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平成20年第8回教育委員会定例会会議録(4)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2009年3月14日 最終更新日:2009年10月2日
平成20年第8回教育委員会定例会
日程第4 議案第35号 平成21年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択について
寺木委員長
日程第4 議案第35号 平成21年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択についてを議題といたします。
( 書記朗読 )
寺木委員長
提案理由の説明をお願いいたします。
岩下教育部長
議案第35号について提案理由を説明いたします。この議案は、平成21年度に使用する三鷹市立小・中学校の教科用図書について採択をお願いするものでございます。義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律により、政令で定める期間、毎年度種目ごとに同一の教科書を採択するものとなっており、同施行令第14条で同一の教科書を採択する期間は4年間とされております。
したがいまして、現在使用している小学校の教科書は、平成17年度から使用し、今年度で4年が経過いたしますので、今回採択替えを行うものでございます。なお、今回の採択に当たりましては、平成23年度からの新しい学習指導要領の全面実施が控えており、新たに文部科学省の検定を申請した教科書がないことから、前回採択を行ったときと同じ教科書の中から採択をすることになります。
それでは、議案書の2ページをお開きいただきたいと思います。
まず、平成21年度に使用する小学校教科用図書についてでありますが、先ほどの協議結果に基づいて一覧表を作成いたしましたので、これを読み上げて提案の説明にかえさせていただきます。
教科の種目、教科書名、発行会社名の順に読み上げてまいります。
国語 『ひろがる言葉 小学国語』 教育出版株式会社
書写 『小学書写』 教育出版株式会社
社会 『小学社会』 教育出版株式会社
地図 『新編 新しい社会科地図』 東京書籍株式会社
算数 『新編 新しい算数』 東京書籍株式会社
理科 『新編 新しい理科』 東京書籍株式会社
生活 『せいかつ』 教育出版株式会社
音楽 『新編 新しい音楽』 東京書籍株式会社
図画工作 『図画工作』 開隆堂出版株式会社
家庭 『新編 新しい家庭』 東京書籍株式会社
保健 『新・みんなの保健』 株式会社学習研究社
以上が、小学校でございます。
次に3ページをごらんいただきたいと思います。平成21年度使用中学校教科用図書についてでありますが、一覧表のとおり採択をお願いするものであります。先ほど申し上げた義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律及び同施行令第14条の規定により、平成18年度から21年度使用分までの4年間について同一教科書を採択することとなっておりますので、本年度は、一覧表にありますように、同一の教科書の採択を行うことになります。
次に4ページをお開きください。平成21年度に使用する小・中学校教育支援学級用教科用図書について、先ほどの協議結果に基づいて一覧表を作成いたしました。小・中学校教育支援学級の教科用図書についてでありますが、文部科学省検定済教科用図書を使用するか、又は文部科学省著作教科用図書を使用することが適当でないとき、学校教育法附則第9条及び同法施行規則第139条の規定によりまして、一般図書を教科用図書として使用できることとなっておりまして、それぞれの教育支援学級においては、障がいの種別や程度、児童・生徒の実態などに応じてそれぞれの学級ごとに最もふさわしい教科用図書を使用しているところでございます。
小・中学校の教育支援学級における教科用図書については、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第14条に定める同一教科書を採択する期間に関して、同法施行令第14条第1項において例外とされておりまして、4年間という採択期間はなく、毎年必要な変更を行って採択をしているところでございます。一覧の中でアンダーラインのあるものは新しく使うもので、アンダーラインのないものは今年度と同じものを引き続き使用するものでございます。
