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平成19年第7回教育委員会定例会会議録(3)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2008年3月12日 最終更新日:2009年10月2日
平成19年第7回教育委員会定例会
日程第2 教育長報告
秋山委員
二つ質問します。まず一つは教育センターに、19年度のコンピューター研修が始まりますけれども、希望している教員の先生方がどのくらいいらっしゃるかということと、どのような内容を考えられているか。また、去年と何か研修内容が違うようなことがありましたら教えてください。
それから、もう一つは学務課に質問します。就学支援委員会というのが就学を前にしたお子さんたちの相談を受ける機会でもあるし、今の時期になると、学年の子どもたちがこのままこの学年で学習できるかという相談も就学支援委員会で受けていらっしゃるのではないかと思いますが、今度教育支援委員会ができますと、その中でもそういう相談のお子さんたちが出てくるんではないかと思うんですけれども、就学支援委員会と教育支援委員会というものの、教育支援の何か役割というか、分担というか、あるいは連携というか、そういうところはあるんでしょうか。
新藤総務課総務・教育センター担当課長
それでは教育センターです。今お尋ねのありましたコンピューター研修ですが、受講される先生方、延べの総数で170人を少し超えるくらいになります。研修は、その主力はここの2階にあります情報処理室、こちらになります。したがって、1回が最大22人までしか受け入れられないんです。場所が狭いということと、その操作をするための端末の台数の制限でそれが上限になります。人気のある講座については一部抽せんという形で、もしくは第2希望を書いていただいていますので、そちらへの振り分けをさせていただきました。
人気のある講座については、マイクロソフトさんに講師をお願いしていますワード、エクセル、パワーポイント、こちらの操作研修になります。ことしの傾向としますと、エクセルの上級、要は使いこなすという研修に対しての希望が多くて、そちらが最大で30人のご希望がございました。それから、あわせてパワーポイントの操作の研修、こちらも29人のお申し込みがありまして、ほかの講座に回ってもらうようなことを行っています。
例年とのメニューの変更というのは、今年度、情報セキュリティーの研修を2コマ、要は午前・午後、小学校・中学校ということで分けてみたんですが、こちらに応募される方がやや少なくて、午前に集約をして1回で行うような形に変更させていただくということで皆さんにお知らせをしたところです。
特徴としては以上のことになります。
石渡学務課長
今の秋山委員よりご質問いただきました、この教育支援委員会というのは、多分、例えば6月7日のところにある教育支援運営委員会のことだと思いますが、教育支援運営委員会というのは、これはあくまでも教育支援に関係をする教員の研修や今後の教材の検討など、そういうものを含めまして、教育委員会内部に、学務課のところにつくった委員会です。具体的な検討作業、作業チームみたいな形でやっていくための、例えば通常学級でどういう支援をできるのかという通常学級の先生に集まっていただいたり、それから固定、通級の先生が集まっていただいての、教育支援学級でどういうような指導を今後続けていったらいいかなど、そういうことを検討して、研究していく作業チームがあります。それを取りまとめて統括して、全体的な動きがどうなのかというのを見るために、教育支援運営委員会というものを設置して、第四中学校の和田校長先生をキャップに来ていただいて、全体を見ていただいております。三鷹の特別支援教育がこれでいいかどうかと、教育現場の中で、ある意味では内部検証をしていくという機関でもあるということになります。
ですから、そういう意味ですと、いわゆる昨年までの就学指導委員会、児童・生徒の就学先に関して検討する委員会とは全然違う委員会になっております。
秋山委員
わかりました。では、これまでどおり、その就学指導委員会は今の状況で続けていくというわけですよね。ただ、内容的に、この「就学」という言葉遣いが、学校に上がるときに就学するための相談というふうに受け取ってしまって、実際には1年生から2年生に上がるときにどうかという相談も、この就学指導委員会で受けていらっしゃるんではないかと思うんですけれども、そういう意味ですと、就学支援委員会の「就学」というのがどうも以前から引っかかっていたものですから。
石渡学務課長
従来の就学指導委員会というのは、国のほうから就学指導委員会というものを各市区町村の教育委員会に設置して、適正な就学を客観的に促すような形、検討するような機関を持ちなさいという形でありましたので、各市区町村とも就学指導委員会という名称で持っているところがほとんどだと思います。
三鷹におきましては、教育支援、特別支援教育の中で「指導」という文言がどうかということもありましたので、就学指導委員会から就学支援委員会ということで、支援をしていくんだということで、名称の変更はしたところでございます。ただ、就学という言葉自体はつけました。確かに委員のおっしゃるとおり、小学校に上がるときには就学という言葉を使いますけれども、実際に就学支援委員会にかかるケースの6割、7割くらいは小学校に上がってくる子のケースでございますので、当たらずとも遠からず的な名称かなと思うんですけれども、どういうような適切な名称があるかというのは今まで考えていなかったものですから、より適切な名称があればこちらのほうでまた検討させていただければというふうに思っております。
秋山委員
そういう意味を込めて、就学するときには就学支援委員会、学校に上がってしまったら教育支援委員会というふうに区別していくのかなというふうに勘違いしたものですから。
廣瀬委員長
そこは、今のところ就学支援委員会だけれども、2年生の人の場合もというか、上級でも考えているということなんですね。名称については検討してくださるということですね。わかりました。
ほかにはいかがでしょう。
寺木委員
二つあります。16ページの学務課に、7月13日「三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携検討委員会」という、これはもう4回目ですが、今、幼稚園・保育園、小学校のこの連携に非常に私は関心を持っているんですけれども、どういう話し合いが行われているのか、差し支えがないところで教えてください。
