ここから本文です

平成25年第2回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年6月4日 最終更新日:2013年6月4日

平成25年第2回教育委員会定例会会議録

日程第3 教育長報告

貝ノ瀬委員長

 引き続き、日程第3 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

高部教育長

 私から2点。全国大会の話をさせていただきたいと思います。お手元に資料、開催通知の配付ですけれども、小中一貫教育全国サミットが京都でございました。1月17、18日でございました。裏に目次が書いてございますけれども、文科省の基調講演やパネルディスカッション、あるいは実践公開授業など、各自治体の取り組みの発表がございました。全国から1,300人ぐらい参加されて、非常に盛況でございました。その中で、文科省の初等中等教育局長の布村さんからのお話がございましたけれども、全国の中で、何らかの小・中一貫、あるいは小・中連携に取り組んでいる自治体が1,276団体あるそうです。学校数ではなくて自治体数ということですので、全国の72%が何らかの形で取り組んでいるということでございます。もちろん形態やタイプは極めて多様、さまざまでございまして、国も小・中一貫教育をさらに推進するために、教育課程の特例の制度化や、あるいは教員免許に関する柔軟な対応等を研究していくというお話がございました。
 もう一つは、コミュニティ・スクールですけれども、全国コミュニティ・スクール連絡協議会が1月31日に開かれまして、翌日、2月1日に文科省主催の学校の総合マネジメント力強化セミナーというものがございました。この中では、三鷹市の教育委員会の発表が分科会であったところでございます。協議会会長の貝ノ瀬教育委員長も終日参加されたわけでございますけれども、こちらも盛況で、講堂が埋まるぐらいの参加者がございました。コミュニティ・スクールの取り組みも多様でございますけれども、国もさらに拡大を推進していくということで、さまざまな研究成果の公表、あるいはまだ導入されていない県にも積極的に働きかけていくというお話がございました。
 以上でございます。

伊藤総務課長

 総務課でございます。24ページをお開きいただきたいと思います。
 教育長からご報告のありましたところは除きまして、2月7日、昨日ですけれども、教育委員と市立小・中学校保護者代表との懇談会がありました。ご出席ありがとうございました。「子どもを自立させるために親は何をすればよいのか」というテーマを熟議の方式で議論したところでございます。非常に有意義な会であったと、PTAの会長からもお話をいただいているところでございます。
 今後の予定ですけれども、2月12日、火曜日、市議会文教委員会が開催されます。今回は昨年7月に行われた都の学力調査の結果について、インフルエンザによる臨時休業等の状況について、2点のご報告をさせていただく予定でございます。
 引き続き、26ページ、27ページになりますけれども、1月31日、木曜日に、第三小学校新校舎の内覧会を開催いたしました。お手元に校舎内覧会のパンフレットがあると思いますので、ごらんいただきたいのですけれども、中の様子を写真で撮ったものが入っておりまして、けやきを使用したオブジェと書いてありますけれども、校庭にシンボルツリーの大きなけやきがありましたので、これをオブジェとして残しております。その他に外のベンチにも使用していきたいと考えています。また、コミュニケーションスペースと書いてありますけれども、廊下にありまして、子どもたちが自由に、このようなところで休み時間などを過ごせるスペースです。その横には健康ゾーンとありますけれども、これは2教室分のかなり広いスペースでありまして、下のプレイルームと同様に、子どもたちが遊んだり、授業にも当然、活用していくというスペースになります。また、広い廊下とありますけれども、新校舎では2.8メートルありまして、通常よりも50センチ程度は広い廊下になっております。非常に開放的な教室になっておりまして、そうした中で、子どもたちが2月13日からこの新校舎で授業を行うということになります。当日の内覧会には200人を超える方にお越しいただきました。以上、ご報告させていただきます。
 今後の予定については、記載のとおりでございます。私からは以上です。

