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平成19年第11回教育委員会定例会会議録(2)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2008年7月18日 最終更新日:2009年10月2日
平成19年第11回教育委員会定例会
日程第2 教育長報告
若林施設課長
施設課でございますけれども、9ページ、10ページになります。
行事実績等報告並びに行事予定等報告は、記載のとおりでございます。
以上でございます。
石渡学務課長
学務課です。11ページの行事実績等報告、12ページの行事予定等報告につきましては、記載のとおりでございます。
ここで、インフルエンザが10月に発生しておりますので、その報告をさせていただきます。三鷹市におきましては、インフルエンザが第四小学校で10月9日に2年生、3年生それぞれ1クラスずつ、10月10日、11日と2日間にわたりまして学級閉鎖がありました。2年生につきましては、2年2組ですけれども、在籍者39名中18名の欠席、3年2組につきましては、39名中9名の欠席ということで、学級閉鎖をしているところでございます。また、第七小学校が10月22日に3年生で1クラス、32名中11名が欠席ということで、23日から25日まで3日間の学級閉鎖をしたところでございます。
なお、三鷹市内におきましては10月中におけるインフルエンザの発生した件数ですけれども、小学生が33名、中学生が1名、合計34名でございます。ほとんどがインフルエンザA型ということで報告されておりまして、近隣の保健所、世田谷、杉並等の保健所、また多摩、府中管内の保健所における発生状況もやはりA型ということで発生をしているところでございます。
なお、東京都の公式発表における学級閉鎖につきましては、10月30日から31日まで、町田市のつくし野小学校、また練馬区の大泉第六小学校も10月30日、1日間ということで学級閉鎖があったということでございます。三鷹の学級閉鎖につきましては、東京都のほうの体制が整わなかったということで、プレスリリースされていないというふうに聞いているところでございます。
学務課からは以上でございます。
後藤指導室長
13ページの行事実績等の報告でございますが、10月5日、金曜日、第六中学校の創立30周年記念式典にはご出席いただきまして、ありがとうございました。また、14ページの行事予定等の報告でございますが、11月9日、金曜日に第四中学校の創立50周年記念式典がございますので、また教育委員の皆様にはご出席方、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
深谷生涯学習課長
生涯学習課です。15ページになります。実績等報告ですが、1点ご報告いたします。
10月16日ですが、下から2行目でございます。天文台構内古墳調査委員会と書いてございます。この専門家によります委員会を立ち上げまして、天文台の中にあります古墳の発掘調査を行うことにいたしました。10月29日から11月16日にわたりまして行うようになりました。
今回で3回目の調査になりますが、今回の調査でほぼ形が、全容が明らかになるんではないかというふうに思っております。もしその形が下のほうが四角くて、上のほうが丸い、いわゆる上円下方墳ということでありますと、学術的にかなり貴重なものであるということとなり、期待をしているところでございます。
続きまして16ページですが、行事予定報告でございます。既に終わってしまいましたが、10月27日、土曜日ですが、市民協働センターで第10回目の中学生意見発表会を行いました。中学生が日ごろの生活から感じている人権等の問題につきまして、素直な気持ちで報告をいただきました。これに対しまして寺木委員長より一人一人丁寧なコメントをいただきました。ありがとうございました。
もう一点でございます。11月6日ですが、三鷹市の公立PTA連合会の合同研修ということで、金田一秀穂さんを講師に南浦小学校で講演会を行うことになりましたので、ご報告いたします。後ほどチラシ等をご案内させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
中田スポーツ振興課長
スポーツ振興課でございます。17ページの行事実績等につきましては、記載のとおりでございます。
18ページの行事予定につきまして、2点ほど報告をさせていただきます。下段のところの11月20日、火曜日ですけれども、三鷹市スポーツ振興審議会、中野区の小学校の校庭芝生化等の状況、また東久留米市の総合体育館におきます指定管理者制度による運営の状況等を視察する予定でおります。
それから、その下の11月25日、日曜日ですけれども、総合型地域スポーツクラブの三鷹ウエスト第4回目のスポーツ祭を大沢台小学校の体育館・校庭で予定をしているところでございます。
以上です。
小田社会教育会館長
