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平成26年第2回教育委員会定例会会議録(1)
作成・発信部署:教育委員会 総務課
公開日:2014年6月5日 最終更新日:2014年6月5日
平成26年第2回教育委員会定例会会議録
開催年月日
平成26年2月5日(水曜日)
出席者(5名)
委員長 貝ノ瀬滋
委員 角田徹
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 高部明夫
欠席者(0名)
出席説明員
教育部長・調整担当部長 山口忠嗣
生涯学習担当部長 高階豊彦
総務課長 秋山慎一
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 川崎知已
指導課教育施策担当課長 所夏目
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 中森邦夫
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 荒川浩一
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長 向井研一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 宮城洋之
三鷹市教育委員会事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 稲村早剛
議事日程
平成26年2月5日(水曜日)午後2時開議
- 日程第1 議案第3号 平成26年度基本方針の承認について
- 日程第2 議案第4号 三鷹市社会教育委員条例の一部改正の申出について
- 日程第3 三鷹市立小・中学校卒業式及び入学式に使用する告辞文について(協議)
- 日程第4 教育長報告
午後 2時08分 開会
貝ノ瀬委員長
ただいまから平成26年第2回教育委員会定例会を開会いたします。
本日の会議録署名委員は河野委員にお願いいたします。
それでは、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。
日程第1 議案第3号 平成26年度基本方針の承認について
貝ノ瀬委員長
日程第1 議案第3号 を議題といたします。
( 書記朗読 )
貝ノ瀬委員長
提案理由の説明をお願いいたします。
山口教育部長
それでは、平成26年度基本方針についてご説明をさせていただきます。お手元に議案第3号 平成26年度基本方針の承認についてというものをお配りしてございます。ご案内のとおり三鷹市の教育が目指す中長期の施策につきましては、その方向性を三鷹市教育ビジョン2022で定めているところでございますけれども、基本方針は、この教育ビジョンに基づきまして、教育委員会として各年度における取り組みについての基本的な方向性を取りまとめたものでございます。
大きな流れや考え方につきましては、教育ビジョンに基づいて一貫してございますので、毎年度、基本方針に定めますのは、前年度の事業の進捗状況を踏まえました時点修正、あるいは特に当該年度に力を入れたいポイントなどについて補強するといったような内容になっているところでございます。議案書の中に横長A3判の左右、新旧対照表をおつけしてございます。訂正した箇所がわかるようになったものがございますので、そちらで説明をさせていただきたいと思います。
左側が平成26年度、新しい年度でございまして、変更点には網かけをしてお示しをしているところでございます。学校教育につきましては私から説明させていただきます。
18ページをお開きいただきたいと思います。1、コミュニティ・スクールの機能の充実でございます。「学校運営」に加えまして、新たに「学園運営」を追記いたしました。
その下、3行にわたっては主に文言整理でございますけれども、情報発信に新たに「学園」と「学校」を加えましたほか、全体をよりわかりやすく表現したものでございます。
その下、2、地域人財の育成と協働の推進では、「学習ボランティア」をより広い概念として「教育ボランティア」として修正をいたしました。この教育ボランティアの養成を明記したところでございます。また、連携先としてニーズの高い大学を追記したところでございます。
その下、3、コミュニティ・スクールの充実に向けた支援体制の整備。支援体制につきまして、コミュニティ・スクール推進会議等でもご意見をいただいておりますので、こうした内容も参考としながら、それぞれの学園、学校の実態に合った支援体制を図るものでございます。
次、ページをおめくりいただきまして19ページをごらんいただきたいと思います。中ほど、2、知・徳・体の調和のとれた三鷹の子どもを育てる教育内容の充実でございますけれども、時点修正と、生活習慣、学習習慣に対する取り組み、推進事業の事例等を追記したところでございます。
