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平成26年第4回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年7月25日 最終更新日:2014年7月28日

平成26年第4回教育委員会定例会会議録

開催年月日

平成26年4月7日(月曜日)

出席者(5名)

委員長 貝ノ瀬滋
委員 角田徹
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 高部明夫

欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 山口忠嗣
生涯学習担当部長 高階豊彦
総務課長 秋山慎一
学務課長 高松真也
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 川崎知已
指導課教育施策担当課長 所夏目
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 中森邦夫
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長  向井研一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 宮城洋之

事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 大塚俊介

議事日程

平成26年4月7日(月曜日)午後3時開議

  • 日程第1 議案第13号 平成26年度事業計画の承認について
  • 日程第2 議案第14号 三鷹市社会教育委員条例施行規則の制定について
  • 日程第3 教育長報告

午後 3時10分 開会

貝ノ瀬委員長

 ただいまから、平成26年第4回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、岡委員にお願いしたいと思います。
 議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第13号 平成26年度事業計画の承認について

貝ノ瀬委員長

 日程第1 議案第13号を議題といたします。

( 書記朗読 )

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

山口教育部長

 第2回の教育委員会定例会でご承認をいただきました平成26年度の基本方針と、3月の市議会定例会におきまして承認を受けました平成26年度予算の内容を踏まえまして事業計画として作成いたしましたのでご説明をさせていただきたいと思います。なお事業計画全体は継続して行っている事業も含めまして数多くございますので、要点を絞って説明させていただきたいと思います。
 議案書に横長A3判の左右になります新旧対照表をおつけしました。29ページからになります。訂正箇所がわかるようになったものがございますので、こちらで説明させていただきたいと思います。
 まず学校教育からになります。資料の31ページをごらんください。左上、目標1、「地域とともに、協働する教育を進めます」の下、1になります。コミュニティ・スクールの機能の充実でございます。こちらは前年度と同じ5つの事業計画を掲げておりまして、修正を加えましたのが事業計画の中の[4]でございます。平成24年度、平成25年度の2か年にわたりまして国の補助金を活用して三鷹コミュニティ・スクール推進会議を開催いたしましたが、コミュニティ・スクールの充実・発展に引き続き積極的に取り組む必要があることから、平成26年度では新たなテーマで国の補助金を活用した事業を実施することといたしました。5つの事業全体を通して三鷹のコミュニティ・スクールの充実・発展・継承を図ってまいりたいと考えているところでございます。
 その下です。2の地域人財の育成と協働の推進、こちらの事業計画では、5つの事業計画のうち[1]と[2]に修正を加えました。[1]では平成25年度に学校支援者養成講座を工夫しながら実施してまいりましたことを受けまして、さらなる内容の充実を図っていくための表記といたしました。
 [2]につきましては、教育ボランティアとして大学生のニーズが高いことからこちらの文言を追記したものでございます。
 32ページをごらんいただきたいと思います。3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備でございまして、こちらも大きな変更点はございませんけれども、事業計画の[1]、こちらは平成25年度におきまして三鷹コミュニティ・スクール推進会議でいただいたさまざまなご意見なども参考としながら学校支援体制の整備と強化に向けた取り組みの推進を行っていくとしたものでございます。
 このページの目標2、「小・中一貫した質の高い学校教育を推進します」がその下にございますが、このうちの1、小・中一貫教育の充実と発展、こちらの事業計画は33ページになりますけれども、9つあります事業計画の[5]でございます。小学校における教科担任制の推進及び体制構築に向けまして、現在の状況、現場の状況をよく見ながら、高学年での年間を通した実施体制を追記したものでございます。
 その下、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございます。基本方針で「『学び』のスタンダード」、現時点ではそれぞれ家庭版、学校版と名称を確定してございますけれども、記述をいたしましたので、事業計画におきましても[1]の5項目で学力の向上に向けました事業の中における「三鷹『学び』のスタンダード」(学校版)の活用による取り組みを追記しました。また、6項目目では言語能力推進事業・理数フロンティア事業を通した研究成果の全市での共有と授業改善の推進について追記をいたしたものでございます。
 次のページの[3]でございます。健やかな体の育成の中の4項目目、こちらは都の委託事業を活用して実施するものでございますけれども、その内容を名称の変更に伴って修正するものでございます。
 35ページの左上の4、生活指導の充実でございます。基本方針の中で平成25年9月に施行されましたいじめ防止対策推進法を受けまして、いじめに対する市と教育委員会の今後の対応策について記述いたしましたので、こちらを受けた事業計画を前年度の4つから5つに追加いたしまして、[2]で状況把握について、[3]で今後の取り組みについて明記したところでございます。
 その他、教育相談体制について家庭支援における関係機関との連携を追記いたしました。
 次のページの5でございます。多様な教育的ニーズに対応した教育の推進では、事業計画の中身をより具体的にわかりやすくするために、「教育支援プラン2022」の内容につきまして、まず[1]子どもへの教育支援、[2]学校における教育支援体制、[3]関係機関との連携に分けまして、前年度の内容をそれぞれこれに振り分けて表記いたしますとともに、[1]の2番目の項目、こちらに通常学級における支援が必要な児童・生徒への対応を追記したところでございます。
 37ページの左上、目標3の1、学園長・校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学園・学校づくりの推進、こちらの事業計画では、平成25年度の事業計画[2]の2項目目を平成26年度の事業計画では[1]を入れかえたほか、[2]で学校評価・学園評価についてPDCAサイクルによります学校経営への反映について明記したところでございます。
 少し飛びまして40ページでございます。左上にございますが、目標4、「安全で快適な、充実した教育環境を整えます」の2、安全で快適な学校施設づくりの推進でございます。この事業計画につきましては、平成25年度事業の終了及び平成26年度事業の予定に沿いましてそれぞれ内容の修正を行ったところでございます。
 その下、3、環境に配慮した学校施設の整備と環境教育への活用の事業計画。こちらは41ページの上になりますけれども、[1]につきましては通常の進捗による時点修正でございます。
 [2]、学校版環境マネジメントシステムの推進の2項目目、こちらはこれまでの取り組みの定着と推進を図るための取り組みについて記述したところでございます。
 その下の4、ICTを活用した魅力ある教育環境の整備と利活用の事業計画[2]の4項目目と5項目目では、学校現場におけますICTの活用状況の把握、活用事例の共有などを通しました利活用の推進、そしてICT活用についての教員研修の実施を記述したところでございます。
 42ページです。こちらの5の学級数増への適切な対応と学校規模の適正化に向けた取り組みの事業計画では、平成25年度の[1]は時点修正により削除するとともに、新たに平成26年度の[1]といたしまして平成25年度中の庁内プロジェクトチームによります検討結果を踏まえまして市内の児童・生徒数の増減に伴います学校規模の適正化について平成26年度以降の状況変化に対応する継続的な検証等の対応を記述しているところでございます。
 その下、6の校外学習施設、「三鷹市川上郷自然の村」の効率的な運営の推進とあり方の検討における事業計画では、基本方針を受けまして施設におけるさらなる経営改善と施設や自然教室のあり方について継続して検討を行う旨明記いたしました。
 学校教育の最後になりますけれども、44ページでございます。目標5、「地域をつなぐ拠点となる学校をつくります」の3、家庭や地域の教育力の向上の事業計画でございますけれども、「三鷹『学び』のスタンダード」(家庭版)を活用いたしました学園ごとの家庭における教育力向上への取り組みを追記したところでございます。