社会教育会館です。19ページのほうですけれども、10月17日、それから24日と2回にわたって、青少年体験学習講座「こども科学あそび講座」ということで開催をいたしました。90名弱の申込みだったんですけれども、36名の小学校1年生、主に第六小学校の1年生から3年生のお子さんに参加いただいて、開催したところでございます。
お手元に新聞のコピーがございますけれども、10月25日付の読売新聞の武蔵野版に、2回目の様子、24日の当日の模様が掲載されております。表題が「子育てママ実験教室」というふうになっておりますけれども、中身は「こども科学あそび講座」ということで、体験学習講座です。ただ、ボランティアを務めていただいた方々の大半が子育て中のお母さんで、みずから講師としてご協力をしていただきました。これを読みますと、子育て中のママがご自分たちのために実験教室をやったのではなく、指導者としてご自分のお子さんも含めてかかわっていただいたということでの表記表題になっております。今後もこのような事業を、夏季休業中、また土曜日、水曜日の放課後等、積極的に実施をしていきたいと、このように考えております。
次ページ、20ページですけれども、ちょっとここには掲載をしておりませんけれども、お手元にピンクの「社会教育会館のつどい」のご案内をお配りしておりますけれども、12月1日と2日、第39回三鷹市の社会教育会館のつどいということで、別ルートも含めまして、皆さん方にご高覧をいただきたいということでご案内をさせていただいております。
ここ3年間、児童館、またむらさき子どもひろばのクラブ活動の発表の場にも兼ねておりますので、両日にわたっておりますけれども、子どもの出番も当然ありますので、ぜひお越しいただきたいと思います。
以上です。
若林図書館長
図書館でございます。21ページの行事実績等は記載のとおりでございます。
22ページでございますが、10月27日から11月9日まで、全国的に読書週間でございます。ことしの標語は「きみと読みたい本がある」でございますが、市立図書館では、その間おはなし会や各種イベントに取り組む予定でおります。
実績でございますが、30日、火曜日、下連雀図書館において映画会、31日、水曜日、本館・東部・西部・駅前図書館において各種イベントを行いました。イベント名は記載のとおりでございますが、延べ159名の参加がございました。
以上でございます。
寺木委員長
ありがとうございます。
以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
磯谷委員
1点だけ総務課のほうにお尋ねしたいんですけれども、市議会の文教委員会の皆様が管外視察をされたということで、京都市などここに書いてあるんですけれども、具体的にどこを訪問されたんでしょうか。
竹内総務課長
京都市については、有名な御所南小学校です。宇治市と茨木市については手元に資料がなくて申しわけないんですが、後ほど確認をさせていただいて、報告をさせていただきます。
寺木委員長
ほかにはございますか。
秋山委員
教育長報告の中で、まず教育センターに学校PCの操作説明会が最終になられたということで、ありがとうございました。今回LANができたということで、具体的にはどういうことが可能になるんでしょうか、教えてください。
新藤総務課総務・教育センター担当課長
今年度の整備として、教育用、要は子どもたちが使う用としてノートパソコン、これを整備いたしました。台数は21台になります。LANの整備のほうは、基本的にすべての教室に整備を行いました。これまで学校によっては無線LANがあるところもございましたが、どうも非常に不安定な状態でしたので、100メガの速度が出る有線のLANを特別教室、普通教室、すべての教室に1カ所ずつ設けました。当然1個だけですと1台しかつながりませんので、教室に持ち出すための無線LAN用のアクセスポート、それから分岐をするハブ、それからケーブル類、これを用意いたしました。
結果として、例えば1年1組の教室に子ども用21台、先生機が1台なんですが、21台を持っていって、これまでのコンピューター室と同じような使い方ができるようになっています。また、すべての教室にLANがありますので、例えば最大ですが、21教室に1台ずつ置いて使うことも可能です。あるいは理科室みたいなところでテーブルが、例えば大きな机が6テーブルあると、6テーブルに1つずつ置いてというような活用の方法もできる。これは、もうあとは学校の側で、授業の展開方法に応じて使い方を工夫していただくというような形になります。整備できていないのが、明らかに荷物倉庫になっていたり、印刷室だったり、こちらに関しては設置はしてありませんが、今、実態は空室になっている普通教室、これも教室の転用等で使い方が変わるケースもありますから、そこはすべて先行で工事をしてあります。ですから、クラスの増減があった場合にも、ちょっとした設定の変更で利用が可能になるという形の体制をとってあります。
寺木委員長
ありがとうございました。
ほかにはございませんか。
秋山委員 もう一つ、施設課にいいでしょうか。
先日北野小学校に学校訪問に行ったときに、運動場のほこりが大変だったんですけれども、ほかの小学校の運動場はいかがかということと、何か対策はないでしょうか。
若林施設課長
