ここから本文です

平成26年第5回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年8月21日 最終更新日:2014年8月27日

平成26年第5回教育委員会定例会会議録

開催年月日

平成26年5月15日(木曜日)

出席者(5名)

委員長 貝ノ瀬滋
委員 角田徹
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 高部明夫

欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 山口忠嗣
生涯学習担当部長 高階豊彦
総務課長 秋山慎一
学務課長 高松真也
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 川崎知已
指導課教育施策担当課長 所夏目
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 中森邦夫
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長  向井研一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 宮城洋之

事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 大塚俊介

議事日程

平成26年5月15日(木曜日)午後5時開議

  • 日程第1 議案第15号 平成26年度一般会計補正予算見積書について
  • 日程第2 議案第16号 三鷹市教育委員会職員人事考課規程の一部改正について
  • 日程第3 議案第17号 三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱について
  • 日程第4 議案第18号 三鷹市社会教育委員の委嘱について
  • 日程第5 議案第19号 三鷹市公民館運営審議会委員の委嘱について
  • 日程第6 議案第20号 三鷹市立図書館協議会委員の任命について
  • 日程第7 議案第21号 三鷹市スポーツ推進計画2022について
  • 日程第8 教育長報告

午後 5時04分 開会

貝ノ瀬委員長

 ただいまから、平成26年第5回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、角田委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第15号 平成26年度一般会計補正予算見積書について

貝ノ瀬委員長

 日程第1 議案第15号を議題といたします。

(書記朗読)

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

秋山総務課長

 それでは、議案第15号、平成26年度一般会計補正予算見積書について、ご説明をいたします。別刷りとなっております議案書の1ページをお開きください。
 1ページ目をお開きください。歳入歳出予算総括表でございます。
 今回の補正予算は、歳入予算、歳出予算、それぞれに439万1,000円を増額計上するものでございます。初めに歳出予算からご説明をいたしますので、一番最後のページ、3ページをごらんいただきたいと思います。
 今回、補正予算計上する項目は2件ございます。まず1件目が、大沢二丁目古民家(仮称)管理運営費でございますが、この内容といたしましては、今年度から整備工事に着手し、平成27年度には公開を予定しております大沢二丁目古民家(仮称)で展示する予定としております、この古民家の所有者であった箕輪家から寄贈されました民具等の整理を行うために、民具等整理業務委託料341万3,000円を新たに計上するものでございます。
 なお、本事業は東京都の緊急雇用創出事業臨時特例補助金を活用して実施するものでございます。
 もう一点は、三鷹市立図書館50周年記念事業費でございます。内容といたしましては、当初予算で計上しております記念事業におきまして、中心的なイベントを市民サポーターとともに企画運営していくための図書館サポーター養成講座を開催するための経費など、97万8,000円を増額計上するものでございます。
 なお、この事業の実施に当たりましては、文部科学省の公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム事業委託金を活用して取り組むものでございまして、現在、この委託金に関しましては、国において審査を行っているところでございますので、予算化につきましては、その結果によるところとなってございます。
 次に、歳入予算について、ご説明いたします。戻りまして、2ページ目をお開きください。
 今、歳出予算のところでもご説明いたしましたように、今回の補正予算2件はともに、国及び東京都からの委託金や補助金を財源とするものですが、教育費におきましては、図書館50周年記念事業に係る国からの委託金を97万8,000円計上するとともに、生活環境部生活経済課所管の歳入予算といたしまして、労働費都補助金341万3,000円が計上される予定となってございます。
 補正予算の概要説明は以上でございますが、事業の内容など詳細につきまして、資料に基づきまして、担当の課長より補足説明をいたします。

