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平成26年第1回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年4月9日 最終更新日:2014年4月9日

平成26年第1回教育委員会定例会会議録

開催年月日

平成26年1月10日(金曜日)

出席者(5名)

委員長 貝ノ瀬滋
委員 角田徹
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 高部明夫

欠席者(0名)

出席説明員

教育部長・調整担当部長 山口忠嗣
生涯学習担当部長 高階豊彦
総務課長 秋山慎一
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 川崎知已
指導課教育施策担当課長 所夏目
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 中森邦夫
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 荒川浩一
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長 向井研一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 宮城洋之

三鷹市教育委員会事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 稲村早剛

議事日程

平成26年1月10日(金曜日)午後4時開議

  • 日程第1 議案第1号 平成26年度一般会計予算見積書について
  • 日程第2 議案第2号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例施行規則の廃止について
  • 日程第3 教育長報告

午後 4時25分 開会

貝ノ瀬委員長

 ただいまから平成26年第1回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は角田委員にお願いいたします。
 それでは、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。

日程第1 議案第1号 平成26年度一般会計予算見積書について

貝ノ瀬委員長

 日程第1 議案第1号 を議題といたします。

( 書記朗読 )

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

山口教育部長

 それでは、平成26年度歳入歳出予算見積書について説明をさせていただきます。
 お手元の資料、平成26年度一般会計予算見積書の1ページをごらんください。横長のものになります。予算見積総括表でございます。表の左側、歳入ですけれども、本年度は2億8,600万円余でございます。学校耐震化等工事、あるいは古民家復原工事に関します国庫補助金の増、あるいはスポーツ祭東京2013の終了に伴います都補助金の減などをプラスマイナスいたしますと、対前年度比で2,900万円余、約11.3%の増となっているところでございます。
 その次、右側の表、歳出でございます。今年度、39億6,200万円余でございまして、対前年度比8億円余、約17%の減となっているところでございます。
 2ページをごらんいただきたいと思います。予算の内訳でございます。
 まず、教育総務費でございますけれども、こちらはさらなる事業の見直し、効率化を図る中で、ほぼ例年どおりの内容となってございます。
 その下、小学校費でございますけれども、学校体育館の耐震工事等を見込んでございますけれども、一方で、第三小学校の建替工事が完了したこと等によりまして、5億500万円余、27.1%の減となってございます。
 その下、中学校費でございます。こちらは第四中学校校庭芝生化等の事業を見込んでございまして、4,800万円余、5.3%の増となってございます。
 社会教育費でございますけれども、大沢二丁目にございます古民家の復原工事、あるいは図書館本館の外壁改修工事、システムの開発等を見込んでございます。平成25年度の南部図書館みんなみの整備工事完了等による減を反映いたしまして、1億5,900万円余、18.5%の減となっております。
 保健体育費でございますけれども、3年ぶりに開催いたします市民体育祭、あるいは東京外かく環状道路整備に伴います北野スポーツ広場の撤去工事等を見込んでございますけれども、一方で、スポーツ祭東京2013の終了に伴う減等を反映いたしまして、1億7,900万円余、48.1%の大幅な減となっているところでございます。
 説明は以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

角田委員

 給食食材の放射性物質の検査ですけれども、3年もたちまして、食の安全性というのはかなり確立されているので、来年度以降は再考していただければと思います。

貝ノ瀬委員長

 ご意見でよろしいですか。

角田委員

 はい。

貝ノ瀬委員長

 ほかの方はいかがですか。

河野委員

 それでは、大沢の里の古民家の改修について、相当な予算を計上して整備されるというふうに伺っておりますので、市内全体の小・中学生に活用されるように、今までも、その周りの小・中学校では活用されていると思うのですけれども、大沢の里から外れたところの学校では、必ずしも十分活用されていないところもあると思いますので、そういうところも考えていただいて、実際の利用人数がどのくらいあるのかも、適宜データをとりながら、本当に市全体でこれだけの予算を使うものに見合うような活用がなされるようにお願いしたいと思っています。将来的には、エコミュージアムの構想もあると伺っていますので、三鷹の森ジブリ美術館に続くすばらしい施設になるように期待しています。

高階生涯学習担当部長

 市内全域を自然の博物館のような状況にして、拠点を、ネットワークで結びつけていこうというのがエコミュージアム事業なのですけれども、それの1つ目のモデル事業ですので、ぜひここで成功させて、エコミュージアムとはどういうものなのかというのを目に見えるような形にした上で、全市展開を図ろうと思っておりますので、一生懸命頑張って、成功させていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