その下、3、三鷹らしい特色ある教育活動の推進と多様な学習機会の提供でございます。記述内容そのものに変更はございませんけれども、よりわかりやすい表現とするための修正を行ったものでございます。
次に、20ページにかけて、4、生活指導の充実でございます。20ページ左上でございますけれども、平成25年9月に施行されたいじめ防止対策推進法を受けまして、いじめに対する市、そして教育委員会の今後のいじめ防止対策への対応等について記述をしたところでございます。
その下、5、多様な教育的ニーズに対応した教育の推進では、教育支援における教育機関の連携、あるいは人財育成について追記をさせていただきました。
そのページ、20ページの一番下になりますが、目標3の1、学園長・校長の学校経営ビジョンに基づく特色ある学園・学校づくりの推進では、「自律的な学園・学校マネジメントの推進」というものを明記したところでございます。
続きまして21ページでございます。左上、2、三鷹らしい教育の実現を目指す教員のキャリア支援と人財育成。こちらでは、学校管理職を初めとした教員等のマネジメント能力の向上を目的といたしました三鷹ネットワーク大学との連携事業でございます「みたか教師力錬成講座」を明記するなど、文書全体の構成の見直しを行ったものでございます。
そのお隣、22ページ、2、安全で快適な学校施設づくりの推進でございます。事業の終了によります時点修正、加えまして、教育環境の向上と学校施設の長寿命化、耐震化等への取り組みを追記させていただいたところでございます。
その下の4と5につきましては、事業の進捗に伴う文言の整理を行ったものでございます。
一番下、6、校外学習施設「三鷹市川上郷自然の村」の効率的な運営の推進とあり方の検討。こちらにつきましては、平成26年度から新たに3年間の指定管理者が決まったことから、さらなる経営改善を行うとともに自然教室のあり方、そして施設等について継続して検討を行う旨、明記をしたところでございます。
次の23ページ、学校教育の最後になりますけれども、目標5の3、家庭や地域の教育力の向上で、子どもたちの生活習慣、学習習慣に着目した学力向上への取り組みを追記したところでございます。
私からは以上でございます。
高階生涯学習担当部長
続きまして私のほうから、第2部の生涯学習について説明をさせていただきたいと思います。第1部の学校教育と同様に、平成25年度との変更点を中心に説明をさせていただきます。
新旧対照表の24ページでございますけれども、一の「生涯学習の推進目標」、二の「生涯学習の基本方針」に掲げた4つの目標につきましては、平成25年度のものと変更はございません。それらの目標ごとに説明をさせていただきたいと思います。
まず、目標1の学習環境の整備についてでございますが、ページをめくって次の25ページをお開きいただきたいと思います。2、ライフステージ別の多様な学習内容の提供についてでございますが、3行目の「初心者講習会」とあったものを「講座」に修正しておりますけれども、これは初心者向け以外にも講座を実施していくということでの修正でございます。
次に、右側、平成25年度にございます大沢二丁目の古民家の復原についての記述につきましては、その下の4の生涯学習にかかわる新たな拠点の整備に記述場所を移し、整理をしたところでございます。
その項目の4についてですが、ご案内のとおり、昨年11月に南部図書館みんなみが完成したことに伴いまして、時点修正ということで、その記述を削除しております。
続きまして、26ページの目標2でございますが、この中の2、生涯学習の支援の項目でございますが、講師派遣事業が自主グループ企画講座の中の事業であることなどから、文言整理をさせていただいたものでございます。
続きまして、27ページをお開きいただきたいと思います。目標3についてでございますけれども、ここは、これから作成する事業計画との関係で全体的に整理をいたしまして、大きな方針としての内容に整理し直したものでございます。
まず、右側、平成25年度の1、南部図書館(仮称)の整備につきましては、先ほども申し上げましたとおり、事業が終了したことから、時点修正により削除いたしました。
次に、図書館の本来の目的の1つでございます「読書活動の推進」というものを大項目として立ち上げまして、平成25年度までは子ども読書プランしかなかったものを、市民全体にまで対象を広げて、読書活動を推進していくことを謳ったものでございます。
まず、(1)市民との協働による読書活動の推進でございますが、人財を養成し、活動の機会を提供する中で、多様な市民ニーズに対応できる読書環境とサービスの充実を図ることですとか、交流のための仕組みづくりを進めることとしたものでございます。
