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平成27年第3回教育委員会臨時会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2016年1月19日 最終更新日:2016年1月20日

平成27年第3回教育委員会臨時会会議録

日程第1 平成28年度使用中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択について

池田委員

 まず、大修館ですが、喫煙の害について触れたページで、病気にかかった肺の真っ黒な写真が掲載されていたり、あるいは、性感染症の予防を取り上げたページでは、なぜ感染が繰り返されるのかということを、図を使って説明したりしておりまして、より危機意識が持てるような工夫があるなというふうに感じました。
 それから、学研教育みらいですが、章のまとめで、用語の確認ですとか基礎の完成、活用問題などが用意されていたり、あるいは、コラムで生徒の興味のある課題を取り上げていたりして、非常に学習しやすい教材だなというふうに思いました。

角田委員長

 教育長、どうぞ。

高部教育長

 私も、大修館は、見出しや図などが非常にすっきりしていて、読みやすい教科書だなというふうに思いました。ビジュアルな資料もわかりやすくて、特に生活習慣病については、実践と早期治療ということで、予防というような視点もはっきりしていて、非常に特色があるなというふうに思いました。

角田委員長

 大日本図書は3.11の写真をしっかりと載せている辺がよいところではないかなと思いました。ただし、たばこ、アルコールの害については、ちょっと記述が物足りないかなという印象を持っております。
 その他、大修館は、たばこ、アルコールの害については、広告などを教材として用いて、しっかりと扱っているというふうに感じております。
 また、心肺蘇生法については各社とも触れられていますけれども、中でも学研教育みらいは非常に丁寧だなというふうに思いました。
 ほかにご意見いかがでしょう。岡委員、どうぞ。

岡委員

 私は、学研教育みらいが、全体がすっきりしていて、見やすく、学習に入り込みやすい印象です。章のまとめは、学習の振り返りのためにも有効だと思いました。

角田委員長

 貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 もう既に出されている意見の繰り返しになりますけれども、4社ありますが、学研教育みらいの教科書というのは、資料の提示の仕方とか、学習がしやすいという点です。これははっきり言えると思います。ただ、4社とも、たまたまなのか、示し合わせたのかわかりませんけれども、表紙がみんなイラスト風なのが、あまりにオリジナリティーがなさ過ぎるなというふうな印象でございます。
 以上です。

角田委員長

 今、4社という話がありましたが、東京書籍についてはどうでしょうか。高部教育長、どうぞ。

高部教育長

 東京書籍は、AB判という、少し大型なものですけれども、その分、情報量が多くて、ちょっと盛り込み過ぎの印象があります。生活習慣病や肥満度のところでは、適正体重の表をわざわざ掲載していたり、薬物でも6ページほど割いて、さまざまな情報を記載しているのですけれども、薬物常用者による犯罪などを載せています。ちょっとその辺はポイントがかえってつかみにくくなっているのかなというような印象を受けました。その点、先ほど来、挙げられた学研教育みらいは、情報量が多くても、本文、コラム、資料ということできっちり整理されていて読みやすいなというふうに思いました。

角田委員長

 ほかにご意見はいかがでしょうか。よろしいですか。
 ここまでの意見を総合しますと、保健体育は学研教育みらいということになるかと思いますが、よろしいでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 それでは、保健体育の教科書は学研教育みらいといたします。
 次に、技術・家庭科の技術分野についての協議を始めます。ご発言、ご意見をお願いいたします。はい、池田委員、どうぞ。

池田委員

 まず、東京書籍ですが、情報の安全利用についてページを割いて、事例を載せたりして、具体的に記述しているところがわかりやすいと思いました。全体的に、しっかりと踏み込んで記述しているという印象です。

角田委員長

 岡委員、どうぞ。

岡委員

 東京書籍の実習について説明しているページでは、片づけや、手をきれいにすることなど、実習の後のことまでちゃんと触れられています。技術の授業では、こうした安全への配慮はとても重要だと思います。