岡委員

 予算の見積書の中にあります事項の学校教育振興費というものの内容がわかりませんので、どういうものが含まれているのか、教えていただきたいと思います。

秋山総務課長

 今お尋ねのありました教育振興費につきましては、主に学校の授業などで使用します教材であるとか、先生方が活用しておりますいわゆる指導書、そういったものを購入する経費を計上してございます。今年度減になっております部分につきましては、今申し上げました指導書の購入を、この年度におきまして教科書の採択替え等がございますので、購入を一部控えるということで予算の減が生じているという内容になってございます。

貝ノ瀬委員長

 ほかにいかがですか。
 では、私から1つ、要望です。かつて、学校自律経営支援予算というのがありましたけれども、諸般の事情で、今、それはストップしているわけですけれども、また、状況を見て、効果的なそういう予算が活用されるようなこともぜひ前向きに検討していただくということも併せて協議をお願いできればというふうに思っております。その点、よろしくお願いしたいと思います。
 ほかにご質問、ご意見等がなければ、採決いたします。
 議案第1号 平成26年度一般会計予算見積書について は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

貝ノ瀬委員長

 ご異議なしと認めます。
 本件は、原案のとおり可決されました。

日程第2 議案第2号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例施行規則の廃止について

貝ノ瀬委員長

 日程第2 議案第2号 を議題といたします。

( 書記朗読 )

貝ノ瀬委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

中森スポーツ振興課長

 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例施行規則を廃止する規則が、先日の教育委員会でもお諮りいただきましたが、三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例が昨年12月議会で条例が廃止となりました。この条例施行規則につきましては、条例の細目を規定した規則でございます。条例の廃止に伴いまして、規則のほうも廃止をするということでございます。
 3ページに案文として出てございます。附則として、この規則は、平成26年4月1日から施行するというものでございます。参考として、規則そのものを4ページ、5ページ、6ページ、7ページまで、そして、そのもととなります廃止する条例について8ページに参考として掲げてございます。
 私からは以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

角田委員

 先ほどの予算のところの説明にもありましたが、三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例というのが、同等の他の制度があるということと、あと、実績もないので廃止ということを伺いました。多分、各自治体が入っているいろいろな保険がございまして、そのときに自治体が行ういろいろな事業で参加者の傷害が起きたときにカバーできる保険が、同等ないしはそれ以上の保険が既にあって、それによってカバーできる。しかも、過去にそういう事例があっても、そちらからきちっとそういう補償といいますか見舞金が出たということで、存在意義がなくなったということなのでしょうか。

中森スポーツ振興課長

 そのとおりでございます。

貝ノ瀬委員長

 ほかにいかがですか。
 ほかにご質問、ご意見等がなければ採決いたします。
 議案第2号 三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例施行規則の廃止について は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