続きまして、(2)子どもの読書活動の推進でございますが、これまでの子どもの読書環境の整備に加えまして、子育て支援施設や関係部署との連携強化、図書館の利用率の低い中高生、いわゆるヤングアダルト世代を対象にした取り組みの強化、また、子どもの自主的な読書活動を推進するための情報サービスや相談機能の充実を図ることを記述したところでございます。
次に、28ページでございますが、一番上の2、図書館のサービス向上のための取り組みでございますが、ここでは右側25年度の(1)レファレンスサービスの向上と地域資料のデジタル化に盛り込まれておりました内容を、(1)と(2)の2つに分けてございます。その中で、「情報インフラとしての蔵書の構築と障がい者・高齢者等情報弱者のための情報バリアフリー化」ですとか、「市民の主体的な生涯学習等を支援するレファレンスサービスの質の向上、デジタル化した資料(古文書)の公開の検討」などを新たに盛り込んだところでございます。
その下の、(3)ICTを活用した快適なサービスの提供につきましては、平成27年度の図書館システムの更新に向けまして、読書や図書館利用の楽しみが増すようなサービスを検討していくこととしたものでございます。
さらに、次の3、図書館ネットワークの強化に向けた取り組みでございますが、本館と分館につきまして、計画的に維持、改善をしていくとともに、南部図書館みんなみの開館を受けまして、移動図書館ひまわり号の巡回ステーションの配置の見直しを進めることなどを謳ったところでございます。
続きまして、目標4の市民スポーツ活動の推進についてでございますが、まず、一番下の2、「三鷹市スポーツ推進計画2022(仮称)」の策定でございますが、これにつきましては、前回の教育委員会で素案の案の説明をさせていただき、本日、日程の最後にスポーツ推進審議会からの諮問への答申についてのご報告をさせていただくところでございますが、今後、パブリックコメント等を経て、平成26年度、早い段階で策定したいと思っておりますので、そうした時点修正を行ったものでございます。
そして、最後になりますけれども、29ページでございます。おかげさまで昨年10月、準備に準備を重ねて実施をしましたスポーツ祭東京2013が無事終了したことによりまして、この記述を削除させていただきました。
私からは以上でございます。
貝ノ瀬委員長
以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
河野委員
19ページの左側の2のところに「オリンピック教育推進校事業」と書いてございますけれども、このオリンピック教育推進校とはどういうものなのかがよくわかりませんので、ご説明いただけますか。
貝ノ瀬委員長
それに続いて、そこに並んでいるのですが、「言語能力向上推進事業、理数フロンティア校事業、オリンピック教育推進校事業等を展開するなか」、これはどこの事業で、どこかが請け負ってやるのか、独自にやるのかということを含めて、どういう内容なのか、そして学校はもう決まっているのか、今は2月ですけれども、この4月からのことですから、その辺のところを具体的に教えてください。
川崎指導課長
最初にオリンピック教育推進校事業ですけれども、これは、これまでのスポーツ教育推進校という東京都の事業を受けて、東京にオリンピックが招致されたことから、体力向上を含めてオリンピックに対しての知識、理解、歴史なども振り返りながら体力の向上を図っていくという趣旨で行うものです。現在、来年度のこのオリンピック教育推進校についての推薦を東京都にしているところで、これからどこの学校がオリンピック教育推進校になるのかについては、今後、都教委からの回答があるということで、回答待ちでございます。
貝ノ瀬委員長
ないこともあるのですか。
川崎指導課長
そういうことはないと思います。
次に、言語能力向上推進事業です。これも東京都が行っている事業です。今回の学習指導要領で「言語活動の充実」という言葉があって、すべての教科においてこの言語という力をつけていくものです。すべての教科で記録、説明、批評、論述、討論といった言語活動を行って言語能力を育むという、これを推進していく学校を東京都からの指定を受けて取り組んでいくことになります。これに関しては、来年度、北野小学校が3年目の研究に突入する形で予定しています。それから、中学校が現在、1校、東京都に希望しているところですけれども、返事待ちという段階でございます。
