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プレコンセプションケア(妊娠前の健康づくり)
作成・発信部署:子ども政策部 子ども家庭課
公開日:2022年11月23日 最終更新日:2024年8月2日
プレコンセプションケアとは
プレコンセプションケア(Preconception care)とは、将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことです。プレコンセプションケアは妊娠を計画している女性だけではなく、すべての妊娠可能年齢の女性にとって大切です。また、自分を管理して健康な生活習慣を身につけること、それは単に健康を維持するだけではなく、よりすてきな人生を送ることにつながっていきます。
プレコンセプションケア(健やか親子21厚生労働省)(外部リンク)
プレコンセプションケアに係る取組(東京都福祉局)(外部リンク)
プレコンセプションケアの目的
(1)若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現すること
(2)将来にわたって、より健康になること
(3)健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子ども達をより
健康にすること
自身の人生プランを考える
妊娠・出産・育児には時間と体力・気力が必要です。より健康的に生活し、どんな人生を歩みたいか、立ち止まって考えてみましょう。1年後、3年後、5年後…どんな自分で、どんな生活をしていたいですか?より素敵な人生を歩んでいただくために、三鷹市はあなたの健康的な生活を応援しています。
健康でいるための生活
プレコンセプションケアは妊娠だけに関わる話ではありません。若い世代が自ら健康管理できるようになることは、生涯にわたって「質の高い生活」を送ることにもつながります。以下に紹介する生活習慣をすることで、自分自身の健康を高め、さらには未来の子どもの健康の可能性を広げます。
規則正しい食生活
20代の時期は、就職や結婚などで、生活に変化が現れる時期です。生活の変化によって、外食や中食の利用の増加、朝食の欠食など食生活が乱れがちです。生活習慣病を予防するためにも、朝食はきちんと食べて、規則正しい食生活を心がけましょう。
適正体重を維持しましょう
女性の「やせ」は貧血、無月経、月経不順、冷え性、低出生体重児の出産など様々な健康問題につながります。男性は30代から体重が増える方が多いようです。健康を保つためには、やせすぎも太りすぎも良くありません。バランスのよい食事で適正体重を維持しましょう。
葉酸をとりましょう
葉酸は赤血球の生産を助けるビタミンで、男女とも必要な栄養素です。特に妊娠前から妊娠中の女性にとって、胎児の発育やお母さんの貧血予防のために大切です。また、葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らします。妊娠前から葉酸をしっかりとりましょう。葉酸は生活習慣病予防にもおすすめです。生涯にわたって食事でしっかりとるようにします。葉酸を多く含む食品として、ブロッコリー、ほうれん草、いちご、グリーンアスパラガス、納豆があります。
葉酸とサプリメントー神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果(e-ヘルスネット 厚生労働省)(外部リンク)
適度に運動する
便利な世の中になったことで、交通手段が充実し、日々意識的に運動を取り入れないと、運動不足・筋力低下につながります。1週間当たりの運動量は150分ほどが目安。運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。
禁煙する・受動喫煙を避ける
喫煙は流産や早産、低出生体重児の出産などのリスクを高めます。今、喫煙している女性は妊娠する前に、完全にたばこをやめましょう。自分の意思で禁煙が難しければ、禁煙外来の利用をおすすめします。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼします。家族やパートナーの禁煙も大切です。
アルコールは控えめに
厚生労働省「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒量」は、1日平均の純アルコールで20g程度です。しかし、女性は男性に比べてアルコールのダメージを受けやすい傾向があるので、妊娠前から1日当たり純アルコール10g以下に控えましょう。純アルコール10g分とは、アルコール度数5%のビールなら250ml、ワインなら100ml程度です。
ストレスを溜め込まない
過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、読書や音楽鑑賞、散歩など自分なりの発散方法を見つけておくことが大切です。
こころもメンテしよう~若者を支えるメンタルヘルスサイト~(厚生労働省)(外部リンク)
知ることからはじめよう こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター)(外部リンク)
若くても健康診断を受け、病気の治療は早めに開始を
生活習慣病やがんは、早期発見・早期治療が有効です。会社や市で行っている健康診断は、若くても、自覚症状がなくても、必ず受けましょう。また、自分の母子健康手帳を見て、風疹などの感染症のワクチンに接種漏れがないか確認をし、必要に応じて接種していきましょう。
性感染症が増えています
若い人の間で、性的接触を介して誰もが感染する「性感染症」が増えています。感染しても無症状であることが多く、治療に結びつかないケースが多く見られます。性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。思い当たることがある場合は、婦人科・泌尿器で相談して、しっかりと治療することが大切です。パートナー間で感染しあうことを防ぐため、一緒に性感染症の検査をしましょう。
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