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平成23年第3回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2011年10月11日 最終更新日:2012年5月29日

平成23年第3回教育委員会定例会

開催年月日

平成23年3月2日(水曜日)

出席者
委員長 秋山千枝子
委員 寺木幸子
委員 河野純子
教育長 貝ノ瀬滋

欠席者
委員 鈴木典比古

出席説明員
教育部長・調整担当部長 藤川雅志
生涯学習担当部長・三鷹市立図書館長事務取扱 八代誠
総務課長 伊藤幸寛
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
指導課長 松野泰一
指導課教育施策担当課長 海老澤博行
生涯学習課長 久保田和則
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備室長 柳川秀夫
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 岡崎安隆
総合スポーツセンター建設準備担当課長 内田治
社会教育会館長 小田俊雄
図書館図書館システム担当課長 大島克己
学務課副主幹 田中容子
指導課統括指導主事 松永透

事務局職員
副参事 大久保実
副参事 直川佳裕

議事日程

平成23年3月2日(水曜日)午後2時開議

  • 日程第1 議案第8号 三鷹市体育指導委員の委嘱について
  • 日程第2 教育長報告
  • 日程第3 議案第9号 校長人事の内申について
  • 日程第4 議案第10号 副校長人事の内申について

午後2時開会

秋山委員長

 ただいまから平成23年第3回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、寺木委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

日程第1 議案第8号 三鷹市体育指導委員の委嘱について

秋山委員長

 日程第1 議案第8号を議題といたします。

( 書記朗読 )

秋山委員長

 提案理由の説明をお願いします。

柳川スポーツ振興課長

 3ページをごらんください。提案理由の説明をさせていただきます。三鷹市体育指導委員の委嘱についてでございます。
 今回提案いたしますのは、昨年の3月また6月の定例会でご承認いただきました委員の補充として選任するものであります。委嘱年月日は平成23年4月1日で、任期は平成23年4月1日から平成24年3月31日までとなっております。候補者でございますが、三鷹市井の頭在住の浅見泰宏さんでございます。
 4ページもごらんいただければと思います。現在、平成22年4月及び6月に委嘱しております委員の名簿でございまして、今回お願いしますのは、一番下に記載の浅見さんでございます。理由は、この体育指導委員は30人が定数になっておるのですが、昨年4月及び6月で30人の定員に満たなかったこともありまして、また本人も昨年の4月からという予定でいたのですが、仕事の都合がありまして、どうしても今年の4月からの任命をお願いしたいということでありましたので、今回、委嘱についての提案をするものでございます。
 5ページには体育指導委員の法的な根拠を記載してございます。
 提案理由の説明は以上でございます。よろしくお願いします。

秋山委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。
 委員の皆様の質疑をお願いいたします。

寺木委員

 今回、候補者でいらっしゃいます浅見さんは、何かスポーツの経験がおありなんでしょうか。

柳川スポーツ振興課長

 ご職業は天神前クリニックの院長をされておりまして、以前に体育指導委員の経験もあり、スポーツ関係では多方面で活動をされております。

寺木委員

 そうですか。では心強いですね。ありがとうございます。

秋山委員長

 ご意見ありますでしょうか。
 ご意見がなければ採決いたします。議案第8号 三鷹市体育指導委員の委嘱については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第2 教育長報告