古谷生涯学習課長

 お手元に、別紙「大沢二丁目古民家(仮称)民具等の基礎整理の実施 概要説明」という資料がございます。そちらをごらんください。
 事業の概要でございますけれども、平成27年秋に予定されております大沢二丁目古民家(仮称)の一般公開に合わせまして、そちらで展示公開する予定の箕輪家の寄贈民具約350点につきまして、平成27年度に基礎整理を実施する予定でございましたけれども、このたび東京都より緊急雇用創出事業の追加募集がございまして、当業務が補助事業に該当するということで、前倒しいたしまして、緊急雇用創出事業臨時特例補助金を財源として実施するものでございます。
 事業内容につきましては、箕輪家からの民具約300点、養蚕用具等の民具約50点を対象といたしまして、作業内容はクリーニング、写真撮影や詳細名称、製作・使用年代の調査、台帳記載やデータベース、変遷についての調査や展示用解説文の作成をするという内容となっております。
 実施期間は、平成26年7月から27年1月までを予定しております。
 補正予算計上額につきましては、歳出予算で341万3,000円、補助金の補助率10分の10ということで、歳入予算でも同額を計上する予定でございます。
 私のほうからは以上でございます。

宇山三鷹図書館長

 続きまして、別紙の「多世代交流・実践型のサポーター養成プログラムで地域とつながる図書館活動の創設」に基づきまして、概要説明いたします。
 まず、事業の概要でございますけれども、三鷹市立図書館、今年は50周年に当たっておりまして、50周年記念事業を予定しております。当初予算でも42万6,000円予算計上しておりますけれども、それに合わせまして、文部科学省で企画提案を公募している、公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム事業に応募いたしまして、これが採択されましたら、この事業を受託して、「多世代交流・実践型のサポーター養成プログラムで地域とつながる図書館活動の創設」プログラムを実施しまして、より多くの地域活動の担い手を養成して確保していくという内容です。
 事業内容ですけれども、図書館に関心のある市民の方たちを集めて、図書館サポーターとして人財育成を行い、新たな図書館サービスの担い手としていくというものです。
 具体的には、サポーターの募集及びサポーターズクラブの立ち上げを行いまして、実践的な養成プログラムを実施します。書架整理、あるいは本の修理、その他イベントの企画などをチームで行っていくというものです。
 それから、3番目としまして、「本や読書の楽しみと図書館の可能性を考える連続講座」を三鷹ネットワーク大学との共催で実施をしてまいります。
 そのほか、読書活動を推進するための講演会等を実施していきたいと考えております。
 実施期間は委託を受けた日から平成27年3月16日までということで、金額は97万8,000円となります。
 50周年事業としましては、このほかにロゴマークや記念誌の作成、また中学生・高校生の参加と交流の場ということで、新たに発足しました「みたかとしょかん図書部!」の活動でありますとか、50周年のイベントというものが予定されておりますけれども、このプログラムを実施することで、より多くのサポーターの方を養成していくということを考えております。
 なお、まだ審査中ということで、来週には結果が出る予定になっておりますので、その結果により提案をしていくということになっております。
 説明、以上です。

貝ノ瀬委員長

 以上で提案理由の説明を終わりました。委員の皆さんの質疑をお願いいたします。いかがでしょうか。

河野委員

 図書館サポーターについてお伺いいたしますけれども、現在も図書館サポーターはいらっしゃいますか。いるとすれば、どういう活動をしていて、今後どのくらい増やして、どういう活動を考えられているのかということをお伺いしたいと思います。
 それから、今配られた資料の中に、諸謝金として41万2,000円計上されていますけれども、これは講師に対する謝金のことなのでしょうか。どういうものなのか教えていただけますか。

