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みたかキッズの中のおすすめスポット in みたかの中の【スペシャルインタビュー】 三鷹の森ジブリ美術館
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【スペシャルインタビュー】 三鷹(みたか)の森ジブリ美術館(びじゅつかん) (1/2ページ)

※内容は2010年当時のものです

スペシャルインタビュー 三鷹の森ジブリ美術館 館長 中島清文さん

三鷹市内(みたかしない)だけでなく、市外や海外でも人気の三鷹(みたか)の森ジブリ美術館(びじゅつかん)(三鷹市立(みたかしりつ)アニメーション美術館(びじゅつかん))。子どもはもちろん、大人も多く訪(おとず)れます。最近では、中国や韓国(かんこく)など外国からのお客さんもたくさん訪(おとず)れるようになっています。
館長(かんちょう)の中島清文さんに、美術館(びじゅつかん)の魅力(みりょく)について教えてもらいました。

ジブリ美術館(びじゅつかん)は、ほかの美術館(びじゅつかん)とどこが違(ちが)いますか?

写真:美術館の外側

ジブリ美術館(びじゅつかん)は、宮崎駿(みやざき はやお)監督(かんとく)が「美術館(びじゅつかん)の建物は、映画(えいが)のようにつくりたい」と、スケッチをかいたところから始まりました。ジブリのアニメーションを見るときみたいに、「次はどうなるのかな」とワクワクするような…。だから、ジブリ美術館(びじゅつかん)は、角を曲がったり、ドアを開けるたびに、新しいシーンに出合えるように作られています。それから、ほかの美術館(びじゅつかん)のように、この順番で回ってねという決まりがありません。何から見ていっても、どれだけ時間をかけても、いいんです。自由にのびのびと見て回って、自分だけの物語を作ってください。

どうして、ジブリ美術館(びじゅつかん)は三鷹(みたか)にあるんですか?

写真:トライホークスの入り口

ジブリ美術館(びじゅつかん)があるこの場所は、緑も多くて、ジブリのイメージにぴったりなところでした。美術館(びじゅつかん)ができてから9年がたち、今ではまわりの木もだんだん育って、ほんとうに森の中にある館(やかた)のようになってきました。美術館(びじゅつかん)の隣(となり)の井の頭公園西園(いのかしらこうえんにしえん)とも、ひとつづきのような感じにとけこんでいます。これを見ると、ここにあって良かったなあって思います。

写真:ジブリの紋章をかたどった門

じつは、ジブリ美術館(びじゅつかん)の中には、「三鷹(みたか)」を意味するものが二つかくされているんですよ。ひとつは図書閲覧室(としょえつらんしつ)の名前「トライホークス」です。英語でトライは数字の三を、ホークスは鷹(たか)の意味です。もう一つは、どこだと思いますか? さがしてみてくださいね。(ヒント:ジブリの紋章(もんしょう)には、三羽(さんわ)の鷹(たか)が描(えが)かれています)

ジブリ美術館(びじゅつかん)の館長(かんちょう)さんになるには、どうしたらいいのですか?

ぼくは、ジブリ美術館(びじゅつかん)で働く前、会社に勤(つと)めていて、その会社のお仕事の関係で宮崎駿(みやざき はやお)監督(かんとく)と出会いました。その出会いがきっかけで、館長(かんちょう)になりました。館長(かんちょう)やジブリ美術館(びじゅつかん)のスタッフになりたいなあって思う人がいたら、アニメが好きということよりも必要なことがあります。それは、子どものときにいろんなことに好奇心(こうきしん)を持って、いろんなことを体験すること。よくからだを動かして世界を知り、発見する楽しみをたくさん味わうこと。そういうことをたくさんしてきた人なら、館長(かんちょう)になれるんじゃないかなって思います。

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