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平成22年第2回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2010年7月26日 最終更新日:2010年7月26日

平成22年第2回教育委員会定例会(1)

開催年月日

平成22年2月5日(金曜日)

出席者(4名)

委員長 磯谷文明
委員 秋山千枝子
委員 寺木幸子
教育長 貝ノ瀬滋

出席説明員
教育部長・調整担当部長 藤川雅志
図書館担当部長 八代誠
総務課長 伊藤幸寛
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課総合教育相談窓口担当課長 工藤信行
指導室長 後藤彰
指導室小中一貫教育推進担当課長 川崎知已
生涯学習課長 大倉誠
スポーツ振興課長 柳川秀夫
スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長 岡崎安隆
社会教育会館長 小田俊雄
図書館図書館システム担当課長 大島克己

事務局職員
副参事 大久保実
副参事 竹内康眞

議事日程

平成22年2月5日(金曜日)午後2時開議

  • 日程第1 議案第9号 平成21年度一般会計歳入歳出補正予算見積書について
  • 日程第2 議案第10号 平成22年度基本方針の承認について
  • 日程第3 三鷹市立小・中学校卒業式及び入学式に使用する告辞文について(協議)
  • 日程第4 教育長報告
  • 日程第5 議案第6号 三鷹市個人情報保護審査会への諮問について

午後 2時01分 開会

磯谷委員長

 それではよろしいでしょうか。ただいまから、平成22年第2回教育委員会定例会を開会いたします。本日の会議録署名委員は、秋山委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

日程第1 議案第9号 平成21年度一般会計歳入歳出補正予算見積書について

磯谷委員長

 日程第1 議案第9号を議題といたします。

( 書記朗読 )

磯谷委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

伊藤総務課長

 それでは、平成21年度一般会計歳入歳出補正予算見積書についてご説明いたします。
 4ページをお開きください。平成21年度一般会計補正予算(3月補正)の総括表でございます。
 歳入をごらんいただきたいと思います。13款.国庫支出金、5目.総務費国庫補助金ですが、1,816万5,000円を補正により増いたしまして、補正後の予算額が、2億4,598万1,000円となります。
 次に、右側の歳出でございますけれども、10款.教育費、4項.社会教育費に歳入と同額の1,816万5,000円を増額するものでございます。
 それでは、具体的な内容をご説明いたします。1枚おめくりいただきまして、6ページをごらんください。一番右が説明欄ですけれども、三鷹市立東部図書館の空調設備について改修工事を行うものでございます。かなり老朽化しておりまして早急な対応が必要であるというものでございます。事業経費は1,816万5,000円を計上しております。
 続きまして、歳入ですけれども、5ページの説明欄をごらんください。空調設備改修の財源といたしまして、地域活性化・きめ細かな臨時交付金という名称の国の交付金を活用するものでございます。この交付金は平成21年12月8日に閣議決定をされました「明日の安心と成長のための緊急経済対策」の趣旨に沿いまして、新たに創設された交付金で、地域の活性化に資するきめ細かなインフラ整備事業を対象事業とした交付金でございます。歳出と同額の1,816万5,000円の歳入を見込んでいるところでございます。
 以上が資料のご説明となりますが、そのほかにも、調整中の案件がありますのでご報告をいたします。
 まず、減額補正ですけれども、東台小学校建替事業費、それから、中学校の耐震補強工事費、大沢総合グラウンド整備事業費に一定の不用額が出ております。これは契約金額が予算額よりも低くなったということでございまして、これは減額の補正を行う方向で調整中です。
 それから、西部図書館の空調設備も実は非常に老朽化しておりまして、こちらも補正予算による改修工事の実施に向けて調整しております。
 以上が調整中の案件でございますけれども、3月補正を行うことになった場合には、現在調整中なものですから、定例会との日程の関係で、議会に提案後にご報告という形をとらせていただくことになりますので、その点ご了承いただければと思います。
 したがいまして、本日ご審議をいただく案件は、資料にございます東部図書館の空調設備の改修工事についてを案件としてお考えいただきたいと思います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 説明は以上です。

