏季を中心といたしまして校内研修会を充実させ、アンケート調査を実施して、その理解度の把握に努めたところでございます。
 相談室体制といたしましては、現有人員の配置の工夫によりまして、スクールソーシャルワーカーを3人体制としたことにより、関係機関との連携を行うことのできた対応件数が対前年比1.5倍となったところでございます。
 あわせて、子ども一人ひとりの状況に合わせた指導に向けた「個別指導計画・個別の教育支援計画作成のガイドライン」を改訂いたしまして、簡易版を全教員に周知したところでございます。
 評価といたしましては、進捗状況がA、成果をBといたしました。
 今後の取り組みにつきましては、引き続き関係機関との連携を強めるとともに、相談支援体制の充実を推進してまいります。
 また、通常学級において教育支援を必要とする子どもに対する対応として、教員同士の連携、あるいは研修による教員の資質向上に努めてまいります。
 26ページ、5、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人財育成でございます。
 25年度の取り組みにつきましては、「三鷹市立学校人財育成方針」を、若手教員研修から主幹教諭研修まで幅広い階層別研修、あるいは、1学期中に8回開講いたしました学校マネジメント講座の中で活用しまして、理解促進と活用指導を行うなど、各階層の教員にその周知を図ったところでございます。
 また、ネットワーク大学との合同企画講座「みたか教師力錬成講座」におきましても、指導力の向上を図るとともに、三鷹市の教員としての自覚を高めるなど、資質向上に向けた講座を実施したところでございます。
 体罰につきましても、事例の収集、独自の資料の作成などを通しまして理解を深める中で、発生防止に向けた取り組みを行いまして、その一定の成果として、平成25年度に体罰事故は発生しませんでした。
 評価としては、進捗はA、成果はBでございます。
 28ページ、6、児童・生徒の安全を見守る体制の充実でございます。
 平成18年度から全小学校に配置しております学校安全推進員、スクールエンジェルスと申しますが、こちらの業務マニュアルを改訂いたしまして、特に不審者への対応手順などをわかりやすいものとしたところでございます。
 あわせて、教育委員会では、講師派遣などにつきまして、学校安全推進業務受託者が実施する研修を支援して、学校の安全推進に取り組みました。
 また、学校敷地内に設置しております防犯カメラの保守点検、必要に応じた修繕を行いまして、安全管理設備の整備に努めました。
 評価は、進捗がA、成果がBとしております。
 今後も引き続き、事業者が実施いたします研修に対し、三鷹警察署と連携しながら支援をしていくとともに、安全管理設備の整備に努めてまいりたいと考えてございます。
 30ページ、7の学校給食の安全・安心の確保でございます。
 学校給食用食材の放射性物質検査につきましては、小・中22校において1回ずつ検査を実施した結果、放射性物質は検出されませんでした。
 また、アレルギー疾患対策につきましては、「学校におけるアレルギー疾患対応マニュアル」を基本とした管理や取組の一層の徹底を図るとともに、各学校における食物アレルギー対応委員会の設置と組織的な対応、役割の明確化等につきまして周知徹底を図るとともに、あわせて、エピペン研修など校内研修を推進いたしました。
 評価といたしましては、進捗状況はA、成果はBといたしました。
 今後も、特にアレルギー対策につきましては、各校において一層の緊張感を持って、日々の給食における調理手順、配膳方法等の管理、教職員に向けた研修を徹底してまいりたいと考えてございます。
 32ページになります。8、三鷹中央学園第三小学校の建替えでございます。
 新校舎建設を含めました建替事業全体は、平成26年3月中旬の竣工を目指してまいりました。2月に想定外の大雪に見舞われた影響から、一部の工事におくれが生じましたけれども、児童の安全第一に工事を進めまして、3月下旬に竣工することができました。
 評価につきましては、一部工期におくれが生じたことから、進捗状況がB、成果もBとしております。
 33ページ、9、学校体育館の耐震性の確保でございます。
 学校体育館の耐震診断内容再調査の結果から、新たに耐震補強工事が必要であるとされた6校の体育館のうち、第五小学校と南浦小学校、2校の耐震補強工事実施設計が完了いたしました。
 評価は、進捗がA、成果がBでございます。
