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平成20年第11回教育委員会定例会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年6月15日 最終更新日:2009年10月2日

平成20年第11回教育委員会定例会

開催年月日

平成20年11月7日(金曜日)

出席者(5名)

委員長 寺木幸子
委員 磯谷文明
委員 秋山千枝子
委員 鈴木典比古
教育長 貝ノ瀬滋

出席説明員
教育部長・調整担当部長 岩下政樹
生涯学習担当部長・総合スポーツセンター建設準備室長 岡崎温子
図書館担当部長 八代誠
総務課長 竹内冨士夫
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課総合教育相談窓口担当課長 工藤信行
指導室長 後藤彰
指導室小中一貫教育推進担当課長 川崎知已
生涯学習課長 大倉誠
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備担当課長 中田清
スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長 岡崎安隆
社会教育会館長  小田俊雄
社会教育会館東社会教育会館担当課長 狩家雅昭
図書館図書館システム担当課長 大島克己

三鷹市教育委員会事務局職員
副参事 海老澤博行
副参事 竹内康眞

議事日程

平成20年11月7日(金曜日)午後2時開議

  • 日程第1 日程第1 議案第38号 三鷹市市民体育施設条例の一部改正の申出について
  • 日程第2 議案第39号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について
  • 日程第3 議案第40号 三鷹市立図書館の管理運営に関する規則の一部改正について
  • 日程第4 教育長報告

午後 2時02分 開会

寺木委員長

 ただいまから、平成20年第11回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、秋山委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

日程第1 議案第38号 三鷹市市民体育施設条例の一部改正の申出について

寺木委員長

 日程第1 議案第38号を議題といたします。

( 書記朗読 )

寺木委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 それでは、3ページ目をお開きください。
 三鷹市市民体育施設条例の一部を改正する条例について説明いたします。来年4月にオープンします三鷹市大沢総合グラウンド内に新設しますテニスコートについて、体育施設条例における体育施設として位置づけるために議案として提出します。
 まず初めに、このテニスコートについて説明しますので、お手元のカラー刷りの資料、「武蔵野の森公園 年度別工事予定区域」をごらんください。中央の水色の部分のテニスコート三鷹市と書いてあるところに、今回テニスコート6面を新設いたします。工事期間は、今月から工事にかかりまして、来年の3月に完成し、4月から市民に貸し出す予定でございます。
 隣にあります三鷹市と書いてあるサッカー・ラグビー場、それから野球場・ソフトボール場、管理棟については、平成21年度中に工事をしまして、22年の4月から一部の施設を開放する予定でございます。
 本題に戻りますと、今まで大沢総合グラウンドについては、東京都から無償で土地を借りていまして、暫定施設という位置づけで、条例には定めがなく、管理運営要綱に定めて、市民に無料で開放していました。
 今回、大沢グラウンド一体を、東京都が都立公園として整備していくことになりまして、公園内に三鷹市がテニスコートを新設して有料化をするために、体育施設条例に、施設の設置と使用料を定めるものでございます。
 4ページ目をお開きください。新旧対照表(案)で具体的に説明いたします。右側の(旧)と書いてあるのが現行の条例で、左側の(新)が改正案です。
 左側の第2条の名称及び位置等、それから第5条の使用料については、別表に定めておりますので後ほど説明いたします。
 アンダーラインが引いてあるところが、今回改正する箇所でございます。施行期日については、この条例は、平成21年4月1日から施行する。ということで、今回提案する改正案が12月の市議会で可決されれば、来年の4月1日から施行いたします。
 その下の別表第1。ここでは、名称と位置になりますが、名称は5ページ目の上段になりますが、アンダーラインを引いてある箇所。三鷹市大沢総合グラウンド。位置は三鷹市大沢五丁目7番1号となりまして、新たにこの部分を追加しました。
 次に、7ページをごらんください。別表第2。ここでは、名称と使用料についてでございます。アンダーラインの箇所、名称は三鷹市大沢総合グラウンド、テニスコートとなります。使用料につきましては、貸切りの場合、これは団体利用になりますが、1面2時間以内、1,500円。貸切りでない場合、これは個人利用です。1人1面2時間以内500円として、この欄を追加しました。
 この使用料の額の設定につきましては、前の6ページの表にもありますが、大沢野川グラウンドのテニスコートと、その上の新川テニスコートの使用料は、貸切りの場合は700円、貸切りでない場合は250円となっております。
 今回、新設するテニスコートについては、今までにない砂入り人口芝ということと、各コートには専用の屋根つきベンチと水飲み場があって、他のテニスコートに比べると、グレードが高いということがあります。また、1年後に完成します管理棟、いわゆるクラブハウスですが、更衣室やシャワーを完備して利用が可能であるということを勘案しまして、従来の施設使用料よりも高く設定しました。
 以上で説明を終わります。

寺木委員長

 ありがとうございました。以上で、提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

磯谷委員

 この貸切りの意味なんですけれども、今回のテニスコートの貸切りというのは、何か時間とか、そういう限定というか、そういうものはあるんでしょうか。ほかのところは、午前だったらとか、午後だったらとかいろいろあるんですけれども、ここには特にそういう規定がないみたいですが。

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 貸切りの場合は、1組2時間ということになっております。

磯谷委員

 そうすると、貸切りでない場合は?

