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平成20年第9回教育委員会定例会会議録

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年4月21日 最終更新日:2009年10月2日

平成20年第9回教育委員会定例会

開催年月日

平成20年9月5日(金曜日)

出席者(4名)

委員長 寺木幸子
委員 磯谷文明
委員 秋山千枝子
教育長 貝ノ瀬滋

欠席者(1名)

委員 鈴木典比古

出席説明員
教育部長・調整担当部長 岩下政樹
生涯学習担当部長・総合スポーツセンター建設準備室長 岡崎温子
図書館担当部長 八代誠
総務課長 竹内冨士夫
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課総合教育相談窓口担当課長 工藤信行
指導室長 後藤彰
指導室小中一貫教育推進担当課長 川崎知已
生涯学習課長 大倉誠
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設準備担当課長 中田清
スポーツ振興課大沢総合グラウンド整備・国体準備担当課長 岡崎安隆
社会教育会館長 小田俊雄
社会教育会館東社会教育会館担当課長 狩家雅昭
図書館図書館システム担当課長 大島克己
三鷹市教育委員会事務局職員副参事 海老澤博行
副参事 竹内康眞

議事日程

平成20年9月5日(金曜日)午後4時開議

  • 日程第1 教育長報告

午後 4時07分 開会

寺木委員長

 ただいまから、平成20年第9回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は秋山委員にお願いいたします。
 それでは、議事に入ります。

日程第1 教育長報告

寺木委員長

 日程第1 教育長報告を議題といたします。報告をお願いいたします。

貝ノ瀬教育長

 私のほうからは、7月22日から8月1日まで行われました三鷹市の中学生海外派遣研修について、帰国後8月28日に報告会がありましたので、その様子についてお話をさせていただきます。
 ご承知のように、この海外派遣は第19回目になりますけれども、中学校1校2名ずつで14名、そして団長、校長先生が1名で、副団長が1名という、合計16名で派遣をしているわけです。これは、三中の安原校長先生が団長ということで行っていただきました。そして副団長は五中の丹下先生ということで行っていただいたわけです。
 報告会の中では、皆さん初めて海外の体験ではありましたけれども、これは非常にプラス面だろうと思いますけれども、物おじせずに、憶せずにニュージーランドの海外生活を満喫してきたという感じです。ですから、日本とは違う文化・習慣の中でも、楽しく、たくましく生活できたということがよくうかがえる報告でありました。やはり、昔は、テレビの街頭インタビューでも、みんな逃げて歩いて、話しするのが嫌だという日本人が前はよくおりましたけれども、ほんとに今の子どもたちは積極的に、物おじしないという、そういう点では非常にプラス面の姿がよく伝わってくる発表会でした。
 それから、日本の国内での視点だけじゃなくて、国際的な外国から見た日本とか、そういう視点で自分たちの生活や生き方を見直してもらえるという、そういう利点もありました。また同時に、先方のホームステイの家族とも、非常に良好な関係で、楽しく生活をしてきたということで、まさに親善大使というか、そういう役割を大いに果たして、大変大きな成果があったと思います。
 これは、具体的にはまた冊子にまとめられて、お手元に届けられることになっておりますが、先生方の熱心なご指導もありますけれども、やはり自分たちが望んで主体的に参加したということもあり、大変意欲的にそれぞれのテーマについてよく学んでしっかりした自分なりの成果を持って帰ってきたと申し上げてよろしいと思います。
 それから、最後に寺木委員長さんが講評してくれましたけれども、一人一人に働きかけていただいて、大変それぞれみんな励みになって、いいご講評をいただいたと思います。
 また、ニュージーランドの原住民のマオリ族の文化についても関連づけてご指導いただいたということです。これはまた広がりを持って受けとめてもらえたと思います。
 後で、寺木先生からつけ加えていただくとありがたいと思いますけれども、大変にいい発表会でございました。大変いい成果があったと私どもは受けとめております。
 以上でございます。

寺木委員長

 ありがとうございます。
 続けて、それに関して少しお話しさせていただきます。当日の発表の中の3人ぐらいの方から原住民のことについて発言があったので、私が30年、40年ぐらい前からとても関心がありましたアフリカの『ヌバ』という裸の民族の写真集を、たまたまレニ・リーフェンシュタールというベルリンオリンピックの映画をつくった方が撮った写真集がありましたので、そういう原住民の方々とのつながりに関心を持って、また少し長い目でいつか自分の人生の中でめぐり会うこともあるのではないかという意味で、皆さんにいいお話をいただいたのでお返しにヌバの話をちょっとさせていただきました。
 ほんとうに14名の皆さんは、楽しそうな顔で、その顔を見ただけで、今回の海外派遣は大成功だったのではないかなという視点で、皆さんに私が感じたことを話させていただきました。
 以上でございます。
 それでは、続きまして岩下部長お願いします。

