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女性と歯の健康
作成・発信部署:子ども政策部 子ども家庭課
公開日:2024年5月14日 最終更新日:2024年5月14日
女性と歯の健康について
女性は年齢によって変化する女性ホルモンの影響があるため、男性に比べると、歯のトラブルが多いと言われてます。
ライフステージごとの身体的変化に伴い、歯周組織や口腔粘膜などにトラブルが現れやすくなります。
思春期
成長に伴い、ホルモンが大きく変化する時期で歯肉に炎症が起こりやすくなります。症状としては、歯肉からの出血や腫れたりする症状が出ます。
生活環境が変化する時期でもあり、生活の乱れによりお口のトラブルも増えてきます。
妊娠期
妊娠中は女性ホルモンの増加で唾液がネバネバし、お口の中を洗い流す働きが低下します。お口の中の細菌が増殖することで、むし歯や歯周病になりやすくなります。
つわりのために歯みがきができない、食事の回数が増えるなど、お口の中の環境を悪化させる要因も増えます。
三鷹市では妊娠中に無料で受けれる妊婦歯科健康診査を行っています。詳しくは下記の妊婦歯科健康診査をご覧ください。
成人期
多忙で生活が不規則になるため、お口の健康が疎かになる時期です。その結果、歯肉炎や歯周病にかかる人が増えてきます。日本人の歯を失う原因の1つは歯周病です。歯周病は全身にも悪影響を及ぼします。
むし歯についても関心が薄れてきますが、この時期は2次的むし歯(治療した所からのむし歯)や根面むし歯(歯の根元にできるむし歯)に注意が必要です。むし歯で歯を失うこともあります。
更年期
女性ホルモンの影響で唾液の分泌が著しく減少する口腔乾燥症(ドライマウス)を感じることがあります。
唾液の分泌が減少してしまうと、お口の中が乾燥してしまうので、むし歯や歯周病病を引き起こす細菌が活発に活動し炎症を起こします。口臭の原因になります。
高齢期
身体機能の低下と共に、歯の喪失や噛む力が低下します。
お口の機能が低下すると、滑舌低下、飲み込み、むせが起こりやすくなり、誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
お口の健康は、全身の健康に大きく関わっています。
お口のセルフケアを行いましょう
正しい歯磨きで歯垢(プラーク)を落としましょう
歯周病、むし歯の原因となるものは、歯垢(プラーク)です。1日1回はしっかり磨くことを習慣にしましょう。
自分のお口の状態にあったみ磨き方を、かかりつけ歯科医院でアドバイスをもらいましょう。
唾液の分泌をよくするマッサージを行ってみましょう
唾液は1日に1リットルから1.5リットル分泌され、歯や粘膜を守る役割があります。唾液の分泌を促すために、だ液腺マッサージを行いましょう。
- 耳の下のマッサージ(耳下腺)
指を頬に当てて、ゆっくりと回す(10回) - あごの下のマッサージ(顎下腺)
親指で、耳の下からあごの下まで、5か所くらいにわけて順番に押す(各5回ずつ) - あごの真下のマッサージ
両手の親指で、あごの真下をグーと押す(10回)
唾液の分泌をよくするマッサージ以外にもよく噛んで食べることで唾液は分泌されます。お喋りしたり、笑うことでも分泌されます。
(唾液腺マッサージの仕方については、高齢期に添付されている厚生労働省e-ヘルスネットを参考にしてください)
生活習慣を改善しましょう
偏った食事や不規則な生活、喫煙、ストレスなどによる免疫低下も大きく影響します。規則正しい生活を普段より心がけましょう。
かかりつけ歯科医をもち、定期健診を受けましょう
歯周病やむし歯になってから歯科医院に行くのではなく、普段よりかかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯科健診を受けることが大切です。
かかりつけ歯科医は、自分のお口の状態、治療履歴などよくわかっているので、心強い存在です。何かあった時にも気軽に相談できます。
三鷹市では、35歳以上を対象に無料で受けれる歯科健診を行っています。詳しくは下記にある成人歯科健康診査をご覧ください。
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