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平成26年第5回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年8月21日 最終更新日:2014年8月27日

平成26年第5回教育委員会定例会会議録

日程第8 教育長報告

貝ノ瀬委員長

 指導課、お願いします。

川崎指導課長

 指導課でございます。38ページ、39ページをごらんください。
 まず、実績等報告でございますが、4月15日に初任者研修・開講式が開かれました。新規採用教員、期限付教員、合わせまして37名の研修会がスタートしたところでございます。
 22日、国の全国学力・学習状況調査が実施され、また24日から5月13日までの間に三鷹市の学習到達度調査が実施されます。
 それから、5月2日ですが、小学校・教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会、また、7日には小学校教科書調査研究部会が開かれました。小学校、それから小・中学校教育支援学級の教科用図書の採択に当たっての調査が始まりましたわけですが、後ほど教科書採択の流れについて、ご説明をさせていただきます。
 5月10日に、みたか教師力養成講座の開講式が開かれました。25名の受講生を迎えてのスタートとなりました。
 予定等につきましては、記載のとおりでございます。
 ここで、平成27年度使用の小学校教科用図書並びに小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択の流れについてと、平成26年度の教育課程についての説明をさせていただきます。
 最初に、教科用図書の採択の流れについて、お手元にお配りしましたフローチャートに基づきまして、ご説明を申し上げます。
 教育委員の皆様に教科書を採択していただくに当たって、教科書についての調査資料を作成する組織を二つ設けてございます。一つが、児童・生徒や学校の実態、地域性に鑑みて、全ての教科書についての特徴、特色、すぐれた点を分析した基礎資料を作成する三鷹市立小学校教科用図書調査研究部会です。これは学校教育の場にいる教員を部員とした組織です。
 なお、教育支援学級の教科書については、教育支援学級の設置校ごとに教育支援学級の教員に基礎資料の作成をしていただいておりますので、調査部会は設けておりません。
 もう一つの組織が、三鷹市立小学校教科用図書選定資料作成委員会及び小・中学校教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会で、調査部会が作成する基礎資料を総合して、教育委員の皆様に提出します選定資料を作成いたします。先ほどもご報告しましたように、5月2日に作成委員会が、5月7日に調査部会が開かれました。
 採択までの手順ですが、フローチャートの左下をごらんください。この後、5月13日から6月9日の期間に、調査部会が、教科ごとに3回程度、教科書についての調査研究をし、小学校選定資料作成委員会委員長に基礎資料を提出します。各教育支援学級も、6月9日までに、小学校選定資料作成委員会委員長に基礎資料を提出します。6月16日の第2回の小学校及び教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会では、調査研究部や支援学級から上がってきている調査資料の集約、検討を行います。そして、その下段ですが第3回の作成委員会を6月下旬に開催します。この日までに教育委員会提出用の資料を整えます。
 その後なのですが、7月3日に教育委員の皆様に対して、選定資料作成委員から、各教科用図書の特徴についての報告やご説明をさせていただきます。また、7月24日、木曜日ですが、教育委員の皆様と学園からの校長1名、保護者代表1名が出ていただきまして、教科書の採択に当たっての意見交換等を行う懇談会を実施いたします。
 8月1日に、これまでの報告、協議、意見交換を踏まえた、教育委員の皆様による各教科書についての学習会を開催いたします。
 そして、8月19日、火曜日に教育委員会の臨時会を開催し、教科書を採択していただく予定です。
 8月31日までに東京都教育委員会に採択結果を報告し、市報に採択結果を掲載する流れとなっております。
 なお、教科書の見本本ですが、5月13日から6月10日の期間は教育センターに1セット、それ以降は5セット用意してございます。
 見本本の展示は、学校を回る巡回展示期間以外にも、教育センターの2階の第二中研修室で5月30日から7月2日まで展示しております。
 以上が教科書採択の流れでございます。
 では、続きまして、平成26年度、各学校の教育課程の状況につきまして、統括指導主事より説明をさせていただきます。

