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平成27年第10回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2016年3月11日 最終更新日:2016年3月11日

平成27年第10回教育委員会定例会会議録

日程第6 教育長報告

高部教育長

 引き続き、日程第6 教育長報告に入ります。

高松総務課長

 それでは、総務課でございます。47ページ、48ページになります。
 まず、総務課の庶務係関係でございます。左側、47ページの実績等報告ですが、9月30日に第3回市議会定例会が終了しております。
 右側、48ページ、予定等報告ですけれども、上から3段目、10月8日、9日の日程で、市議会の文教委員会の管外視察が予定されております。福井市、また、岡崎市におきまして、図書館交流プラザ等を視察項目として予定されていると聞いております。この文教委員会の管外視察には、教育委員会事務局から宇山生涯学習担当部長が同行する予定となっております。
 最後の行、10月30日でございます。本日の第五中学校に続きまして、井口小学校の教育委員会訪問を予定しているところでございます。
 その他につきましては記載のとおりです。
 続きまして、49ページ、50ページですけれども、こちらが総務課の教育センターと施設係関係の実績、予定等報告になっております。
 主な設計、また、工事関係につきましては記載のとおりでございまして、現在設計等を行っているところでございます。このうち、50ページの中段に記載をしております体育館の耐震補強工事につきましては、第六中学校が10月初め、北野小学校が10月末に終了する予定となってございます。既に今年度実施して、終了しております第三小学校、中原小学校の体育館を含めて、本年度4校の体育館の耐震補強工事が完了しますと、市立小・中学校の耐震化率が100%という状況となる見込みでございます。
 総務課からは以上でございます。

高部教育長

 次、学務課、お願いします。

桑名学務課長

 学務課の実績でございます。51ページをごらんください。9月15日、16日になりますが、学校給食調理業務委託事業候補者応募受付を行いました。本年度は、羽沢小学校と第七中学校を新規の委託校として、それから、委託開始から5年目を迎えます事業見直しの時期である第二小学校と井口小学校の4校の委託事業者の選定につきまして、一般公募型プロポーザル方式による選定手続を行っております。9月15、16日に応募受付を行いまして、15の事業者から応募がありました。
 9月28日には、第1回学校給食調理業務委託業者選定審査委員会、こちら、当該学校の学校長と事務局の職員で構成しておりますが、一次審査である書類審査によりまして、15事業者から二次審査に進みます6事業者、こちらの選考を行ったところでございます。
 続きまして、予定等の報告でございます。本日10月2日になりますが、来年度小学校に入学します児童の保護者宛てに、就学時健康診断の通知書を発送いたします。発送件数は1,565件で、昨年度が1,479件でしたので、86件の増加となっております。
 それから、中段になりますが、13日、先ほどの学校給食調理業務委託事業者の選定に関しまして、第2回の選定審査委員会を開催いたします。一次審査を通過した6事業者のプレゼンテーションを受けて、審査を行う予定でございます。
 そのほかは記載のとおりでございます。
 学務課は以上でございます。