宇山三鷹図書館長

 まず、現在のサポーターの状況ですけれども、昨年、南部図書館を開館するときにサポーターの募集を行いまして、これは南部図書館限定のものだったのですけれども、全体で130人程度の方がお集まりになって、具体的な開館準備ですとか、開館後にはイベントのお手伝い、あるいは館内の装飾ですとか、ガーデニングですとか、そういったところでいろいろなサポートをしてくださっていまして、今年度も、また再登録というような形をとりましたので、今年度は62人ぐらいと聞いていますけれども、そういう形で現在も活動しています。
 それから、既にサポーターの説明会を行う予定で、今、募集をしているところですけれども、そちらのほうには、現在のところ40人ぐらいの方が応募されているという状況です。
 それから、今回募集するのは、主として三鷹図書館の本館のほうで活動するサポーターで、本館を中心に、徐々に全体に広げていきたいと考えております。具体的な内容としては、読書を通して人々が交流できるようなイベントであるとか、読書会とか、そういった内容の企画をしていくというのが一つ、それから、本の修理ということで、講習を受けていただいて、本のつくりであるとか、破れたときにどう修理するといったことを学んでいただいて、定期的に図書館に来て本の修理をしていただく。それから書架の整理ということで、書架は、いろいろ出し入れがあって乱れてきますので、その部分をきれいにしていただくというような作業に携わっていただくという内容です。主としては、そのような形で出発しようと思っていますけれども、このプログラムの中では、いずれはもう少し活動を広げて、アウトリーチというような形で、地域の中に出ていく活動も、そのサポーターの方と一緒に進めていきたいと考えています。
 それから、経費のほうの謝金ですけれども、これは講師謝礼が主となっています。いろいろなサポーターの養成講座の講師の方々への謝金です。
 以上です。

河野委員

 よくわかりました。ありがとうございます。

貝ノ瀬委員長

 ほかの委員さん、どうですか。

岡委員

 私も引き続き図書館にお聞きしますけれども、概要説明資料の歳出内訳に旅費とありますけれども、この事業でどこに旅費が発生するのかわからないので、説明お願いいたします。
 それと、もう一つよろしいですか。
 文部科学省からの委託が、まだ正式に決まっていない。来週、正式に決まるということですけれども、それはほぼ受けられるだろうということで予算計上するということでしょうか。2点、よろしくお願いします。

宇山三鷹図書館長

 まず、旅費ですけれども、受託したところは公民館関係の会議で報告をするということが文部科学省によって義務づけられていますので、そのための経費、旅費を計上しているものです。
 具体的には、職員かサポーターの代表の方が会議に出席して、どんな活動をしているのか報告してくるというような、そのための経費となっております。
 それから、審査中ということですが、連絡をとっているところでは、おおむね採択に向けてというような話も聞いておりますけれども、結果が出ているわけではありませんので、万一採択されないというようなことがあれば、これは引き下げるというようなことになります。
 以上です。

岡委員

 旅費についてですけれども、都内に出張ということですか。それとももっと遠くにということですか。

宇山三鷹図書館長

 場所なのですけれども、岡山に行くことになっております。

岡委員

 そうなのですね。遠方なわけですね。はい、わかりました。

貝ノ瀬委員長

 ほかの委員さん、どうですか。
 では、私から一つ。
 ちょっと話が大きくなりますけれども、このサポーター養成プログラムということですけれども、これはサポーターは今でも図書館長お話しのように、相当数、市民の中から活動していただいているという実績があるわけですけれども、その実績を踏まえてのことだと思いますけれども、国のほうのプログラムが想定しているのは、多世代交流・実践型のサポーター養成ということになっていますよね。ということは、これは今までの我が市のサポーターの活動をもっと補強するものなのか、もっと違う、レベルアップしたことを狙ってのプログラムなのか、または国が、例えば、理念的にこういうことを将来的に考えているのだということで誘導していくという意味のプログラムなのか、その辺のところの、このプログラムの意味というか、狙いについて教えてもらいたい。そして、それが我が市の活動にどれだけ役に立つか、またはどれだけの効果が期待できそうかという、その辺のところを、教えてもらいたい。