内野学務課長

 学務課でございます。28ページ、29ページについてご報告いたします。
 まず左側の事業の実績ですけれども、上から2つ目の、1月21日から28日にかけて、東京都が実施する学校給食の食材検査の3学期分がありました。全小・中学校22校で実施しまして、1学期から都合3回行いましたけれども、これで全て終了いたしまして、食材全て放射性物質は検出されませんでした。また続いて、期間が少し長いのですが、1月21日から3月22日まで9週間にわたりまして、南浦小学校で学校給食のモニタリング事業。でき上がった給食、1食分を丸ごと、1週間分、1日1日、冷凍しておきまして、月曜日から金曜日までの分を、翌週の月曜日に検査機関に持ち込んでいきます。文部科学省による事業でございます。最初の1週間分が今週の火曜日に結果が出まして、現在、一般食品の基準値は1キログラム当たり100ベクレルで、機械の精度が大分高くて1ベクレルまではかれるものなのですが、最初の検査では、検出されませんでした。3月22日まで9週間にわたって、9回続けていくことになっております。
 下のほう、2月5日には就学相談説明会。平成26年度に入学するお子さんです。今、北野ハピネスセンターに通っていらっしゃる保護者の方を中心に、説明会がハピネスセンターで開催されました。
 続いて、予定でございます。上から2つ目、今日の午後からもう作業に取りかかっているのですけれども、2月9日から11日、月曜日まで、この連休で第三小学校の新校舎への引越し作業があります。私どもも一緒に現地に行って、作業が順調にいくように見守って、また13日から新しい校舎での授業の予定となっております。
 ここに書いてあることは以上ですけれども、インフルエンザの状況について、先ほど伊藤課長から今度の文教委員会でも報告すると説明がありましたけれども、2月5日までの臨時休業の状況を報告させていただきます。まず、今年は1月31日に東京都でインフルエンザの流行警報が出ました。三鷹では、昨年12月17日に第一中学校で、1年生が1クラス学級閉鎖になりまして、それ以後ずっとなかったのですけれども、その後、1月21日に第一小学校で1クラスありまして、2月5日までに延べ小学校12校、中学校3校で、延べ39学級が学級閉鎖となっています。ちなみに昨年度の同時期では、小学校10校、中学校4校で、延べ48学級ですので、若干少ない傾向になっております。昨年もありましたけれども、学年閉鎖も中学校2年生で今年は1つありました。2月5日現在では、学級閉鎖は2学級になっておりまして、先週末あたりでは、国の報道ではピークを迎えつつあると言っておりましたけれども、三鷹は東京都全体、全国よりは少し少ない傾向になっている状況でございます。
 もう新型といわなくなりましたけれども、平成21年度に新型のインフルエンザが発生する以前は、それまで5年間、10年間の平均ですと、大体、一冬に30学級から50学級ぐらいでした。今年はまだまだ寒い日が続きますので、もう少し多くなるかとは思いますけれども、全国的にニュースであるような、また東京都で過去10年間で一番多いというニュースもありましたけれども、それに比べると、今のところは少し落ちついてくれているのかと思っておりますけれども、まだ寒さは大分続くようですので、これからも気をつけていきたいと思っております。
 学務課は以上です。

松野指導課長

 指導課は30ページ、31ページです。
 30ページの実績等報告ですが、大変たくさんの日程が並んでいますけれども、中学校7校の自然教室の日程が入っているためです。7校、ちょうどインフルエンザやあるいは中央道笹子トンネルの交互通行等、さまざまな影響が予想される中での実施でしたが、結果的にはほとんど何の影響もなく、例年どおりの行程で、無事終了しました。本日、第四中学校が帰着すれば、全て終了ということになります。今のところ、事故等の報告は何もございません。29日、火曜日に行われました、東京都教育委員会人権尊重教育推進校の発表会、にしみたか学園第二中学校です。他県からも含めて200名以上の参加者がこの研究発表会に来校され、大変盛況に終了いたしました。学校の教員の発表だけでなくて、CSの会長さんもこの中で実践報告をされたということで、そのような意味では非常に三鷹らしい研究発表が行われたものと考えております。また、29日からちょうど今日まで、小・中学校の連合書初展が教育センターの2階で行われております。
 右の予定等の報告ですけれども、記載のとおりでございます。
 指導課は以上です。

