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平成18年第4回教育委員会定例会会議録(4)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2006年12月6日 最終更新日:2009年8月31日

平成18年第4回教育委員会定例会

日程第4 議案第21号 三鷹市教育委員会文書取扱規程の一部改正について

廣瀬委員長

 日程第4 議案第21号を議題といたします。

(書記朗読)

廣瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

竹内総務課長

 それでは、提案理由の説明をさせていただきます。今回、追加で出させていただきました文書取扱規程の改正ですが、市全体で総合文書管理システムを導入するということで、4月1日から運用が始まりました。その前提で、元になります三鷹市の文書取扱規程が改正されましたので、これを準用しております教育委員会の文書取扱規程も改正するというものでございます。この改正は紙決裁から電子決裁に役所のシステムを移行していくという中での改正でございます。公文書を効率的かつ適切に管理するといった主たる目的からシステムの導入を図ったものでございます。
 議案をごらんいただきたいと思いますけれども、議案につきましては、文書取扱規程の改正、それから新旧対照表、それから準用しております三鷹市の文書取扱規程、それから同規程の新旧対照表ということになっております。
 5ページの改正の主な点だけ申し上げます。大元になっております三鷹市の文書取扱規程の冒頭でございますけれども、第1条の2の(4)、総合文書管理システムの定義が入っております。「電子計算機を利用して文書の収受、発議、決裁、保管、保存、廃棄等の事務の処理及び文書に係る情報の総合的な管理等を行う情報処理システムをいう」ということで、今回のシステムの定義を入れております。これにあわせまして、文書の管理について第1条の3で「別に定めるものを除き、文書の管理は、総合文書管理システムにより行うものとする」という基本を定めているところでございます。
 これを受けまして、2ページ、3ページの新旧対照表をごらんいただきたいと思います。第2条で「この規程に定めるもののほか、三鷹市文書取扱規程を準用する」ということで、教育委員会の規程につきましては、市の規程を準用しております。現行は、下線部のところですが、準用するに当たって読替規定を置いておりましたけれども、これについては簡略化するという意味もありまして、ここでは削除させていただいております。組織改正等のたびに個別の改正がまた必要になるということもありますけれども、準用ということで支障はないと考えているところでございます。
 それから第3条でございますけれども、これまで市の文書につきましては、収受文書、発議文書ということで、それぞれの性格に応じて文書番号をつけておりましたけれども、今年度からは収発統一した番号にするということで変わっておりますので、これもそういった形で改正するものでございます。
 それから第5条でございます。これまでの教育委員会の起案文書については、決裁区分に応じて甲、乙、丙、丁と使っておりました。この点につきましては、既に市もA、B、C、Dと決裁区分がなっておりますので、今回の改正をとらえまして、これも市に合わせた形でA、B、C、Dという形で改正するものでございます。
 以上でございます。

廣瀬委員長

 以上で説明が終わりました。
 特に質問はございませんでしょうか。
 なければ採決いたします。議案第21号 三鷹市教育委員会文書取扱規程の一部改正について、原案のとおり可決することにご異議ありませんでしょうか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

