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平成22年第2回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2010年7月26日 最終更新日:2010年7月26日

平成22年第2回教育委員会定例会(4)

日程第4 教育長報告

貝ノ瀬教育長

 委員長、すみません。先ほど私の報告の中で三鷹市の小・中一貫教育の紹介にかかわる出版ですが、本のタイトルを申し上げるのを忘れたんですが、本のタイトルは『小・中一貫コミュニティ・スクールのつくりかた』というタイトルを現在のところ考えておりますので、ご承知おきをいただきたいと思います。
 以上です。

磯谷委員長

 ありがとうございました。
 ほかにはいかがでしょうか。

秋山委員

 今の本については、出版会社も決まっているんですか。

貝ノ瀬教育長

 ポプラ社で想定しております。

磯谷委員長

 ほかにはいかがでしょうか。

秋山委員

 3点ほど質問させてください。
 指導室でいいでしょうか。以前まで、幼稚園から児童要録が送られてきたと思うんですけれども、保育指針が変わって、今度は保育要録というのも教育との連携ができるようになったと思いますが、これはどのように活用されるんでしょうか。

磯谷委員長

 まずその1点をということでいいですか。

秋山委員

 はい。

磯谷委員長

 指導室、後藤室長、お願いします。

後藤指導室長

 幼・保・小との連携の中でまだこれから検討を十分図っていかなければいけないことだと思っています。当然、子どもたちの指導に当たって必要な支援なり、指導のあり方。あるいは、指導についての目当てをどう持っていくかという教員間の連携。あるいは、幼稚園、保育園で保育士や幼稚園教諭との連携の中で活用していきたいと考えています。

秋山委員

 ぜひ指導室のほうが、保育要録とか目を通していただいて、保育園と十分連携をとれるような環境をつくっていただければいいと思います。
 次にもう1点なんですけれども、これは学務課にいいでしょうか。以前、数年前でしょうか、特別支援教育が始まる前後だったと思うんですけれども、三鷹市の就学支援委員会での判定が、非常に厳しいという話を聞いたことがあります。例えば、ほかの地区だと通常級に行くお子さんが、三鷹では支援学級に進められてしまうというような状況があって、一度お聞きしたときには、まだ三鷹市内が特別支援教育が始まっていないので、環境が整っていないために、そういうふうに子どもたちのためには教育支援学級のほうがいいんじゃないかと考えているという回答があったんですが、今はもう教育支援プランも大分進んでいますし、三鷹ではかなり私はうまくいっているんじゃないかと思っています。そういうところから、就学支援の判定が今はどのようになっているのかということをお聞きしたいと思います。

内野学務課長

 ご心配いただいているようで、まずはそのような心配のないような運営を心がけていきたいと思っています。
 今は、固定級とか通級などについてのある程度の判定の統一的な基準は一応設けております。それに従ってできるだけ客観的に見られるように、また就学支援委員会は、ご存じのように医学的な見地からのアドバイザーとしてドクターにも2人来ていただきまして、実際にお子さんの行動観察などもして、その意見などももとに判定しております。
 確かに、例えば、知的学級などで、知的なおくれがないんじゃないかと思われるような場合も以前は多々ありました。今も完全になくなっているということはございません。この場合には、委員会でも非常に悩ましいところでございまして、知的なおくれはないんですけれども、通常の学級ではやはりドクターなどによりましてちょっと支援が行き届かないのではないかという判断が出される場合もあります。明らかに病名がついているような場合もございまして、三鷹は、学習障がいなどですと通級がございますけれども、通級ではこれはやはりちょっと支援はし切れないだろうという判断が出る場合があり、悩ましい問題で出てくる場合があります。将来的な方向としては、情緒の固定学級という方法も考える時期に来ているんじゃないかなと感じることもあります。基本的には知的の固定級は、もちろん知的なおくれがあることというのを大前提で判断しております。ですから、基準どおりで判定しますと、そういう方は本来は支援学級ではなくなるということになります。かといって、通常学級でどうだろうということになりますと、専門家のドクターの判断。それから、ほかの福祉の関係のところの意見などで判断しますと、かなり悩ましいところがあります。ほんとに胃が痛くなるような思いで決めることがございます。そういうところにつきましては、あまり固定的に考えずに、例えば学期ごと、1年ごとにもう一回見直すということを行っております。特に今年はそのようなことを始めまして、これはこれだけ皆さんが悩んだんですから、もう一度見直す時期を設けて、そのときまた報告してもらいましょうという運用の方法も工夫しておりますので、だんだん精度を高めていくという言い方がいいのかわかりませんけれども、とにかくその子にとって一番いい支援の方法を探るということで就学支援委員会の皆さんは共通した認識でやっておりますので、そのような基本線で運営していきたいと思っております。

