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女性とがん
作成・発信部署:健康福祉部 健康推進課
公開日:2025年4月1日 最終更新日:2025年4月1日
女性とがん
がんは、早期発見・早期治療が大切です。そのために定期的に健康診断を受けることが大切です。20代後半から50代前半まで女性のがん罹患率が男性を上回っています。予防や早期発見に務めることや、がん治療と仕事の両立を考えることが大切です。
子宮がん
子宮がんには子宮頸部にできる「子宮頸がん」と、子宮体部にできる「子宮体がん」に分類されます。
子宮頸がん
子宮頸がんは、すぐにがんになるのではなく、がんになる前の状態(異形成)を何年か経てからがんになります。異形成の時期では症状はなく、おりものや出血、痛みもありません。
初期の出血は少量で、性交時に出血が見られることもあります。進行すると出血が続き量も多くなります。
30歳代以上にみられることが多かったのですが、最近は20歳代での発症が増えています。また子宮頸がんの発症は、ヒトパピローマウィルスの感染が関係していることがわかっています。
子宮体がん(子宮内膜がん)
子宮体がんで、最も多い自覚症状は出血です。月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。おりものに血が混ざる程度の場合もあります。排尿時の痛みや、排尿のしにくさ、性交時の痛み、下腹部の痛みなどの症状があり、進行した場合は腹部膨満感(おなかが張る感じ)があらわれることもあります。
出産経験のない女性がかかりやすく、40歳代以上に多いがんです。
三鷹市の子宮がん検診
ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん)予防接種
卵巣がん・卵管がん
卵巣は、子宮の両脇に1つずつある親指大の楕円形の臓器で、骨盤内の深いところにあります。卵管は子宮から左右に伸びた一対の管状の器官で、先端は卵巣の近くで漏斗のように広がっています。
卵巣は、毎月排卵を繰り返し、女性ホルモンを分泌するなど女性の健康に重要な役割を担っています。卵巣腫瘍であってもほとんど自覚症状がないことが多いです。
服のウエストがきつくなる、下腹部にしこりが触れる、食欲がなくなったなどの症状をきっかけに受診し、卵巣がん・卵管がんであることがわかる場合もあります。がんが大きくなると、膀胱や直腸を圧迫し、頻尿や便秘が起きたり足がむくんだりすることもあります。
妊娠や出産について
卵巣は2つあります。健全な片方の卵巣が残っていれば、妊娠も可能です。将来子どもを持つことを希望している場合には、治療開始前に担当医に相談してみましょう。
両方ともとると、女性ホルモンがなくなり閉経後と同じ症状が現れ、全身の機能が低下することになります。ホルモン補充療法が必要となる場合もあります。
乳がん
乳がんにかかる女性が増え、死亡率も上昇しています。20~30歳代に乳がんと診断される女性もみられます。
乳がんは、乳腺の組織にできるがんです。乳がんが増えている原因は不明ですが、食生活の変化、出産や授乳経験が少ないこと等との関連が考えられています。
乳がんの主な症状は、乳房のしこりです。ほかには、乳房にえくぼやただれができる、左右の乳房の形が非対称になる、乳頭から分泌物が出るなどがあります。乳房の上下外側に発生しやすく、まれにわきの下にできることもあります。
乳がんの自己チェックをしてみましょう
- 普段から乳房をチェックして、自分の乳房の状態や月経周期による変化を知っておきましょう。
- 乳房の変化に気をつけましょう。
- 気になる変化に気づいたときには、検診を待たずにすぐ乳腺外科のある医療機関を受診しましょう。
東京都 乳がんを早期発見するための「ブレスト・アウェアネス」(外部リンク)
乳がん検診を必ず受けましょう
医療の進歩により、触れるだけではわからない段階のがんや、しこりとして現れないがんも発見できるようになりました。自覚症状がなくても定期検診を受け、早期発見・早期治療で乳がんから身を守りましょう。
三鷹市の乳がん検診について
※卵巣がんや乳がんなどには、遺伝性のものもあります。血縁者(実母・姉妹など)に乳がんにかかった人がいる場合は、乳がんだけでなく、卵巣がんにもかかりやすい可能性があります。積極的に両方の検診を受けるようにしましょう。
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