廣瀬委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第5 教育長報告

廣瀬委員長

 引き続き、日程第5 教育長報告に入ります。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私のほうは初めに、先だって3月8日に文教委員会の審査がございまして、その報告を簡単にさせていただきます。
 この際は、議案第7号として、三鷹市文化財保護条例について審査がございました。さまざまな角度から質疑が行われまして、例えば市民等の責務ですとか、防災対策等文化財保護施策のあり方について、それから東京都の指定と三鷹市の指定とのかかわりですとか、水車経営農家の費用の問題ですとか、根本的な条例改正の目的ですとか、それから登録制度の考え方、開発行為等における事業者のことについて、文化財の所有者の負担感など、さまざまな議論、質疑応答があり、その結果、採決されまして、全員異議なく原案を可決されたということであります。これは最終日の本会議で、全会一致で可決・成立いたしました。
 それから、平成18年度予算につきまして、審査特別委員会が開かれました。結論から申し上げますと、予算も可決・成立したわけでありますが、教育にかかわりましては幾つか付帯意見が出されておりますので、ご紹介させていただきます。
 まず、歳出の中で教育費につきましては、3点ありまして、1点目は、給食調理業務委託化等の検討に当たっては、安全な国内産食材の利用、地産地消の推進、食育の充実を図るとともに、アレルギーや障がい児への対応及び食の安全にも引き続き配慮すること。また、コミュニティビジネス等支援事業推進の観点から、保護者によるNPO法人立も含む、給食調理業務への新規参入の方策等を検討すること。あわせて、安全・衛生・栄養・健康等の点から、保護者や関係者への十分な説明を行って、その理解を求めることと指摘されています。
 2点目、中学校の部活動の活性化に当たりましては、教諭の意識の向上を図るとともに外部指導者を確保し、生徒の意見や希望も尊重しながら、総合型地域スポーツクラブとの連携、中体連開催大会への参加を目指して、教育委員会・学校・保護者が協力し合い推進すること。
 3点目が、特別支援教育の計画策定に当たっては、担当教諭のみならず、校長・副校長をはじめ他の教諭の理解と認識及び参加を促して、普通学級におけるありようも含めて、保護者の声をしっかりと受けとめながら、全員参加の支援教育となるよう努めることとの付帯意見が出されています。
 それから、反対討論の中で、予算に反対するお立場の方が教育に関して出されたものは、こういうものがございました。小・中一貫校の取り組みも実践の中での慎重な検証が必要であり、今、本市の小・中学校の児童・生徒に必要な施策は、30人以下の少人数学級による行き届いた教育であるということです。そういうことで、30人学級の方が優先するのではないかというお考えです。
 それから、学校給食の調理業務の民間委託化の検討は本市の安全な学校給食の質を確保する上でも認められない。こういうご意見が出されております。先ほど申し上げましたように、最終的には賛成多数で可決・成立しているということでございます。
 以上です。

柴田教育部長

 続きまして、私から、「三鷹市公立学校における学校運営連絡会設置要綱」を配付させていただいております。これについて、ご報告を申し上げます。
 それともう一つ、「学校運営協議会と学校運営連絡会との比較」という資料があると思います。こちらの比較のほうがわかりやすいので、ごらんいただきたいと思います。
 3月に、教育委員会で学校運営協議会の規則を定めましたが、今回は、学校運営連絡会の設置要綱を全面的に改正して、学校運営協議会と同じ4月1日からの施行といたしました。この趣旨は、先ほど事業計画の中でも申し上げましたが、学校運営連絡会の機能の拡充ということでございまして、学校運営連絡会が学校運営協議会にスムーズに移行できるようにということで、設置要綱を全面改正したものでございます。
 一番右の欄が現在の学校運営連絡会の要綱でございまして、まず、学校運営連絡会と学校運営協議会の違いは、法に基づく設置か、そうでないかという点が一番大きなところでございます。そして、委員については、地方公務員法上の非常勤特別職の職員の身分を有するか、有しないかという点でございます。したがいまして、学校運営協議会はそういう身分を有するために、教育委員会の任命行為となっています。連絡会は身分を有しないため、依頼という形になっています。
 それから、権限の面は後ほど出ますが、現在の学校運営連絡会は、全部の小・中学校に設置しているわけですが、これからは、この学校運営協議会を選択するか、学校運営連絡会を選択するか、どちらかの選択になるということです。したがいまして、学校運営協議会を選択しないところは、新しい制度の学校運営連絡会で定めるという形になります。その中で、会長・副会長は、旧制度の学校運営連絡会は、校長が会長を行っていましたが、新しい制度では、会長・副会長は互選によって選出するわけですが、校長その他の教職員は会長・副会長には選出できない形になっています。
 開催回数も、旧制度では年3回程度という形で、1学期に1回程度でした。別に制限はないんですが、回数は特に規定しておりません。
 それから、裏のページを見ていただきますと、権限と責任ですが、学校運営協議会はもう何回も申し上げているように、校長が基本的な方針を作成して、学校運営協議会の承認を得なければならないという趣旨です。
 それから、学校運営に関する事項について、教育委員会又は校長に対して意見を述べることができるということと、人事に関して任命権者に意見を述べることができる。こういう非常に強い権限を有するわけですが、学校運営連絡会は、教育委員会、校長に対して意見を述べるというところにとどまるわけです。現在の学校運営連絡会は、校長の求めに応じて意見を述べるということで、校長が求めなければ、意見を述べないような形になっておりますので、新しい制度ではそういった面での拡充をしております。
 そのほか、コミュニティ・スクール委員会の関係では、学校運営協議会のコミュニティ・スクール委員会は協議機関としてのコミュニティ・スクール委員会としておりますが、学校運営連絡会で構成するコミュニティ・スクール委員会は連絡調整機関としております。このような形で新しく改正しましたので、この4月から、各学校に学校運営協議会を選択するか、連絡会でいくかの申請を求めていきたいと考えています。
 以上です。