北野小学校に行かれた日は、ちょうど風が吹いていて、ほこりがすごかったとのことですが、それは北野小学校だけじゃなくて、市内全部の学校に対して風等による砂の苦情が結構あるんですけれども、その中で先ほどお渡ししています基本計画の中で、これは広報「みたか」の4ページ目になるんですが、「安全で開かれた学校環境の整備」という中で、校庭の芝生化というのも大きく基本計画に乗せていくという形です。現在ダスト舗装という形なものですから、それが飛ばないようになるか、ちょっと現実的には難しい話でありますので、このような形で芝生化を進めるなりして、砂による被害を少なくするなどの対策をとって、芝生化はそれが目的ではありませんけれども、結果的にそういう形になりますので、そういうものを活用して進めていきたいと思っております。
寺木委員長
ありがとうございました。
ほかにはございませんか。
私のほうから2点よろしいでしょうか。1つは、教育長の2つの国をご視察されたことについての丁寧なご報告をありがとうございました。その中で、私どものような立場の教育委員制度というものはあるのかということをお聞きしたいと思います。違うスタイルのものがあるのでしたら、どういう活動をしているのかということ。
あともう一点は、社会教育会館で、これは19ページですか、10月12日と14日、この2つの行事に関心を持ったんですけれども、これは今子育て中の学校に入る前の少し小さい子どもたちを育ててらっしゃる親御さんに向けての行事で、とてもいいものだと思いましたが、このときの様子を少しお聞きできましたらと思いました。
以上2点です。お願いいたします。
貝ノ瀬教育長
両国とも教育委員会というものはありましたけれども、教育委員さんがいらっしゃって、そして事務局があってというふうな組織ではなくて、事務局の長が教育長で、そしてその下に小さい教育事務所があるかないかぐらいの違いでありまして、あとは学校ということで、そういう組織になっていました。
ですから、先ほどのコミュニティ・スクールのことについて触れましたけれども、地域、保護者の意向をお聞きしながらという、そういうシステムにはなっていないようです。ですから、割と上から直線的に来るという組織体制でした。
しかし、各学校の裁量をできるだけ自由にしようというふうに、両国ともそういう動きはあります。ですから、学校現場の裁量や自主性、それから予算などについても自由を拡大しようという一方で、国や教育委員会の関与が非常に強く働いて、結果を問うというのがスウェーデンで、フィンランドのほうは自由裁量を与えているんだけれども、国のほうは極力抑制的という違いがありました。
寺木委員長
ありがとうございました。
続いて、社会教育会館、お願いいたします。
小田社会教育会館長
長い名前ですけれども、三鷹市地域家庭教育支援推進協議会という、今まで社会教育会館を中心に文科省、東京都経由で一定の補助を行いながら実施をしたんですけれども、さらにその輪を広げようということで、この7月、貝ノ瀬教育長を会長、山本担当部長を副会長とする新しい組織をつくりまして、そこに私ども関係課の課長、それからいろいろな市民ボランティアの方々にも参加をいただいて協議会を発足して、事業実施を展開しております。この「子育てワークショップ」につきましては、主にNPO法人の「子育てコンビニ」さんというところが中心になって協議会と教育委員会の共催で事業実施をしておりまして、12月7日までの全8回です。
これは初回ということでの表記だと思いますけれども、コミュニケーションを通して子育てのスキルを学ぼうということを中心にして、「がんばらない子育て」ということで、あまり力まないで、だれも共通の悩みもあるんだし、苦労もあるんだから、「がんばらない」という言葉の中でお互いに激励しながら、自分たちの気持ちを楽にしていきましょうという中身ということです。
それからもう一つのほうですけれども、これは主に父親の参加を中心に考えて、「『父親』を楽しもう!パパしかできないことがある」ということで、父親の子育てについて考えるのは今だということを中心に、これは全3回で既に終わっておりますけれども、10月14日から21日、28日の3回で、平日ですとなかなかふだんかかわりがないということで、曜日も日曜日ということで設定をしておりまして、これも同じくNPO法人子育てコンビニさんが中心になって主催をしていただいているというような内容になっております。
以上です。
寺木委員長
ありがとうございました。
山本生涯学習担当部長
補足させていただきますが、このワークショップについては、参加者に精神的な影響を与えるということで、会場には入れず遠くから見るだけだったんですが、具体的に申し上げますと、この講師になっている方というのは、いわゆるファシリテーターとして、過去に研修を受けて育った市内の人でして、その方が、ファシリテーター役になりまして、聞かれたことがあるかと思いますが「ノーバディズ・パーフェクト」、要するに完全な母親なんかいないということで、ロールプレイの中で、気楽に子育てをしていくというところを学んでいくものとして聞いております。