角田委員長

 貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 教科書に限らず、教師もそうですけれども、発問というのが非常に大事で、子どもたちの発問一つで、子どもたちの思考が真っすぐにスムーズにいくか、混乱するかという非常に重要な点があるわけですけれども、思考を混乱させないということが重要だと思います。
 そこで、さまざまな材料について学ぶという単元を切り口に両方比べてみたのですけれども、開隆堂のほうは「材料を考えてみよう」、東京書籍は「材料を調べてみよう」と示されています。考えてみよう、調べてみようとの違いです。課題の示し方ですけれども、考えてみようといっても、物事には考えてわかることと、わからないことがあるわけで、このあたりの言葉の選び方ですが、発問の仕方ということを考えると、その点、開隆堂のほうは曖昧さが残ります。東京書籍は明確だというふうに感じました。
 以上です。

角田委員長

 教育長、どうぞ。

高部教育長

 私も、東京書籍の特徴ですけれども、今、非常に重要なテーマとして、情報社会の中の情報セキュリティーということが子どもたちへの教育で非常に重要なテーマですけれども、そのページを見ますと、東京書籍は事例やイラストが豊富で非常にわかりやすい内容だというふうに思いました。そして、このAB判という非常に大判の、横幅の広い紙面を生かして、非常に詳しい説明が補足されていますし、本文の字も大きくて非常に見やすいというふうに感じました。

角田委員長

 ほかの教科書についてはどうでしょうか。教育図書はイラストが非常に多い印象があります。また、宇宙エレベーターを扱っていて、非常に興味を引く点があるかと思いますが、いかがでしょうか。はい、岡委員、どうぞ。

岡委員

 確かに教育図書は大きな写真を使っていて、工具の使用方法をわかりやすく示していたり、製品が生活の中で実際にどのように活用されているかという写真が掲載されたりしていて、生活とのかかわりについてイメージさせているのがよいと思いました。
 また、開隆堂ですけれども、こちらも写真や図を多用して、作業のイメージをつかみやすいようにしていますが、東京書籍のように実習終了後の安全管理や注意点までは書かれていなかったのが残念に思います。

角田委員長

 ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。
 それでは、委員の皆様のご意見を総合しますと、技術・家庭科の技術分野で使用する教科書は東京書籍ということでよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 それでは、技術分野の教科書は東京書籍といたします。
 次に、技術・家庭科の家庭分野について協議を始めます。ご意見、ご発言をお願いいたします。池田委員、どうぞ。

池田委員

 各社の教科書で、幼児の成長について書かれているページを比べてみたのですが、東京書籍の教科書は流れがあって、順を追って理解していけるように構成されているように思いました。

角田委員長

 貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 全体的に、東京書籍は幼児の成長を客観的、科学的に捉えるという視点を強く感じさせます。基本的生活習慣の指導と習得の仕方とか、それからケアの仕方。特に家庭教育について、科学的、客観的な視点から学ぶという現代的なニーズに合っているというふうに思います。対照的なのが開隆堂で、決して悪いわけではありませんが、思い出の記録などはほのぼのとしているという感じですので、科学的な視点はあまり前面には出していないなという印象を持ちました。

角田委員長

 岡委員、どうぞ。

岡委員

 東京書籍は、実際の料理の場面でよく使われる「手ばかり」、「目ばかり」がうまく表現されています。実際に料理をするときに、50グラムといっても、食材によって見た目のかさが違うので、それを実寸大の写真で示しているのは、とてもよい工夫だと思いました。
 それから、教育図書も、食品や子どもの手型などの原寸大写真を掲載したりして、それから料理の失敗例を掲載しているなど、基準になるものが具体的に示されているのがよいと思いました。

角田委員長

 教育長、どうぞ。

高部教育長

 私も、東京書籍ですけれども、学習内容が生活のどんな場面で活用できるのかという実習例や資料などが豊富で、解説とイラスト図がマッチして、非常にわかりやすく書かれているというふうに思いました。サイズも大きくて、情報も丁寧で詳しいというふうに思いました。
 一つのテーマとして、消費者教育における消費者の権利と責任について触れているページを比較してみたのですけれども、開隆堂はただ文章だけで八つの権利と五つの責任を解説しているだけですが、他方、東京書籍は図も使って、非常にわかりやすく説明しているなというふうに思いました。

角田委員長

 岡委員、どうぞ。

岡委員

 開隆堂ですけれども、災害時の食生活や災害への備えなどについて詳しく記述されています。商品トラブルへの対応などもチャート式でわかりやすく示されてはいますが、やや細か過ぎる印象もあります。