竹内総務課長

 それでは、53ページ以下の一般報告でございますけれども、3月の市議会の日程につきましては、今、教育長から報告がございました。
 54ページ、記載のとおりでございますけれども、この間の人事異動の関係で少し補足をさせていただきます。3月31日付けの退職者でございますけれども、定年退職者4名、普通退職者4名の計8名でございました。
 それから、4月1日付けの人事異動について補足をさせていただきます。市長の事務部局に出向する職員ということで24人、それから市長の事務部局から教育委員会へ出向を受けた職員が21人、部内発令が51人、採用職員1人ということで、計97人の人事異動がございました。
 以上でございます。

大島総務課総務教育センター担当課長

 教育センターでございます。55ページでございます。行事実績等報告については、基本的には記載のとおりですが、アジア・ブロードバンドの報告会に関しまして、廣瀬委員長のご臨席を賜りまして無事終了することができました。ありがとうございました。
 56ページの行事予定報告ですが、記載のとおりでございます。

吉岡施設課長

 続きまして、施設課でございますが、57ページ、58ページの行事実績、予定につきましては記載のとおりでございますけれども、それぞれの工事につきましては、主に夏休み期間中に行う工事でございまして、設計の段階から、児童・生徒の安全はもちろん、近隣住民への環境への配慮等については十分検討して設計、工事に当たりたいと思っています。
 以上でございます。

石渡学務課長

 学務課です。実績報告につきましては記載のとおりでございます。
 行事等の報告でございますけれども、1点、4月1日に、先ほどご説明しました総合教育相談窓口が開設されております。
 それから4月6日の学級編制同意協議書の提出、要は4月1日付けの児童・生徒の数でございますけれども、昨日、東京都に報告をしましたが、4月1日付けで小学生は7,688人、うち新1年生は1,311人でございます。昨年度の新1年生が1,301人ですので、10人増になっております。また、小学校全体では49人の増ということでございますけれども、児童数の増加につきましては、ここ数年、15年度が229、16年度が175、17年度が125と増加をしていたんですけれども、今年度は49名ということで、増加の伸びが若干鈍化していると見ております。あわせてクラス数でございますけれども、小学校全体では234学級ということで、学級数は4学級増になっております。これは、例えば80名で2クラスだったのが82名で3クラスになったとか、そういうことで増になったということでございます。
 中学校でございますけれども、中学校全体で2,857名、前年比で51人の増でございます。新1年生につきましては、975人で52名の増ということでございます。学級数につきましては、81学級でございまして、前年17年度とプラス・マイナス・ゼロでございます。ただ、中学生の増加につきましては、今までここ数年、中学生は毎年マイナス60、97、76ということで、ずっとマイナスでしたが、今年、プラスに転じておりますので、この間、小学生が増加してきたことが中学校のほうに波及してきているのかなと見ております。
 以上でございます。

里吉指導室長

 61ページの行事実績等報告でございます。記載のとおりでございますが、小学校と中学校の卒業式につきましては、ご出席いただきましてありがとうございました。小・中合わせて22校、適正に卒業式を実施させていただいております。
 62ページの行事予定等報告でございます。5日の水曜日に、小・中一貫教育校(にしみたか学園)の開園式を挙行しまして、ご出席ありがとうございました。開園はいたしましたが、まだカリキュラム開発、また実践、検証等が残されておりますので、気を引き締めまして、学校の支援をしながら進めてまいりたいと思っております。
 また、昨日、本日と小学校・中学校の入学式でございますが、同様に適正に実施をされておりますので、ご報告いたします。
 なお、一番下の26日の水曜日に、三鷹市の小学校と中学校の教育研究会、鷹小研・鷹中研と申しますが、この研究会の合同の総会を開催することになりました。小・中一貫教育を視野に入れまして、鷹小研・鷹中研をそれぞれ合同の会を持つという方向で今年度は進めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。