岩下教育部長

 私のほうからは、第3回の市議会定例会の一般質問の通告がございまして、2日、3日と一般質問が行われましたので、その件についてご報告をさせていただきたいと思います。
 お手元に一覧表がありますのでごらんいただきたいと思います。また、答弁まで含めてご説明しますと、かなりの時間になりますので、議員さんがどのような観点からご質問なさっているかということを中心にご説明をさせていただきたいと思います。
 2日、3日にわたりまして、22人の議員さんのうち13人の方が教育長に対しご質問をなさっております。
 1ページ目をお開きください。伊東光則議員、2番目ですが、「小・中学校のごみ教育について」ということでご質問をなさっております。
 今回の議会では、家庭ごみの有料化について、かなり議論がございまして、その一環もございまして、ごみ処理についてのモラルやマナーの点で、小・中学生にどのようなごみの教育をしているかということでご質問があったところでございます。
 学校教育の関係で、私のほうから先にご報告させていただきますが、ナンバー6の白鳥議員であります。1の(2)のウ、「コミュニティを課題解決の場にするには」ということで、小・中一貫教育コミュニティ・スクールの試みと、コミュニティ行政の連携、また将来のイメージはどういうふうに考えているかということで、住民協議会やNPO活動と、学校との連携についてのご質問がなされております。
 それから、5ページをごらんいただきたいんですが、ナンバー8、加藤久平議員でございます。「家族のきずな、携帯電話、教育について」ということで、家族のきずなにつきましては、市長に対するご質問でございました。(2)の携帯電話についてでありますが、学校裏サイトについて、学校の公式のサイトではなくて、子どもたちが利用したりする裏サイトの現状についてのご質問。それから、文部科学省が、学校裏サイトの調査を行いましたので、それについてのご質問。さらに、子どもに携帯電話を持たせないという立場からの啓発指導についてどう考えるかということでご質問がございました。
 それから、(3)の「教育について」ということでは、国旗に対して、児童・生徒はどういうふうに正しい認識と尊重の態度をはぐくんでいくかという点。それから、教育基本法と三鷹市教育ビジョンについての関係のご質問。教育基本法の第2条に目標というのができたわけですけれども、それと三鷹の学校教育との関連について、また、新学習指導要領と教育ビジョンの整合性について。教育基本法と新学習指導要領の明文化について。社会、歴史教科書の副読本について。また、社会、歴史教科書の採択に当たっての、教育基本法と新学習指導要領の説明の実施についてということで多くのご質問をいただいたところでございます。
 それから、ナンバー9の吉野和之議員であります。「キャリア教育」と「情報化教育と心の教育について」ということで、昨今の通り魔事件をテーマで考えられて、キャリア教育の現代的な意義についてはどう考えているか。それから、雇用形態の多様化が始まっておりまして、それに対してキャリア教育の中で、どういうふうにそれを扱っていくかということ。それから、地域や企業の協力はどのように行われているか。それから、どのように授業時間を確保してキャリア教育を充実していくかということが、特に1番のほうのご質問でありました。
 2番目は、情報リテラシー教育についてということで、その現状と効果についてはどうかということ。それから、デジタル的発想とおっしゃっておりましたが、光と影の部分があるということで、影の部分についての認識はどのように考えているかということ。
 それから、新学習指導要領に基づいて、心の教育を行っていくべきだと考える。特に自然でありますとか、美でありますとか、感動、畏敬の心についてどのように教育の中で取り組んでいくかといった点がご質問の趣旨でございました。
 それから、ナンバー10の粕谷稔議員の、2番目の「高齢者と就学期間における健康管理について」の(2)であります。学校における健康管理教育プログラムの拡充と展開についてということで、生活習慣病に対する学習。それから、学校、地域で行われています健康診断に対する、家庭がそういうのに参加していく、健診を受けるといったことに対する教育をどういうふうにしているかといったご質問がございました。
 それから、11番の赤松議員でありますが、2の「市内の小・中学校、幼稚園、保育園でのアレルギーの対応と食育のさらなる推進について」ということで、文部科学省がアレルギーに対するガイドラインを発表いたしまして、それが、教育委員会にも冊子という形で送られてきているわけですけれども、それの周知徹底をどういうふうに考えているか。
 それから、各種のアレルギー疾患の子どもたちへ、どういうふうに学校現場で対応しているかということ。また、教育等に対する研修はどういうふうに行っているか。
 それから、食育ということでの推進についてのご質問もあったところであります。
 ナンバー12、寺井議員でありますが、2番目の「新学習指導要領とこれからのICT教育について」ということで、新学習指導要領の中でICT教育の充実がうたわれております。そういった中で三鷹市として、電子黒板でありますとか、タブレットパソコンといったものをどういうふうに計画的に整備していくかといった観点からのご質問でございました。
 それから、9ページのナンバー14の岩見大三議員でありますが、(3)の「三鷹市の防犯上の課題について」ということで、児童・生徒の安全の確保及び犯罪被害の防止についての現状と課題ということで、登下校中の安全確保の現状と課題などについてと、市民のボランティアのご協力の現状と課題などについてのご質問がございました。
 ナンバー16の中村議員からは、1の(1)のエ、「これまでの教育の総括と今後の展開について」ということであります。10月15日に貝ノ瀬教育長の1期目の任期が満了となりますが、この4年間の教育行政をご自身としてどういうふうに総括されているかといった点。
 2つ目には、小・中一貫教育校が今後全市展開するわけでありますけれども、それに際しての課題をどういうふうに認識しているか。また、来年度以降どう解決を図っていくかということで、教育長に対するご質問があったところであります。
 13ページのナンバー18の森徹議員であります。2の「学校の運営について」ということで、職員会議のあり方についてご質問がありました。これは、最近新聞に載っておりますが、三鷹高校の土肥校長先生が、職員会議で自由な発言がなされていない。東京都教育委員会の通知がありまして、挙手とか採決はしてはいけないというのがあるんですが、それを踏まえまして、三鷹の小・中学校での職員会議はどんな役割を担っているのかということでご質問がございました。
 それから、15ページ目の21番、嶋崎英治議員でありますが、1の(1)「生活苦と不安にあえぐ勤労市民の生活の実情について」ということで、2004年度以降の就学援助の実態についてのご質問でありました。2004年から2006年にかけては、就学援助の件数が増えてきておりますが、ここ平成19年、20年と下がってきておりまして、そういった実態についてのご質問がありまして、数値等で回答をしたところであります。
 私からのご説明は以上であります。

