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平成23年第7回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2011年11月29日 最終更新日:2011年11月29日
平成23年第7回教育委員会定例会
日程第4 教育長報告
松永指導課教育施策担当課長
私からは、別途、印刷されております、教育の未来を考える「三鷹子ども熟議」というA4判の表裏印刷されているものですけれども、こちらにおいてお話をさせていただきます。
先ほどから基本計画の話が出ておりますけれども、その教育における個別計画であります教育ビジョンですが、そちらの策定の作業をこれから進めてまいります。その第1弾といたしまして、子ども熟議という形で、現在、学校で教育を受けている当事者の子どもたちから、三鷹の教育、こんなところがこうなったら、もっといいのだけれどもというようなことを、実際に話をしていただきながら、意見、それから提言をしてもらおうということをします。実際に行われますのが7月9日になりますけれども、午前9時からということになります。冒頭で秋山委員長にごあいさつをいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。昨年度、教育委員の皆様方も保護者代表との懇談会の中でご体験していただけたかなと思うのですけれども、熟議という形の手法を取り入れた形で、子どもたちに実際に討議をしてもらいます。
熟議の中身につきましては、4点。「こんな小・中の交流や学習をしたい!」、それから「地域の人からこんなことを学びたい!」。これはコミュニティ・スクールについて。「こんな先生に教わりたい!」。小・中一貫にかかわる先生方、こんな指導をしてほしいのだけれどもという、子どもたちの意見です。そして小・中一貫教育の一つのゴールであります15歳、「こんな15歳になりたい!」ということを子どもたちから意見をもらいながら、そこで出たものを実際の教育ビジョンの策定に生かしていきたいと考えております。
さまざまな市民参加の形で、これから行っていきますけれども、学校の教職員の先生方の意見を取りまとめていただきながら、校長先生方から意見をもらったり、コミュニティ・スクール委員会、まずは会長会等の中で意見をいただきながら、それを今度はCS委員会に持ち帰っていただいて、意見をいただく。それからPTA連合会との意見交換、あわせて今回の子ども熟議、それからパブリックコメント等をとりながら、さまざまな意見をいただきながら、取りまとめた一つずつの段階で、教育委員の皆様にお示しさせていただきながら、そこでまたご意見をいただいて、つくり上げていきたいと考えております。
私からは以上です。
久保田生涯学習課長
生涯学習課です。28ページ、29ページになります。
28ページですけれども、6月12日に第39回市民コンサートが開催されました。芸術文化センターで開催されましたが、収容人数625人の会場の中で約600人の参加者がございまして、ほぼ満杯状態でございました。
行事予定の29ページですけれども、7月24日に第102回親子音楽会、公会堂ホールで開催される予定です。それ以外は記載のとおりとなります。
以上です。
岡崎スポーツ振興課長
30、31ページをお開きください。私からはスポーツ振興課に関するものを報告いたします。
30ページの、16日木曜日、みたかスポーツフェスティバルの第1回の実行委員会が開催されました。それと23日の木曜日、第20回三鷹市民駅伝大会の第1回の実行委員会を開催いたしました。
31ページです。7月3日にわんぱくサッカーフェスティバルが味の素スタジアムであります。お手元の黄色のチラシをごらんいただけますか。みたかわんぱくサッカーフェスティバル、2011年7月3日、日曜日、10時から16時30分で小雨決行ということで、当日開催のイベントで、サッカークリニックとミニゲームは事前に申込みが済んでおりまして、そのほかのものについては当日参加が可能です。味の素スタジアムはJリーグの試合会場になっておりまして、ふだん、芝生の上に入ることができないのですが、ここで1日開放してもらえるということで、子どもたちは非常に喜んでおります。このミニゲームですが、勝ち進んで優勝したチームが、Jリーグの選手や関係者でつくるドリームチームと対戦できるということで、非常に盛り上がっておりまして、昨年、2,300人の参加がございました。急なご案内で申しわけございませんが、お時間がありましたら、こちらにお顔を出していただければと思います。