高部教育長

 次、指導課、お願いします。

宮崎指導課長

 53ページ、54ページです。
 まず、53ページ、報告ですけれども、9月18日に、東三鷹学園の小学校自然教室が終了いたしまして、これで今年度の小学校自然教室については終了ということになりました。無事終了することができました。
 また、右ページに移りまして、冒頭にございます10月4日から6日、この後すぐですけれども、修学旅行、第四中学校が行ってまいりますと、中学校の修学旅行につきましてもここで終了という形になります。
 そのほか、22日木曜日に副校長研修とありますけれども、これは校長研修会もそうだったのですが、本年度につきましては、アンガーマネジメントということで、まず、校長先生、副校長先生にその実際のところを研修していただいて、各学校で活用していただくということで、そういう研修を行う予定でございます。
 それと加えまして、お手元に何枚かの資料がとじてあるかと思います。平成27年度全国学力・学習状況調査の調査結果について、報告をさせていただきたいと思います。
 全国の学力・学習状況調査の結果がまとまりまして、概要を分析したものを報告させていただきます。これは、今年の4月21日火曜日に実施したもので、小学校が6年生、中学校が3年生の全児童・生徒を対象とした国の悉皆、全員が行う調査でございます。全国で小・中学校合わせて3万校、約207万人の児童・生徒が参加したということでございます。三鷹市では全22校、約2,300人の児童・生徒が参加しました。
 調査内容ですけれども、国語、算数、数学、今年度は3年に1回実施される理科の実施年度となっております。また、これは毎年実施するのですが、学習状況に関する質問紙調査というものがそれに加わっております。
 この調査ですけれども、教科のところにつきましては、主に知識に関するA問題、それから、活用に関するB問題と大きく二つの種類の出題がございます。理科の調査は3年ごとで、前回、平成24年の調査は抽出校のみでしたので、今回、初めて悉皆で理科の調査をしたというところでございます。ただし、本調査で測定できる学力というのは、やはり一部分のものでありまして、また、毎年学年が同じということは、受けている子どもは違ってくるということもございます。また、問題も異なっております。ですので、一律に比較することはなかなか難しいところでございますが、今後、活用できるということで、分析を試みたものでございます。
 1枚目が、A3になっていますけれども、開いていただきますと、これが小学校の全体の結果でございます。昨年度までの報告は、上のほうにあります、それぞれの数字を表にしたものを記載させていただきましたが、今年度につきましては、分布がどうなっているかということで、グラフ化したものを記載しております。ただし、このグラフが非常に細かくて見にくくなっておりますが、国語のAをごらんいただきますと、縦軸が0%から始まっていますけれども、これが小学校だから児童ですね、児童の割合です。どのぐらいの割合の子どもがそこに位置しているかということでございます。横軸が0問から33問、これがいわゆる正答数、正解した数ということになっております。これで見たものでございます。さらに棒グラフの形のところが三鷹市ですけれども、その下の数学Aのほうが見やすいかもしれませんが、三角の折れ線が東京都、それから、ダイヤ型、四角の折れ線が全国という結果になっております。
 三鷹市につきましては、平均正答率については、国語、算数、理科ともに東京都、それから、全国と比較して上回っております。学習状況は水準以上であるということは言えるかと思います。
 東京都や全国に比較して、これが著しく三鷹の課題だということまでは言えないのですけれども、東京都や全国において正答率の低い問題、これにつきましては、やはり三鷹市においても正答率が低かったという傾向はございました。
 どういう問題が特に正答率が低かったかということですが、一番後ろのほうに資料[1]と書いたものが数枚ついているかと思います。こちらのほうに小学校も中学校も記載していますので、後ほどごらんいただければと思います。
 続いて、2枚目をお開きください。こちらが今度は中学校の結果でございます。国語、数学で、裏面が理科ということになっております。三鷹市につきましては、やはり国語、数学、理科ともに東京都の平均、それから、全国の平均と比較をいたしますと上回っている状況でありまして、水準以上ということでございます。やはり小学校と同様に、全国、東京都で正答率が低い設問につきましては、三鷹市においても同様の状況であったということでございます。ポイントの資料につきましても、記載されております。分布率のグラフなどを見ると、三鷹市の子どもの状況が少し見えるかなと思っているところでございます。