宮城指導課統括指導主事

 では、私から平成26年度の三鷹市立小・中学校の教育課程について、ご報告をいたします。
 委員の皆様のお手元には、水色の分厚いとじたファイルと、A4判、「平成26年度 三鷹市立小・中学校教育課程について」という資料をお配りしてございます。この教育課程というものは、学校が自校の教育目標を達成するために、学習指導要領に基づいて編成した教育計画のことを指します。平成26年度の教育課程では、学園の課題を踏まえた学園の教育計画に基づいて、学園内の3校、4校で、一層一体感のある教育課程を編成するように指導いたしました。各学校からは、そちらの水色のファイルにとじてありますように、所定の様式にのっとり、教育課程届が提出されております。学園ごとにつづってございますが、まず学園全体の教育計画があり、続いて学校ごとに教育目標と基本方針を示した第1表、指導の重点をより具体的に示した第2表、学年別授業日数及び授業時数の配当を示した第3表、それから年間行事予定を示した第4表、これは学校ごと共通でございますので、一番上の学園の教育計画に続いてとじてございます。
 また、この届けに加えまして、補助資料として、別途、各学校の教育活動の詳細についても提出させております。具体的には、週の時程表ですとか、各教科、人権教育、道徳、総合的な学習の時間、特別活動、進路指導、性教育、避難訓練、安全指導、読書活動、食に関する指導などの全体計画、年間指導計画等を提出させております。
 本日、お手元にお配りしてございますA判1枚の資料は、主にこの教育課程届の2表、3表の内容を整理したものです。
 まず、小学校について、ご説明いたします。
 [1]のところに儀式関係が入っておりますが、始業式、入学式は既に実施済みです。今年度末の小学校の修了式は3月24日、卒業式は3月25日に全校で実施いたします。
 [2]番、道徳の年間の授業時数ですが、学習指導要領に示されている標準時数に基づいて、小学校第1学年が年間34時間、第2学年から第6学年までが35時間で届けられております。
 [3]番の学級活動につきましても、同様に第1学年が34時間、第2学年以上が35時間で届けられております。
 [4]番、[5]番、安全指導、それから避難訓練ですが、これは月1回以上実施することを指導しております。安全指導は全ての学校で、夏休み中の8月を除いて、年間11回の実施、避難訓練につきましては、月に2回実施する学校が市内に2校ございますので、年間11回が13校、12回の実施校が2校ということになっています。
 年間の小学校の授業日数ですが、201日から207日まであります。小学校の場合、第1学年から第4学年までは卒業式に出席しないため、第5学年、第6学年と比べると1日少なくなります。学校によっては振替の休業日を設定しない土曜日の学校公開を実施したり、それから開校記念日や都民の日を授業日としたりすることによって、その関係で授業日数が学校によって異なるということになっております。
 小学校のクラブ活動については、学習指導要領上では標準の時数というものは示されておりませんが、年間、学期ごと、月ごとなどに、適切な授業時数を充てるものとするという規定がございまして、指導課としては、年間14回程度を目安として実施するように指導しております。通常の授業は45分間を1単位時間としておりますが、クラブについては、その指導効果を考えて、学校によっては50分枠ですとか60分枠で行っているところもあります。年間の回数は11回から、多いところで18回を計画してございます。
 次に、下段の中学校についてです。
 今年度末、卒業式は3月20日、修了式は3月25日を予定しております。
 道徳、学級活動につきましては、第1学年から第3学年まで、それぞれ標準時数である35時間で届けられています。
 [4]番、[5]番の安全指導、避難訓練につきましては、小学校同様、8月を除いて月1回以上実施するよう指導してございますので、ただ、中学校の場合には、8月の最後の5日間を授業日としておりますので、そこで避難訓練を実施する学校が3校あるために、年間12回の実施校が3校、11回の実施校が4校ということになっております。
 [6]番の年間授業日数は、中学校の場合、第2学年が基準になります。卒業式が修了式よりも早い関係で、3学年は2学年よりも授業日数が3日間少なくなります。また、第1学年は、入学式が始業式の翌日になっておりますので、第2学年よりも1日少なくなっています。
 中学校については、新しい学習指導要領の完全実施に合わせて、十分な授業時数を確保するために、平成24年度から今年度まで3年間にわたって、試行的に夏季休業日の最後の5日間程度を授業日とすることを認めております。この試行についての成果や課題は、中学校長会から、今年、夏休みが終わった後に、ご報告をいただく予定です。これを踏まえて来年度以降の方向性を見て、10月から11月ごろの定例教育委員会でも改めてご審議いただくことになろうかと思います。
 平成26年度につきましても、8月25日から29日までの5日間、夏季休業日を中学校7校は全校授業日として設定しているため、全体の授業日数が小学校と比べて多い結果となっております。
 教育課程の説明は以上でございます。