秋山委員

 やはり、今ご説明していただいたように、子どもたちは成長していきますので、その子どもたちの状況を細かく見ていただいて、見直しを行っていっていただけると保護者の方も安心して選んでいけるのかなと思います。
 それからもう1点。これも教育支援なんですけれども、小・中一貫という考え方での教育支援はどのように今取り組まれているんでしょうか。

内野学務課長

 学務課のほうとしては、支援学級の設置の面からなんですけれども、将来的には小学校から一貫教育で上がる中学校にも同じく継続して行けるようにしていけたらと思っています。今計画的に設置を進めているところで、順次そのような体制になりつつあるんですけれども、やはりこちらのほうは財政的な面もございますし、今現在は大規模化の解消というところがやっと目鼻が見えてきたといいますか、そこがやっと今終わるような状況にはおかげさまでなってきましたので、これからまた新しい教育支援ビジョンの中でも今までどおり計画的に少しずつでも進めていきたいと思っています。この3年間で設備的なものについては、おかげさまでかなり進めることができました。

川崎指導室小中一貫教教育推進担当課長

 学園単位では個別指導計画についての書式をそろえたりという形でお願いしております。
 もう一つ、今年、教育課程届けに関して、教育課程の編成でお願いしたのは、小・中学校の教育課程をよく見ていただいて、小学校と中学校の間で行われている教育に系統性とか連続性があるかどうかというあたりをぜひ整合性を図っていただきたいということを強く学校のほうにはお願いしているところです。

秋山委員

 ぜひお願いしたいと思います。期待しています。

磯谷委員長

 ありがとうございました。
 ほかにはいかがでしょうか。

寺木委員

 では、2点。1点目はこれは生涯学習課ですが、1月27日に青少対の講演会でたばこのことについてお話があったそうですが、学校での禁煙、通学路も禁煙という、これは保護者に対してですよね。

大倉生涯学習課長

 特に受動喫煙の問題の提起の中で、学校の中では保護者もそれから教員も含めて学校の敷地内では禁煙にすべきだというお話でした。また、子どもたちが通学をする通学路のエリアも、いわゆる保護者というかそこに行き交う大人も含めてエリアとしてそこは最低限禁煙にすべきだというお話でございました。

寺木委員

 わかりました。
 もう1点ですが、家庭教育学級についてです。この一覧表を拝見しますと皆様いろいろなことを考えてくださって、それぞれの学校で多分一日家庭教育学級委員という方がいてやってくださっているんだと思いますが、例えば、学園の中で、四小の鈴山先生がお話をしてくださっているとき、こういうお話というのは四小だけじゃなく六小の方も、これは大人に向けての講座ですので、それぞれが一緒にやるというスタイル、従来のスタイルですけれども、どこかで学園同士が特にお話し合いをしてたまには一緒にやるとか、そういう動きというのは出ているのでしょうか。

大倉生涯学習課長

 まず学園単位という動きでは、このにしみたか、あるいは三鷹の森、それから鷹南であるように、学園の中で共通テーマを設けた中でそのテーマを踏まえて三つの切り口で実施するというようなやり方をとっているところはあります。ただ、PTAの活動なので、家庭教育に関するPTA活動の部分が従前に比べて非常に少なくなっているという実態がある中で、私どもとしては、例えば学園で1本講演会をやっておしまいということではなく、やはり、機会はできるだけ多く持ってほしいということから、実施そのものはやはり各学校単位で1回はやってくださいと。ただ、こういうふうに学園で共通テーマを持ち、それぞれ三つあるところでは一つずつ参加をしていく。あるいは、同じテーマで1回目は二中、2回目は二小、3回目は井口で、1回、2回、3回と同じことではなくどんどんステップしていくような3回シリーズだとか、こういう企画はぜひ考えてもらっても結構ですよという話し合いをしながら進めているところでございます。

寺木委員

 先日の学校代表者とのお話の中で、PTAはこれからどういう動きをしていけばいいのか非常に悩んでいるというお話がありましたが、多分そういう中でこういう行事というものは従来どおりに行われているのだろうなという感じでこれを拝見したんです。そういう中で、コミュニティ・スクールの中でPTAがどういうふうに動いていけばいいかと、こういうあたりがすごくヒントになるかなという気がしていますので、どうぞまたご指導よろしくお願いします。

大倉生涯学習課長

 はい、ありがとうございます。

磯谷委員長

 ほかにはよろしいでしょうか。
 それでは、日程第4の教育長報告を終わります。
 委員の皆様にお諮りいたします。日程第5 議題第6号 三鷹市個人情報保護審査会への諮問については、人事案件のため秘密会で審議したいと思いますが、ご異議はございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯谷委員長

 ご異議なしと認めます。それでは、そのように決定されました。この際、議事の都合により、しばらく休憩をいたします。

午後 3時48分 休  憩

午後 4時04分 秘密会開会

午後 4時34分 秘密会閉会

午後 4時34分 定例会再開

磯谷委員長

 以上をもちまして、平成22年第2回教育委員会定例会を閉会いたします。どうもお疲れさまでございました。

午後 4時34分 閉会

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