古谷生涯学習課長

 生涯学習課、32ページ、33ページでございます。
 まずは32ページ、行事実績でございますけれども、1月14日、雪が降る中、成人を祝福するつどいを芸術文化センターで実施したところでございます。参加者は843人でした。ゴスペルなどの催しもありまして、成人の方は雪をものともせずお越しいただきました。また、一番下ですけれども2月7日、公立学校PTA連合会常務理事会を教育センターで実施したところでございます。
 今後の行事予定でございますが、33ページです。2月14日、生涯学習計画推進会議ですが、三鷹市役所の所管の関係者が集まり、生涯学習プランに関する進捗状況等について検討していきたいと考えております。
 あとは記載のとおりでございますけれども、別紙で、黄色いチラシを皆さん方にお配りしております。これは第103回三鷹市親子音楽会のご案内で、3月10日、三鷹市公会堂がリニュアルオープンした直後に実施する大きなイベントになります。ちょうど、このタイトルも「さようなら、こんにちは」ということで、古い公会堂にさようなら、新しい公会堂よ、こんにちはのような形で、組み込まれておりますけれども、演奏は三鷹市管弦楽団の皆さんに委託して、指揮は高橋隆元さん、歌とお話は岡崎裕美さんということで、実施する予定でございます。
 生涯学習課からは以上でございます。

岡崎スポーツ振興課長

 34ページ、35ページになります。34ページの実績につきましては記載のとおりでございます。
 35ページの行事予定ですが、2月10日、今度の日曜日になりますが、第14回小学生ソフトバレーボール交流大会が第一体育館でございます。この大会についてPRさせていただきます。ソフトバレーボールというのはどのようなものかと言いますと、ルールはバレーボールとほぼ同じですが、コートの大きさが違いまして、バドミントンのコートを使います。1チーム4人で行いまして、ボールはバレーボールよりも少し大き目にしまして、ゴムまりのように、非常にやわらかく、ですからソフトバレーボールというのですが、突き指などをしにくいということで、小学生に大変好評でございます。今回の10日に行われます交流大会ですが、小学5年生が13チーム、6年生が28チーム参加しまして、午前中に9時20分から5年生のチームの試合が始まります。午後には12時50分から、小学6年生のチームが試合を行います。場所は市役所本庁舎裏側にある、第一体育館となっておりますので、お時間がございましたら、ご観戦していただきたいと思います。
 あとは記載のとおりでございます。
 以上です。

荒川国体推進室長

 国体推進室でございますが、36、37ページになります。36ページ、行事実績でございますけれども、記載のとおりでございます。
 37ページ、予定でございますが、2月17日にパドルテニス教室とパドルテニスの指導者講習会を開催いたします。パドルテニスは東京国体のデモンストレーションとしてのスポーツ行事として、三鷹市の大成高等学校などで行われることから、初心者向けの講習等を行っているところなのですけれども、今回また改めて、初心者向けの一般向けの教室を行います。また、あわせて上級者向けに指導者講習会を行いまして、受講者につきましては、大会当日に役員としてご活躍していただきたいと考えております。
 国体の関係は以上でございます。

新名社会教育会館長

 社会教育会館でございます。38ページ及び39ページでございます。
 実績でございますが、この記載のとおり、1月11日から15日にかけて、12月半ばから冬休みに入っていた市民大学事業が、順次3学期を開校したということでございます。
 39ページに参りまして予定ですが、実績の中にもありますけれども、市民大学の総合コースで企画委員会というものを、この間、継続して開催しておりまして、新年度、25年度の5コースになりますが、そちらのカリキュラムづくりに今、邁進しているところでございまして、この予定どおり進行して、最終的に確定させていくという段取りになっております。
 社会教育会館は以上でございます。

清水調整担当部長

 40ページ、41ページです。
 1月の行事実績でございますけれども、1月25日から31日の間にリサイクル図書選定会を実施しました。図書館において除籍することになった児童書、絵本などで、状態がまだ良好なものについては、リサイクル図書として有効活用していくということと、小・中学校をはじめとした各施設の読書環境を充実するということで、この日程で選定会を行い、実際リサイクル図書として4,000冊を各施設に提供したということでございます。
 41ページの2月の行事予定でございますが、真ん中にあります2月18日から22日の間、蔵書点検のため臨時休館するということです。なるべく利用者にご迷惑をかけないよう、5日間のうち、休館日が2日入っていますので、実質3日間の臨時休館で、蔵書点検をしていきたいと思っております。
 以上です。