磯谷委員長

 ありがとうございました。
 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
 よろしいですかね。
 それでは、これにつきまして採決をいたします。
 議案第9号 平成21年度一般会計歳入歳出補正予算見積書については、原案のとおり可決することに、ご異議はございませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

磯谷委員長

 異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第2 議案第10号 平成22年度基本方針の承認について

磯谷委員長

 日程第2 議案第10号を議題といたします。

( 書記朗読 )

磯谷委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

藤川教育部長

 それでは、平成22年度の基本方針につきまして、簡単にご説明をいたします。A3の横長の資料をごらんいただきたいと思います。
 既に皆様ご案内のとおりですが、三鷹市の教育が目指すべき中長期的な施策の方向性と考え方を取りまとめたものが三鷹市教育ビジョンでございますけれども、教育ビジョンを踏まえまして、教育委員会として年度ごとの取り組みについて基本方針として取りまとめたものでございます。ですから、大きな流れ、考え方は教育ビジョンのもとに一貫してございますけれども、平成21年度事業の進捗状況ですとか、平成22年度の事業計画等を踏まえながら、現時点で時点修正を図ったという内容でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 1ページ目をごらんいただきたいと思います。左側半分が平成22年度、右側半分が昨年度皆様にお認めいただいて取り組んでまいりました平成21年度の基本方針でございますので、来年度の部分、平成22年度の部分を中心にご説明をしたいと思います。
 変更点は網かけが加わっております。1ページ目、三鷹市の教育のより一層の充実を図るため、三鷹市の教育が目指すべき基本的かつ総合的な構想となる三鷹市教育ビジョンの見直しに向けた検討を行うということです。今、申し上げました三鷹市教育ビジョンの計画年度が平成22年度までということになってございますので、平成22年度中には見直しに入りまして、平成23年度には新しい教育ビジョンを確定してまいりたいというものでございます。
 次に、2ページ目をごらんいただいて、2ページ目は特に変更点はございません。
 3ページ目をごらんいただけますでしょうか。安心と信頼のある学校の項目でございます。ここの内容につきましては、平成21年度の取り組みにおきまして、小・中一貫教育の全市的な展開が一応端緒について確立したということを踏まえて、そういった記述内容になっているところでございます。
 内容的には、上から5行目のアントレプレナーシップ教育とか、(ア)の小・中一貫教育の充実と発展のところで、小・中間の相互乗り入れ授業。あるいは、その下の外国人指導者による英語の指導等という形で、小・中一貫教育の中で取り組まれている具体的な授業内容のイメージ等をつけ加えたものでございます。
 次に4ページをごらんいただきたいと思います。4ページ目は、これも典型的な時点修正になりますけれども、右にありますとおり平成20年度途中から配置したスクールソーシャルワーカーということで、この部分もカットしているところでございます。
 平成21年度、北野小につきまして、教育支援学級の準備をしてまいりました。左側をごらんいただきますとおり、平成22年度当初より、北野小学校で開設されることを踏まえまして、来年度は七中の整備ということが入ってまいりますので、それについて補強しているところでございます。
 次に5ページをごらんいただきたいと思います。5ページの(ク)です。教育環境の充実という項目でございます。これにつきましては、右にありますとおり、三小、五中の体育館の建替計画の検討であったものが、工事に取り組むという流れになっておりますので、文言を修正しているところでございます。
 それから、その下でございますが、コンピュータやデジタル放送対応型のテレビの配置が平成21年度事業ということでございますので、平成22年度の新年度では、これらの利活用に取り組むという内容になっているところでございます。
 (ケ)の三鷹市教育ビジョンの見直しでございますけれども、これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、平成22年度から入ってくる内容でございまして、新たに設置する「教育・子育て研究所(仮称)」による調査・研究を通して、「三鷹市教育ビジョン」の見直しに向け、新たな計画の方向性及び主要課題の検討を行いまして、新しい教育ビジョンの基本的な考え方をまとめるという方向性をつけ加えたものでございます。
 続きまして、6ページ目をごらんいただきたいと思います。6ページ目の左側の一番上でございますけれども、これは、自律した学校という項目の中で、これまでの取り組みを検証していくという内容でございます。これは、教育ビジョンの見直しに合わせて、これまで取り組んできた内容を見直して、次のビジョンの中に生かしていこうという考え方でございます。
 (ア)の校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学校づくりということでございますけれども、右側にございますとおり「学校自律経営支援予算」ということで、これについて、平成21年度基本方針の中にありましたけれども、さまざまな問題があったということで、現在そのあり方とか、質・方向とも見直しておりまして、平成22年度については、原則として凍結する中で、小・中一貫の推進等々一部のものにつきましては継続するということで、特にこの項目についてはカットをしたところでございます。