以上です。
荒川国体推進室長
国体の関係でございますけれども、30ページの一番下になりますが、6月29日に、スポーツ祭東京2013三鷹市実行委員会の専門委員会の創設が行われました。4つの専門委員会、全部で48人の専門委員さんに委嘱をしております。そのうち38名の出席をいただきました。最初に全体会を行いまして、概要説明を行った後、それぞれの委員会に分かれまして、その中で10の基本計画、個別の基本計画を予定しているのですけれども、そちらの説明を行いまして、審議をいただいております。今年度、その審議をいただいたものについて、確定していきたいと考えております。
続いて右側の7月16日に、24年度に岐阜で清流国体が行われますけれども、それのリハーサル大会がありますので、視察に行きたいと考えております。7月にはアーチェリーの大会、9月にソフトボール、10月にサッカーのリハーサル大会がありますので、順次見に行きたいと思っております。
以上です。
向井総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長
私からは、お配りしていますA3の広報みたか、2011年6月19日号の1、2面をコピーしたものでございますが、こちらの資料からご報告させていただきます。
既に配付されていますので、広報はご案内いただいているかもしれませんけれども、この号では昨年度取りまとめました、この事業についての基本設計の概要を掲載しております。これまで、この事業については市民センター周辺地区防災公園街区整備事業と申し上げて、説明をしてきたところでありますけれども、場所とか機能が非常にわかりにくいということで、この事業については、まだ仮称ではございますが、新川防災公園・多機能複合施設という形で、今後は表記してきたいと考えております。
1面では、完成予想の公園のイメージパース、また施設の整備方針や設計概要を載せております。2面では、ちょっと小さいですけれども、施設の各フロアの平面図のほか、建物や公園の整備コンセプトなどを掲載しております。こちらは1面の大きな見出しに、「安全安心・健康長寿のまちづくりの拠点整備に向けて!」とありますが、本事業の大きな二つの目標がございますけれども、まずはその一つ、災害に強いまちづくりの拠点整備をすること、もう一つは多様な機能が融合した元気創造拠点の施設を整備するといった目的に向けて、今後もこうした市報などを通じて、市民の皆様にこの事業について、広くお知らせしていきたいと考えております。
特に本事業については、教育委員会の関係では、この防災公園のちょうど1面の公園イメージの真ん中のあたりの防災公園の地下空間に、これまで井口地区で計画しておりました、総合スポーツセンターにかわる施設として、メーンアリーナであるとか、サブアリーナ、また武道場や小体育室などのスポーツ施設が整備されまして、またさらには医療や保険、福祉との連携によって、スポーツを取り入れた健康づくりなども推進していくことを検討していきたいと考えております。また耐震等の関係から移転して、こちらのイメージの左に建物が建っておりますが、こちらの多機能複合施設として集約されます社会教育会館での事業も、引き続き継続してまいりますけれども、新たな可能性として、利用者の方々がこの複合施設で互いの活動をお互いに知る機会を持つことで、分野を超えた交流なども可能性として期待されるところでございます。今後も健康、スポーツの拠点、また生涯学習の拠点としての整備の面からも、今年度、来年度、2年間かけて実設計を進めていくわけですけれども、より施設を利用する上での使いやすさの検討であるとか、また管理、運営の方法の検討などついても、市民の皆様や関係団体の方々のご意見を丁寧に伺いながら、事業を推進してまいりたいと思っております。
私からは以上です。
古谷社会教育会館長
社会教育会館です。教育長報告の32ページ、33ページにお戻りください。
32ページ、行事実績等報告でございますけれども、6月2日にボランティア養成コースということで、「折り紙ボランティア養成講座」を実施しております。それを受けて、このボランティアさんの活躍をいただく場として、22日、青少年体験学習事業・学校連携「子ども折り紙講座」ということで、第六小学校でボランティアさんに、講師として小学生の皆さんの前で活躍していただいたという事業を実施しております。また27日、今週の月曜日でございますが、第4回の公民館運営審議会を実施しております。
