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平成25年第2回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年6月4日 最終更新日:2013年11月21日

平成25年第2回教育委員会定例会会議録

開催年月日

平成25年2月8日(金曜日)

出席者
委員長  貝ノ瀬滋
委員  角田徹
委員  河野純子
委員  岡由美
教育長  高部明夫

出席者
委員長  貝ノ瀬滋
委員  角田徹
委員  河野純子
委員  岡由美
教育長  高部明夫

出席説明員
調整担当部長・生涯学習担当部長 清水富美夫
総務課長 伊藤幸寛
学務課長 内野時男
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 松野泰一
指導課教育施策担当課長 松永透
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 岡崎安隆
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 荒川浩一
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長  向井研一
社会教育会館長 新名清人
指導課統括指導主事 栗原健

事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 大塚俊介

議事日程

平成25年2月8日(金曜日)午後2時開議

  • 日程第1 議案第5号 平成25年度基本方針の承認について
  • 日程第2 三鷹市立小・中学校卒業式及び入学式に使用する告辞文について(協議)
  • 日程第3 教育長報告

午後 2時03分 開会

貝ノ瀬委員長

 ただいまから、平成25年第2回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、角田委員にお願いいたします。
 議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第5号 平成25年度基本方針の承認について

貝ノ瀬委員長

 日程第1 議案第5号を議題といたします。

( 書記朗読 )

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

清水調整担当部長

 平成25年度の基本方針について、ご説明させていただきます。ご案内のとおり、三鷹市の教育の、目指すべき中長期の施策の方向性に関しましては、平成24年3月に策定されました、三鷹市教育ビジョン2022をはじめ、教育支援プラン2022、生涯学習プラン2022、子ども読書プラン2022において、定められております。これら教育ビジョンなどに基づきまして、教育委員会として、各年度における取り組みについての基本的な方向性を取りまとめたのが、この基本方針でございます。大きな流れ、考え方につきましては、教育ビジョンなどに基づいて一貫しておりますけれども、毎年度定める基本方針につきましては、前年度の事業の進捗状況、当該年度の事業計画を踏まえたもの、また特に力を入れたいポイントなど、若干の補強、時点修正を行った内容でございます。先ほど申し上げましたように、議案書とは別の基本方針(案)、新旧対照表に基づきまして、変更した部分につきましては下線で示しておりますので、そちらを中心にご説明させていただきたいと思います。
 まず資料の左が平成25年度の基本方針(案)になっております。まず2ページ目をお開きください。目標1の下、1、コミュニティ・スクールの機能の充実の部分でございます。特に下線の部分の中で、学校支援体制のあり方につきましては、現場のニーズを踏まえた議論をし、より実効性を高めるものとするために、「三鷹コミュニティ・スクール推進会議」を活用した検討を追加させていただきました。
 あわせまして3ページをごらんください。3ページの上から2つ目の3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備でございます。いわゆる地域コーディネーターの人財のあり方につきましても、「三鷹コミュニティ・スクール推進会議」において検討を行うことといたしまして、変更をさせていただいております。その次に、その下にございます、目標2の1、小・中一貫教育の充実と発展でございますが、平成24年度に策定しました実施方策を追加させていただいております。
 4ページをお開きください。2の知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。下線部分にありますように、学力調査、体力・運動能力の調査結果が出ておりますので、それを生かした改善を行うということで、追加をさせていただいております。その下、4、生活指導の充実でございます。社会的に問題となっております、いじめなど問題行動に対しまして、面談、アンケートといったものを活用し、具体的な取り組みを行うということで、追加をさせていただいております。
 5ページ目でございます。目標3の2にございます、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人財育成の部分では、平成25年3月に策定予定の人財育成方針を踏まえた形で記述を修正させていただきました。
 6ページ目をお開きください。目標4の1にございます、子どもの安全・安心の確保でございます。大きく3点ございます。1点目は通学路の安全確保に関する、いわゆる実施主体が市及び東京都の道路管理者ということで、実施主体を追加、補強させていただいております。次に、学校給食におけるアレルギー疾患対応に関しまして、管理の徹底を図る趣旨で文言の追加をさせていただいております。また、放射性物質検査の関係でございますが、学校給食食材に絞りまして時点修正をさせていただいて、市独自でも検査をするという内容となっております。3、環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用ですが、事業の進捗による時点修正でございます。なお、24年度の基本方針には川上郷自然の村の記述がございますが、それにつきましては7ページに別記載でさせていただいておりますので、後ほどご説明させていただきます。
 7ページ目をお開きください。5の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みでございます。新規に項目の追加をさせていただいております。1つは児童数の増加によりまして、新たに普通教室の確保が必要となる学校について、教室の再整備を行うということが1点。また、2点目は学校規模の適正化ということでございますが、年少人口の増加要因となります、宅地開発、マンション建設に伴う学校環境への影響を勘案しまして、市長部局などとも連携しながら、学校等の規模の適正化について取り組むということで、新規に追加をさせていただいております。また6に、先ほどご説明しました、校外学習施設「川上郷自然の村」の効率的な運営の推進ということで、新たに項目立てをしまして、指定管理者との連携による効果的運営と、引き続き今後のあり方について検討を行うという内容にしております。
 以上が学校教育の部分でございます。
 8ページをお開きください。生涯学習の分野でございますが、実際には変更等は9ページから入ります。9ページの2に、ライフステージ別の多様な学習内容の提供ということでございますが、記載のとおり、具体的な事業を追加させていただきました。また、大沢二丁目古民家の復原、整備に関しましては、エコミュージアム事業のモデル事業として、いわゆる古民家の復原、整備に着手をするという記述をさせていただいております。
 10ページをお開きください。3、生涯学習のまちづくりに資する人財の育成及び活用の推進というタイトルでございますが、基本的な考え方を整理するとともに、特に「学びの循環」に関する具体的な仕組みをつくるということでございますので、それにかかわる事業を示しながら、その方向性を追加させていただいております。4、学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進でございます。先ほど、学校教育の部分におきましても、家庭や地域の教育力の向上という記述がございます。それとリンクさせた形で記述をしております。具体的には家庭教育学級あるいは地域SNS等の、いわゆる「かきしぶ」でございますが、情報交換ツールの充実を図りながら体制を整備していくということでございます。
 11ページをお開きください。1の南部図書館(仮称)の開館でございます。事業の進捗による時点修正でございますが、今年度は特に内装工事に着手することと開設準備に当たるということで、記述を変えております。2のみたか子ども読書プラン2022の推進でございますが、基本的な考え方を整理するとともに、特に真ん中以降にございます「ヤングアダルト(中学生・高校生)世代」を対象とした、新たなサービスの検討、あるいは障がい者(児)へのサービスにかかわるボランティア向けの研修など、具体的な事業も追加しながら、修正を行ったところでございます。引き続き、24年度に記載がありますレファレンス、はじめての絵本(ブックスタート)については、事業の充実を図っていくということでございます。
 12ページをお開きください。最後になりますが、6のスポーツ祭東京2013(東京国体)の推進でございます。事業の進捗による時点修正でございますが、平成25年度は、本大会が実施されるということと、あわせまして開催気運の醸成ということで、オリンピックの聖火に当たる、いわゆる炬火の採火を行いたいということ、それから学校観戦の機会を設けていくという形で、国体に対して取り組んでまいりたいと思っております。
 簡単ですけれども、以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 以上で提案理由の説明が終わりました。委員の皆さんの質疑をお願いいたします。