宇山三鷹図書館長

 まず、こちらのプログラムですね。文部科学省のほうでは、公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラムということで募集をしておりまして、多世代交流・実践型のサポーター養成というのは、三鷹市の提案のタイトルということなのです。
 それで、実際、主な狙いとして考えているのが、団塊の世代の方々で、今、地域に多くの方が戻ってこられていて、図書館もかなりその世代の方が多くお見えになるようになっていますので、そういう方たちを図書館という比較的来やすい場所を入り口にすることで、いろいろな地域にも出ていくようなサポーターに養成していきたいというのが基本的な考え方としてあります。ただ、なかなかそういう地域での活動ということになれていらっしゃらないような方たちも対象になりますので、実践的なプログラムで養成をしながら、例えば、中高生であるとか、あるいは子育て中の方であるとか、そういった方たちとも交流しながら、地域の中で活動しやすい、自立した、共感性の高いサポーターを育成していきたいというのが基本的な考え方になっています。
 当初は図書館を中心とした活動を考えていますけれども、例えば、地域ケアで行っているサロン事業ですとか、あるいは子育てひろばですとか、そういったところに出ていって読書会を行うというような形で、いろいろな三鷹市で既に地域で行われている活動にも結びつけていきたいと考えております。
 以上です。

高部教育長

 簡単に補足させていただきますけれども、ご案内のように、国の第2期教育振興基本計画の中で、協働型・創造型の生涯学習社会をつくっていくのだという狙いがあって、このプログラムは図書館に限らないのですけれども、公民館とか生涯学習施設を活用しながら、多世代が学び続ける社会をつくろうというコンセプトがあります。
 三鷹市は、ご案内のように、教育委員会の基本方針の中にも、学びの循環による地域人財の養成という目標がありまして、それを図書館の中でも様々な形で取り組んでいますし、50周年ということで、さらにこれを広げていこうという狙いがありますので、そういう意味では、国の目指している創造型・協働型の生涯学習は、私どもが公民館や図書館でやろうとしている、つながりを持った生涯学習活動にフィットするのではないかということで、ぜひ、これを提案して、獲得しながら事業を展開していこうということです。

貝ノ瀬委員長

 なるほど。そうすると、例えば学校を拠点とした生涯学習活動の、いわば支援者というかサポーターというような育成ということを考えればコミュニティ・スクールになるし、図書館を拠点とすれば、今のような多世代交流・実践型のサポーター養成ということもあるだろうし、だから、そういう意味では、社会教育関係機関がそれぞれに拠点になって人材育成を図るということは、非常にまち全体が活性化して、大変いいことですよね。ぜひ、これはうまくいくようになってほしいと思います。
 ただ、なかなか、そういう人材育成というのは、何回かの講習会を開いただけでは、簡単に育たないので、これはやはり相当に続けていく必要もあるでしょうし、検証もしながらやっていく必要があるでしょうね。そういう人材というのは、なかなか難しいよね。今まで会社人間だった人に地域に出ていってもらう、そういうコーディネートを図書館がやるというのは、なかなか難しいところがあります。でも、あえてそういうところに挑戦するというのは、いいことです。ぜひ成功するように、ご期待申し上げたいと思います。
 それから、民具のほうですけれども、これは東京都の緊急雇用創出事業の補助金活用となりますけれども、これは民具の整備というのは雇用創出に関係するのですか。具体的にご説明をお願いします。

古谷生涯学習課長

 民間企業に事業を委託することで、失業者に対して緊急的な雇用の機会を創出しています。それと同時に、この事業で雇用された方には、民具の整理作業等のコンピュータを使った画像編集やデータベースソフトの使用法について、委託先とは別の専門のコンピュータの操作法を学ぶところに派遣して、学んでいただくことになります。そういう意味で、就業のためのスキルが身につくような仕掛けになっておりまして、一定の人材が養成できるというような取り組みでもあります。

貝ノ瀬委員長

 はい。わかりました。
 ほかの委員さん、どうですか。ご質問、ご意見などありませんか。
 ほかにご質問、ご意見等がなければ、採決いたします。
 議案第15号 平成26年度一般会計見積書については、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

貝ノ瀬委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

平成26年第5回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る