貝ノ瀬委員長

 ご異議なしと認めます。
 本件は、原案のとおり可決されました。

日程第3 教育長報告

貝ノ瀬委員長

 引き続き、日程第3 教育長報告に入ります。報告をお願いします。

高部教育長

 私のほうからは、昨年末に平成25年第4回三鷹市議会定例会が行われまして、その一般質問について概略をご報告いたします。 「一般質問通告一覧(平成25年第4回定例会)」という資料をお手元に配付してございますので、それをごらんいただければと思います。
 今回、23人の一般質問中、11人の議員から教育長に一般質問がございました。
 まず、1番目。伊東光則議員、自由民主クラブでございます。内容は、子どもたちへの郷土愛の醸成と持続可能なまちづくりについてということで、まちづくりの視点から郷土教育、三鷹教育についてどのように教育をしているかということ、あるいは児童・生徒からは三鷹市についてどういう思いを持っているのかという質問、それから、子どもたちが将来、三鷹市を活性化する大人になるということが必要ではないかというようなご質問でした。
 三鷹市は独自の社会科の副読本を活用しておりまして、三鷹への愛着を深めるような郷土教育を進めているという回答をしております。
 次に、4番目、渥美典尚議員でございます。質問は、(2)にあります学校における自衛隊に関する教育・広報についてということで、広報についてというのは市長が答弁しましたので、私は前段の部分の教育についてということで、これは中学校の公民的な分野や、小学校6年生の社会科におきまして、自衛隊の発足ですとか、災害時の自衛隊派遣などについて取り上げられているという内容でお答えをいたしました。
 次に6番目、宍戸治重議員でございます。質問は、教育長に対しては、一番最後、(2)のイ「貧困の連鎖」の解消と学習・就学支援についてということでございまして、内容は、昨年6月に公布されました「子どもの貧困対策の推進に関する法律」について、どういう対応を図っていくかということでございました。これは1年以内の施行ということでございまして、今後、国の大綱、それから東京都の対策計画が策定される中で、学習支援ですとか親の就労支援などが盛り込まれる予定となっておりますので、そういったことを踏まえた具体的な市町村・都の教育委員会の役割による適切な対応を図っていくというふうにお答えをしました。
 次に、7番目の吉野和之議員でございます。これはすべて教育長に対する質問ということで、ここに記載のとおりでございます。
 1点目の国政における教育改革の潮流につきましては、特に国が昨年6月に定めた第2期の教育振興基本計画を踏まえまして、その中でコミュニティ・スクールや、絆づくりと活力あるコミュニティ形成というのが位置づけられております。三鷹でも同様なコミュニティ・スクールの推進を掲げておりますので、そういった合致する部分について、一層推進していくというお答えをしました。
 それから、土曜授業については、現在でも三鷹の場合、小学校は5.2日ほど、中学校で4.4日ほど行っておりまして、前年よりも増やしております。今後、一層、地域人財を活用するなど、教育活動の充実を図っていくということでお答えをしました。
 それから、(3)の全国学力テストの、特に学校別成績の結果の公表についてというご質問がございました。これは調査結果の分析ですとか、あるいは学力向上に向けた改善策、支援策を併せて検討していくことが重要だというふうにお答えをしました。
 それから、(4)の学校図書館についてでございます。図書の選定については、全国学校図書館協議会図書選定基準というのがございますので、三鷹では、これに基づいて司書あるいは司書教諭等が検討して、最終的に校長が決定しているところでございます。
 地域開放ということにつきましては、毎週土曜日、夏季休業中等を除きますけれども、午前開館しているということで、今後はさらに、地域ニーズも踏まえて積極的に検討していくというふうにお答えをしました。
 続きまして、9番目、寺井均議員でございます。質問としては(2)、「家読」、「うちどく」というふうに読みますけれども、文教委員会の視察先であった伊万里市の例を取り上げて、親子で読書を通したコミュニケーションを図る取り組みをしてはどうかというようなご質問でした。そういったことがいじめ等の解決にも役立つのではないかというようなことでございました。読書というのも親子の会話の1つのきっかけでございますので、保護者に、そういったことを含めて学校教育への関心を高めてもらうというようなお答えをしました。
 それから、(3)のICT教育につきましては、普通教室でのICT利活用教育を進めたらどうかということ。それから、これは国が進めておりますけれども、新たな特別支援教育について、ICTを活用した学習支援ができないか。
 それから、ウの「反転授業」と言っていますけれども、これはICTを活用して授業を動画に収録して、それを予習に活用するということで、モデル的に行われている市もあるようですけれども、こういったことについては、先進市の事例などを見ながら、今後、研究していくというふうにお答えしました。
 また、普通教室のICT利活用については、従来から教育委員にもご指摘いただいていますように、今後、利用環境を整備するとともに、学習効果を高めるような授業を検討していくというふうにお答えをしました。
 続きまして、10番目、赤松大一議員です。質問は、2のストーカー被害等に対する危機管理体制の強化ということで、具体的には昨年10月8日の三鷹台の事件を踏まえて、市長にも質問がありましたので、基本的には市長が答弁をしました。それを踏まえて教育長として、今後、正確で迅速な情報発信が課題ですので、市長部局の安全安心課と連携しながら、緊急時の連絡体制を整えていくというふうにお答えをしました。
 次に、11番の粕谷稔議員です。質問は、(2)のア、スポーツ祭東京2013の総括ということでございました。多くの市民ボランティア、子どもたちの学校観戦など、市民との協働による国体など、順調に大会を運営できたというふうにお答えしました。
 次に、12番目の川原純子議員です。質問は、2の(1)の地域防災力向上の推進についてという中で、防災教育の現状、それから、特に学校への車椅子のスロープの整備についてというご質問がございました。選挙の開票事務などで使っている可動式のものがございますので、市長部局と調整をしていくというお話をしました。
 それから、13番目の緒方一郎議員です。これは1の「各種ハラスメント」への正しい認識と、その行為の解消に向けてということで、質問議員はセクハラ、パワハラ、モラルハラスメント、アルコールハラスメント、さまざま取り上げて、それについてどう対応するかということで、この(1)から(3)、これは市長部局でも答弁しておりますので、それを踏まえて教育現場での相談窓口ですとか、研修、あるいは解決・解消方法等についてお答えをしたところでございます。
 飛びまして、次は16番目、石原恒議員でございます。質問は、1の(4)「おもてなしの心」の教育ということで、東京がオリンピック2020の開催都市に決まったということを踏まえて、あの招致活動の中でのプレゼンテーションを引き合いとしての質問でございました。小学校での英語教育との関係ということでございましたけれども、コミュニケーション能力ですとか、異文化理解、それから、思いやりとか親切心を育むような、そういった教育の充実を図るというふうにお答えをしました。
 最後ですけれども、21番、半田伸明議員でございます。これは先ほどの7番の吉野議員と同じでございまして、2番目の全国学力テスト、特に文部科学省が条件つきで、個々の学校別の公表について教育委員会の判断とするという要領を11月29日に公表しましたので、そのことについてのご質問でした。
 教育長に聞かれましたので、教育長としてお答えしましたけれども、1つ目は、教育活動の取り組みですとか、その成果、課題について説明責任を果たしていくことが非常に重要であると。ただ、公表する際には、調査結果の分析、それから課題に対する改善策等を提示していくことが必要であると同時に、こういった課題について保護者や地域と共有して、関係していけるような環境づくりが必要だろうということで、今後、多角的な検討を進めますというお答えをしたところでございます。
 以上でございます。

