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たばこの健康への影響について
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年4月1日 最終更新日:2025年4月1日
たばこの健康への影響について
喫煙は肺がんなどのがんをはじめ、脳卒中や虚血性心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、2型糖尿病、歯周病など、さまざまな病気と関係しており、予防できる最大の死亡原因であることがわかっています。
たばこの煙には、多くの化学物質が含まれています。その中には、200種類以上の有害物質が含まれ、発がん性物質は50種類以上にのぼります。
たばこに含まれる有害物質や発がん性物質は、あなたの健康を奪うだけでなく、受動喫煙などの影響により、家族や友人、職場の同僚など、喫煙者だけでなく周りの人にも悪影響を及ぼします。
たばこの煙に含まれる有害物質
- タール
フィルターに茶色く付着するヤニ。混ざり合った有害物質の総称です。含まれる「発がん物質」は数十種類。細胞内のDNAに損傷を与え、細胞をがん化させる物質も含まれています。低タールのたばこでも、発がんの危険性はあまり変わりません。
- ニコチン
依存性があり、喫煙の習慣をやめられなくしている原因物質です。喫煙により速やかに肺から吸収されて全身を巡り、血管を収縮させて血液の流れを悪くします。
- 一酸化炭素
酸素を運ぶヘモグロビンに強力に結びついて(酸素の約200倍)、酸素の運搬を妨げ、全身の細胞を酸欠状態にします。
- 微細粒子
刺激により、咳やたんを引き起こします。
自分が吸っていなくてもこんな影響が
- 受動喫煙
自分は喫煙していなくても、たばこの煙や吐き出された煙を吸ってしまうことを「受動喫煙」といいます。たばこの先から立ち上る「副流煙」には、喫煙者が直接吸い込む「主流煙」よりも多くの有害物質が含まれており、「受動喫煙」によって、虚血性心疾患や肺がんのリスクが高まることがわかっています。
- 妊娠中の女性の喫煙・受動喫煙、乳幼児の受動喫煙
妊娠中の女性の喫煙・受動喫煙は、早産や死産、低出生体重児、SIDS(乳幼児突然死症候群)などの誘因にもなります。また、授乳中の女性がたばこの煙を吸うと、母乳中にニコチンが混じり、乳児に不機嫌、不眠、嘔吐、下痢などの急性ニコチン中毒の症状が出ることがあります。
東京都の条例について
東京都では受動喫煙の防止対策を一層推進するとともに、受動喫煙の悪影響から子どもの生命及び健康を保護するため以下の条例が施行されています。受動喫煙による健康への悪影響に関する理解を深めるとともに、いかなる場所においても子どもに受動喫煙させることのないよう努めるなど、都民の責務に関する規定を設けています。
たばこをやめたい方へ
長年たばこを吸っていても、禁煙するのに遅すぎることはありません。また禁煙は病気の有無を問わず健康改善効果が期待できるので、病気を持った方が禁煙することも大切です。
たばこをやめられないのは、意思の弱さではなく、ニコチンのもつ強い依存性が原因です。ニコチン依存症は治療が必要な病気です。まずは、お電話で医療機関にご相談ください。
※令和6年4月1日現在、市内医療機関では経口治療薬の処方は行っておりません。
(三鷹市の禁煙外来医療機関については、添付ファイル参照)
禁煙やたばこの健康への影響に関する情報
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