ここから本文です

平成25年第7回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年10月21日 最終更新日:2013年10月21日

平成25年第7回教育委員会定例会会議録

日程第3 教育長報告

荒川国体推進室長

 国体推進室でございます。20、21ページになります。
 20ページの実績でございます。5月30日でございますけれども、夕方に、市長、教育長、実行委員会の総務専門委員会の委員の皆様、また体育協会の役員の皆様により、三鷹駅前デッキにおきまして国体のキャンペーン活動を行いました。
 また、6月17日からは、デモンストレーションとしてのスポーツ行事のパドルテニスに出場される方の参加の申し込みを開始しております。小学3年生以上の都民の方ならどなたでも参加できまして、141チーム、282人までの方の参加を受け付ける予定でございます。7月31日までが受付期間となっております。
 6月22日にはソフトボール子ども体験塾を行いました。三鷹市、あきる野市、福生市、瑞穂町の3市1町の子どもたちを中心に、200人近くの方がお集まりになりました。
 それから、行事予定でございます。21ページ、7月13日でございますけれども、国体の総合開会式で使用いたします三鷹市の炬火を採火するイベントを行います。市役所中庭で行われますみたか商工まつりの中で、11時半ごろから行いまして、ボーイスカウトや小学生のソフトボールチームのご協力をいただきながら、火起こしや簡単な炬火リレーを実施いたします。
 また、7月21日、夏休み最初の日曜日になりますけれども、国体会場の大沢総合グラウンドの周辺の清掃活動といたしまして、地元の大沢下原商店会や羽沢小のPTAと連携して、子どもたちによるクリーン活動を実施する予定でございます。
 国体の関係は以上でございます。

新名社会教育会館長

 社会教育会館でございます。22ページ、23ページでございます。
 実績は記載のとおりなのですが、6月29日からの青少年体験学習講座「エコクラフト手芸講座」、これにつきましては、講座実施に先立ちまして、ボランティア養成講座でこのエコクラフトのボランティアを養成して、それらの修了者がこちらの講師に当たるという特徴がございます。
 続きまして、予定のほうでございます。こちらも記載のとおりなのですが、1点だけご説明を差し上げたいのが、7月5日、本日ですが、市民大学総合コースプレ企画委員会というものがございまして、こちらの私どものメーン事業である市民大学の総合コースにつきましては、企画段階から市民参加をしていただくということで展開しておりますが、来年度事業の企画委員会に先立ちまして、この総合コースで立てる5本の柱につきまして、プレ企画委員会というものを開催しまして、協議をして決めていくという作業を行っているところです。このプレ企画委員につきましても、全員、公募市民の方々で構成されております。
 社会教育会館は以上でございます。

宇山三鷹図書館長

 図書館は24ページに実績がございます。5月31日に読み聞かせ講座ということで、学校での読み聞かせに関する講座を行いました。61人の方が参加をされて盛況だったのですが、学校で実際に読み聞かせをされている方たちが講師を務めて、学年別に、選書ですとか、あるいは実際の実演を交えてというような内容でした。
 それから、6月27日、三鷹市立図書館協議会の第16期の最終回がありまして、図書館長に対して第16期の答申がございました。「市民に親しまれ、市民とともに歩む図書館を目指して」ということで、南部図書館の整備及び運営と、これからの図書館サービスについてということで、特に市民との協働、あるいは利用者懇談会ですとか、サポーターの活用というようなことを内容の中心として、そのほか、レファレンスサービスの充実や、図書館ネットワークの充実というような内容で提言をいただいています。
 25ページ、予定ですけれども、7月24日のおはなし会から夏休み中の期間、夏休みは図書館へということで、例えば怖いお話ですとか、あるいは映画などを交えた、楽しみの多いイベントを企画していく予定です。
 それから、ここには記載はございませんが、中高生向けということで、POPという、書店などでよくある本の紹介のメッセージカードですけど、これのコンテストを新しい事業として今年度から開催することにしました。夏休み中に応募してもらって、9月に館内で展示をして、投票してもらって大賞を決めていくというようなことをする予定です。
 それから、25日に三鷹市立図書館協議会がございまして、第17期の初回になりますので、委員に委嘱を行う予定です。以上です。