それから、もう一つは20ページの7月5日第四中学校で、「継続家庭教育学級(第1回)」とありますが、これは継続ということは続いて何度か行われるんだろうと思うんですが、家庭教育学級というのは通常1回で終わっているものが多かったんですが、これも内容を教えていただきたいと思います。
石渡学務課長
三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携検討委員会につきましては、設置をする際に教育委員会のほうに一たん報告をさせていただいて、設置要綱等につきましてはお示ししているところでございますけれども、4回目を今度、今週の金曜日に迎えるわけですけれども、この間子どもたちが小学校に上がってくる際の、幼稚園や保育園の代表の方も来ていただいていますので、幼稚園や保育園でどのような形での保育をしているのか、それから、学校側が上がってくる際にどのようなことを望んでいるのかということをいろいろお話しいただいたりしています。視点としましては、一つは子どもに対する対策・支援について、それから保護者に対して、それから教員や保育士に対して、この三つの柱に基づきまして、例えば子どもに対しては1日体験入学みたいな形での、小学校に上がる前に学校とはどういうものか、学校の施設はどういうものかとかいうのを体験してもらうということはどうなのかとか、それから保護者に対しては、例えば就学説明会がありますね。新入生の説明会がありますけれども、そういうときに学校側から一方的に学校の話をするだけではなくて、例えばPTAの役員の方に来ていただいて、PTAの役員から見た「学校ってこういうところですから、こういうようなことの準備をしてくるといいですよ」みたいな、保護者の立場からのご意見というのを保護者の方にお話しいただくとか、幼稚園の教員や保育士に対しては、最初は教員同士の交流から始まるんでしょうけれども、それを越えて、私立の幼稚園の先生に研修などを教育委員会としても積極的に展開していく必要があるのではないかとか、そんなような形でのご意見をいただいたり、こちらからご提案申し上げたりしながら、今回4回目になりますけれども、ここである程度報告書の形ができましたので、それをお示しして、皆さんにいろいろご意見をいただいた上で、8月中には教育長のほうに検討委員会の報告書という形で出せればいいなというふうに考えて、今準備を進めているところでございます。
寺木委員
ありがとうございます。よろしくお願いします。
山本生涯学習担当部長
2点目のご質問の7月5日の継続家庭教育学級、第四中学校で行われるんですが、ご指摘のように、ほとんどの家庭教育学級は1回での講演会など、いろいろな事業をやっているんですけれども、この第四中学校で行われる継続家庭教育学級につきましては副校長先生を講師として迎えまして、1回目、2回目に読書会をやりまして、3回目にそういう読書会をもとにした講演会をするというようなことで、3回予定されています。
寺木委員
ありがとうございます。すばらしいですね、継続で。
秋山委員
先月、私は学童の保育士さんたちと交流を持つ機会があったんですけれども、大変保育士さんたちが熱心で、よく勉強していらっしゃるということがわかりました。その中で、例えば子どもたちの気になるところなどにも気づくことも多くて、それをどこに相談したらいいか、どのような形で相談したらいいかというところで困っていらっしゃいました。ぜひ教育委員会のほうからも巡回など、いろいろなことで支援していただいていますけれども、その相談のルートというんでしょうか、そういうのを現場の方々に細かく教えていただければもっと助かるのではないかなと思いました。よろしくお願いします。
山本生涯学習担当部長
今の点につきまして、おそらく若い職員からとは思うんですけれども、実際にはいろいろネットワークがありまして、また、福祉の部署で開いています連絡会のほうにも社会福祉協議会の職員が参加したり、あと社会福祉協議会が主催する学童の保育士を対象とした研修会のときに私のほうからもこうしたネットワークにつきましては説明していますけれども、もう少し周知徹底するようにやっていきたいと思っています。
廣瀬委員長
ほかにはいかがでしょうか。
では、私が伺いたいのは、これはもう前の委員会の際にご説明いただいたかもしれないけれども、指導室にニュージーランドのことしのプログラムはどういうふうになっているかということですね。今までと同じ学校に派遣するのかどうかや、それから結団式があるけれども、その出発も去年は夕方だったと思うんです。ことしの場合も同じような形なのか、また、団長先生はどなたでしたか、教えていただけますか。
後藤指導室長
ニュージーランド、こちらにおきましては、団長は第五中学校の横山校長先生、それから副団長が第二中学校の石黒しおり先生に行っていただく形になってございます。
それから、出発につきましては例年同様でございます。内容につきましては、ホームステイを中心とした形で、例年と特に大きな変更はございません。
廣瀬委員長
もうオリエンテーションは始まっているんですか。
後藤指導室長
始まってございます。
廣瀬委員長
わかりました。
それから、社会教育会館で7月23日から始まる夏休み自主学習室についてですけれども、これは何か特別の部屋なんですか。どのようなものなんでしょうか。
小田社会教育会館長
従前から併設されています下連雀図書館の、特に絵本が、この社会教育会館のロビーに置かれておりますので、通常時も当然、小学生の低学年はこちらのロビーを使って絵本を読んだりしております。
ただ、社会教育会館のロビーということで大人の利用も多いですので、夏休み期間中はお子さんの数も多いだろうということで、一応ネーミングをつけまして、ここはお子さんのスペースですよということで、つい立てを置きまして、お子さんを中心にロビーを活用させていただくものです。
それから、中高生につきましては集会室を開放して、例えば下連雀図書館の本を持ってきて何か調べごとをするなど、そういう場の提供もしております。
廣瀬委員長
わかりました。
ほかにはありませんか。よろしいですか。
それでは、日程第2教育長報告を終わります。
これをもちまして、平成19年第7回教育委員会定例会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午後2時41分 閉会
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