川崎指導課長

 なお、お手元に、春に実施されます運動会並びに今年度の周年行事の開催日時の文書を配らせていただいておりますので、後ほどごらんください。
 指導課からは以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 生涯学習課、お願いします。

古谷生涯学習課長

 生涯学習課は、40ページ、41ページをごらんください。
 行事の実績でございます。40ページでございます。
 5月10日に、地域SNS小学生保護者のための家庭教育支援コミュニティ「かきしぶ」の講座として実施しております、「かきしぶde学び会い講座」が実施されました。内容は、「運動会で一番になれる!かけっこ講座」ということで、親子24組、48人に参加していただいたところでございます。
 行事予定をごらんください。
 本日でございますが、公立学校PTA連合会常務理事会の新年度の理事がそろいまして、第1回の常務理事会を実施したところでございます。また、23日には、PTA連合会の理事総会と歓送迎会を予定しているところでございます。
 生涯学習課からは以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 スポーツ振興課、お願いします。

中森スポーツ振興課長

 スポーツ振興課です。
 42ページ、43ページをお開きください。
 実績のほうでございます。
 4月8日、三鷹市スポーツ推進委員の委嘱式が行われてございます。これについては教育委員会のほうでご審議いただいて、可決されている方が22名、2年間の任期で新たにスタートしたというところでございます。
 続きまして43ページ、予定でございます。
 5月23日、三鷹市スポーツ推進審議会、先ほどご審議いただきまして、可決されました、推進委員の15人についての委嘱、それから第1回目の会議を開催するという予定でございます。
 私からは以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 総合スポーツセンター、お願いします。

向井総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長

 私からは、資料に記載はございませんけれども、新川防災公園多機能複合施設(仮称)の整備に関連した進捗状況を報告させていただきます。
 本施設につきましては、昨年10月から施設の建設工事に着手しておりますけれども、現在まで工事は順調に進んでおります。現在、地下部分にアリーナなどのスポーツ施設などを配置することから、深さ約12メートルに及ぶ掘削工事を行っております。この掘削工事はおおむね来月6月ぐらいまで行われまして、現在、並行して建物の土台などを構築いたします基礎軀体工事にも着手したところでございます。今後、平成26年度後半には、内装・外装工事のほか、電気、機械、エレベーター等の設備工事なども行っていく予定でございます。
 さらに、平成27年度以降、最終段階に至りましては、建物本体以外の舗装であるとか排水、また公園部分の造園、植栽などの外構工事も行っていく予定でございます。今後も安全管理を第一に、計画的に工事を進めてまいりたいと考えております。
 また、これらハード面の整備と並行いたしまして、現在、ソフト面の検討も行っておりまして、先ほども少し触れましたけれども、関係審議会や、また団体の皆様からの意見を踏まえまして、庁内関係部署において、開設後の新施設における管理運営についての検討なども進めているところでございます。
 私からは以上です。

貝ノ瀬委員長

 社会教育会館、お願いします。

新名社会教育会館長

 社会教育会館は、44ページ、45ページでございます。
 実績でございますが、4月14日から、本年度の年度当初の市民大学授業の受講生の一斉募集を行いまして、結果、全ての講座におきまして定員を上回るご応募をいただきまして、抽選の結果、受講者が決定いたしました。5月13日のむらさき学苑、本館及び東西館ですが、こちらの高齢者学級を皮切りに、順次、開講、開苑をしてきているところでございます。
 45ページの予定についても、その開講の日程等を記載させていただいているところでございます。
 以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 図書館、お願いします。

宇山三鷹図書館長

 図書館は、46ページ、47ページです。
 実績ですが、4月9日から23日まで、子ども読書の日に向けまして、みたか子ども読書フェアを開催し、小学生向けの三鷹図書館で作成した推薦図書リストの掲載本を展示し、また、おはなし会等を行いました。推薦図書リストについては、小学校の全児童に配布をしたところです。
 それから、19日、土曜日ですけれども、「みたかとしょかん図書部!」ということで、中学生から二十歳までを対象とした、「図書館で部活をしよう」というキャッチフレーズで募集をかけたメンバーのキックオフミーティングがありました。15人集まりまして、この若い世代に、読書の楽しみであるとか、図書館の楽しさというものを、同世代に発信することを目的に活動してもらおうと思っています。
 具体的に、新聞づくりをしたいとか、ビブリオバトルをやりたいとか、図書館の書架の飾りつけをしたいというような今年度の活動について意見を出してもらいまして、これから活動するということになっています。
 それから、予定でございますが、47ページ、5月16日に図書館サポーターの説明会がございます。現在42人の方が応募されています。
 それから30日、一番最後ですけれども、読み聞かせ入門講座「小学校ではじめる読み聞かせ」を開催します。実際に小学校に入って、学校で読み聞かせをしているお母さんたちが講師になって、実習なども交えた講座を行うという予定になっております。
 私から以上です。