なお、参考資料といたしまして、8ページから平成20年度使用、小学校、中学校、小・中学校教育支援学級教科用図書の一覧を添付しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。以上で提案理由の説明は終わりました。先ほどご協議いただいた内容のとおりでございます。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
ご質問、ご意見がないようですので、採決いたします。議案第35号 平成21年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
寺木委員長
ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。
日程第5 教育長報告
寺木委員長
引き続き、日程第5 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。
貝ノ瀬教育長
私のほうからは、1点ご報告を申し上げます。
7月3日に、私と随行で竹内総務課長が和歌山県の太地町の教育委員会、太地小学校、太地中学校、それから幼稚園の視察に行ってまいりました。
内容は、地方におけるコミュニティ・スクールの取り組みについて調査をするということでございます。太地町は、ご承知かと思いますけれども、捕鯨の町としてかつては栄えたところでございますが、今、調査捕鯨ということになりまして、人口も非常に減少し、また漁業もかつてのようなにぎわいがなくなったということで、町の活気が非常に衰えてきた中でも、小学校1校、中学校1校、幼稚園1園で、子どもたちが学校生活を送っているわけですが、その中で、学校を中心として活力ある町にしたいということで、コミュニティ・スクールを実践しているわけであります。
特に太地中学校の校長先生は、和歌山県の民間人の公募校長として、当初新宮市の光洋中学校の校長先生として着任いたしまして、この方は、非常にユニークな経歴で、民間人といっても、かつて私立ですけれども神戸で高等学校の教員をしたり、またイギリスに長らく留学し、そしてイギリスの大学で講師を務めた方でありまして、その方がふるさとの和歌山に帰って、この公募に応じて中学校の校長になったということで、海外経験を生かしたコミュニティ・スクールの取り組みを始めました。
本市の検証委員会の委員長でもいらっしゃる慶應大学の金子郁容先生が、人柄、そして実績を高く評価しておりましたので、一度私どもも勉強させてもらいたいと思って訪問したわけであります。
小学校の校長先生も、太地小学校、中学校の卒業生で、そこの教員をやって、県の指導主事など教育行政をやって、また自分のふるさとの小学校の校長ということで、小学校も中学校も、やはりなかなか選びに選んだ方が着任しているところだと思いました。町の教育長さんも、くじらの博物館の館長を務められたり、本市元教育委員長の本間千枝子先生とも懇意にしていらっしゃいまして、亡くなりましたけれども評論家の石垣綾子さんのご主人の石垣栄太郎さんの記念館を太地町につくるということで、本間千枝子先生らと一緒に尽力したという教育長さんです。教育に対する情熱は大変なものでありまして、小学校の校長先生も中学校の校長先生も、2校しかありませんので、県の教育委員会に掛け合って必死になって人材を集めて、そしてコミュニティ・スクールとして、この町の教育に励んでいるというところです。
何といっても中身は基礎学力の向上。それから、子どもたちの自主性をもっとつけさせたい。それから、地域の方々と協力関係の中で、ボランティア活動を盛んにさせている。そういう意味では、まさにそれは地方も都会もないわけで、コミュニティ・スクールとしては同じような中身でありますけれども、地方でありますので、ゆったり穏やかに進めているという、そういうゆとりを感じさせるような取り組みをしていらっしゃいました。
ボランティア活動も、やはり体験的な活動を、子どもたちを巻き込んでやるような活動が多く伺えまして、何といいますか頭でっかちになるような取り組みというのはあまりないような、非常に地に足の着いた取り組みをなされているというふうに印象を受けました。
授業を拝見しましたけれども、先生方もほんとに熱心でありまして、ただ、学級の中の子どもの人数が極めて少ないので、私どもが行ったから余計緊張して静かにしていたのかもしれませんけれども、何といいますか活気がないというのか、子どもたちの切磋琢磨がありませんので、ちょっと先生の熱心さが際立って、子どものほうが元気がなく見え、先生の張り切りがかえって際立っていたというふうな印象でございました。