秋山委員長

 引き続き、日程第2 教育長報告に入ります。報告をお願いします。

貝ノ瀬教育長

 私からは議会関係のご報告をいたします。2月24日から議会が始まりまして、一般質問が2日間にわたってございました。お手元に一般質問通告一覧表が配られていると思いますけれども、5つの会派から20人の方がご質問になりました。内容はごらんのとおりですが、特に答弁者に「教育長」と入っているところが、教育について問われている質問です。
 まず2番目の伊東光則さんが、教育について、市民の健康づくりについてということで、スポーツ施設とか生涯スポーツの現状についてお尋ねがあったということです。土屋健一さんは、子どものふるさとづくりという、ふるさとの意識を持たせるのは大事ではないかということ。それから加藤浩司さんも似たようなご質問ですけれども、家族のきずなについてということで、教育はどんなふうにしているかということです。
 5番目の伊藤俊明さんは、都市農地の教育的な活用。小学校に全部、学校農園がありますが、ほぼどこも小学校だけで使っている状況ですけれども、小・中一貫だから中学生と一緒になって学校農園をやったらどうかという至極もっともな話で、東三鷹学園で既にやっていらっしゃるみたいですが、ほかにもそのようなことができるようにしたいと思いました。
 8番目の吉野和之さんは、市長、教育長とありますが、内容としては教育で、歴史教育についてのお尋ねでした。要するに、この方はどちらかというと今の教育基本法をもっとしっかりと正対しろということです。採択もそうですけれども、それに準拠しろということで、特に教育基本法の目標のところで、日本人としてのアイデンティティーを問いたいということでありました。
 公明党の赤松さんは、投票率を向上させるには、学校で教えているかという、当然教えているわけでありまして、それについてお答えをしました。
 寺井さんは、他地区の「子ども救命士育成プロジェクト施策」という、他地区と言いましても東京の外でやっているものですが、うちもできないかという問題提起です。「土曜チャレンジスクール」というのもそうです。さいたま市でやっているのを、うちでどうなんだろうかということでした。
 粕谷さんは児童虐待防止策、それからステップファミリー。僕は知らなかったのですが、ステップファミリーというのは、要するに、離婚をして新しい家族を持って出発するという、暗いイメージではなく、新しい生活を支援することについて、学校の中、教育でも前向きにというご質問だったと思います。
 共産党の栗原さんの場合は、学習教材について、今いろいろ経済的に困窮している方もいらっしゃるので、学習教材についてはほんとうに必要なものを考えてということだったと思います。特に、なくなっても近所の文房具屋などで買えるようなものを学校で選んでほしいという、至極もっともな話でありました。
 大城さんもやはり関連していますけれども、「教育は無償」への取り組みについてということで、憲法論かなと思いましたらそうではなくて、鍵盤ハーモニカは、うた口があれば、毎回すべて買っていなくてもいいのではないか、ずっと使うわけではないからと。学校にそろえておいて、うた口だけ買えば300円から400円ぐらいですから。鍵盤ハーモニカ本体はそのまま保管して、何回も使えばいいのではないかという。それもごもっともで、そのようにしているのかと思ったら、買ったほうがいいようなことを言う学校もあると。多分1年生だから、同じようにしないと落ちつかない子が結構いるんですね。同じ服だとか同じものを持っていないと。そういうこともあって、多分先生は、ではお買いになったらとしているのかもしれないけれども、必ずしも経済的なことだけではない要素もあるので。しかし経済的な観点からすると、使えるものは使ったほうがいいということですから、今日、校長会がありましたから、部長からもその辺について校長たちに問題提起と指導がありました。
 「教育は無償」についてですが、憲法第26条に、義務教育は無償とありますけれども、これは授業料が無償だということであって、学校での副読本だとか、もろもろの必要なものは実費をいただくという、裁判所の判例が出ていますが、それについてお話し、議論するような機会はありませんでした。
 最後、嶋崎英治さんですが、30人学級実現に向けてというご質問で、国は35人学級、1年生からということで、来年度法案を出すことになっていますが、こちらのお立場としては30人学級で、学級数はどのぐらいになるのかとか、それをやるとお金がどのぐらいかかるのか、相当かかるのかと言うから、すごくかかりますというお話をして、大体ご理解をいただきました。
 以上です。