貝ノ瀬委員長

 以上で報告を終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

角田委員

 先ほどの三鷹市立小・中学校の教育課程のところのご説明の中で、年間の授業日数のことが出たのですけれども、都民の日は休んでも休まなくても、校長の判断でいいのですか。

宮城指導課統括指導主事

 都民の日を休業日とするかどうかは学校判断となります。

角田委員

 学校判断ですか。ありがとうございます。

貝ノ瀬委員長

 何かありますか。

角田委員

 いや、ほとんどの学校は休みなのかなと私は思っていたので、東京都で全部休むのかと思ったので。

川崎指導課長

 市の管理運営規則上は休業日にはなっているのですけれども、あとは校長先生の判断で、休業日に実施する趣旨が明確な場合は、そちらのほうで、それを認めているという形です。

角田委員

 これは国民の休日とか祝日にも可能なのですか。

川崎指導課長

 特別な事情があった場合には実施することは可能です。

角田委員

 そうすると、年度ごとで、校長がかわったり、趣旨が変わると、都民の日が休みになったり授業をやったりという可能性はある。年度ごとに変わる可能性があるということですね。

宮城指導課統括指導主事

 望ましいことではありませんが、可能性としてはございます。

岡委員

 教育課程の表ですけれども、小学校の[8]の英語・外国語活動のところで、8時間や13時間や20時間の棚がありますが、その時間の学校がないのに、この欄があるのはなぜですか。

宮城指導課統括指導主事

 例年同じ表を使っているものですから、これはたまたま残しておいたものです。

岡委員

 この区切りに何か意味や規定があるのかなと思ったので、お聞きしました。

宮城指導課統括指導主事

 特に規定はございません。

貝ノ瀬委員長

 別に上限とか下限とか、そういう意味ではないということですね。

岡委員

 はい。わかりました。

貝ノ瀬委員長

 ほかにご質問、ご意見ありませんか。

角田委員

 では、もう一つよろしいですか。
 36ページの学務課のご説明のときに、4月7日現在の小学校、中学校の児童・生徒数についてお話ありました。児童・生徒数は全体としては145人増えているのだけれども、学級数は1学級減ということですから、地域的にかなり伸びているところと、学級が少なくなるところもあるということなのでしょうか。

秋山総務課長

 減ったり増えたりしているところがあるので、トータルで1学級減という内容でございます。

貝ノ瀬委員長

 全国的に子どもが減っていく中で増えていくというのは、やはり特異な例ですね。都心部はどんどん減っている。

角田委員

 やはり若い世代が住みやすい地域になっているのでしょうかね、三鷹市は。

貝ノ瀬委員長

 多分そうだと思います。マンションが増えているのかな。

高部教育長

 それが今ちょうど駅周辺ではなくて、むしろ、もう少し遠い、駅から1キロから2キロあたりのエリアなのです。ですから、井口小学校とか、高山小学校とか、そういう地域になるのですけれども、そこはまだ開発するスペースがあるものですから、そこに大型マンションが建設されると、児童・生徒数が増えるのです。

貝ノ瀬委員長

 子どもが増えるのは、ある意味では住みやすいのでいいなと思いますけれども、きのう、長野に講演に行ったのですけれども、見渡す限りが自分の村だというのです。その中に8校しかないと言うのです。子どもが8校で400人。三鷹は16平方キロメートルですから、自転車で15分走ると端まで行ってしまう。だから、増えているということは住みやすいということなのでいいのだけれども、そういうところに1万人以上の子どもがいるということは、逆に全体としては住みにくくなっているかもしれない。

角田委員

 都市部で、大体1平方キロに1万人ぐらいが快適な人口密度だとよく言いますよね。三鷹の場合には、ちょうどそれぐらいなのですよね。もちろん、密集地はありますけれども。

貝ノ瀬委員長

 では、日程第8の教育報告を終わります。
 では、以上をもちまして、平成26年第5回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後 6時49分 閉会

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