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平成21年第9回教育委員会定例会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年12月8日 最終更新日:2009年12月10日

平成21年第9回教育委員会定例会(2)

日程第2 教育長報告 

寺木委員長

 引き続き日程第2 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私のほうは、特に今日はございません。

寺木委員長

 岩下部長お願いいたします。

岩下教育部長

 お手元に平成21年第3回三鷹市市議会定例会一般質問通告一覧表があると思いますのでごらんいたただきたいと思います。
 9月1日、2日、一般質問が行われました。今回は、19名の議員の方が質問の通告をいたしまして、教育委員会への質問者は10名でございました。簡単にご質問の趣旨について、ご報告させていただきたいと思います。
 1ページ目をごらんください。ナンバー2の野村議員ですけれども、「緑豊かな循環のまち三鷹への取り組み状況について」ということで、この質問の中で、小・中学校の樹木の整備状況は現状どうなっているかという趣旨。それともう一つは、病害虫の駆除とか、植物に対する肥料などの利用状況ということで、殺虫剤とか農薬を使っているかどうかというご質問でございました。
 小・中学校では、殺虫剤、あるいは農薬のたぐいを一切使用していないということでご答弁をしたところでございます。
 少し飛びまして5ページ、ナンバー6の伊東議員であります。「星と森と絵本の家」が本年の7月7日に天文台でオープンいたしまして、市民、それから子どもたちの利用に供しているわけでありますけれども、その「星と森と絵本の家」が小・中学校の授業の一貫としてどういうふうに利用されているだろうかということ。それから、児童・生徒の絵本の家についての反響といいましょうか、そういったものはどうだろうかというご質問でした。
 調べますと、7月、8月で約1,000人ぐらいの子どもたちが行っているということで、おおさわ学園の子どもたちは、ここの運営にいろいろなアイデアも出しているとお答えをさせていただいたところであります。
 それから、その下になりますが、ナンバー8の伊藤議員であります。これからの三鷹のまちづくりについての(2)の「食育の推進」ということで、教育委員会が現在進めております各学校での食育の推進に当たっての現状と課題。三鷹産の農産物の学校給食での使用の促進についてご質問がございました。
 平成19年度に、現在、小・中学校全校で市内産の野菜を利用しておりまして、金額ベースで大体3%ぐらいまで、学校給食の食材料のうちのパーセントを占める程度にはなっているところではあります。
 それから、7ページ目、ナンバー9は加藤久平議員であります。「教育について」ということで、日本の歴史、伝統、そして先人たちの努力を児童・生徒がどうやって正しく理解できるかということで、表題は「日本は素晴らしい国であった」ということですけれども、これは子どもたちに、そういう国の姿をどのように理解させていくかという趣旨でのご質問でした。