それから、理数フロンティア校事業ですけれども、これも理数教育の推進ということで、東京都が行っていく事業を三鷹市で受けて行うものございます。今回、理科、算数・数学の授業時間数が増加して、授業内容の見直しもある中で、理数教育の充実が図られているところですが、では、理科と数学に対してどのようなカリキュラムをつくっていくか、効果的な教材や指導方法に関する研究を行っていくというのが、この理数フロンティア校です。これにつきましては、現在、第一小学校、第七中学校がこの指定を受けておりまして、引き続き来年度もこれらの学校が指定を受けていくという形を見込んでいます。
山口教育部長
補足いたしますと、この3本の事業はいずれも東京都の10分の10の委託を受けてやる事業でございます。
河野委員
外部の人間にはわかりにくいので、注か何かで、今ご説明いただいたことを簡単に書いたほうがわかりやすいかという気はしますけれども、特にオリンピック教育推進校というのは初めて聞きましたので、今までのスポーツ教育推進校の学校をそのまま移行させるようなイメージでよろしいのでしょうか。
川崎指導課長
スポーツ教育推進校の趣旨を踏まえながら、オリンピックの視点を入れながら拡大していくという趣旨での事業でございます。
河野委員
わかりました。
貝ノ瀬委員長
ほかにいかがですか。
岡委員
何か所か三鷹コミュニティ・スクール推進会議という会議の名前が出てきますけれども、これは来年度以降も継続して行われることは決まっているのでしょうか。
所指導課教育施策担当課長
三鷹コミュニティ・スクール推進会議ですが、これは平成24年度、25年度の2年間の委託事業です。来年度に関しては、現在、申請を出している段階で、継続できるかどうかというのは、内示待ちというような状況でございます。
岡委員
わかりました。会議の名前が推進会議というのが少し三鷹にはそぐわないような気がして、コミュニティ・スクールはもう何年も前から形としてあるので、三鷹からほかに向けての発信、推進や、連絡会議といったものであれば内容的にわかるのですが、三鷹のコミュニティ・スクール推進というのは少しそぐわないような気がします。これは文部科学省からの委託という関係で決まっている名前なのでしょうか。
所指導課教育施策担当課長
平成24年度、25年度に関しては、委託を受ける段階で決定しておりましたので、このままの名称としました。
山口教育部長
思いとしては、コミュニティ・スクールをさらに推し進めていかなければならないという問題意識がありますので、そういった意味合いも含めて、ここでは推進会議という名称を使わせていただいております。
岡委員
わかりました。
貝ノ瀬委員長
ほかにいかがですか。
角田委員
19ページの2のところで、先ほど河野委員が質問されたところですが、この中では、1つは要望といいますか感想でございますけれども、「児童・生徒の望ましい生活習慣や学習習慣の定着」ということで、現実問題として生徒の中で小児の成人病としてメタボリック・シンドロームが増えていまして、小児のそういった肥満の検診をやって、それで対策をしているのです。ですから、明記していただいたことは将来的にもすごくいいことだというふうに思います。ただ、学習習慣に比べまして、生活習慣のほうは介入するのが非常に困難でございまして、産まれたときからの習慣がありますので、これに関しては親御さんというか、両親ないしは家庭の方のご理解が必要で、行動併用プラス考え方を持たなければいけないので、言うのは簡単ですが、なかなか難しい問題です。これについては何か具体的なプランを持っていただいて、ぜひ進めていただきたいと思います。例えば、小児の生活習慣病検診をやっているところもあるのですが、それによって親御さんにきちっとわからせることが必要だと思うので、今まだ具体的なプランはないのかもしれませんが、せっかくここに明記してあるので、推進していただきたいと思います。
山口教育部長
具体的な個別の内容ではありませんけれども、角田委員がイメージされているいわゆる健康づくり、体づくりということよりも、もう少し学力向上につながるような生活習慣というイメージではあるのですけれども、一般的に言われる早寝、早起き、朝御飯というような規則正しい生活ということも含めて、教育委員会からご家庭に対して一定程度のメッセージを出しながら、さまざまな実践に各ご家庭の中で取り組んでいただきたいというような内容のものを今、作成しているところでございますので、そこのところの説明の中で、今、角田委員がおっしゃったような内容についても酌み取っていただけるような説明をしていければなと思っております。
貝ノ瀬委員長
家庭の中に入るとか、家庭で実行してもらうというのは本当に難しいことがあって、工夫が要ると思いますけれども、ここの項目ではなくても、事業計画の中でもそういうものを落とし込んでもらって、何とかその辺も考えていただくということでお願いしたいと思います。
ほかにどうですか。
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