 6ページ目の下のほう、地域と共に創る学校のところで、「コミュニティ・スクール」から「スクール・コミュニティ」へということで、小・中一貫教育の全市的な展開を踏まえまして、一歩進めた表現に文言補強を図ったところでございます。
 7ページ目をごらんいただきたいと思います。7ページ目は、今申し上げた内容とほぼ同様の内容でございますけれども、網かけがしてあるところで学校と地域社会の協働関係のあり方をよりよいものにしていく「スクール・コミュニティ」へと発展させるということで、「スクール・コミュニティ」のイメージの具体化、理念の具体化を図ったものでございます。
 9ページ、生涯学習でございます。生涯学習の項目では、その推進目標で、新たな生涯学習プラン策定に向けた調査研究を行うということでございまして、生涯学習プランにつきましても、平成22年で経過期間ということになりますので、新しいプランに向けまして調査研究に着手するというものでございます。
 続きまして、10ページをごらんいただきたいと思います。この欄は、学びを支援する環境整備という項目でございますけれども、今、申し上げました新たな生涯学習プランの策定に向けて意向調査を実施するという内容をつけ加えているところでございます。
 下に行きまして、(オ)のエコミュージアムの推進ということです。大沢にございます水車経営農家の水車機構の動態保存による公開ということで、古民家がございますけれども、この復原が平成22年度に予定されておりますので、そういった内容について具体的に補強したものでございます。
 11ページをごらんいただきたいと思います。市民の多様なニーズにこたえる地域に開かれた学習活動の推進の中で、(エ)でございますが、生涯学習の拠点整備の推進ということで、社会教育会館については、市役所東側の東京多摩青果三鷹市場跡地に、防災公園とともに計画する多機能複合施設に集約化し、「生涯学習の拠点」として整備するため、市長部局と連携して取り組んでいくということでございます。
 2月4日に、市議会の全員協議会が開かれまして、その中で、市民センター周辺地区整備基本プランが公表されました。今度出ます広報にもそれが載ることになってございます。また後ほどご説明の機会も持たせていただきますけれども、その中に、社会教育会館については、多摩青果の跡地に集約をしていくという方向性が出ております。その内容につきまして文言強化しているところでございます。
 12ページをごらんいただきたいと思います。図書館関係でございます。図書館関係につきましては、基本的に現状に合わせて若干の文言調整を図ったところでございます。例えば、三鷹ゆかりの資料等の収集のところで、平成21年度には生誕100年ということで太宰治の資料展示が実施されましたけれども、来年度はそういった事業は終わっておりますので、その部分を省略したということでございます。
 障がい者サービスの充実。それから、三鷹こども読書プランということで、その辺の内容について補強。それから、ICタグ等を活用した情報化、ICT環境の提供ということで事業が着々と進みましたので、それらを前提にさらなる充実を図っているという内容に文言修正をしたところでございます。
 エの生涯にわたり親しむことができる豊かなスポーツライフの推進のところでございますが、ここは先ほどの社会教育会館と同じでございまして、総合スポーツセンターの計画については見直しまして、市役所東側の東京多摩青果三鷹市場跡地に防災公園とともに計画する多機能複合施設のうち、「健康・スポーツの拠点」として整備するということで文言強化を図ったところでございます。
 13ページにつきましても、平成21年度の取り組み、例えば、大沢総合グラウンドの整備。これは平成21年度に着実に進んでいるところでございます。今、申し上げました総合スポーツセンターの考え方についても、新たなる考え方が出てまいりましたので、それらを踏まえた表現になっているところでございます。
 それから、東京多摩国体につきましても、この間、準備会ができるなどの状況を踏まえまして、平成22年度については、大会運営のための実行委員会を立ち上げていくとう方向性を明記したところでございます。
 なお、1点申し上げておきたいところがございますのは、その下の、児童青少年の健全育成の項目でございます。
 9ページの枠の中の下に青少年の健全育成の推進ということで項目の柱が出ております。ここで2月3日の市議会への説明の中で、三鷹市として子ども政策部というのを、新たに福祉部が大きくなり過ぎたということもあるんですけれども、子ども施策の充実強化ということで、子ども政策部、これはまだ仮称ですけれどもつくっていこうではないかという方向性が出ておりまして、福祉を二つに分けて、いわゆる福祉の部分と子どものことを担当する部局と、部を二つつくっていこうという計画になってございます。その際に、今、生涯学習課で所管しております学童を始めとします子育て関係の事業。私立幼稚園関係は学務課で扱っている事務ですけれども、こういった子ども関係の事務は、まとめて福祉の保育園等を所管している部門と一緒にして、子ども政策部にしていきたいという方向性が出されております。
 これについては、組織条例の見直しをしなければいけないということで準備をしている最中でございまして、用意が調えば3月議会に上程していく形になろうかという流れになっております。それによりましては、今申し上げました最後のオの児童青少年の健全育成の推進の部分については、もともと市長部局で実施していたものを教育に持ってきたという経緯がございますが、今度は教育の分野から福祉のほうに行くということになります。
 その辺は市議会の経過を見ながら、基本方針にプラス事業計画を張りつけたものを4月にご審議いただきますので、その際には、修正した形でもう1回報告させていただきたいと思います。この点については、以上のようにまだ流動的、検討途上でございますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。
 以上で説明を終わります。