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 貸切りでない場合というのは個人利用のことでありまして、時間的に区分がされているんです。例えば、8時から10時、10時から12時とありまして、使用料が500円となっております。

磯谷委員

 個人は、貸切りはできないんですか。

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 ですから、2人か3人で来れば、そこのところで個人利用の枠で貸します。貸切りの場合は、団体の場合で、貸切りでない場合は、個人の場合ということでございます。

寺木委員長

 団体と個人ということですね。

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 ただ、個人の場合、貸切りでない場合といっても、例えば、2人でやっているところに、ほかの2人が個人で入る場合も可能なんです。そんなことはあまりないですけれども。

磯谷委員

 2人でやっているところに、個人の2人が入る。その場合はどういう扱いになるんですか?

寺木委員長

 団体扱いになるんですよね。

磯谷委員

 団体というのは、何人以上でなければいけないとか、そういうことはないんですか?

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 一応、登録では団体というのは6名以上。テニスの場合は6名以上と書かれていますので、事前に6名以上で登録をしていただいて、それで貸します。

磯谷委員

 なるほど、わかりました。

鈴木委員

 これは補修費も1,500円とか、500円の収入の中で確保されているのですか。

岡崎スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長

 この施設については、結構お金がかかっています。今回、有料化することによって、予想では年間1,000万円ぐらい収入があるということです。

寺木委員長

 ほかいかがでしょう。

鈴木委員

 すると、10年たって1億円積み立てて、10年後には大幅な改修ができるというような、そういうこともやっているんでしょうか。
 うちなんかは私立の大学だから、そこがちゃんと担保されていないと、とてもやれないよということにはなるんだけれども、これは公共の施設ですからね。

貝ノ瀬教育長

 それはもう重要な問題です。

岡崎生涯学習担当部長

 そこまで減価償却を考えてという金額の設定ではなくて、先ほど説明したように、今回のテニスコートについては、最高の設備を持っているということになります。他市とも比較をする中で、この金額の設定をしているところでございます。

寺木委員長

 鈴木委員、よろしいでしょうか。

鈴木委員

 はい。

磯谷委員

 要するに、これは採算を考えてやっているわけじゃないんですよね。

鈴木委員

 公共の施設ですからね。ただ、それこそ、これが将来非常に負担になってなんてことになると困る面もあるかなというのがありますけれども。

寺木委員長

 ほかいかがでしょう。
 ほかにご質問、ご意見がないようですので採決いたします。
 議案第38号 三鷹市市民体育施設条例の一部改正の申出については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺木委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第2 議案第39号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定について

寺木委員長

 日程第2 議案第39号を議題といたします。

( 書記朗読 )

寺木委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

竹内総務課長

 議案第39号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定に係る市長への申出についてご説明いたします。
 指定管理者の指定につきましては、11ページにございますように、地方自治法第244条の2第6項によりまして、市議会の議決を経ることが規定されています。そこで前に戻っていただきまして、9ページに掲げておりますように、川上郷自然の村の管理については、これまでと同様、財団法人川上村振興公社に、平成21年4月1日から平成26年3月31日までの5年間、指定管理者として指定することにつきまして、市長に市議会への議案提出の申出を求めるものでございます。
 これまでの経過を若干ご説明いたしますと、地方自治法の改正を受けまして、三鷹市として、指定管理者制度導入の基本方針を制定しまして、その基本方針に基づき財団法人等が受託管理を行っている施設については、これまでの施設運営の実績を考慮し、公募を行わず指定することとし、現在の指定管理者であります川上村振興公社に、平成18年度より3年間指定をしたところでございます。この指定期間が平成20年度末で満了いたしますので、ここで平成21年度以降の指定について指定管理者を指定するものでございます。
 候補者の選定手続でございますけれども、庁内に三鷹市公の施設指定管理者制度候補者選定委員会を設置しまして、11ページの下段に掲げておりますけれども、三鷹市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条で、候補者の選定について規定しております。候補者から事前に事業実施計画や収支計画の提出を求め、それらを審査した上で、適格性を確認することになっております。
 具体的には、今回の選定に当たりまして、当該公社から事業実施計画、収支計画等の提出を求め、また経営状況を含めまして教育委員会の教育部内の候補者選定分科会で審査を行い、その後、庁内の選定委員会に諮っております。
 川上村振興公社につきましては、川上村の出資団体でございまして、平成2年に三鷹市が本施設を開設して以来、小中学生の自然教室をはじめ、一般利用者への良好なサービスの提供に努め、当該施設の運営について安定的、継続的に行ってきた実績がございます。特に平成18年度から指定管理者制度へ移行しまして、引き続き本施設の管理運営を担当しておりますが、移行を機に申し込み方法の改善などサービス向上に努めるとともに、経費節減など効率的な施設運営に努めまして、平成19年度は一般宿泊客については、9,754人と、前年度比18.7%増と、開設以来最高の利用となるなど、収入増にも寄与しています。
 こうした実績を踏まえながら、今後の実施計画、収支計画などを審査いたしまして、この間の原油高騰による燃料費の増など厳しい状況が続いておりますけれども、具体的な経費節減策を提示するなど、これまで以上に効果的かつ効率的に施設の管理運営ができるものと認める内容になっており、今後におけるさらなる施設の充実及びサービスの向上が期待できることから、指定管理者候補として適当であると考えまして、今回指定管理者としての指定を申し出るものでございます。
 以上でございます。