貝ノ瀬委員長

 ありがとうございました。以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いします。

河野委員

 2つあります。1つは、教育センター担当にちょっとお願いしたいのですが、7月に教員向けのPC等操作説明会が開かれるということを先ほど伺いましたけれども、先日、学校訪問に行ったときに、電子黒板があまり活用されていないんじゃないかという意見が出ておりまして、このときに電子黒板の活用法とか、そういうものについても研修をされるのかどうかということをお伺いしたいのと、もし、研修されないのであれば、一緒にやっていただいたほうがいいのではないかなという意見です。それが1つですね。
 あと、もう1つは、学務課にお伺いしたいのですが、今、風疹が結構流行しているということですけれども、三鷹市内の学校の状況がどうなのかということについて、ちょっとお伺いしたいと思います。
 その2点です。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 まず、パソコンの操作研修ですが、今回は電子黒板の操作の部分は予定をしてございません。今回、実際に入れ替わる機材の取り扱いということに、時間も短い中でやりますので、限定をさせていただいています。
 それから、電子黒板の取り扱いについては、今も使い方がわからない場合のヘルプの体制をつくってありますので、新年度以降も、パソコンも含めて、学校でICT機器の取り扱いに困った場合に、今まで以上に手厚くサポートができる体制、これはこの説明会と並行してつくっていきます。
 ただ、もう1つの課題として、活用の方策であったり、それから現段階での配置の状況も、まだまだ手が届いていない部分がある。これは我々も認識をしているところですが、これはお金もかかってくることなので、どういう使い方をしていくのが一番望ましいのか、あるいは教員の側で、授業の中でこういうふうに使うと一番効果的なんだというあたりを把握しながら、環境も整備をします、サポートの体制もあわせて整備をしていくということを課題として、現状、改善するために手を打っていきたいというふうに考えているところです。

河野委員

 先日、学校訪問で拝見した限りでは、操作がわからないという問題よりも、むしろ、これを適切に使って、授業をわかりやすく、おもしろくするための工夫が全くされていないんじゃないかという、正直に言うと、そういう感想を持ちましたので、これは導入した以上は、使わなければ税金の無駄遣いだと思うので、ぜひ具体的にお願いしたいと思います。

貝ノ瀬委員長

 その点ですけど、これは指導課とタイアップしないといけないけれども、課長が答弁でお話ししたような、どういうふうに使うかという、そういうマニュアル上の問題ではなくて、河野委員が質問、ご指摘しているのは、授業の中でいかに子どもたちのために効果的に使うかということについての活用が見られないということなので、そうすると、いわゆるマニュアルを示すということではなくて、どういう授業の中で、どんなふうに使うのかという、そういう授業展開例も見せてあげて、そして先生方が、ああ、そうか、こういうふうに使えばいいんだなというふうなことが理解されるような、そういうことをやれと言っているわけです。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 今のご指摘はそのとおりで、国の実証授業なんかでも、いい事例、成功事例も少しずつ出てきています。なので、そういったものを参考にして、指導課とも連携をして、視聴覚を担当する教員の研究会もありますので、そことも連携をして、よい事例を1つでも2つでもつくっていって、それを横に広げていく、そんな体制で取り組んでいきたいと思いますので、うまく使っていただきたい。我々もそれは願っていますし、足りない部分があれば、それをきちっと補っていきたいというのは、まさにご質問のあったとおりのことを考えています。

河野委員

 よろしくお願いします。

高部教育長

 予算案を審議した先の教育委員会でもそういう議論があったと思うのですね。機器ありきではないので、教員の研究会の中でも一定程度活用したいというニーズがあるからこそ、私どもは配置しているつもりだけど、しかし、この前の授業を見たら、それ以前の問題だったわけですね。全く紙ベースと同じもので、拡大も何もしようとしないという、生かされていない状況があるわけだから、どんな活用ができるのかという、そういうことがあって初めて手当てする問題ですから、それはよく教員の研究会とも連携しながら、効果的な活用方法というのを詰めてもらえますか。