角田委員長

 ほかにはいかがでしょうか。よろしいですか。
 それでは、技術・家庭科の家庭分野については、委員の皆様の意見を総合しますと東京書籍ということになりそうですが、いかがでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 では、家庭分野の教科書は東京書籍といたします。
 では、最後になりますが、英語の教科書についての協議を始めます。それでは、ご発言をお願いいたします。はい、岡委員、どうぞ。

岡委員

 まず、東京書籍ですが、地名や名前を書く教材では、よくないほうの例も示しているのがよいと思いました。それから、教科書の冒頭で、さまざまな国の挨拶を紹介していますが、私は、英語は英語圏に限らず、いろいろな国の人とコミュニケーションをとるためのツールであって、国際社会では英語だけしゃべれればよいというわけではないと思っているので、このような導入は好ましいと思いました。

角田委員長

 池田委員、どうぞ。

池田委員

 東京書籍のコミュニケーションを大切にするというコンセプトは、私もいいなと思いました。ただ、イラストがちょっとアニメのような印象があって、教科書としての重みという点からすると、どうかなという感じがいたしました。
 開隆堂ですが、これは英文の構造、仕組みが、主語が緑、動詞がピンク、名詞が黄色というふうな、図式的にわかりやすい説明がされているという点が評価できるなと思っています。
 それから、これから国際社会の場に出ていくと、日本について聞かれることが多いです。それに英語で説明をするということが求められるわけですけれども、開隆堂は、そうした点についても、中3でしっかりとページを割いて取り上げているところがいいなと思いました。

角田委員長

 貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 今、東京書籍と開隆堂についてお話がありましたけれども、端的に言って、東京書籍は英語をツールとして捉えるというスタンスがあるのではないかと。開隆堂は英語をしっかりと学ばせるというようなスタンスを私は感じました。開隆堂は、3年間を見通したCan-Doリストを、各学年の巻末に掲げておりまして、到達目標が誰にでもわかるように工夫されているという点はすぐれているというふうに私は思いました。

角田委員長

 教育長、どうぞ。

高部教育長

 今のお話のCan-Doリストですけれども、東京書籍にもそういった、できるようになったことという到達度を確認するCan-Doリストがあるのですけれども、非常にくくりが大き過ぎて、役に立つのかなというところが疑問です。その点、開隆堂のCan-Doリストはしっかり自己チェックができるものになっていまして、自主学習の点でも有効だなというふうに思います。
 それから、自己紹介を取り上げたページを見ましても、自己紹介の構成を考える段階ではどういうことが想定されるのかということを豊富に例示を示して、ヒントを与えています。しかし、実際、自分で書くところについては白紙に近い状態になっていまして、実力というものが確かめられるような点ではすぐれているというふうに思いますし、それ以外にも、ペア学習とかグループ学習、これからの協働的な学習を進めるようなプログラムが開隆堂には充実しているなというふうに感じました。

角田委員長

 岡委員、どうぞ。

岡委員

 同じく開隆堂ですけれども、聞く、話す、読む、書くのバランスがよいと感じます。巻頭で示されている学習の進め方も視覚的でわかりやすいと思います。また、書き込みも聞く、話す、チャレンジときれいにわかりやすくまとめられていて、学習しやすい印象です。

角田委員長

 開隆堂は、巻末に単語カードがついていますけれども、この有効性というのは現場の先生方の活用次第だなというふうに感じています。それから、書き込むことができるページについて比較しましたが、開隆堂は3年生がやや少ないなという感じはしますが、1、2年は書き込みのスペースは十分充実しているというふうに感じました。あと、光村図書は書き込みのスペースが多くて、自分で教科書をつくっていくイメージといった独自性が感じられます。教育出版は、開隆堂や光村図書と比較すると、ちょっと書き込みのスペースが少ないかなというふうに感じております。
 ほかにはいかがでしょう。教育長、どうぞ。