寺木委員長

 ありがとうございます。岡崎部長お願いします。

岡崎生涯学習担当部長

 それでは、続きまして生涯学習に関して一般質問が3名の議員の方からありましたので、要約してご説明をしたいと思います。
 1ページに戻っていただければと思いますけれども、3番目の土屋議員でございます。「スポーツやスポーツイベントを活用したまちづくりについて」という大きなテーマで4つの視点からご質問をちょうだいしたところでございます。
 スポーツが持つ特徴を生かしたまちづくりについての考え方。それから、スポーツイベント、いろいろな大会がございますけれども、こういうものを実施することによって地域づくり、人づくりにどのような影響があるのかという点。そして、スポーツを活性化するに当たって心がけていること。そして最後4点目として、「三鷹のスポーツの未来について」のご質問でございます。
 スポーツが持つさまざまな有効なものを生かして、三鷹市としてはスポーツを生涯の友にという目標でまちづくりに励んでいるという説明をさせていただきました。また、大会などを実施するに当たっては、さまざまな選手以外のボランティア、ご家族、そして地域の方々の協力があってこそというようなことで答弁をしたところでございます。
 次に、3ページ目でございます。5番目の伊藤議員でございます。「スポーツ振興とスポーツを通じた青少年の健全育成について」ということで、東京オリンピック・パラリンピックの招致。スポーツ振興の拠点となる施設の整備について、さらには、ジュニアスポーツの振興についてというご質問でございます。
 ご存じのように、北京オリンピックで大活躍の選手、特に三鷹市にゆかりのある体操選手で15歳で活躍をした鶴見虹子さんの話を出させていただいて、ジュニアスポーツの振興について、三鷹市としては、三鷹市体育協会ともどもジュニアスポーツの振興についてさらに進めてまいりたいというお話をさせていただいたところでございます。
 次に、5ページ目の10番、粕谷議員からでございます。「地域における知的資源施設のさらなる利活用」ということで、中近東文化センターのかかわりということで、生涯学習の観点からのご質問がございました。さらに地域との連携についても、ご質問をちょうだいしたところでございます。特に中近東文化センターについては、三鷹市とも協定を結んでおりますので、この地域は大沢の里の周辺にありまして、市民向けに発行しているさまざまなご案内でも周知をしているところでございますが、社会教育会館などの陶芸の自主グループが展示をさせていただいたり、あるいは文化財の特別講演会なども企画をさせていただいており、さらなる関係づくり、連携を図ってまいりたいという答弁をしたところでございます。
 以上でございます。