川崎指導課長

 学校での活用事例というところが多分不足しているかと思っております。今、ICT推進委員会というのがございますので、そちらのほうで、各学校での活用事例と単元等、具体的なものをまとめたものを各学校に示していくという形で今年度は考えております。

貝ノ瀬委員長

 例えばですけど、指導課が学校訪問をするでしょう。そのときに研究授業をやってもらったりしますよね。そのときに、テレビとか何かを活用した授業にしてくださいという条件をつけて、それも使ってやってくださいというふうにすればどうでしょうか。だって、どんな教科だってできるのだから。ただ向こうで自分たちでつくったのを、見て講評するのではなくて、こちらのほうだって、指導する立場としては、こういうことをやっていただきたいということも含めてやってもらうほうがいいんじゃないでしょうかね。ぜひ、その辺も考慮して、そういう意味の質問だと思いますので。
 もう一つの質問については、いかがですか。

内野学務課長

 風疹の状況です。風疹はご存じのように、現時点で全国的に例年の10倍以上というふうに聞いています。特に東京は多いそうですけれども、成人の方が中心だということなのですが、三鷹市内の小・中学校では、幸い、今のところ1名も報告は来ておりません。

河野委員

 わかりました。ありがとうございます。

貝ノ瀬委員長

 それはよかったですね。ほかにどうですか。

岡委員

 報告の中ではなかったのですけれども、ぜひお聞きしたいことがありまして、先週、ちょうど1週間前ですか、6月28日に練馬で児童が不審者に傷を負わされるという事件がありました。三鷹では速やかに何らかの通達が学校に出されたと信じておりますけれども、災害とか不審者に対応するマニュアルというのは、各校、きっちりしたものができ上がっていると思うのですけれども、今回の事件は、正門を出たすぐのところとはいえ、通学路で起きた事件ですよね。考えてみると、マニュアルというのは、もしかしたら、通学路に関する部分では非常に弱いものがあるのではないかと想像します。今後、何らかのマニュアルというか、通学路においての不審者対応について、何か考えていらっしゃるところがあるかどうか、お聞きしたいと思います。

貝ノ瀬委員長

 練馬の事件発生後の本市の対応状況も含めて話していただけますか。

岡委員

 一番怖いのは、類似犯が出てくることです。今回の場合は犯人がすぐつかまりましたけど、こういう事件の場合、よく類似犯が出てくるので、三鷹も人ごとではないと思います。

山口教育部長

 事件発生後、直ちに指導課から各学校に、さらなる厳重なといいますか、不審者に対する注意をという通知を出しております。これは今までのおさらいというような位置づけになります。それで、今でも、ご案内のとおり、スクールエンジェルスという方が出入り口のところで見守りをしているという、1つの実績があります。ただし、今回はたまたま学校のすぐそばの通学路で起きたということがありますけれども、それぞれ児童、生徒が自宅に帰るまでの間で同様の事件が起きないとも限らないということですから、場所を想定したマニュアルということは、なかなか対応が難しいと思います。ですから、子どもたち一人一人にそういうような不審者を見かけたときにどういうふうに対応すべきかというようなことを教え込んでいく。
 あと、今、各ご家庭で、三鷹子ども避難所として3,200世帯にご協力をいただいているということですので、そういう事件があってからちょっと時間がたっていますから、形骸化しているようなところもあるかもしれませんので、もう一度、今回の事件をきっかけに、そういった世帯に対する重ねてのご依頼というようなところも充実していきたいなというふうに思っております。