磯谷委員長

 ありがとうございました。
 そうすると、今日はそれを含んでの承認ということになるんですか。

藤川教育部長

 はい、現状では私どもの所管でこのように進めていきたいということでございますが、事務分掌が移ってしまった場合には、この考え方は福祉のほうで生かすにしても、教育委員会の基本方針から落とさざるを得なくなりますので、そういうふうにご理解いただきたいと思います。

磯谷委員長

 わかりました。提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
 ちょっと私のほうからお伺いします。6ページのところで、「コミュニティ・スクール」と「スクール・コミュニティ」という言葉が出てきます。我々もコミュニティ・スクールについては随分なじみが出て、また市民にも浸透しているかなと思うんですけれども、このスクール・コミュニティのほうについて少しご説明と、それから、これについて何か説明を記載する必要がないのかどうか。例えば、エコミュージアムについては注意書きが付されていますけれども、同じような形で、そのあたりの意図するところを書く必要があるのかどうか。このあたりについてご意見をいただきたいと思うんですが。

藤川教育部長

 「コミュニティ・スクール」と言った場合には、スクールがあって、そこに地域の人が入ってくることによってスクール自体をコミュニティが支えるようにしようという考え方です。さらにそれが発展した場合、コミュニティ・スクールができたスクール自体が、地域の大きなコミュニティの一つの大きな拠点になって、学校を中心に地域づくりを進めていくという広いイメージでございます。7ページ目に若干その概念がわかるような文章になっておりますけれども、これで説明したことになるかどうかはご議論いただきたいと思います。大ざっぱなイメージとしてはそういうイメージになっています。