33ページをごらんください。7月1日、本日でございますが、既に来年度、平成24年度市民大学総合コースのプレ企画委員会を実施しております。市民の方にお集まりいただいて、来年度の講座の骨格をご提案いただくような場としております。あと、7月21日をごらんください。夏休み自主学習室の提供開始ということで、7月21日から8月30日まで、自主学習室を開放しております。昨年実績が1,184人の方々、小中高の皆さんにご利用いただいたということで、その前の年と比較しますと、前の年が500人程度でしたので、かなり増えていて、暑い夏だったからかなと考えておりますけれども、今年はどうなるかということで対応していきたいと思います。あと、夏休み向けの講座、親子多摩川源流体験講座とか、父と子のアウトドア講座、夏休み向けの講座を実施する予定でございます。また、6月27日の公民館運営審議会で日にちが決まりましたものですから、こちらに記載しておりませんけれども、7月25日に第5回の公民館運営審議会を実施する予定でございます。あと、お手元に社会教育会館の22年度事業実績、このような体裁のちょっと厚手の冊子をお配りしております。後でお目通しいただければありがたいと思います。
社会教育会館からは以上でございます。
大島三鷹図書館長
図書館でございます。34ページ、35ページです。
6月10日と7月27日、具体的な南部図書館の確認書等の動きがございましたので、この後、具体的なことについては担当よりご説明させていただきたいと思います。
34ページの6月の23日でございますが、第15期の図書館協議会の最終日でございましたので、新しい読書プランに対する答申をいただいたところでございます。35ページ、7月に入りまして、いよいよ夏休みが近くなります。夏休みに図書館も児童、生徒対象の事業をかなり多くやっております。夏休みについては学校が休みになりますと非常に多くの小・中学生も来館するということで、今後非常に混んでくる図書館になるということです。
私からは、以上でございます。
宇山三鷹図書館南部図書館(仮称)開設準備担当課長
お手元に、南部図書館の整備に向けた確認書と、基本プラン検討市民会議の設置要綱を用意しております。
まず確認書でございますけれども、こちらは内容については前回の定例会でもご説明いたしましたが、6月10日に、それぞれアジア・アフリカ文化財団の理事長と三鷹市長が署名をして確認をしたという内容です。主な内容としては、アジア・アフリカ文化財団が、新川5丁目の杏林大学のそばになりますけれども、そちらに施設の建替えを行い、三鷹市がその一部を公立図書館として、40年間にわたって賃借する内容になっております。そして2番目として、公益目的事業のための認定であるとか資金確保といったことを、財団側が行い、三鷹市がそのために必要な支援を行う。3番目として、アジア・アフリカ図書館にあります貴重な資料、郭沫若文庫や蔵書などがありますので、こういったものを活用して、協力しながら特色ある運営を行っていくということで、その基本方針を協力して策定することを確認する内容になっております。
それを受けまして、市民会議が7月の下旬から始まる予定になっております。要綱にございますように、基本プランの検討ということで、基本的な考え方でありますとか、ゾーニングとか、レイアウトを中心に検討していくことになりまして、第3条にありますように、11人の皆さんで構成することになっております。学校教育の関係の、学校長とかPTA会長の方、あるいは住民協議会、あるいは文庫活動といった地域・市民活動の関係の方、また学識経験の方ということで、市内在住の作家の方とか、図書館学、児童サービスあるいは建築の専門家の方に入っていただく予定でおります。そのほかに公募による一般市民ということで、お一人は広報みたかで募集をした方、もう一人は無作為抽出による公募ということで、候補者の名簿からお一人を推薦していただいて、全部で11人で構成する予定になっております。7月から毎月1回で、11月までの5回で提言をいただくことを予定しておりまして、その提言を受けて基本プランの案をつくって、パブリックコメントも来年1月ぐらいにした上で、確定していくというふうに考えておりまして、委員の任期も確定までということで、パブリックコメントを終えた3月31日までを任期にしております。第1回は7月27日水曜日を予定しております。それから附則のところにある日付けが抜けておりまして、6月28日から施行し、14日から適用するということで、広報で募集等の関係がありまして14日からさかのぼって適用する形の要綱になっております。
私からは以上です。
秋山委員長
ありがとうございます。