寺木委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

磯谷委員

 検討の過程で、この振興公社のこれまでの実績、特に川上郷自然の村での管理の実績について、何か問題になるようなことはありましたでしょうか。

竹内総務課長

 問題となるような点は特にございませんが、施設全体の課題ということを考えますと、今申し上げましたように、原油の高騰等によりまして、あの施設は全館一括冷暖房ということで、かなり光熱水費が増嵩しているというところが1つの課題ということです。これは経費面です。
 もう一つは、施設が開設以来20年近くたちまして、寒冷地にありますので、施設の老朽化が目立っています。その部分については、平成17年度老朽度調査を実施しまして、毎年改修計画を立てて計画的に取り組んでいるところでございますけれども、そういった二つの問題点があります。
 公社自体については、大きな問題点はないと思っておりますし、当該公社につきましては、私どもの施設だけでなく、同じ川上村の中に町田市の施設もございます。また金峰山山荘という観光施設もあわせて運営をしていまして、村内で施設連携とともに人的な連携も図りながら、村のほうでしっかりバックアップをしていただいておりますので、施設自体は反対に公的なバックアップという面もありまして、特に問題点はないと考えております。

磯谷委員

 例えば、市民の方が利用して、何かクレームがあるような場合、それを受けとめるようなシステムといいますか、そういうものは用意されているんでしょうか。

竹内総務課長

 現在は、利用者アンケートを必ず実施するようにしておりまして、その利用者アンケートに、当然苦情の部分もありますので、その部分については、具体的にどう対応するのかというところを私どもと一緒に協議をさせていただいている状況で、その都度、改善策を協議しているところでございます。

寺木委員長

 ほかはいかがでしょうか。

秋山委員

 今の磯谷先生の質問なんですけれども、三鷹市民の方の声を聞いて、AEDを設置していただいたとか柔軟に対応してくださっているように聞いていますので、非常によろしいんじゃないかと思っています。

竹内総務課長

 少し補足させていただきますと、施設利用者の方からAEDが設置されていないという指摘がございましたので、学校等には、ここで設置をしたところですけれども、川上村の施設につきましても、夏場を中心にスポーツ団体が使いますので、これは指摘を受けて直ちに公社のほうで、私どもと協議をさせていただいて夏場に間に合うように設置をしたという経過がございます。そういった面でも、スピーディーに対応してくれています。

寺木委員長

 私から二つ質問をお願いします。
 利用者の数が18.7%増えた主な理由と、もう一つは、利用者が増えて財政的にどういう状況になったのか。ざっとでよろしいので、教えてください。

竹内総務課長

 利用者増の理由は、平成18年度から指定管理者移行を機に、市外料金も設けまして、広く利用していただくように門戸を広げたということがあります。今までは、近隣の4市程度が利用できるという形で協定を結んでおりましたけれども、平成18年度以降は、だれでも利用できるという形にしまして、三多摩地域等を中心に、大学も含めてかなりPRをさせていただきましたので、団体を中心に申し込みが広がったという経過がございます。
 それから、財政面ですけれども、もともと利用料金の使用料は3,500円からということで、低額ですので、1,000人増えても100万円程度の増ということになりますけれども、増えた分経費がかかるというのが実情でございます。収入増に寄与していますけれども、それでかなり潤うかというと、必ずしもそうではないという状況であります。
 あと、インセンティブ制度ということで、目標の収入を超えますと、必要経費を除いて折半をするということになっております。平成18年度は80万円程度、平成19年度は20万円程度、三鷹市のほうに収益分が還元をされたという実績がございます。

貝ノ瀬教育長

 私も毎年1年に1回は行っているんです。3,500円で1泊2食ですけれども、そんな安いところはありませんし。ただちょっと片道3時間ぐらいかかりますから。それがちょっとネックといえばネックですけれども、そのかわり大自然の中ですから、携帯電話も今のところ通じませんし、テレビも衛星放送しか見えない。これがまたいいんですよ。自分を見つめ直す。山菜の季節は山菜がおいしいですしね。飲み物はありとあらゆるものがそろっていますし、お金さえ出せば、食事もなかなかいけますよね。いいと思います。百聞は一見にしかずですから、ぜひ皆さん方、一度おいでになるとよろしいかと思います。日帰りもできますから。うちの職員はしょっちゅう日帰りしています。お勧めです。

寺木委員長

 何かうまく進んでいるようですので、安心いたしました。
 ほかにいかがでしょう。
 ご意見がないようですので、採決いたします。議案第39号 三鷹市川上郷自然の村の指定管理者の指定については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

寺木委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

「平成20年第11回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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