河野委員

 細かなことから、まず。7ページの左側の6、川上郷自然の村の効率的な運営の推進と書いてあるところなのですが、2行目の広報活動の充実はよくわかるのですけれども、指定管理者との連携強化による効果的な自主事業が、ぱっと読んだだけではどのようなことを言いたいのかがよくわからないのです。具体的にどのようなことを意味しているのかを、素人が読んだときに、わかりやすい表現にしていただいたほうがいいのではないかということが1つ。
 それから、11ページの2で、ヤングアダルト世代を対象とする新たなサービスの検討とありますが、これはもし例示できるのであれば、例えばどのようなサービスを考えているのかを例示したほうがわかりやすいのではないでしょうか。
 12ページの6で、炬火を採火するという言葉が使ってあるのですけれども、普通の人にはわかりにくいので、もう少しわかりやすい言葉で書かれたほうがいいのではないでしょうか。
 今、申し上げたところは細かい点なのですけれども、直しがある部分ではなくて気にかかったところとして、去年このままの案で通しているので今さらなのですけれども、2ページの一番最初に目指す子ども像というのが挙げられているのです。これ自体は異論がないところで、去年、議論して、このようにやったと思うのですが、改めて見ると、あまりにも立派過ぎて、大人でも非常に大変な5つの目標が掲げてありますけれども、まず、どれが一番中心になるものかということを考えて、それを先頭に持ってきたほうがいいのではないかと思うのです。私個人としては、2番目の確かな学力と健康でたくましい心身を備え、自ら学び続ける人というのが、やはり三鷹の教育の場合には基本になるのかと思います。そのような心身ともに健康で学び続ける人であれば、規範意識も備わるでしょうし、社会の一員としてきちんと責任ある行動もとれるだろうし、コミュニケーションの問題もないだろう。積極的に社会、地域に貢献できるだろうということで、やはり、どのような子どもを、目指す子ども像の中心に据えるのかという問題があるのではないかと思うのです。あるいは一番最初が中核となるのか、いろいろ人によって考え方は違うのかもしれませんが、目指す子ども像は順番なく、全部、並列的なものなのかどうなのかというのが、改めて見て、気になったところです。

