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平成24年第11回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2013年3月19日 最終更新日:2013年3月19日
平成24年第11回教育委員会定例会会議録
教育長報告
新名社会教育会館長
社会教育会館でございますが、30ページ及び31ページでございます。
30ページの実績でございますが、10月19日と20日に、市民大学総合コース共通自主学習公開講座を、金曜日、土曜日で行っております。社会教育会館では市民大学事業を行っておりますが、この両日は共通自主学習ということで各コースの垣根を取っ払って、かつ一般の方も参加できるような形のオープンな講座を開いたところです。金曜日についてはエネルギー問題をテーマに、NPO法人環境エネルギー政策研究所の古屋将太さんを講師にお招きして、定員100人のところ、実際には107人の方が参加されました。20日については、「生きることの楽しさ、むずかしさ―文学から人生の視野をひろげる―」というテーマで、編集者の松田哲夫さんをお呼びしました。こちらも定員100人だったのですが、実際には76人が参加されました。10月29日に公民館運営審議会定例会ということで、今回、期が変わりまして、第1回の会議でございますので、今後の公民館運営審議会の進め方などについてご論議をいただいたところです。
予定に行かせていただいて、31ページなのですが、11月30日に社会教育会館のつどい前日準備とあります。この行政報告とは別に、緑色のパンフレットを配付しておりますので、少し説明させていただきます。社会教育会館のつどいは、社会教育会館を拠点として、学習活動や、その他の活動をされている団体の方々の学習成果の発表の場という位置づけで、例年行っているものなのですが、今回、30団体の参加を得まして、私どもが事務局となって、構成、企画に協力しながら準備を進めてまいりました。12月1日、2日に開催いたしまして、パンフレットにもありますように、さまざまな展示や演技、実演等、販売などを行うグループが参加します。1日の土曜日につきましては、特別講演ということで、多摩六都科学館の館長の高柳雄一さんをお呼びいたしまして、2時間の講演、テーマは「ともに生きる宇宙」ということで、今年、金環日食もあり、さまざまな宇宙イベントもあったところなので、非常にタイムリーかと思いましてご講演をいただくところです。両日の企画でございますので、教育委員の皆さんもご都合がつけばぜひ見ていただければと考えているところでございます。
社会教育会館は以上でございます。
宇山三鷹図書館長
図書館は、32ページ、33ページです。
まず32ページの実績ですけれども、10月11日に「絵本の育て方」ということで、絵本作家のいとうひろしさんをお招きして、絵本を作る側のお話を伺いました。文庫連共催ということで、50人の方が参加されました。13日、土曜日に太陽系ウォークにあわせて国立天文台とネットワーク大学の協力を得て行っておりました展示に関連した催しとして、天文台の暦計算室長の片山真人さんの講演会がございました。参加者は20人ほどでした。26日に大人が楽しむおはなし会がありました。通常、幼稚園や小学校などでストーリーテリングをしているボランティアの皆様が、大人で集まって聞くということで、夜間に開催して、昔話や創作の物語や海外の童話などを覚えて、10分や15分という長いお話を語るという会を行いました。近隣の市町村からもお見えになる方がいて、130人ぐらいの方が参加されました。11月1日ですけれども、図書館協議会で北区の中央図書館を見学してきました。通称、赤レンガ図書館と呼ばれている図書館で、施設的にも大変おもしろいものでした。
予定は33ページになっていますが、11月9日、本日、午前中に読み聞かせステップアップ講座の最終回ということで、5回目の講座がございました。これはやはり同じストーリーテリングの講座ということで、文庫連とわたげの会が共催で、毎回の講座にも協力をしていただいて開催しているもので、今回、最終回だったのですけれども、引き続き、参加者の方がグループをつくって活動したいという話も出ていますので、わたげの会に続いて、20年ぶりぐらいにストーリーテリングの新しい会ができるかという状況になっております。あとは記載のとおりです。
以上です。
貝ノ瀬委員長
以上で報告は終わりました。委員の皆さんの質疑をお願いいたします。
角田委員
1つよろしいですか。
指導課にお伺いしたいのですが、先ほど小学校と中学校の三鷹市と東京都と全国の体力・運動能力の調査結果の報告がありました。その中で、中学校2年生の男子、女子、20メートルシャトルランのデータがないのですけれども、三鷹市では測定していないのですか。
松野指導課長
中学生は持久走と20メートルシャトルランを個人で選択をして実施できることになっています。ほとんどの生徒が持久走を選択しているので、20メートルシャトルランについては、2年生については実施をした子どもがいないということです。
角田委員
ゼロということですか。
松野指導課長
はい。
角田委員
わかりました。
データをとるときの方法として、そのようなやり方でいいのですか。
松野指導課長
そうですね。種目は選択ということで、全国も東京都のデータもそのようになっているので、それでいいということになります。
角田委員
そうすると、場合によっては、1年生や3年生でデータなしということなのですね。
松野指導課長
そのとおりです。
貝ノ瀬委員長
