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平成20年第9回教育委員会定例会会議録(4) 

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2009年4月21日 最終更新日:2009年10月2日

平成20年第9回教育委員会定例会

貝ノ瀬教育長

 1点目ですけれども、いろいろ取り組んできましたが、大きく4年間で2つあります。1つは小・中一貫教育校の推進。もう1つは教育ビジョンの策定という。これは密接に絡んでおります。
 小・中一貫教育校の推進に関しましては、就任直後は、いろいろと議論が沸騰しているときでしたので、いろいろご意見を伺いながら、市民の皆さんのご意向を受けとめながら、そして、三鷹の子どもたちにとって一番いいあり方はどうあったらいいかというところで現在のようなことに落ちついてきて、実施方策を皆さん方にお諮りして推進されてきているわけです。
 結局これは、一応コミュニティ・スクールを基盤とした9年間のカリキュラムを持った小・中一貫教育校ですけれども、これは一応形はできてきているわけで、来年度になりますと、残りの3学園が小・中一貫教育校になりますので、来年度中に全部の学校が小・中一貫教育校になるということであります。
 結局、問題は、小・中一貫教育校というのは、ツールみたいなものでして、要するに小・中一貫教育校の体制を整えて一体どういう教育をするか。これは教育ビジョンにかかわってくるわけで、教育ビジョンが「人間力」「社会力」と端的に理念を示しましたけれども、これをもっと具体的にそれぞれの学園が、それぞれの地域性においてどういう特色ある教育をするのかというのが大事なことになってくるわけで、そういうときに教育委員会はどういう支援ができるのかということがこれから課題になります。そういうことを、学校側と、また保護者の皆さんのいろいろな要望を聞きながら、よりよい子どもたちのあり方、小・中一貫教育校のあり方を、いい方向に持っていくように今後とも努力したいということです。
 あとは、学社融合についてで、これは本市の場合は、まさにコミュニティ・スクールということ自体が学社融合で、生涯学習とまさに学校教育を一致させて、融合させて進めていこうというのがコミュニティ・スクールなんです。ですから、まさに生涯学習の一つのあり方なんですけれども、地域のコミュニティの力を十分に活用していきたい。そうなりますと当然、地域子どもクラブとかそういうさまざまな地域の放課後の活動も含めていろいろな子どもたちの活動を束ねて、そして学校教育と一緒になって子どもたちを育てていく。子どもは1人は大人のほうの都合で生涯学習とか学校教育と分けていますけれども、大人の都合で役所のほうも福祉だとか、子どものこの部分については福祉でやるから、この部分については教育でやるんだとかというふうに分かれていますけれども、子どもは一つですから、そういう意味ではみんながそれこそ押しつけ合いだとか、セクト主義にならないで一緒になって融合して力を尽くすというのが一番いいわけで、それには、相当な調整力とか努力も必要だし、いろいろなそれぞれの力が必要になってきますので、みんなが力を出し合って、やっていけるように努力したいということです。

寺木委員長

 ありがとうございます。私ども教育委員も、そういう大きなプランの中で、どのぐらいみんなで協力できるかわかりませんが頑張りたいと思います。ありがとうございます。

貝ノ瀬教育長

 ありがとうございます。

工藤学務課総合教育相談窓口担当課長

 保護者向けの事業ということなんでしょうか。それは事業報告の7ページをごらんいただければと思いますが、就学に向けたアドバイザーの派遣、これがまさしく保護者向けの事業でございます。保護者の方から前もって事前に質問をいただきまして丁寧にお答えしていくということをさせていただいております。これにつきましては、成果としてはいろいろよかったという意見が出ております。
 それと、アンケートの件でございますが、教諭及び保育士さんにつきましては、アンケートをとらせていただいたわけですが、何か具体的な事業等を考える中で、保護者の方へのアンケートをとって、有効なものがあるかどうか考えていきたいと思っております。よろしくお願いします。

寺木委員長

 小さい年齢のお子さんを持っていらっしゃる親御さんは、やっぱりとても関心がある事業だと思いますので、幼稚園・保育園には、おそらく保護者会というものがあるでしょうし、そういうことと学校のPTAとかそういうあたりも少し一緒に何かできるように発展できるといいように思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 ほかいかがでしょうか。

秋山委員

 指導室にお願いがあります。この学力・学習状況調査の結果なんですけれども、これから詳細に分析してくださるということですが、詳細なものを前回いただいたときに思ったんですけれども、平均に満たない子どもたちや、平均を超している子どもたちがいると思うんですけれども、平均に満たなかった子どもたちに対してどんなアプローチをすればいいか、そういう分析の仕方もあっていいのではないかと思いました。もし、今後されるのであれば検討していただきたいです。

後藤指導室長

 そのような視点も大切にして分析したいと思います。

寺木委員長

 ほかいかがですか。
 それでは、日程第1 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成20年第9回教育委員会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。

午後 5時39分 閉会

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