 平成26年度には、実施設計の終わりました2校の体育館の耐震補強工事を実施するとともに、残る4校の体育館の耐震補強実施設計を行いまして、平成27年度学校耐震化100%を目指します。
 34ページでございます。10の学校給食の充実と効率的運営でございます。
 平成25年度は、平成25年4月から委託を開始いたしました第二中学校を加えて、委託校が10校となったところでございます。各委託実施校では学校給食運営協議会を設置いたしまして、安全でおいしい給食が提供されており、順調な調理運営がなされていると評価をいただいているところでございます。
 また、平成26年4月から委託化を予定しておりました北野小学校と第六中学校において、保護者説明会やプロポーザル方式による委託業者の選定を行うなど、準備作業を進めたところでございます。
 評価としては、進捗状況がA、成果はBとしてございます。
 引き続き、次の平成27年度からは、第一小学校において給食調理業務の委託化を予定してございますので、これに向けました準備作業を進めるところでございます。
 次の35ページ、11、学校ICT環境の再整備と最適化でございます。
 小・中学校で、児童・生徒、教職員用に配置をしておりますパソコン等のICT機器の更新を行いました。また、学校図書館システムと学校用のホームページ作成ソフトの更新も予定どおり行いまして、同時に、教職員などシステム利用者への研修を実施して、円滑なシステムの運用を図りました。
 一方で、校務支援システムにつきましては、業者の都合により更新を見送らざるを得ない状況もございましたけれども、事業全体の規模から見た影響に鑑みまして、評価は、進捗がA、成果はBといたしました。
 36ページ、12、学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。
 平成25年度におきまして、学区域内の児童数の増加に対応するために、高山小学校と井口小学校において、校舎内の学童保育所を校舎外に移転いたしまして、改修工事により児童数増への対応を行ったところでございます。
 また、平成24年度に設置した庁内プロジェクトチーム「学校・学童保育所の規模の適正化検討チーム」によりまして、全市を対象に、今後の宅地開発や大規模集合住宅の建設、地域特性などを勘案した、年少人口の将来予測シミュレーションを行いました。
 この中で、具体的には市内全小学校区の中で、高山小学校区において、児童数の増加により、将来さらなる教室の確保が必要となる可能性が高いという結果を得ましたので、検討の結果、一定の方向性を確認するとともに、継続して児童数の増加についての検証・検討を行っていくこととしたところでございます。
 評価については、進捗がA、成果はBでございます。
 学校教育の最後になります。38ページ、13、川上郷自然の村の効率的な運営の推進でございます。
 川上郷自然の村の経営改善につきましては、指定管理者であります川上村振興公社が主体となりまして、教育委員会が同公社と連携する中で、大学サークルなど大口の利用者の新規獲得に向けて大学等へのパンフレットの配布、あるいは、トレッキングツアーや星空観測ツアーなど各種ツアーを企画・開催いたしまして、利用者の増に努めたところでございます。
 こうした取り組みの結果、大学サークルの利用やツアー参加者などについて、利用者の増加傾向が見え始めておりますので、引き続き、さまざまな改善、工夫を行ってまいりたいと思います。
 経費節減に向けた取り組みについては、指定管理者と必要な調整を行い、平成26年度からの厨房業務の見直しを図りました。
 あわせまして、同施設で実施しております小・中学校の自然教室につきましても、今後の施設の管理運営形態の変更の可能性などを踏まえまして、代替施設での実施の可能性の検討や代替候補施設の抽出を行ったところでございます。
 評価につきましては、進捗状況がA、成果がBとしております。
 今後は、3年間の指定管理期間の中で、さらなる経営改善への対応策を実施していくとともに、自然教室プログラムの検証や代替候補施設の詳細な検討、施設の管理形態の検討など、校外学習施設のあり方について、引き続き検討を行ってまいります。
 学校教育分野については以上でございます。

平成26年第7回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

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