貝ノ瀬教育長

 これはやっぱり委員長がおっしゃるように、まだなじんでいませんので、改めて注意書きか何かをつけたほうがいいのかなと思います。

川崎指導室小中一貫教育推進担当課長

 どのくらいまで申し上げられるかわかりませんが、学校運営に対して参画していくとか、学校教育に対してさまざまな支援をしていくというのが「コミュニティ・スクール」という考え方。それに対して、先ほど部長がお話しされたように、学校が拠点となって地域コミュニティの醸成を図っていく。学校がさまざまな地域の文化の拠点であるとか、あるいは地域のコミュニティの醸成の拠点であるとか、そのような役割を果たしていく。そのためには、学校の施設的な開放もあるでしょうし、機能的な開放などもしながら、地域の拠点になっていくというあり方が「スクール・コミュニティ」ということで考えております。

貝ノ瀬教育長

 「コミュニティ・スクール」は、まさに地域、保護者の方、市民の方が学校運営に参画して学校運営を行っていくわけですけれども、部長が申し上げましたように、そのコミュニティ・スクールを拠点にしつつも中学校区単位で学校教育のみならず、例えば、学区域にあります学童クラブ、これはどちらかというと健全育成の施設ではありますけれども、福祉的な要素が大変強い。それから、地域子どもクラブですとか、本市の場合はまだそこまで発展していませんけれども、例えばお年寄りに対するいろいろな具体的なデイサービスですとか、地域の方が学校の施設、学校の先生方とコラボレーションのうえ行ういろいろな活動ですとか、そういう学校教育を超えて福祉的な面での連携を、学校であるコミュニティ・スクールを核としながら、ネットワークをつくって、ともにそこに住む人たちがお互いに協力して、よりよいコミュニティをつくっていくという想定です。ですから、例えて言えば、スクール・バスとコミュニティ・バスが相互乗り入れするというようなイメージです。
 ですから、どちらかというと、今までは子どものことについては教育委員会という感じでしたけれども、しかし、今は子どもの貧困とか子どものいろいろな人権上の問題などが指摘されていますけれども、それらを含めて、子どもの単なる教育面、狭い意味の教育面じゃなくて、生活それ自体を視野に入れた子どもの社会保障という観点で地域ぐるみでみんなで子どもを育てていけないか。そのためには地域の大人が、住む人たちがみんな協力しなければいけませんけれども、やっぱり核になるのは学校。その学校もコミュニティ・スクールが核になる。なぜかというと、コミュニティ・スクールは単なる施設としての学校じゃなくて、地域、保護者、市民の皆さんがそこの運営に参画して、単に学校教育の運営にタッチするだけじゃなくて、そこのコミュニティのあり方についても議論してもらうということも願いつつ。ですから、活動は広がっていきますけれども、そういう期待を込めたありようとしてスクール・コミュニティというものをイメージしているんです。
 ただ、これは現実にまだ日本では実現されていないのでちょっとイメージしにくいんですけれども、目指す一つの理想的なコミュニティ社会としてあってほしいということでのビジョンとしてこれを位置づけているというところなんです。簡潔にわかるように注意書きをしたほうがいいかもしれません。

寺木委員

 今、川崎課長とか教育長のお話をお聞きしまして、コミュニティ・スクールの先に見える学校像みたいなものが少し私に伝わってきたんですけれども、もしそういうふうに学校が地域の中での位置づけとして発展していくといいなという感想を持ちました。お年寄りも行けたり、小さな子どもも行けたり……。

貝ノ瀬教育長

 障がいのある子もね。

寺木委員

 すばらしいことだなということ。ただ、私はこれだけを最初読んだときに、じゃあ「コミュニティ・スクール」という言い方が、「スクール・コミュニティ」に変わるのかという早とちりをしたんですけれども。

貝ノ瀬教育長

 なるほど。

寺木委員

 そこをもう少しわかりやすくお願いします。

貝ノ瀬教育長

 「コミュニティ・スクール」の発展形態としての「スクール・コミュニティ」という意味だったんですけれども、何か衣がえしていくようなイメージにとられるということなんでしょうか。

寺木委員

 ちょっと誤解をしたので。

貝ノ瀬教育長

 誤解じゃなくて、この文書がやっぱり十分じゃないところがあるんだと思います。それは少し検討する時間がありますよね。

「平成22年第2回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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