寺木委員長

 ありがとうございます。

竹内総務課長

 それでは、一般行政報告に移らせていただきます。総務課3ページと4ページでございます。
 3ページ、行事実績等報告につきましては、17日の日曜日に「みたかの教育」、今年度の第2号を発行いたしました。お手元に配付をしておりますけれども、東台小学校の建て替え記事を中心に、秋山委員のコラム、それから、スポーツフェスティバル等の内容を特集したものでございます。
 続きまして、右の4ページでございます。8月26日の火曜日に、東京都市教育長会の臨時会が開催されました。この日は統括校長の制度につきまして、都教委との意見交換会ということで開催をされたものでございます。現在、都教委のほうで、平成21年度からの制度導入に向けて鋭意詰めているという状況でございます。
 続きまして、9月2日から30日まで、第3回市議会定例会が予定をされておりまして、10日ないしは11日に文教委員会が開催される予定でございます。
 24日には、第四中学校の学校訪問を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

寺木委員長

 ありがとうございます。続きまして教育センター、新藤課長、お願いします。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 資料の5ページ、6ページになります。
 実績報告、それから予定についても、内容的には記載のとおりでございます。
 まず、工事関係、夏休みに大規模な工事がここにあるように一通り終わりました。まだ、それぞれの学校で残工事が少し残っていますけれども、何とか2学期に間に合わせることができました。
 「みたかの教育」に載っています東台小学校です。この写真では、まだ作業用の車がたくさん入っているんですが、建物のほうは一通り工事が完了いたしました。若干の内装工事、それからここで雷雨が激しくて、校庭の整備が田んぼ状態になっていまして、現場でも少し苦慮しているようです。中のほうは、この写真でもわかるとおり印象としては明るい感じに仕上がっています。10月の引っ越しの後、多少全体とすると小さくなりますので、その分若干の不便はあるんでしょうけれども、十分通常どおりの活動ができるだろうと思われます。
 教育センター関係では、夏休みの期間中も科学発明教室を開催してきています。今週の土曜日にはAコースの4回目、今年は全部で5回ですので、4回目に入ってきます。
 夏休みの教職員のコンピューター研修も8月27日を最後にすべてが、終了しました。今年は若干体調を崩した方等のお休みがあったんですが、申し込まれた方にはほぼ有効な研修になったと思います。
 以上になります。

寺木委員長

 ありがとうございます。続きまして学務課、内野課長、お願いします。

内野学務課長

 7ページ、8ページになります。
 まず、左側のほうですけれども、8月5日の2行目ですけれども、学校給食衛生マニュアルの改定の説明会。これは、調理師の方を対象にした具体的な作業の手順などを最新版に改定いたしましたので、調理職員の方が大勢集まって、栄養士の方から、作業の衛生管理のより徹底を図るために説明会を開いたところでございます。
 それから、右側なんですけれども、右側もごらんいただいたとおりです。ただ、この中には書いていないんですけれども、幼・保・小の連携事業、今年度8校で地区委員会を設置いたしまして、それぞれの活動をするところです。7中学校区で1校ずつ、プラス三中地区は、対象の幼稚園、保育園が多いものですからもう1校加えまして8校で実施するものです。きょうお手元に資料「三鷹市における幼稚園・保育園と小学校との連携推進事業」報告。それから、同じくもう少し薄いもので、連携推進事業計画があります。これは前回ご報告しました7月30日に開かれました幼・保・小の連携推進委員会で、平成19年度の事業について事務局が取りまとめたものを報告したものと、今年度の事業計画について推進委員会で確認していただいたものなんですけれども、この中で、ただいま申し上げました今年度9月から、今まさにこれから9月中に、第1回目の地区委員会が順次開かれますので、それの説明も兼ねまして、工藤担当課長のほうから、平成19年度の連携事業の報告と平成20年度の連携推進事業計画についてご説明いたします。

「平成20年第9回教育委員会定例会会議録(2)」へ続く

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