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女性とたばこ
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年4月1日 最終更新日:2025年3月12日
女性から健康を奪う「たばこ」
女性のたばこの喫煙は、月経障害や不妊、動脈硬化、がんなど様々な疾病の発症リスクにつながります。また、自身の喫煙だけでなく、受動喫煙により周りの人の健康にも影響を与えます。自分のためであることはもちろん、家族や周囲の人を巻き込まないためにも、禁煙を実行しましょう。
女性にとってのたばこの害
肌
有害物質を含んだ煙は、皮膚に直接触れることや吸い込んだ煙に含まれる有害物質が全身をめぐることによって、皮膚疾患をもたらします。喫煙を続けていると、肌の色がくすみ、皮膚の弾力が低下し、シミや深いシワが増えるなど、実際の年齢よりも老けた顔つきになります。
やつれて病的に見える特有の顔つき(スモーカーフェイス)になることも知られています。
骨
喫煙は、骨から血液中へのカルシウムの流出を防ぐ女性ホルモンの分泌を妨げます。そのため、喫煙習慣のある人は骨量が減り、骨粗しょう症になりやすくなります。
子宮・卵巣
喫煙が女性ホルモンの分泌を抑えるため、妊娠・出産能力を低下させます。胎児への影響も深刻です。早産、低出生体重・胎児発育遅延などのリスクにもつながります。さらに、妊娠中においては、妊婦本人の喫煙だけでなく受動喫煙であっても、乳幼児突然死症候群(SIDS)の要因となると言われています。
血管
たばこの煙に含まれるニコチンや一酸化炭素などの有害物質によって動脈硬化が進行し、血栓ができやすくなるといわれており、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害や心筋梗塞の原因になると考えられています。
たばこを吸うことで、心筋梗塞を発症するリスクは、吸わない人に比べて女性で約3倍高くなるといわれています。
がん
たばこが肺がんの原因となることは知られていますが、口腔・咽頭がんなど肺がん以外にも多くのがんと関連しており、女性特有のがんである乳がん、子宮がんのリスクを高めます。
歯
タールなどの有害物質の影響で歯が黄ばみ、歯ぐきが黒ずみ、口臭の原因になる歯周病にかかりやすくなります。特有の口臭は歯みがきでは完全にとれません。
たばこの健康への影響について
がん検診を受診しましょう
国民の2人に1人が「がん」になり、4人に1人が「がん」で亡くなっています。しかし、がん検診を受けることで、がんによる死亡を今よりも減らすことができます。市では各種がん検診を実施していますので、ぜひ受診ください。
たばこをやめたいかたへ
たばこをやめられないのは、意思の弱さではなく、ニコチンのもつ強い依存性が原因です。たばこへの依存度が高い人、禁煙に失敗したことのある人は、専門の医療機関に相談するのもよい方法です。
ニコチン依存度が高いなど一定の条件を満たせば、健康保険を利用して治療を受けることができます。費用はかかりますが、その後一生不要になるたばこ代に比べれば、はるかに少なくすみます。
まずは、お電話で医療機関にご相談ください。
- 注意
- 令和6年4月1日現在、市内医療機関では経口治療薬の処方は行っておりません。
(三鷹市の禁煙外来医療機関については、添付ファイルをご覧ください)
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