 それから、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正について」以下は、教育基本法が新しく制定をされまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律もこの間改正をされてきまして、その中で、点検評価等も新たに実施するようになってきている。それから、教科書の検定基準も教育基本法の改正に伴いまして改正をされるということで、教育基本法の第2条の教育の目標を、どういうふうにそれらを通じて一致して取り組んでいるかという点でのご質問でありました。
 それから、教育基本法に対する児童・生徒の理解の促進をどのようにさせるかという点でのご質問もございました。
 ナンバー10が吉野議員であります。2の「小中一貫教育について」ということで、その意義について。二つ目が、来年の4月からオープンされます、三鷹高校の中高一貫教育に対する見解。
 3番目が、小・中一貫と中・高一貫では、整合性がとれていないのではないかということでのご質問です。
 4番目が、小・中一貫の英語教育についてということで、現状と外国人指導助手の質の確保の問題。それから、教師との連携の問題についてのご質問でした。
 最後が、学力向上についてということで、全国学力テストの公表などについての考え方についてご質問がございました。
 11番の赤松議員でありますが、赤松議員については、市内のひとり親家庭の保護者と小・中学校の教師との連携のあり方について。それから、保護者、ひとり親家庭の子どもたちの相談窓口についてはどうなっているのだろうというご質問でございました。
 9ページのナンバー13、粕谷議員であります。2番の「医療相談体制の拡充について」ということで、脳脊髄液減少症の現状と課題についてで、小・中学校にも、その症状を持った子どもさんがいるということで、そういった課題について今後どういうふうに取り組んでいくのかというご質問でございました。
 11ページがナンバー15の岩見議員であります。「外国人との共生について」ということで、現在、小・中学校で行っております日本語指導の課題についてということで、どのような課題があって、その課題のためにどのような努力をしているかという点でのご質問です。あわせて、外国籍の児童と日本の児童・生徒との同じ学校、同じ教室での人的交流については、今どのような状況になっているかというご質問でございます。
 ナンバー16が谷口議員でありますが、ご質問は、「災害に強いまちづくりについて」の(4)と(5)でございまして、今、三鷹市教育委員会では、学校の耐震化工事をやっているんですけれども、耐震化工事をやる中で、もう少し工夫をして地域に開かれた学校をということで、耐震補強工事プラスそういった施設面での工夫ができないかという質問です。
 もう一つは、中学校の授業スタイルを少し変えて、教科教室型とおっしゃっていましたけれども、それぞれのいろいろな授業スタイルが出てきておりまして、それに向けた教室づくりもあわせてできないだろうかというご質問でございます。
 防災訓練の関係は、今年は新川中原地区で行われまして、中原小学校が中心で行われるわけですけれども、そこの中学生がもっと大勢参加できないだろうかと。昼間もし地震があるとすれば、中学生が地域で活躍する場は相当考えられるのではないかということで、そういった面の意識啓発も含めて、中学生の参加をどのように考えているかというご質問です。
 最後は13ページ、ナンバー19の岩田議員であります。岩田議員は自転車の交通事故が増えているということで、自転車の交通安全対策についてということでしたが、特に小・中学校で自転車交通の交通安全対策の教育は、どのようにやっているかということでのご質問でございました。
 簡単でありますけれども、以上です。

