「包括施設管理委託」の導入に向けた検討を行っています

三鷹市では、公共施設の維持管理水準の向上や業務の効率化を目的に、日常的な施設の維持管理を一元化する「包括施設管理委託」の導入に向けた検討を行っています。（令和8年度の業務開始を想定）

包括施設管理委託の概要

業務の目的や効果、業務範囲、導入スケジュール等の事業の枠組みをまとめた「包括施設管理委託の導入に向けた実施方針」を令和7年3月に策定しましたので、その内容をお知らせします。（詳細は添付ファイルをご確認ください）

業務概要

「包括施設管理委託」とは、市が管理する公共施設を対象に、従来各部署が個別に発注していた維持管理業務を、一括して複数年にわたる契約として発注する業務形態のことです。

包括施設管理委託の受託事業者が統括的なマネジメントを行い、個別の業務は市内事業者を中心とした協力会社に再委託のうえ実施します。市、包括施設管理委託の受託事業者、市内事業者等の協働による最適な維持管理体制を目指します。

補足

市の地域経済の循環の観点から、引き続き市内事業者の受注機会を確保できる仕組みを検討していきます。

包括施設管理委託のイメージ

（画像クリックで拡大　35KB）

期待される効果

(1) 維持管理の水準の向上

複数の施設を横断的にマネジメントすることで、業務水準のバラつきの解消や管理水準の向上が期待できます。また、修繕業務を含めることにより、不具合の発見から対応まで、早急に実施することが可能になります。

(2) 業務の効率化

契約が一本化されることにより、施設所管課では日常的な維持管理の業務負担が軽減されます。その結果、職員は新規事業や業務の拡充に時間を割くことが可能になり、市民サービスの質の向上につながります。さらに、契約・財務・会計事務等の行政活動に係るコストを抑制することも期待できます。

(3) 予防保全の推進

専門的な視点から優先度合いに応じた修繕を行うことにより、施設の安全性が高まり、故障や不具合を未然に防ぐことができます。その結果、施設の長寿命化やライフサイクルコストの削減が期待できます。

業務範囲

従来から外部発注している維持管理業務（保守点検・清掃・警備等の保守管理業務及び小規模修繕）を包括施設管理委託の対象とします。

また、効果的な維持保全を行うために、新たに施設の定期巡回等の業務を行います。

保守管理業務

設備保守・点検、環境衛生（各種清掃）、植栽管理、機械警備

修繕業務

施設の維持管理に係る130万円以下の小規模修繕

統括マネジメント業務

業務の統括・進捗管理、不具合通報への対応など

付加業務（新たな業務）

施設の定期巡回、事業者による提案業務など

対象施設

市が直接維持管理業務を行っている施設を中心に計94施設を対象とします。

導入スケジュール

令和7年度に事業者の選定を行い、令和8年4月の業務開始を目指します。

令和5年度 

「公共施設の維持保全のあり方検討チーム」（庁内会議）での維持保全の課題解決方策の検討

令和6年度

• 「公共施設の適切な維持保全に向けた取組方針」の策定（6月）
• 包括施設管理委託事業者へのヒアリング（7月）
• 「包括施設管理委託の導入に向けた基本的な考え方」の策定（11月）
• 市内事業者への説明会の実施（12月）
• 「包括施設管理委託の導入に向けた実施方針」の策定（3月）

令和7年度（予定）

• サウンディング型市場調査（4月）
• 公募型プロポーザル方式による事業者公募・選定（5月～7月）
• 優先交渉権者との協議・調整、準備期間（8月～3月）
• 契約（3月下旬）

令和8年度（予定）

業務開始（4月）

補足

令和9年度以降、段階的に対象施設・業務の拡大を検討

市内事業者説明会の開催（令和6年12月）【終了しました】

日時・会場

• 第1回　令和6年12月16日（月曜日）午後3時～4時
• 第2回　令和6年12月16日（月曜日）午後6時30分～7時30分
• 第3回　令和6年12月17日（火曜日）午後3時～4時

会場はいずれも三鷹市役所第二庁舎会議室

内容

1. 包括施設管理委託の概要説明
2. 質疑応答

添付ファイル

配布資料及び質疑応答（要旨）はページ最後の添付ファイルをご確認ください。

参加事業者

市施設の維持管理業務の受注意向がある市内事業者（市内に本店、支店、営業所等を設置する事業者）　計35事業者