高階生涯学習担当部長

 続きまして私から第2部の生涯学習について説明をさせていただきたいと思います。第1部の学校教育と同様に平成25年度との変更点を中心に説明させていただきたいと思います。新旧対照表の45ページですけれども、二、生涯学習の基本方針に掲げた4つの目標につきましては平成25年度と同様のものとなっておりますが、まず初めに目標1の学習環境の整備に関する部分について説明したいと思います。
 46ページをお開きいただきたいと思います。2月の教育委員会定例会でもご説明させていただいたところでございますが、大沢二丁目の古民家、仮称ですけれども、ここの整備に関する記述が、平成25年度は2の、ライフステージ別の多様な学習内容の提供の中にあったところですけれども、平成26年度では47ページの4、生涯学習にかかわる新たな拠点の整備の項目の中に移動したものでございます。具体的な内容といたしましては、三鷹型エコミュージアム事業の1つのモデル事業として、長年の懸案課題となっていた大沢二丁目の古民家の復原工事を今年度実施することになったことから、具体的に事業の中身について掲げたものでございます。また復原工事とともに、それに伴う消防設備の整備ですとか、来年度以降の開設に向けた施設の管理運営方法の検討、解説員のボランティアの養成等についても実施していくこととしております。
 なお、平成25年度の部分にあります南部図書館の記述につきましては、ご案内のとおり昨年11月23日に開館いたしましたので削除したところでございます。
 続きまして目標2でございますが、47ページの下でございますけれども、生涯学習活動の支援と生涯学習によるまちづくりについての目標でございます。最重点施策である1の生涯学習の拠点の整備につきましては、昨年度に新川防災公園・多機能複合施設、仮称ですけれども、ここの施設の整備を着工したことから、時点修正に伴いまして文言の調整を行うとともに、これまでも完成後の管理運営につきまして検討を進めてまいりましたが、今年度に管理運営計画を策定する予定で進めてまいります。
 48ページをお開きいただきたいと思いますが、2の生涯学習の支援についての項目でございます。昨年度市民文化祭60周年及び芸術文化協会設立40周年記念事業がおかげさまで無事終了いたしました。今年度は矢吹町との姉妹市町締結50周年という年でございます。この50周年を迎えることから3年ごとに行ってまいりました三鷹市管弦楽団の、矢吹町の中学校での演奏会を50周年事業の一環として位置づけ、実施していくこととしたものでございます。
 49ページでございますが、4、学校・家庭・地域との連携による生涯学習の推進でございます。ここでは地域ぐるみで家庭教育を支援しようという事業計画でございますが、[2]でこれまで学校単位、全22校で家庭教育学級、年度ごとで講演会の開催等を行ってきたところですが、その主体となるPTAから、かねてからテーマですとか講師の選定がなかなか難しいという声も聞かれるところでございまして、それに対応して支援をしていこうというものでございます。また平成20年度から始めた地域SNS家庭教育支援コミュニティサイト「かきしぶ」でございますけれども、ネット上だけではなくてフェース・トゥー・フェースのかかわりも家庭教育の支援には有効だろうということで、数年前から始めた「かきしぶde学び会い講座」、年間七、八回開催しているところでございますけれども、これをさらに推進していこうということでここに改めて掲げたものでございます。
 続きまして目標3、50ページでございます。先ほども申し上げましたとおり昨年11月23日に南部図書館みんなみが開館しましたので、平成26年度は事業計画から記述を削除したところでございます。平成26年度の1の読書活動の推進についてでございますけれども、51ページに事業計画があります。今年度は三鷹市に初めて図書館ができてから50周年に当たるということで、[1]といたしまして三鷹市立図書館開館50周年記念事業を通じた協働の推進を掲げまして、その中でサポーター養成講座の実施ですとか、図書館サポーターとの協働によるイベントの開催を考えているところでございます。
 次に[2]では、南部図書館みんなみでの特色ある運営を推進するためにアジア・アフリカ文化財団と協働した事業の展開や、開設時に130名ほど集まりましたが、図書館サポーターの活動の場づくりを行っていきたいと考えているところでございます。