秋山委員長

 藤川部長。

藤川教育部長

 私は、施政方針の冊子と一般会計予算説明書で、来年度の予算についてご説明させていただきます。
 前回の教育委員会で、教育関係の予算についてはかなり詳しく申し上げましたので、今日は概括的なところをご説明しようかと思います。
 今週の月曜日ですけれども、議会の本会議がございまして、市長から23年度の予算に絡んだ施政方針が説明をされたところでございます。この後、議会での議論を経て、予算委員会等もございますけれども、来年度の予算が決まっていく形になっております。教育の予算については、前回ご説明した内容が大体この中に含まれているとご理解いただければと思います。
 概括的にお話しさせていただきます。3ページをお開きいただきたいと思います。ゴシック体で書いてあるところ、来年度の一番大事な骨格部分ですが、「都市再生とコミュニティ創生で切り拓く、『輝く三鷹の未来』を目指して、持続可能な高環境・高福祉のまちづくりの推進を」というのを大きなテーマとして、今回予算編成を行ったということでございます。
 その上に立ちまして、5ページをお開きいただけますでしょうか。中ほどに、「以上のような基本的な考え方に立って、私は、『都市再生』と『コミュニティの創生』の2つを、今年度の最重点課題」に位置づけると。それから、「生活のセーフティーネットの確立」、「子育て・教育環境の充実」、「第4次三鷹市基本計画の策定及び個別計画」、教育ビジョンなどもここに含まれるわけですけれども、その「策定・改定」を三つの重点課題として取り組んでいきますという流れになっております。
 最初の、最重点の課題である「都市再生」のところでは、5ページの下に書いてありますとおり、教育委員会でも報告を受けてきましたように、第一体育館、第二体育館、社会教育会館といったものを、「都市再生」という形で新しい施設づくりを進めるのが、最重点であると述べられてございます。
 次は7ページになります。最重点ではなく今度は重点課題ですが、2の「子育て・教育環境の充実」の取り組みとしては、中ほどよりちょっと下ですけれども、学校教育に関しては、コミュニティ・スクール型の小・中一貫教育の推進に資するためにも、学校耐震補強工事や三小の建替えに取り組むとともに、すべての小・中学校に空調設備を整備するということで、教育環境の向上を図ることを重点課題として取り組んでいくという方向性が出されております。
 しばらく教育関係はないのですが、9ページ以降、主な施策の説明が並んでいますけれども、10ページになりますと、今申し上げました「都市の更新・再生」のところで、市民センター周辺地区の防災公園街区整備事業と、それから三小の建替え、学校の耐震補強事業が、具体的な事業名として挙がってきております。また中ほどより少し下がったところに、学校教育については、先ほども申し上げましたけれども、学校空調設備整備事業に取り組むほか、学校給食調理業務の民間委託化を進めますという文言が、この中に入っております。右手11ページの中段から少し下ですけれども、「そのほか」以降で、スポーツ祭東京2013ということで、国体関係の施策に取り組むことが提起されています。
 市長の施政方針の中に位置づけられている教育関係は、以上でございます。
 概括的に、三鷹市の財政状況も含めて、29ページをごらんいただきたいと思います。表がございまして、三鷹市の一般会計と特別会計と分かれるわけですけれども、一般会計につきましては、649億円余、約650億ですね。前年度から比べて0.8%の増でございます。特別会計も含めますと、1,017億4,100万余でございまして、1.4%の増で、これが三鷹市の予算の総額だとご理解いただければと思います。
 次は41ページをごらんいただきたいと思います。歳入の関係でございますけれども、一番上の表にありますとおり、歳入に占める市税の割合は、約52%、半分ちょっとを市税で対応すると。それから9番目に地方交付税がございますけれども、一定の財政力がある自治体には交付されない税でございまして、三鷹の場合にはほとんどゼロでございます。地方の自治体の中には、交付税の割合が非常に高いところもございまして、交付税をもらっていない団体は財政的に豊かだという位置づけのもとに、補助金の交付等で結構厳しい条件がつくことが多くて、不交付団体を差別しているということで、毎年のように市長からも要望を上げたりしてございます。
 それから、国庫支出金・都支出金が、国からの補助金・都からの補助金でございまして、歳入全体に占める割合は、国、国庫が15.6、都が10.5で、こういったパーセントで国や都のお金が入ってくる仕組みになっております。
 20番目の市債については、右側の構成比のところをごらんいただければわかるとおり、5.6%が市の歳入に占めます市の借金の割合でございまして、国が50%近いことから比べますと、三鷹は借金の割合が比較的少ないという現状が見てとれるかなと思っております。
