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飼い主のいない猫について
作成・発信部署:生活環境部 環境政策課
公開日:2020年5月8日 最終更新日:2023年11月14日
飼い主のいない猫とは
猫は元々人間に飼われていた動物です。飼い主のいない猫とは、人間に捨てられたり迷子になってしまった猫とその子孫です。
飼い主のいない猫は病気や交通事故の危険に常に晒されているため、その寿命は4~5年といわれています(屋内飼育の猫の寿命は10~15年)。
飼い主のいない猫による被害の苦情が増えています
「猫が庭でフンやオシッコをするので困っている」「車に傷をつけられた」「花壇や菜園を荒らされる」「発情期の鳴き声がうるさくて眠れない」などなど、飼い主のいない猫による被害の苦情が市にも多く寄せられています。
飼い主のいない猫の世話をする人へのお願い
猫はとても繁殖力が旺盛な動物です。生後半年から1年足らずのうちに繁殖能力が備わり、妊娠期間は60日前後、年に3、4回、1回当たり5頭くらいの子猫を産みます。
避妊・去勢手術を受けさせましょう
お腹を空かせた猫にエサをあげるという行為は、そのこと自体は悪いことではありません。しかし、避妊・去勢をしないでエサをあげていると、猫は子猫を産んでどんどん増えていきます。飼い主のいない猫をかわいそうに思ってエサをあげても、かわいそうな猫を増やしてしまうのでは、悪循環になってしまいます。
飼い主のいない猫にエサをあげるときは、まず猫に避妊・去勢手術を受けさせましょう。
避妊・去勢手術について
避妊・去勢手術は、生涯に1回するだけで済みます。
また、手術をすると発情期の鳴き声や尿を壁等に吹き付けるスプレー等の行動もなくなり、性格も穏和になるといわれています。
飼い主のいない猫に避妊・去勢手術をしようとする三鷹市民のかたには、手術費用を支援する制度があります(予算には限りがあります)。詳しくは、添付のチラシ、飼い主のいない猫の避妊・去勢手術支援事業及びさくらねこ無料不妊手術事業のページをご覧ください。
なお、三鷹市の制度を利用して避妊・去勢手術が済んでいる猫は、片方の耳にV字カットをして目印としています。
近所の人の理解を得られるようにしましょう
飼い主のいない猫にエサをあげていると、集まる猫によって近所の人が迷惑を受け、トラブルになることが少なくありません。きちんとした管理をして、近所の人の理解を得られるようにしましょう。
具体的には、次のようなことを守るようにしましょう。
1 エサをあげる猫を特定(個体識別)し、むやみに猫を増やさないようにしましょう
2 エサをあげる時間を決め、食事中は見守り、食べ終わったら直ちに片付けて清掃しましょう(できれば猫一頭ごとに小皿を用意しましょう。見守る時間も少なくてすみ、個体識別も容易になります)
3 猫のトイレを設置して、フンなどの始末をしましょう(定期的に付近を清掃し、清潔を保つようにしましょう)
4 近所の人の理解を得られるように、苦情についても耳を傾け、解決・改善の努力をしましょう
猫は愛護動物です
猫は愛護動物と定められており、むやみに虐待したり傷つけたりすると、法律で罰せられます。猫だけに限らず、命あるものである動物たちの習性を考慮しながら、人と動物との共生をはかっていきましょう。
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