そもそも体力を測るのに、この種目でいいかというところにも戻りますけれども。
ほかに、ありますでしょうか。
岡委員
同じく体力・運動能力の調査結果について、お聞きます。昨年との比較も出してくださっていて、とてもわかりやすいデータをありがとうございました。もう随分と工夫もされているところだろうと思いますけれども、体力向上に向けた取り組みというところで、一校一取組や一学期一実践という内容を具体的に例を教えていただければと思います。
松野指導課長
例えば朝、体育朝会という形でその季節に応じた運動を取り入れたり、あるいはクラスの中で縄跳びの機会をたくさん持つ「大縄チャンピオン」などをやったり、あるいは持久走に特化して、毎日マラソンを入れるということで、体育の授業以外の部分で朝会、休み時間等に習慣として運動をさまざま取り入れるような工夫をしています。ダンスあり、縄跳びあり、そういったマラソン系のものあり、さまざま、それぞれの学校で工夫して取り組んでいるところです。
貝ノ瀬委員長
よろしいですか。
岡委員
はい、ありがとうございます。
ここ二、三年のことではなく、三鷹市の傾向として、都の平均や全国の平均より数値が低いというのは、以前からの傾向だと思いますので、限られた時間の中で、いろいろなことを学校はしないといけませんから、体力面だけアップということにはなかなかならないと思いますけれども、まず基礎体力あってのそのほかの学習だと思いますので、丁寧なご指導をよろしくお願いいたします。
貝ノ瀬委員長
体力増強ということになると、よく言われますけれども、学校生活は1日24時間の中の3分の1です。そこで体育の時間は週3時間です。それで体力向上はできますか。
松野指導課長
週3時間の体育の時間の中での運動量の確保はもちろん大事なことですけれども、やはり運動の習慣を子どもたちにつけさせるということで、ほかの時間に遊んだり走ったりということをやっていかないと、全般的にはそこだけでは体力はつかないと思います。意欲づけ、習慣づけが重要になってきます。
貝ノ瀬委員長
1日の3分の2の時間帯を担う家庭や地域社会が、やはり子どもたちの体力の問題について危機意識を持ってもらって、何らかの取り組みをしてもらうというのは必要なことです。
角田委員
親御さんの生活習慣をそのまま子どもは引き継いでしまいますから。
貝ノ瀬委員長
やはり子どもの家庭環境や教育環境が大きく左右します。学力などについては、もうみんな大騒ぎして、いろいろなことについての相関関係を調査して、結局、家庭の経済状況と学力は非常に関連があるのだという、思い切った調査などもはっきり出てきている中で、体力についても、ただ下がってきた、少しずつ上がっているなどということを超えて、東京都もやっていらっしゃるのでしょうけれども、角田委員がおっしゃったような、家庭での生活習慣や地域社会のスポーツに親しむ機会を増やす関係機関の努力などということが求められるということだろうと思います。ぜひ何かの機会があれば問題提起をしてもらって、ぜひ体力向上がなされますように希望したいと思います。
角田委員
特に幼児期からです。小学校に入る前の幼児期に、いかに体を動かす習慣をつけるかということが大切だと思います。
貝ノ瀬委員長
このような角田委員のお話もありますので、その辺は機会がありましたら、ぜひまた問題提起をしていただきたいと思います。
ほかに何かありますでしょうか。
河野委員
指導課にお伺いします。10月20日からみたか教師力養成講座を開講されたということなのですけれども、今年どのくらいの方が受けられていて、例えば毎年毎年改良されているのだとは思うのですけれども、今年はどのようなところに力を入れているのかなど、大体どのようなカリキュラムを考えていらっしゃるのか教えていただけますか。
松野指導課長
みたか教師力養成講座というのは、教員志望の学生を集めて教員になるための資質能力を身につけさせるということで、ネットワーク大学で秋講座、春講座と2回行っています。毎年20人ぐらい集まって、今年は少し少な目で十数人なのですが、そのような方々に対して、例えば教員としての基本的な、例えばコミュニケーション能力や指導力といいますか、授業をどうやって進めていくかということ、あるいは教育の仕組みがどうなっているかという座学的な内容も含めて、毎週土曜日に授業を行い、それだけではなく、市内の小・中学校に特別教育実習ということで、職場体験ではないですけれども、実際に学校で子どもたちと触れ合う中で得られる力も多いだろうということで、そのようなことを実施しております。7月に東京都の教員採用試験がありますので、大体それで全て受かるわけではありませんけれども、半数以上の方が2次試験を突破して、採用を待つという仕組みになっております。
河野委員
ありがとうございます。
貝ノ瀬委員長
以上で、日程第3 教育長報告を終わります。
委員の皆様にお諮りいたします。日程第4 議案第49号については市政運営上の意思形成過程における案件のため、秘密会で審議したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
貝ノ瀬委員長
ご異議なしと認めます。よって秘密会を開くことに決定いたしました。
午後 5時13分 定例会休憩
午後 5時13分 秘密会開会
午後 5時40分 秘密会閉会
午後 5時40分 定例会再開
貝ノ瀬委員長
以上をもちまして、平成24年第11回教育委員会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。
午後 5時40分 閉会
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