高部教育長

 教育出版ですけれども、導入部では、小学校での英語の活動の振り返りが16ページぐらい割かれていまして、非常に丁寧になっています。自己紹介の部分でも、例示、ヒントが豊富で、非常に易しくて丁寧な教科書だというふうな印象を持っています。ただ、三鷹の子どもたちには、もう少しレベルの高い教科書がふさわしいのではないかというふうに思いますし、教育出版も先ほどのCan-Doリストがあるのですけれども、非常にくくりが大きくて、実践的ではないなというふうに思いました。

角田委員長

 はい、岡委員、どうぞ。

岡委員

ちょっと気になったのは、光村図書の設定です。アメリカからやってきた、アメリカ人の転校生と英語で話すというのは不自然だと思いました。本来ならば、日本に転校してきた転校生ですから、子ども同士、生徒同士、日本語を教えてあげるべきだと思います。設定にすぎないと言えばそれまでですけれども、教科書は長く使い続けるものですし、リアルな場面設定も大切だと思います。

角田委員長

 ほかの学校図書、三省堂、これらはいかがでしょうか。はい、池田委員、どうぞ。

池田委員

 学校図書ですが、「Pre-lesson」というところで、小学校の外国語活動でした活動を思い出す場面とか、そういうもののページ設定がされているというところがありました。それから、「Let’s Start」というところでは、文字やつづりと発音、身の回りの英語や挨拶など、「Chapter」に入る前の準備段階をしっかりと設けているというところが丁寧だなという印象を受けました。
 それから、小学校の英語活動との接続という点では、やはり「Pre-lesson」というところで、会話を聞いてみようですとか、クラスメートと自己紹介をしようというふうなコーナーがあって、小学校で経験のある活動を設定しているのがいいのではないかと思いました。
 ただ、全体的な印象としましては、学校図書はややイラストが多くて、内容がちょっと薄いかなという感じがいたしました。

角田委員長

 はい、貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 今、学校図書のお話がありましたけれども、私は三省堂のほうも調べてみたのですが、三省堂も、小学校でなれ親しんできた英語を振りかえるという内容を丁寧に12ページをかけて扱っていたりというふうなことで、とても親切丁寧な印象を受けました。
 それから、「For Self-Study」というところがあって、自学自習の方法をわかりやすく示していて、家庭学習につながるような工夫をされているというふうに印象を持ちました。

角田委員長

 ありがとうございます。ほかにはいかがでしょうか。
 ここまでのご意見を総合しますと、開隆堂の評価が高いようですけれども、いかがでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 それでは、英語の教科書は開隆堂といたします。
 以上で、平成28年度使用中学校教科用図書についての協議を終了いたします。
 次に、教育支援学級用の教科用図書に移ります。
 教育支援学級の教科用図書につきましては、文部科学省検定済教科用図書を使用するか、または文部科学省著作教科用図書を使用することが適当でないとき、学校教育法附則第9条及び同法施行規則第139条の規定によりまして、一般図書を教科用図書として使用できることとなっております。
 また、教育支援学級における教育用図書については、同一教科書を採択する期間を定めている義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律第14条、同法施行令第14条第1項において例外とされており、毎年必要な変更を行って、採択をしております。今回、採択の対象となるのは、平成28年度に教育支援学級で使用する一般図書であります。
 それでは、まず小学校です。三鷹市立小・中学校教育支援学級用教科用図書選定資料作成委員会からは、小学校の全ての教育支援学級では検定教科書を使用するので、一般図書を教科用図書として使用しないとの報告をいただいております。
 次に、中学校です。中学校についても、全ての教育支援学級で検定教科書を使用するので、一般図書を教科用図書としては使用しないとの報告を選定資料作成委員会からいただいております。
 それでは、このことについて、各委員からご発言をお願いいたします。池田委員、どうぞ。

池田委員

 教育支援学級では、児童・生徒の実態に応じて教員が作成した教材を使って学習するということもよくあります。そうした学習が計画的に展開されるためには、やはり系統立てて編集された検定教科書を主たる教材とすることが必要であると思います。その上で、児童・生徒、個々の能力に応じて、下の学年の教科書を使用したり、あるいは文部科学省著作教科書を用いたりすることが適切だろうと思います。