しかし、着実に取り組んでいらっしゃるということでありまして、私の印象では、やはり日本の教育というのは、やっぱりどこへ行っても先生方というのは、ほんとにまじめに真剣に取り組んでいる中で、日本の今までのこの発展があるんだなというふうに実感を持ちました。大変勉強になる視察でございました。
以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。続きまして総務課。
竹内総務課長
それでは、一般行政報告に移らせていただきます。総務課でございます。12ページ、13ページでございます。
12ページの行事実績等報告については、記載のとおりでございます。
13ページでございます。7月24日に東京都市教育長会研修会が開催されました。講演者はICUの藤田英典教授でございますが、寺木委員長と教育長にご出席をいただきました。
レジュメは1枚のみですけれども、参考までに配付させていただいております。
それから、8月17日には、今年度第2回の「みたかの教育」を発行する予定にしております。東台小学校の建替、それから秋山委員のコラム、市民体育祭スポーツフェスティバルの特集等を組む予定にしております。
以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。続きまして教育センター、新藤課長、お願いします。
新藤総務課施設・教育センター担当課長
センター・施設関係です。14ページ、15ページになります。
14ページの実績については記載のとおりです。
15ページについても記載内容のとおりですが、夏休みに入りまして、学校関係の工事が佳境を迎えております。先ほどの議案にもありました東台小学校の仮設の校舎ですが、建物そのものの外壁、とりあえず外観までは、現在何とか立ち上がりました。8月末までに、仮設校舎ができ上がるという予定でいるんですが、若干おくれてはいますが、10月の中旬に予定している引っ越しは滞りなくできるという状況に今は進んできていますので、それを報告しておきます。
以上です。
寺木委員長
ありがとうございます。学務課、内野課長、お願いします。
内野学務課長
学務課の関係でございます。16ページ、17ページです。
16ページの実績のほうでございますけれども、この中で中ほど、7月14日に、小・中の校長会の代表、それから栄養士の代表、PTA連合会の代表の方などで構成される学校給食運営委員会の今年度の第1回が開かれました。平成19年度の事業の報告、学校給食について、それから、平成20年度の事業予定についてで、あと平成19年度は4校で、学校給食の委託を開始しましたので、その経過などについても報告をしたところです。
右側の予定でございます。7月30日、幼・保・小の連携推進委員会、幼稚園・保育園・小学校の連携推進委員会ということで、新たに発足いたしました。平成19年度にモデル事業として三つの小学校でやっていましたけれども、それについての事業の検証。それから、平成20年度で行う事業の確認などをしたところです。
メンバーなんですけれども、小学校校長会の代表、私立幼稚園の代表、私立保育園の代表、それから学童の指導員の代表の方にも加わっていただきました。あとは公立学校のPTAの連合会長です。それから、昨年モデル事業を実施しました三つの小学校の地区委員会の委員長、それから教育委員会の事務局、子育て支援室などが加わりまして行ったところでございます。
あとは、ここには書いておりませんけれども、7月、夏休みから、教育支援の担当の先生を中心にした研修を盛んに行っているところでございます。
以上です。
寺木委員長
ありがとうございます。
指導室、後藤室長、お願いいたします。
後藤指導室長
18ページの行事実績等の報告でございますが、記載のとおりでございます。
19ページの8月1日、本日でございますが、ニュージーランドに行っておりました中学生の海外派遣団が帰国の途の予定でございます。現地を35分おくれで飛び立ったと伺っておりますので、おそらく到着は午後の7時半ごろになるかと思いますが、現在のところ無事こちらに向かっているという連絡をいただいているところでございます。
なお、あわせまして8月28日、木曜日に、中学生海外派遣研修団の帰国報告会がございますので、委員長にはごあいさつを、また委員の皆様にはご都合がつきましたら、ぜひいらしていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。生涯学習課、大倉課長、お願いします。
大倉生涯学習課長
20ページ、21ページでございます。
20ページの報告でございますが、7月14日に文化財保護審議会の定例会がございましたが、任期満了に伴いまして、7月1日からの辞令ということで教育長より8名の方に委嘱状の交付を行いました。全員留任でございます。