 [3]以降につきましては、引き続きブックスタート事業の充実ですとか、中高生の参加、交流の場づくりを進めるとともに、図書館の利用率が低いヤングアダルトや児童、また障がい者などへのアクセシビリティーを高める事業等の実施を考えているところでございます。
 次に2、図書館のサービス向上のための取り組みについての事業計画ですけれども、(3)にICTを活用した快適なサービスの提供という項目がございますけれども、この中の事業計画では新たに[1]で図書館資料の充実を掲げまして、この中では目の不自由な方々、視覚障がい者の方々へのサービスの充実のため、録音図書、デイジー図書と言っておりますけれども、この貸し出しを行っているサピエ図書館を活用したデイジー図書の提供を充実するものでございます。
 [3]の地域資料等の充実とデジタル化資料の公開に向けた検討でございますけれども、これは特に三鷹市内の旧家に伝わる古文書、例えば何々家古文書といった図書館に収蔵されているものの公開に向けた検討をするものでございます。
 次に[4]ですけれども、平成27年度における図書館システムの更新に向けて、三鷹市、三鷹市教育委員会、株式会社まちづくり三鷹、NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構の4者で締結した協定に基づきましてオープンソースプログラミング言語、Rubyを活用した新たな図書館システムを共同で開発していくものでございます。
 続きまして52ページでございます。3の図書館ネットワークの強化に向けた取り組みについてでございますけれども、南部図書館の開設に伴いまして、移動図書館ひまわり号の巡回ステーションの配置の見直しを行っていこうというものでございます。
 その下の目標4になります。市民スポーツ活動の推進についてでございますけれども、最重点施策である1の健康・スポーツの拠点の整備につきましては、冒頭に申し上げましたとおり、昨年度に新川防災公園・多機能複合施設の施設整備に着工したことから、時点修正に関する文言の調整を行うとともに、これまでも完成後の管理運営について検討を進めてまいりましたけれども、今年度は管理運営計画を策定するものでございます。
 その下の2でございますが、三鷹市スポーツ推進計画2022、まだ仮称ですけれども、この作成につきましては、今日まで素案のパブリックコメントを実施しておりまして、5月ごろの策定を予定しておりますが、その後は事業実施に向けてここに掲げたような具体的な方策の検討ですとか、事業の実施にとりかかっていくこととしたものでございます。
 次に53ページの3でございます。地域スポーツクラブの充実と市民スポーツ活動の支援という項目ですが、ここでは国体開催で中断しておりました、3年ぶりとなるみたかスポーツフェスティバルの開催と、先ほども申し上げましたけれども、今年度は矢吹町との姉妹市町の締結50周年でございまして、その記念大会と位置づけた23回目になる三鷹市民駅伝大会の開催について追加修正を行ったところでございます。
 その下の4、スポーツ推進にかかる人財の育成及び活動の推進でございますが、これも先ほど申し上げました策定作業中のスポーツ推進計画2022(仮称)の中にも位置づけられているものでございます。一方で昨年のスポーツ祭東京2013の開催経験から得られた課題であるスポーツボランティアの育成方策について検討していくこととしたものでございます。これは2020年に開催が決定した東京オリンピックに向けてもぜひ検討すべき課題であると考えているところでございます。
 最後になりますけれども54ページ、スポーツ祭東京2013、東京国体が無事終了したことから関連の記述を削除したところでございます。私からは以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 以上で提案理由の説明を終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。先に基本方針がつくられて、それに基づいて計画がつくられたということで、事務局で昨年度の状況を踏まえて新たに提案をしてくれているわけです。