深谷生涯学習課長

 生涯学習課です。63ページになります。行事実績等報告でございますが、最後の行、3月25日、土曜日ですが、東台小学童保育所の開所式が行われました。今まで学校から離れたところにありました学童保育所を学校の敷地内に建設したものでございます。定員も40人から80人に拡充したところでございます。
 続きまして、64ページ、予定等報告でございますが、2点ご報告させていただきます。1点目は、4月3日、既に終了いたしましたが、三鷹市青少年問題協議会を開催いたしました。この会議におきまして、平成18年度の三鷹市児童青少年健全育成活動の基本方針を定めるところでございます。いろいろとご検討いただきまして、若干の文言整理等ございましたので、次回の教育委員会でご報告させていただきたいと思っております。
 もう1点でございます。4月4日に、日本科学未来館館長の宇宙飛行士、毛利衛さんの講演会を開催しまして、中学生をはじめ約800人の参加がございました。
 それから、もう1点、行事等ではございませんが、お手元に、『みたか生涯学習ガイドブック』を配付させていただきました。これは生涯学習の推進に当たって、いろいろな情報を市民に提供していくという形で取り組んだものでございます。作成に当たりまして、3月末に作成いたしましたが、市民協働センター、住民協議会等の協力、あるいは広報によりまして、公募等をしまして情報を収集いたしまして、598件の地域でいろいろなサークル活動等をしておりますが、そういった状況がわかるようなものでございます。市民の方に活用していただければと思いまして、配布してございます。
 以上でございます。

中田スポーツ振興課長

 スポーツ振興課でございます。65ページの行事実績でございます。3月18日の土曜日に、17年度新規の事業として実施いたしました「後藤新弥のおもしろスポーツ塾」、最終回を迎えました。この日は江ノ島海岸の境川河口でカヤックの体験を18名が参加して実施いたしました。
 続きまして、66ページの行事の予定でございますが、記載のとおりでございます。

小田社会教育会館長

 社会教育会館でございます。67ページにつきましては記載のとおりです。
 68ページですけれども、来る4月16日の日曜日に、広報「みたかの教育」の特集号が発行されますけれども、その際、平成18年度の市民大学の全容が掲載されます。長いものでは5月の連休明けから来年の3月までということで、本館・東西館あわせた事業内容になっております。
 以上です。

若林図書館長

 図書館でございます。69ページ、行事実績等は記載のとおりでございます。
 70ページでございます。4月4日から、本館の夜間開館を1時間延長いたしまして、午後8時までの開館としております。また、4月20日から5月14日まで、「みたか子ども読書フェア」を開催する予定でございます。
 以上です。

廣瀬委員長

 以上で報告が終わりました。委員の皆様のご質疑はありますでしょうか。

秋山委員

 学務課に2点ほどお願いします。4月1日から教育相談の窓口が一つになっているということで、市民の方が教育相談がなくなったんじゃないかとか、縮小されたのではないかという心配の声があります。その点をどのようにして市民の方に周知していただけるかという点と、もう一つ、この図なんですけれども、これから教育のほうはゼロ歳からということで、就学前のお子さんたちにも連携をとっていくと。教育委員会の中に、就学前にかかわってくださっている児童館というものがありますので、ぜひ児童館もこの連携の中に入れていただければと思います。

石渡学務課長

 周知につきましては、この4月に出ます「みたかの教育」に掲載します。あと、今2階と3階に分かれているんですけれども、本格的には7月に、改装しまして、今度は2階に一緒になりますので、そのときには大々的に市民に、総合教育相談窓口となりますということで周知をさせていただきたいと思います。
 若干、教育相談がなくなったんじゃないかという話が出ているという話も聞きますけれども、教育相談につきましてもきちんと新入生に向けて教育相談のパンフレットを配布しておりますので、そういう形で周知もしております。

廣瀬委員長

 ほかにはいかがでしょうか。
 それでは、日程第5の教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成18年第4回教育委員会定例会を閉会いたします。どうもありがとうございました。

午後2時51分 閉会

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