寺木委員長

 ありがとうございます。
 総務課、伊藤課長お願いします。

伊藤総務課長

 それでは、一般行政報告16ページをお願いいたします。
 総務課です。8月16日ですが「みたかの教育」を発行いたしました。今号におきましては、1面が大沢総合グラウンド、リニューアルオープンの関連記事。コラムにつきましては、委員長のコラムを掲載しております。そのほか中面では、第59回市民体育祭等の記事を掲載しているところでございます。
 17ページですが、8月27日、木曜日に、東京都市町村教育委員会連合会、第2回の理事会・理事研修会が開催されました。寺木委員長にご出席をいただいております。ここでは、後半の研修会では、多摩教育事務所の指導課長を講師に招きまして、多摩地区における健全育成をテーマとした講演がございました。
 ただいま部長からもご報告させていただきましたけれども、9月1日から30日の会期日程で第3回市議会定例会が開催されております。
 私からは、以上でございます。

寺木委員長

 ありがとうございます。
 次は、教育センター、施設係、新藤課長、お願いします。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 18ページ、19ページになります。こちらについては、それぞれ記載のとおりです。
 大きな工事関係で第三小学校の検討委員会が第4回、第5回と進んでいます。現段階では、校舎の中の教室やら特別教室のレイアウトの検討に入っています。次回の定例教育委員会には、その検討経過、平面の図面をお示しできる段階に至るかなと考えているところです。
 お手元に二つ追加の資料をお配りいたしました。まず、一つがカラーのものです。こちらは、まだ工期としては9月いっぱいになっていますが、北野小学校の校庭の芝生です。8月25日に芝がほぼ1日で敷き終わりまして、ちょうど今1週間、10日ぐらいです。これは昨日の夕方の状態です。少しずつ芽が出てきまして、昨日は1回芝を刈りまして、この写真は刈り終わったところです。少し茶色くなっているところは、カーペットみたいにくるくると丸まった状態で来たものを広げていった芝なので、芯になっていたところは、どうしても搬送中にちょっと茶色くなっていますが、このあたりもあと1週間、10日すると緑になってくるという状態になると思います。
 もう一つがA3の大きな資料になります。こちらは第五中学校の体育館建替事業です。こちらも耐震工事の設計の中で建て替えをしたほうがいいということで、この間、学校の関係者と打ち合わせをしていく中で、現段階での到達点のご報告ということになります。
 今ある体育館が660平方メートル。アリーナ、競技スペースが520平方メートルほどなんですが、新しい体育館では、競技スペースを600平方メートルほど、建物全体としては、840平方メートルという1.2倍くらいの大きさを何とか確保できるような状態になりました。
 資料の3ページ目をごらんになると、大体の構造がわかっていただけるかと思います。今ある体育館が建っている校舎とプールとの間のところに建てる関係で、大きさとしては、これぐらいが限界の大きさになります。また、検討会の中でも、校舎からプール、校舎から体育館という動線をきちんと確保してほしいという要請もありまして、体育館の東側を屋根のついた渡り廊下で渡っていけるような考慮もしています。
 また、現在の五中の体育館はステージが小さく、それから、収納スペースもかなり厳しくて、今は舞台の下にいすを置いたりしています。これもかなり不自由だということで、この計画では、ステージの下に引き出し式でいすやら机やらをしまえるような工夫をしたり、玄関入ってすぐのところに一定の面積の倉庫を確保するという工夫をしているところです。
 資料の6枚目になるんですけれども、今使っている体育館の建て替えのために一度取り壊しをしますので、その間の体育施設がなくなりますから、校舎と校舎の間に仮設の体育館をつくる予定としています。こちらは残念ながら今の体育館よりも一回り小さい500平方メートルほどになりますが、今進めています耐震補強工事が終わったところでプレハブ型のものを工事する予定になっています。こちらは必要最小限のアリーナ、床の面を確保するのが精いっぱいという状態で計画をしております。
 以上です。