それから、16日の水曜日、青少年補導連絡会がございまして、この補導連絡会については、青少年問題協議会の会長であります市長から委嘱状の交付式がございまして、計99名の方に委嘱をさせていただいたところです。
それから、7月20日から22日、ジュニア・シニアリーダーの宿泊講習会。これは矢吹町との子ども交流会を兼ねて行うものですが、三鷹市側からは合計84名、矢吹町のほうが39名、計123名ということで実施をいたしました。全員けがもなく帰ってきたところでございます。
それから、21ページですが、昨日、7月31日、青少年問題協議会の定例会がございまして、この中で、子どもたちと携帯電話の使用の問題がトピックになりました。このことについて、この協議会のほうでも研修を行って実態、あるいは内容について知っていこうということになりました。
それから、8月は、5日と19日に青少年委員の協議会がありますが、青少年委員の皆さんが企画した事業が幾つかありまして、9日、10日の第2回サマースクールキャンプ。これは北野小で行いますが、それと8月23日、土曜日、第6回みたかパフォーマンスライブ、このあたりが青少年委員さんが企画をして子どもたちの参加を呼びかけて実施をするものでございます。
それから、前後しますが、8月18日から天文台構内古墳の発掘調査を実施いたしますが、お手元に薄紫のチラシをご用意させていただきました。A4の1枚のチラシですがお手元にございますでしょうか。この天文台構内古墳でございますけれども、発掘調査を行いますが、今回は、最後までといいますか全部発掘をするということで、石室の中がすべてわかりますので、まだちょっと先ですけれども、9月6日、7日には見学会を予定しているところでございます。これは、国立天文台の中にありますので、現在、天文台のほうと施設の借用等について協議をしているところでございます。
長くなって恐縮ですが、8月30日、31日、矢吹町との交流演奏会ということで、3年に1度、私どもの三鷹交響楽団が矢吹町にお邪魔をしまして、主に中学生を対象にしまして演奏会を開くものでございます。
私のほうからは、以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。
続きまして、中田課長、お願いいたします。
中田スポーツ振興課長
スポーツ振興課、22、23ページでございます。
行事実績等につきまして報告させていただきます。北京オリンピックの関連の行事がございましたのでご報告させていただきます。上段のところで、7月5日ですけれども教育センターで、第1回目の北京オリンピック講演会として、北京オリンピックを10倍楽しく見るための講演会を開催いたしました。オリンピックの歴史とか、エピソード等を市内在住で、スポーツコラムニストで三鷹市のスポーツ振興審議会の委員さんでもあります後藤新弥さんにお話をいただきました。45名の参加があったところです。あと、7月8日、火曜日ですけれども、市内在住の北京オリンピックの副団長であります市原さんに選手の最新情報、それから、北京オリンピックの見どころ等お話をいただきまして、37名の参加がございました。
それから、中段で7月11日の金曜日ですけれども、市民センターのホールにおきまして、北京オリンピック、パラリンピックの激励の集いという形で、市内在住、それからゆかりの選手、この日は体操の女子4名と、女子サッカー選手、それから市原副団長、体操の塚原ご夫妻、新体操の国際審判員であり元スポーツ振興審議会委員であります石崎先生をお迎えして集いを行いました。市民の方、約200名の参加があったところです。
さらに、7月14日には、バレーボール女子の狩野選手、多治見選手をお招きいたしまして激励の集いをいたしました。お二人ともに三鷹市の出身ということもありまして、約150名の市民の応援がございました。
最後に、7月18日には、サッカーの男子、FC東京の長友選手、梶山選手が同じく来庁いたしまして、サッカーファン約150名の応援があったところでございます。
なお、8月3日号の広報に、6面、7面で、こういう形でそのときの様子が大きく載りますので、後でごらんをいただければと思います。
「平成20年第8回教育委員会定例会会議録(5)」へ続く
平成20年第8回教育委員会定例会会議録の目次
- 平成20年第8回教育委員会定例会会議録(2)
- 平成20年第8回教育委員会定例会会議録(3)
- 平成20年第8回教育委員会定例会会議録(4)
- 平成20年第8回教育委員会定例会会議録(5)
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