以上で、報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
寺木委員
図書館に2点、質問させていただきます。
1点目は、図書館はいろいろな企画を立てていただきまして、子どもたちもたくさん参加して、子どもたちの様子といいましょうか、ここ数年ぐらいのスパンでの大島館長がご存じの範囲で、子どもたちが図書館をどのように利用しているか、図書館を利用する子どもたちの姿や様子を少しお聞きできればと思います。
それから2点目は、アジア・アフリカ文化財団の南部図書館が動き出しまして、とてもよかったと思います。それで、図書館の目的で、このプリントの3番にあります、異文化交流に資する地域に密着した特色ある公立図書館という、この説明をもう少し具体的にわかりやすくお聞きできればと思います。
2点です。
大島三鷹図書館長
私からは、児童、生徒の図書館の利用の様子ということで、わかっている範囲でご説明させていただきます。
図書館と申しましても、本館、分館、それから移動図書館とございますが、実際に統計をとってみますと、特に中高生の図書の貸出利用者は、パーセンテージでいくと極端に低いです。登録者の年齢構成では中高生など学生の割合は大体20%ぐらいで平均的であるのに対して、貸出利用者になりますと、極端に5%以下に減ってしまうというところではあるのですが、今日などもそうなのですけれども、では図書館を利用していないのかというと、そうでもなくて、図書館には大体150席余りの学習できるスペースが置いてあるのですが、今、ちょうど期末テストの最中なのかどうかわからないのですが、ものすごいいっぱいです。席が取れないような状況で、場所によっては息苦しいぐらいの中高生がひしめいている状況ですので、その辺については、かなり図書館を利用している。本を借りるというよりは、違った意味で利用しているところがございます。それから移動図書館に関しましては、特に15歳までの貸出利用者が30%ぐらい占めているので、意外に貸出数が多いというところでございます。
私からは以上です。
宇山三鷹図書館南部図書館(仮称)開設準備担当課長
まだ、これから基本的な考え方やプランを詰めていくという段階ですけれども、アジア・アフリカ図書館には、郭沫若文庫という、中国の文学者、政治家という方ですけれども、その方が日本にいらしたころの資料ということで、貴重なものが1,300点ぐらいあったり、またアジア・アフリカ圏の原書ですとか、いろいろな特色のある、生活上のいろいろな資料を集めたような、非常に貴重な資料が2万点ぐらいあるということで、こちらのアジア・アフリカ図書館は、文化人類学者で大変高名な西江雅之先生が館長をなさっていて、そちらも今回、南部図書館と一緒の施設になるということで、確かに貴重なものではあるけれども、一般の方の利用も考えた蔵書収集みたいなことも、少しずつしていきたいということもおっしゃっていますし、また、そうはいっても、アジア・アフリカ図書館がある存在意義というものもあるので、どういうものを集めていくかということを一緒に協働で話し合いながら、市民の利用も視野に入れた運営をしていきたいとおっしゃっていただいています。
こちらも、南部図書館という、規模としては東部図書館、あるいは西部図書館と同程度の一つの分館という形ですので、近隣の方が多くお見えになる施設になると思いますので、そういった方にも興味を持っていただけるようなことをしていきたいと思っていますし、アジア・アフリカ語学院の教室があるような、一つの建物の中に同居する形になりますので、語学院として使っていない時間帯には、そういう施設も使った、生涯学習的ないろいろな事業も、あわせてやっていけるようなこともあるのではないかと考えておりますので、そういういろいろな幅広い事業展開を考えていきたいと思っております。
寺木委員
大島館長から、子どもたちが熱心に図書館を利用して、またそこで勉強をしたりという、とてもうれしい報告をいただきましてありがとうございます。安心いたしました。
それから、アジア・アフリカ文化財団と協働するこの南部図書館ですけれども、これはとても期待していますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。
平成23年第7回教育委員会定例会会議録(1)の目次
- 平成23年第7回教育委員会定例会会議録(2)
- 平成23年第7回教育委員会定例会会議録(3)
- 平成23年第7回教育委員会定例会会議録(4)
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