 47ページをごらんいただきたいと思います。歳出につきまして、これでは一般会計、一般会計に占める割合ということで並んでございますけれども、教育費につきましては約71億5,800万で、右側の構成比を見ていただければわかりますとおり、市の一般会計の支出に占める教育関係費が、11.0%という割合を占めてございます。ちなみに3番の民生費、福祉関係は47.7%で、福祉にすごくお金がかかる現状だとご認識していただければと思っております。
 それから114ページ以降に、主な項目ごとの、この後は各款別の主な支出が出ておりますけれども、114ページ以降に教育費が載ってございまして、115ページ、小・中一貫から始まりまして、116ページ、教育ビジョン、教育支援プランの策定、それから118ページ以降は、小・中学校費として、給食の民間委託化の実施、学校の耐震補強工事の実施ということで、かなり高い額でございますけれども、そこに事業内容として耐震補強をやる学校の名称等が入っております。
 120ページには、三鷹中央学園第三小学校の建替えとして、これは2か年にわたりますので、初年度は約5億です。
 それから学校空調設備の整備、121ページです。一応2,500万円でございますけれども、そう申しますのは前回ご説明しましたとおり、下に表がございますが、3月に22年度の補正予算をしまして、22年度にやる事業として、来年度やる工事も全部予算化をしたところでございます。ただし年度内に終わらないので、翌年まで工事を延ばす形になっておりまして、22年度の国の補助金をもらえるような、そしてまたスピードを上げてエアコンがつけられるような形をとっておりまして、来年度、23年度の予算については、ここに書いてございますとおり、小学校の実施設計、6校分の予算という形になっております。いずれにしましても、早くやるところも遅くやるところも、24年度の夏にはエアコンが使用できることを目標に精いっぱい頑張ってみたいという状況でございます。
 123ページからは社会教育費の関係で、生涯学習プランの策定、その次の124ページ、読書プランの策定、南部図書館も、ご説明してきておりますけれども、整備事業費について計上してございます。125ページ、保健体育費では、国体関係の費用として載っております。
 続きまして、A4横の資料をお出しいただいて、実はこれについては前回、細かくご説明しましたので、今回、前回ご説明した内容と、その後、全庁的に理事者も含めました調整の中で、予算が増減しているものについてのみ、ご説明をさせていただこうと思っております。
 まず4ページ目で、総務の施設係のところでございます。5番目の五中の体育館の建替えの経費が、前回お示しした資料から650万ほど落ちております。これは六中から出てきた土器等について、来年度、一気に全部清掃して報告書をつくるところまでやってしまおうということで、私どもは予算計上を図っていたところですけれども、市全体の予算が非常に厳しいということで、土器を洗ったり、まとめて報告書をつくったりするのを、少し何年かかけてやっていこうではないかということで、650万ほど落ちております。
 5ページ目をごらんいただきたいと思います。8番の、学校空調設備整備事業費については、6億8,700万ほど減額されております。さっき説明しましたとおり、来年度予算においてエアコンの設置事業をやろうと思っていたのを、22年度事業の補正という形で前倒しをしましたので、予算が大幅に減額になっております。
 6ページ目の12番で、トイレ改修事業関係でございますけれども、一中のトイレの改修として1億ほど見ていたところでございますが、5,000万、半額になっております。財政が厳しいので2か年に分けましょうということで、半額になったものです。
 あとはしばらく変更がなくて、15ページの3番、埋蔵文化財の関係費でして、ここは派遣職員の関係費として、830万ほど予算が減になっています。ここは文化財の関係で外郭団体に補助金を出して、その補助金から市から派遣された職員に給料を払っていたわけですが、派遣をされていても給料の支払いは市からお金を払うようシステムを変えるため、830万ほど減額になりまして、その分、総務の人件費のほうについてございます。
 20ページ目、最後、国体関係費でございまして、1,360万ほど予算増になっています。これは逆に、計画では再任用職員を2名充てまして、国体事務を充実しようと、考えておりましたけれども、ある程度まとまった事業を、株式会社まちづくり三鷹に委託をする形で処理をすることになりましたので、その分、市の報酬からは減額をしまして委託料という形でここに載せたために、その分が上積みになっているものです。
 大きな増減は以上で、あとはほとんど前回お話しした内容と、細かなこと以外は変わっておりません。よろしくお願いいたします。

平成23年第3回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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