味の素(あじのもと)スタジアムをホームとし、三鷹(みたか)の子どもたちにも人気の高いFC(エフシー)東京。
そのなかでも注目の選手のひとりが、けがに苦しみながらも復帰(ふっき)をはたし、プレーに磨(みが)きをかけてきた石川直宏(いしかわ なおひろ)選手です。練習のあとにお話を聞きました。
サッカーを始めたのはいくつのときですか。
幼稚園(ようちえん)の年長さんでしたから、5歳(さい)のときです。外で遊ぶのが大好きで、近所の2つ上のおにいさんと遊ぶようになって、その子のおにいさんが地元サッカーチームにいたんです。見ているうちにやりたくなって、母に「ぼくもサッカーやりたい!」といったのを覚えています。それから、スポーツはサッカーひとすじです。ほかに習い事もして、書道は小学校6年まで続けていました。
でも、やはりサッカーばかりしていましたね。朝は7時半ごろに学校にいってサッカーして、短い休み時間にも昼休みにも放課後にもサッカーしていました。自分だけじゃなく、まわりになかまがいたので、すごく楽しかったです。女子には「そんなにサッカー面白(おもしろ)いの?」と、あきれられていましたけどね。
遊びの延長(えんちょう)でボールとつねにふれあって、うまくなっていったかんじです。
子どものころから走るのは速かったのですか?
サッカーやっているうちに速くなったみたいです。小学校でもずっとリレーの選手でした。でも、体格差(たいかくさ)がついてくる6年生のときに、スポーツをやっていない子に負けて、すごくくやしかったです。
小学校のころから、プロのサッカー選手になりたかったのですか?
将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は「サッカー選手」で、絵を描(えが)けばサッカーボール(笑)。「大人になったら絶対(ぜったい)プロの選手になるから、今に見てろよ」といっていました。Jリーグができたのが5年生のときで、これでめざすものがはっきりしたと思いました。