ですから、コーディネーターを育てると同時にファシリテーションの技術を、こういうものを通して育成していこうとするものでして、それを今度お父さんのほうにも広げまして、ネットワーク大学や協働センターでやったというものでございます。子育てコンビニさんにはそのような目的でお願いしてやったものでございます。
寺木委員長
ありがとうございます。
年齢の小さいお子さんを持ってらっしゃるご両親なんか、とても孤独になっている人が多いというお話を聞いていますので、ぜひこれからもこういう事業をよろしくお願いいたします。
秋山委員
前回「うきうき、どきどき」というこの幼保小連携の報告書をいただいたんですけれども、1点、質問してもよろしいでしょうか。
この「うきうき、どきどき」というのは、子ども向けと保護者向けと、それから教諭・保育士向けの、3つの柱に分けて内容があったと思います。
その中の保護者に対する事業の中に、「小学校の生活を知る」というのと「就学に向けた相談」、「親学習プログラム」の3つあります。その中の「就学に向けた相談」に、園長・校長経験者や発達についての専門家などをアドバイザーとして幼稚園、保育園に派遣するというのがあります。これは教育委員会が新たにそういう人材を確保して、幼稚園、保育園に派遣していくという事業なのか教えてください。
寺木委員長
学務課長、お願いいたします。
石渡学務課長
具体的には退職なさった校長先生、それも公立幼稚園の園長経験者の方や、東京都の嘱託職員として教育委員会に派遣されている方もいらっしゃいますので、そういう方に既に内諾をいただいておりますが、今までの経験等を踏まえて、保護者の方に小学校とはこういうところですよというようなお話をしていただくということを考えているところです。また、臨床心理士の職員につきましては、学務課の総合教育相談窓口にも臨床心理士がいますので、必要に応じてそこから派遣をしたいというふうに考えているところでございます。
秋山委員
就学前の相談は既に保健センターが子育て相談や、心理発達相談をやっています。それから、ハピネスセンターでも心理発達相談と就学相談、そして教育センターでも、就学相談をやっていますよね。今現在は、うまく連携がとれていなかったり、どこかで人が足りないなど、そういう問題があると思うので、教育側から相談アドバイザーを出されるとしたら、十分現状の機関と連携がとれるような方法でやっていただきたいと思います。
現状の相談の内容、今までずっと保健センターから相談をされていることについて就学相談へ継続されるような形で進めていただけたらと思います。
石渡学務課長
いわゆる発達障がい絡みの相談というふうには考えておりませんで、小学校に上がってくる段階において、小学校に入る際の心構えみたいなものというのが今、ちょっと薄れている。学校へ入ってきてから担任になった先生方が保護者の方に小学校とはという形で話かけていったりするところもあるんですけれども、また小学校の入学説明会でいろいろお話をしても、その場限りで十分にご理解いただかないままということがあるというふうにも聞いておりますので、そういうところも踏まえて、各園にこちらのほうから出向いて行って、もちろんその際には出向く前に各園の関係者、責任者と十分に調整をしてご理解をいただいてから始めようと思っています。
特に今回アドバイザーとして行くことを考えている私立幼稚園につきましては、今回の検討委員会の委員としても来ていただいている園でございますので、私どものほうの意識しているところにつきましては十分ご理解いただいていると思います。それも踏まえまして、また今、委員のおっしゃったように、当然にも発達に絡む相談というのも出てくると思いますので、そこにつきましては継続的な相談ができるような形での案内をしていきたいというように思っております。
秋山委員
ありがとうございます。
私は小1プロブレムを心配しているんですけれども、9月に日本小児保健学会というのがありました。各地区で5歳児健診をやっているところがあって、先駆的にやっている鳥取のほうの報告があったんですけれども、そこで5歳児健診をやった後に大切なのが事後相談なんです。その相談がしっかりしていないと、やってもあまり健診の意義がないということで、事後相談には子育て相談と、それから発達心理相談と教育相談、3つが必要だということなんです。
ですから、この就学に向けた相談の中も紹介だけではなくて、きっとこういう3つのさまざまな相談があると思うんです。相談を受けたときに、そういうところまでかかわれるような形で、ぜひ深みを入れた相談にしていただきたいと思います。
石渡学務課長
わかりました。今回特にモデルケースということで初めて始めるものですから、今委員がおっしゃったような内容ももちろん出ているかと思いますので、それも踏まえまして、本格実施のときまでには内容を深めていきたいと考えております。
寺木委員長
ありがとうございます。
ほかに、よろしいですか。
それでは、日程第2教育長報告を終わります。
以上をもちまして、平成19年第11回教育委員会定例会を閉会いたします。ありがとうございました。
午後3時05分 閉会
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