貝ノ瀬委員長

 具体的な箇所についてのご指摘が3点ほどあって、全体にかかわるような、子ども像についてのご質問というか、ご提案もありましたけれども、説明をお願いします。

伊藤総務課長

 ご質問のあった順番に回答させていただきます。
 初めに私から、7ページになります。6の校外学習施設「川上郷自然の村」の効率的な運営の中で、効果的な自主事業の実施ですけれども、具体的には川上郷自然の村ではスキーパックというものが好評で、スキーのリフト券を宿泊とセットしたものなのですけれども、指定管理者の独自の事業として、スキーのリフト券を早割で買いまして、安く提供するようなパックがありまして、非常に好評です。そうしたことだけではなくて、周辺にはゴルフ場や牧場など、いろいろ施設がございますので、もちろん我々、教育委員会とも連携を図る中で、そうした自主事業を指定管理者の工夫で展開していきたいということです。具体的な中身がわかりにくいというご指摘がありましたので、例えばスキーパックの充実など、1つ例示を入れればわかりやすいかと思います。そこは工夫させていただきます。

河野委員

 効果的なと書いてあるのでよくわからなかったのですが、魅力ある自主事業として、例えば括弧してスキーパック等など、何かそのように書いていただければよくわかるのではないでしょうか。効果的な自主事業と書いてあったものですから、効率性のことを言っているのか、何を言っているのかと、よくわからなかったのです。わかりました。ありがとうございます。

伊藤総務課長

 今、ご指摘のあったような形で修正すれば、わかりやすいかと思います。

貝ノ瀬委員長

 例を1つぐらい入れて、などにして。
 2つ目はどうでしょう。

清水調整担当部長

 ヤングアダルトに関しましては、子ども読書プランの中でも、いわゆる中高生世代の参加を求めるような、何か仕組みづくりを作っていこうなど、あるいは中高生世代のコーナーや資料をさらに充実していこうという考えがありますので、その具体的なイメージできやすい事業を、少し入れることで、わかりやすくさせていきたいと思っております。

河野委員

 わかりました。

荒川国体推進室長

 国体の関係ですけれども、記述するに当たって、わかりにくいというご指摘は事前にも出ておりまして、注記したところです。一方で、炬火の採火という言葉も、国体の過去の事例、またオリンピックの聖火の場合でも、炬火、採火式など、そのような言葉を使ってイベントをしていますので、そのあたり、うまくわかりやすく表現できればと思いますので、検討したいと思います。

貝ノ瀬委員長

 子ども像については、どなたかどうですか。

松永指導課教育施策担当課長

 ここに書かれている、目指す子ども像自体は、教育ビジョン2022に出ている子ども像の順序そのままに載っていることになります。この子ども像を策定するに当たりまして、一番最初に来るのは何なのかといった議論もありましたけれども、やはり生命尊重の部分や人権尊重の部分などといった部分があっての、学力、体力という形になるかということも考えまして、一番最初にこちらの部分が入っています。教育ビジョンで決めたその順序のまま、ここに掲載されているということです。

貝ノ瀬委員長

 教育ビジョンの順番をそのまま書いたという説明ですね。

河野委員

 この順番で考えているのだということは、注記するなど、もっと知らせなくていいのですか。
 つまり、単に並列で書いてあるだけだから、同じような疑問は繰り返し出てくるのです。今、松永課長がおっしゃったように、まず、そのような人権尊重など、他人尊重が根底にあって、学力や心身のたくましさを考えているから、この順番なのだということであれば、それはそれでわかるのですけれども、何かそのような言葉がなくて、この5つがぼんと並んでいると、読んだときに常に気にかかってしまうのです。注記か何か、そのようなことを入れるということはできないのでしょうか。
 これは一般の市民の方がごらんになるわけでしょう。一般には配布しないものなのですか。ホームページなどで公開するぐらいなのですか。

伊藤総務課長

 ホームページの公開はありますけれども、一般の市民の皆さんにお配りするようなことはありません。しかしながら学校では、この議決を受けた基本方針について、各学校の経営方針、あるいは学園の方針に反映していただいていますので、そのような面からは、広く市民の皆さんにも影響のある方針となります。

河野委員

 学園なり市民なり、どこの方が読む場合でも、これを書いているだけで、今、松永課長がおっしゃった趣旨、この5つの順番を理解されますでしょうか。

平成25年第2回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

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