寺木委員長

 次は学務課、内野課長、お願いします。

内野学務課長

 学務課、20ページ、21ページでございます。
 20ページの実績等はごらんのとおりでございまして、教職員の消化器系の検診などが夏休み中に終わったところでございます。
 21ページ、8月28日に学校保健会総会・講演会ということで、前回もお知らせいたしましたけれども、この講演会の中で、先ほど一般質問でも出ましたけれども、脳脊髄液減少症のあるお子さんが三鷹市でもお一人いらっしゃいますので、あまりまだ認知されていない症状のものですので、これについて専門で第一線で治療していらっしゃる山王病院の脳神経外科の医学博士である高橋浩一先生をお呼びしまして、養護教諭の方などを中心に、当日、大研修室でたくさん集まって講習会を聞くことができました。非常に丁寧な説明をしてくださいまして、症状としては、脳からの脊髄液が漏れてしまうことによってめまいですとか、頭痛ですとか、言ってみるとむち打ち症よりも少しひどいような症状が起きてしまうということで苦しんでいるんですけれども、それの症例ですとか、治療方法などについて講演していただきまして、学校の先生の理解を深めていったところでございます。
 それから、今日お手元のほうにインフルエンザの対応で資料が配付されていると思います。両面印刷で5ページになっておりますけれども、「新型インフルエンザの対応について」ということで、8月31日、第4版ということでございます。前回、改訂版ということで、言ってみれば第2版なんですけれども、この委員会でもご説明しました。8月28日に校長会がありましたので、第3版を出したんですけれども、そのすぐ後に、東京都からいろいろな情報も新たに加わりましたので、すぐに31日付けで第4版ということでつくりました。
 主な変更点なんですけれども、保健所との連携と連絡の基準が変わりました。それから、二つ目に、重症化しやすい基礎疾患を有する児童・生徒や教職員への対応について加えました。三つ目が、学級閉鎖などを行うときの一定の基準を示したということです。
 1ページ目から見ていきますと、まず四角の中で囲った共通の確認事項のところ。この中は大きく変更はありませんが、大きな1番の原則のところに、保健所との連携ということを入れました。また、学校や保護者等への情報提供。対応の周知徹底を図るということをつけ加えておきました。
 四角の下の1番です。ここのところで、保健所へ連絡する基準が少し変わりました。今までは当日に3名以上のA型の陽性の者が出た場合に、保健所に連絡をすることになっておりましたけれども、今回から、A型インフルエンザ又はインフルエンザ様症状について、7日以内に同一学級又はクラブで、児童・生徒2名以上の欠席者が発生した時点で保健所に連絡するというように変えました。
 これがつくられたのが8月31日ですので、2学期始業日当日の、特に注意ということで、2週間は特に気を使って見ていただきたいということで、下線を引いてありますけれども、朝の出席確認時には、児童・生徒の発熱や咳などの症状がないかを必ず先生方に確認してほしいということで記述してあります。
 2ページでございます。(2)欠席者が発生した場合の手順ですけれども、先ほど言いましたように、7日以内に2名以上の欠席が発生したときに保健所に連絡することになっておりますけれども、そのフローを示したところです。1、2、3番は変わりません。4番のところで、前は保健所はPCR(遺伝子検査)を必ず行うというのが原則になっておりましたけれども、今の流行状況を見て、必ずしもそれはもう行う必要はないということになっているということでございます。重症者が出ている場合などについては、行うことになっていますけれども、基本的にはいろいろな相談とか指導、助言など感染拡大防止のための適切な対応をすると変わってきております。
 2ページの(3)でございます。ア、イ、ウは変わりません。児童・生徒への指導、対応と保護者への周知ということです。
 エとオ、児童・生徒についても、先ほど冒頭で言いましたけれども、重症化するリスクの高い基礎疾患を持っている方、こういった方についての情報を的確につかんでおいて、いざというときに冷静な対応ができるように万全を期してほしいということです。
 3ページに移ります。大きな2番の臨時休校の措置についてですけれども、基本的な対応ということで、3行目のところに市教育委員会は保健所と相談し検討した上で適切な措置を講じるということで、休校は通常4日間、前は7日間としておりましたけれども4日間。大体、感染した場合には4日ぐらいたつと大体発症するということで、基本的に4日休校すれば、もし感染していた場合にも学校に登校している間でなくて発症するだろうという基準に変わってきています。
 (2)の臨時休校等の手順等でございます。1番のところで、校長は校医と相談又は発生状況などを考慮して、市教育委員会、窓口は学務課になっておりますが、こちらと協議の上で学級閉鎖等の措置をとることになっております。
 2番が今回新たに加えたところです。学級・学年閉鎖等の基準ですけれども、そこにも書いてありますけれども、この基準は現在の新型インフルエンザの流行状況や病原性を前提とした当面の扱いということで、東京の都立学校の扱いに準じたものでございます。
 具体的に言いますと、学級児童・生徒のおおむね10%以上がインフルエンザ様症状で欠席した場合、なおかつ発病者の中に最低2名、A型の陽性と確認した場合に学級閉鎖などの検討に入るということでございます。ただし、学級によっては30人未満の小人数の学級もありますので、30人未満の場合には3人以上の欠席者という基準にしています。
 3番のところでも、学級・学年閉鎖等の期間ですけれども、原則4日間程度としてございます。
 4ページでございます。大きな3番、教職員に対する対応の(2)でございます。児童・生徒と同じように基礎疾患等のある教職員については、感染予防の徹底を図るということを学校のほうに徹底してもらうということです。
 大きな変更点ではありませんが、最後5番のところです。四角の中に囲ってありますけれども、相談センターの9月1日からの夜間、土曜、日曜、休日の電話番号が変更されております。
 インフルエンザの対応についての、第4版の説明は以上でございます。学務課は以上です。

「平成21年第9回教育委員会定例会会議録(3)」へ続く

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