岡委員

 35ページの事業計画の[2]ですけれども、長期欠席やいじめ、暴力行為、新学期の欠席などの問題行動等と新しく記述されていますけれども、私は長期欠席イコール問題行動とは思わないです。暴力行為は問題行動かもしれませんけれども、ここに問題行動という言葉を持ってくる必要はないのかなと思います。例を挙げて並べるならばここに問題行動という言葉はそぐわないような気がします。

貝ノ瀬委員長

 これについて、川崎課長。

川崎指導課長

 ご指摘のとおりだと思います。実は、毎年度文部科学省が行う児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査、私たちは問題行動調査と言っているのですけれども、その中にいじめの問題、不登校の問題、それから暴力行為等が入っておりまして、その調査名にならってこのような表記にしましたが、確かに長期欠席が問題行動かというご指摘を踏まえる必要があるかなと思います。
 例えば問題行動等というところで、問題行動だけを焦点化しているわけではなくて、問題行動等に関するということで、「等」の中に反社会的な行動ではない長期欠席等が含まれているというご理解をいただきたいと思って記述したところでございます。

岡委員

 文部科学省の調査名がそうなっているということを聞けばそうかもしれませんけれども、この事業計画を読めば長期欠席という言葉は問題行動にかかっているわけですね。私は、いじめや暴力行為はもちろん問題行動だと思いますが、長期欠席や新学期の欠席まで問題行動にかかっているというところで、ここの一文は全体的におかしいと思いますので、長期欠席も入れるならば表現を分けたほうがいいと思います。

川崎指導課長

 その文言については検討して修正させていただきたいと思います。

貝ノ瀬委員長

 例えば、いじめ、暴力行為などの問題行動等や長期欠席、新学期の欠席などと並べかえたらどうなの。

岡委員

 そうですね。

平成26年第4回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

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