角田委員長

 はい、貝ノ瀬委員、どうぞ。

貝ノ瀬委員

 私も、教育支援学級では、子どもたち一人一人の実態を踏まえた個別指導計画というものに基づいて指導を行うということが大事だというふうに思います。障がいの状況ですとか程度については、子どもたちそれぞれに差があるわけですから、設置校の通常の学級との交流学習ですとか共同学習をより一層充実させていくということが求められているというふうに思いますので、一般図書の採択ではなくて、検定教科書を用いるということが適切だというふうに思います。市内の小・中学校に、通常の学級と一緒に設置されている教育支援学級ですので、そのよさをぜひ生かしていただきたいというふうに思っています。

角田委員長

 はい、岡委員、どうぞ。

岡委員

 私も、今までのご意見に賛成です。通常の学級でも教育支援学級でも、子どもたちに「確かな学力」を身につけさせることは当然ですし、学校の指導に対する市民のニーズや期待も高いものがあると思います。ですから、系統性や段階性がはっきりしている検定教科書を主たる教材として、個別指導計画によって子どもたち一人一人の個別の指導を重点化するのが適切だと思います。

角田委員長

 教育長、どうぞ。

高部教育長

 この三鷹市教育委員会が推進していますコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫教育では、教育支援学級における小・中一貫教育の推進ということが非常に重要です。そのためには、設置校同士の連携を図って、個別指導計画に学習の目標を位置づけ、9年間の教育に責任を持って、児童・生徒の学力を高めていくという必要があります。そういった点でも、各設置校で研究していただいた結論のとおり、系統性のある学習指導を行うために、検定教科書を主たる教材とすることが適切だというふうに考えております。

角田委員長

 教育支援学級の指導においても、小・中一貫教育のよさを生かした教育を行っていただきたいというふうに思っております。選定資料作成委員会からも報告がありましたが、検定教科書の下の学年のものや文部科学省著作教科書、これらも児童・生徒の実態に応じて使用する、教科用図書として考慮していくということですので、これからも、障がいのある児童・生徒のニーズに合う教育を進めていただきたいというふうに思っております。
 それでは、改めてご確認いたします。三鷹市立小・中学校教育支援学級で使用する教科用図書としては、一般図書の採択はしないということでよろしいでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 協議の結果、小・中学校の教育支援学級で来年度使用する一般図書の採用はしないということといたします。
 以上で、全ての種目の教科用図書が決定いたしました。
 各種目に絞り込まれました教科用図書については、採択の原案として事務局にまとめていただき、議案として教育長より提案していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 ここで一旦、休憩とさせていただきます。

午後 2時40分 休憩
午後 2時58分 再開

角田委員長

 それでは、休憩前に引き続きまして、会議を再開いたします。
 皆様にお諮りいたします。この際、議案第32号 平成28年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択についてを日程第2に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 ご異議なしと認めます。それでは、そのように決定されました。

日程第2 議案第32号 平成28年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択について

角田委員長

 それでは、議案第32号 平成28年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択についてを議題といたします。

(書記朗読)

角田委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。教育部長、どうぞ。

山口教育部長

 それでは、議案第32号についてご説明をさせていただきます。
 お手元の議案書の3ページをお開きいただきたいと思います。平成28年度使用の小学校教科用図書でございます。こちらは採択替えの年に当たりませんので、昨年度と同じ教科用図書を採択するというものでございます。
 お隣、4ページをごらんください。こちら、先ほどご協議をいただきました内容を踏まえまして採択をお願いいたします、平成28年度使用の中学校の教科用図書の一覧表でございます。
 続きまして、5ページをごらんいただきたいと思います。平成28年度使用の小・中学校教育支援学級用教科用図書につきまして、先ほどご協議をいただきましたとおり、文部科学省の検定を経ました教科用図書である、3ページ及び4ページ記載の通常の学級と同じ教科用図書を使用するという内容になっているところでございます。
 提案理由の説明は以上でございます。

角田委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。先ほどご協議いただいた内容のとおりでございます。教育委員の皆様の質疑をお願いいたします。特にご質問、ご意見はございませんでしょうか。
 それでは、議案第32号 平成28年度使用小・中学校教科用図書及び小・中学校教育支援学級用教科用図書の採択については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。
 以上をもちまして、平成27年第3回教育委員会臨時会を閉会いたします。

午後 3時1分 閉会

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〒181-8505 東京都三鷹市下連雀九丁目11番7号
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