高部教育長

 これは市を挙げてやらなければいけないことなのですけれども、火曜日、水曜日に三鷹警察署長とお会いする機会があって、その件が話題になったのですけど、三鷹警察署では、しばらくの間、この月曜日から小学校15校すべてに、登校時間、下校時間、私服、制服問わずにパトロールしていただく、見回っていただくということがあります。
 それと、市長部局の安全安心課のほうで、青パトと呼ばれている巡回車がありますので、そういうことも登下校の時間、特に子どもが出入りする時間については入念にやっていただく。
 あと、ボランタリーで犬の散歩とか、そういう形で広く見守りの方もいらっしゃいますので、署長のお話では、そういう方たちを中心に、何かセーフティー講習会とか、それから先ほどのスクールエンジェルスも、そういう危機的なときに自分たちはどういうふうな対応をするのか、通報体制とか、声の出し方とかありますから、こういう機会に、一回集めてレクチャーしたいなと思っていますので、地域の力を挙げて、全体でやっていきたいと思います。

岡委員

 人の目ってすごくありがたいというか、大事なことで、地域の見守りというお話も出ましたけれども、本当にそれを皆さん、子どもたちのために何かできないだろうかと思っていらっしゃる方がとても多いと思うのです。三鷹は地域力が高いですし、コミュニティ・スクールもあって、地域の方たちは子どもたちのために何かできることはないだろうかと思ってくださっていると思うのですけれども、そういう情報のツールとして、市のほうの安全安心メールがあるかと思うのですけれども、今回の、今おっしゃった警察の情報にしても、こういうパトロールを強化しますという情報も盛り込まれていましたけれども、その情報が来たのが火曜日の12時半ぐらいなのです。私も安全安心メールの配信を受けていますけれども、金曜日の事件で、その情報配信があったのが火曜日のお昼を過ぎてからなのですね。
 何かしたいと思っている地域の方たちの情報ツールの1つとして、特に保護者でなければ、なかなかそういう情報というのは入ってくるところがないところで、大事な情報だと思います。これは教育委員会の中の関係部署ではないので、ここでお願いしても、なかなか改善できないかもしれませんけれども、安全安心メールの配信が始まった当初からお願いしていることなのですけれども、非常に情報が遅い。
 今回の件に限らず、地域で、不審者が出ました、皆さん見守りをお願いしますというのも、時差が2日ぐらいあることがざらにあるのです。地域の方が、何とか見守りたいと思っていても、時差があることによって、時間がたったからまた次にしましょうというようなこともあるかと思いますので、できれば、なるべく早く配信していただくようにお願いしたいと思います。

高部教育長

 同感です。教育委員会への情報も非常に遅いので、市長部局の安全安心課がやっていることですけれども、緊急メールになりませんので、そこはよく申し入れておきます。

岡委員

 さっきの議員のご質問の中にもありましたけれども、学校の緊急メールも、それぞれの学校のお考えもあるので、すべての学校が入れているわけではないのですが、あれに関しては、本当に早くに配信できることが多いのですけれども、市のほうのメールに情報を頼っている方も多いと思いますので、できるだけ早く配信していただけるように要望します。

貝ノ瀬委員長

 教育委員会から市長部局に伝えてもらえればいいですね。練馬のああいう事件は幾らでも起こり得ますからね。だから、本当に危機管理として、きょうでもあしたでも起きるかもしれないというようなつもりで対策を考えておかないと、大変な事態になりますから、ぜひその辺、お願いいたします。
 ほかにどうですか。

河野委員

 スクールエンジェルスが待機しているボックスには、警察への通報ボタンみたいなものは入っているのでしょうか。

秋山総務課長

 スクールエンジェルスは基本的に学校に連絡します。トランシーバーを持っているので、例えば校長ないしは副校長に連絡します。学校から直接警察のほうに連絡ができる「学校110番」という非常通報装置がありますので、そういう対応を図っているわけです。

山口教育部長

 同時に、教員が駆け付けるということは当然、それ以前にありますので。

貝ノ瀬委員長

 基本的に見守り隊ということで、彼らが暴漢に立ち向かうということではないです。練馬の事件ではたまたま旗を持っていて立ち向かいましたが、あれは別にすべからく期待されているわけではない。たまたま、あの方は頑張って追い払ってくれましたが、あれで怪我でもしたりすると、また問題になって、話題になったでしょう。
 ほかにいいですか。
 それでは、日程第3 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成25年第7回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後 5時45分 閉会

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る