貝ノ瀬委員長

 以上で報告が終わりました。では、委員の皆さんからの質疑をお願いいたします。
 私から1つ。政府の教育再生実行会議が、この間、24日に行われて、いじめ問題が話し合われました。この段階では、それぞれご自分の持論が出されたわけですけれども、今度15日に2回目があります。そこでもう一度、今度は集中的にいじめ問題をやり、2月26日に3回目があって、自民党が用意する議員立法として、いじめ防止法案をそこに具体的に出されて、議論するということになっています。体罰もそうですけれども、いじめについては緊急の課題だということで、できるだけ早く法案を成立させたいということで動き始めています。少なくとも、今年度中には法案ができて、全国の各自治体、教育関係機関は、その法律に従って動いていくということになると思いますけれども、内容的にはそれほどびっくりするような内容にはならないと思います。ただ、虐待の通報制度のようなことや、相談の窓口をきちんとするなど、それに応じて人員を増やすという、これはどこまでオーケーになるかわかりませんけれども、そういったことも議論になると思います。
 そこで、これは指導課が中心になると思いますけれども、各小学校の児童会、学級会、中学校は生徒会が前提になると思いますが、いじめについて、いじめを我が校からいかになくすかなど、いじめはどうしたらいいか、どのようにして解決したらいいかなどという話し合いをしてもらって、1回こっきりだと、形式的な話し合いになってしまうと思いますので、何回かやって、その上で、できればというよりも、ぜひしてもらったほうがいいと思いますけれども、いじめ決別宣言、いじめ根絶宣言のような、それぞれ各学校ごとに、子どもたちがそれを提案するという形に持っていってもらうとよろしいのではないかと思います。この宣言については、私は文科大臣には言ってあります。15日でも具体的に話をしますけれども、誰も反対する人はいないと思いますので、そういったことになっていくと思います。
 今、オリンピックの招致の問題が控えていて、政治的な問題でもありますけれども、今、スポーツ界で体罰がいろいろと取り沙汰されていて、体罰について、いろいろ調査が進んでいくに従って、実際に体罰が行われているという事例が、ぞろぞろ出てくると思います。そうすると、当然のことながら、世界に恥をさらすということになりますが、でも隠すわけにもいかないということなのです。これも私の案ですけれども、やはり同じように、どこかの時点で、各スポーツ団体が体罰根絶宣言を出して、今まではそのようなことがあったかもしれないけれども、金輪際そのようなことから決別して、新しく出発しますというようなことで出していかないと、アピールしないと、世界は認めてくれないのではないかと思うのです。それも大臣に言ってあります。これは三鷹がどうということではなくて、参考までに申し上げているのですけれども、そのような形も出てくる可能性もあります。
 少なくともいじめについては、子どもたちのレベルの問題ですので、ぜひ、そのような、子どもたちが主体的にいじめをなくしていく、克服していくことに取り組んでいるという、そのような事例をやはり示してあげたほうがいいのではないかと思うのです。ぜひ、その辺のところ、学校に対するご指導をお願いしたいと思っています。
 その次、3月は教育委員会制度です。教育委員会を廃止するかしないか。その次が、六・三・三・四制をどうするかなど、そのようにいろいろなテーマを議論するようであります。
 私からは以上です。ほかによろしゅうございますか。
 以上をもちまして、平成25年第2回教育委員会定例会を閉会いたします。
 お疲れさまでございました。

午後 3時46分 閉会

このページの作成・発信部署

教育委員会 総務課 総務係
〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
電話:0422-29-9811 
ファクス:0422-43-0320

総務課のページへ

ご意見・お問い合わせはこちらから

あなたが審査員!

質問:このページの情報は役に立ちましたか?

  • 住所・電話番号などの個人情報は記入しないでください。
  • この記入欄からいただいたご意見には回答できません。
  • 回答が必要な内容はご意見・お問い合わせからお願いします。

集計結果を見る

ページトップに戻る