 続いて、3枚目をごらんください。3枚目、そして、4枚目が、同じようなグラフが登場しているのですけれども、これは、平成25年度から平成27年度までの平均正答率を比較したものです。三鷹市の平均正答率が、東京都や全国の平均正答率をどの程度上回っているかということを表現したものでございます。小学校のほうをまずごらんいただきますと、一番左の二つが、上が国語のA、下が国語のBの平成25年度のグラフです。真ん中のものが平成26年度、右側のものが平成27年度で、上が国語のA、下が国語のB、こういう形で表現をしております。また、右側の囲みは算数の25年度から27年度までの比較ということでございます。これは、同じグラフに国・都・三鷹の正答率を並べていますので、その差が見取りやすくなっていればと思ってつくったものでございます。一律に、Bがいい傾向がある、Aがいい傾向があるということはなかなか言えない部分もございます。
 続いて、中学校のほうですけれども、問題の難易度も違いますし、数字については大分差もございます。例えば、中学校の数学Aを見ますと、平成25年度の三鷹の正答率は69.7、平成26年度の三鷹の正答率は75.4、こう差があるわけですし、さらに数学Bについてはもっと大きな差があります。これは要するに、大きくは問題の差と捉えられるかと思いますので、一律に三鷹だけを比べて評価することはできないかと思いますけれども、東京都や全国との比較で見ていくところができるかなと思っております。
 小・中学校ともに、平成25年度から算数Aよりも算数Bのほうが上回り方が大きくなっているということがございます。これは、少人数の習熟度別成果の効果があらわれているのではないかと考えておりますし、また、中学校では、国語のBを除きまして、過去3年間で最も大きく国の平均正答率を今年度は上回っていたということがこの表から言えるかなと考えております。
 理科は、これは比較ができません。
 では、もう一枚めくっていただきますと、これがいわゆる質問紙調査で、学習意欲ですとか、学習方法ですとか、学習環境、生活のさまざまな側面に関する調査について、抜粋して記載したものでございます。三鷹市では、「『学び』のスタンダード」家庭版、学校版を活用して、今、子どもたちの学習習慣や生活習慣の向上の取り組み、もちろん授業力もそうですけれども、行っているところでございます。このスタンダードも参考として、一番最後に資料をつけさせていただきました。カラー版の、「『学び』のスタンダード(家庭版)」、それから、その間に挟んであります、「『学び』のスタンダード(学校版)」、こういうものを全ての学校で活用しているところで、生活面のことについても取り組む必要があると考えているところです。先ほどのA3判の質問紙調査の結果を見ますと、例えば、「朝食を食べていますか」という一番左上のグラフです。このグラフを見ていただきますと、下のほうに、平成25、26、27、これは三鷹市です。その下の東京、全国は今年度のものです。これを見ていただきますと、「している」と答えた人数は、東京都、全国よりも多いものの、平成25年から27年を見ますと、小・中学校とも若干人数の割合が減少しています。同様に、その下、グラフでいうと左の真ん中になるかと思いますけれども、「毎日同じぐらいの時間に寝ていますか」という調査、それから、その横、「同じぐらいの時間に起きますか」につきましても、若干同じような傾向が見られるかなと思っているところでございます。このあたりは、そこで一喜一憂するということではございませんけれども、やはり課題の一つとして、継続的にこれからも取り組んでいく必要があることだと受けとめております。
 一方、右上のグラフをごらんください。これは、「家の人(兄弟姉妹を除く)」と書いてありますが、「家の人と学校での出来事について話しますか」ということですけれども、特に中学校を見ていただきますと、年々、「している」と答えている人数の割合が増えています。もちろん東京都、全国と比べても増えている、大体上回っているというところでございますけれども、これもいい傾向として引き続き継続していくことかと考えております。
 課題が見られた項目につきましては、「三鷹『学び』のスタンダード」や、今、学園のスタンダードを作成、あるいは活用のところに入ってきておりますので、引き続き家庭への啓発も含めて推進してまいりたいと考えております。
 全体の学力調査の結果、あるいはその分析の活用ですけれども、まず、各学校では、授業改善推進プラン、これに反映させてまいります。その結果を踏まえた授業改善の計画を全ての学校で実施いたします。既にこれは提出があったところでございます。さらに、これから各学校が作成してまいります来年度の教育課程に、このことについて授業改善推進プランも含めて反映させていくことについて指導をしてまいります。
 また、あわせて、「三鷹『学び』のスタンダード」をもとに、各学園が「『学び』のスタンダード」の策定を進めまして、地域、家庭の状況も踏まえながら、家庭学習を含めた望ましい学習習慣について、学校、家庭、地域が一体となって学力向上を推進する総合的な方策を示すように指導をしているところでございます。
 以上、大変長くなりましたけれども、今年度の全国の調査についての報告を終わります。

平成27年第10回教育委員会定例会会議録(4)へ続く

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