貝ノ瀬委員長

 部長のほうはありますか。

山口教育部長

 1点だけ。先ほど予算のご説明の中でも何度か触れましたけれども、前回、11月の定例会でご審議をいただきました三鷹市スポーツ傷害見舞金支給条例の廃止、それから川上郷自然の村の指定管理者の指定、この2点につきまして12月議会で議決をいただいたことを報告させていただきます。

貝ノ瀬委員長

 では、各課長から。

秋山総務課長

 総務課でございます。10ページ、11ページでございます。
 10ページでございますけれども、12月5日から1月9日までの行事実績等報告でございますが、今ありましたけれども、市議会の開会等がございまして、記載のとおりでございます。
 次に、右側、11ページですけれども、1月10日から1月31日までの行事予定でございます。3学期の学校訪問として2校予定されております。22日が第七小学校、24日が第二中学校でございます。その他につきましては、記載のとおりでございます。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 教育センター、施設関係です。行事実績、それから行事予定とも記載のとおりでございます。工事関係も現在順調に進んでいるところでございます。

内野学務課長

 学務課でございます。13、14ページですけれども、実績のほうはごらんのとおりでございますが、12月20日に来年度の給食費の問題について、PTA連合会の正副会長に今の給食費の状況を説明して、消費税だけではなくて、16年間据え置いてきたことによります引き上げの必要性が出ているということをご説明しました。また、校長会で原案を固めますので、それが終わりましたら、再度、説明して固めていきたいと思っております。
 右側の予定でございますけれども、1月21日に就学相談説明会、これは平成27年度入学するお子さん、保護者に対して、主にハピネスセンターに通われている保護者の方に、就学相談についての流れなどを説明するものでございます。

川崎指導課長

 16ページ、17ページをごらんください。
 行事実績等につきましては、12月26日から1月7日までの冬季休業期間中は、教員、児童・生徒につきましても、事故等の報告なく、無事に年末年始を迎えることができ、1月8日に3学期の始業式を迎えることができました。この1週間も、特に事故等の報告なく、順調に3学期がスタートしたところでございます。
 行事予定等の報告につきましては、1月15日から、第四中学校を最初に、中学校の自然教室を順次実施してまいります。それ以外につきましては記載のとおりでございますが、本日、お手元にA3判で「平成24年度三鷹市立小・中学校児童・生徒の問題行動等の実態について」を配布しておりますので、説明させていただきたいと思っております。
 文部科学省が実施しました平成24年度の児童・生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果が公表されましたので、三鷹市の実態について、お手元の資料に沿って説明させていただきます。
 最初に、不登校の状況ですが、小・中学校の不登校人数、それから不登校の割合、出現率ですが、昨年よりも減少しております。少し詳しく述べますと、中学校1年生での不登校は昨年度よりも減少、中学校2年生が横ばい、中学校3年生は減少しました。
 特徴的なこととしましては、全国、東京都の中学校1年生の不登校出現率と比べますと、三鷹市の中学校1年生の不登校の出現率は3分の1程度であり、いわゆる中1ギャップを小・中一貫教育によって、かなり回避ができているのではないかと考察するところでございます。
 次に、暴力行為の状況です。中学校での暴力行為件数は横ばいとなっています。内訳としましては、中学校3年生の生徒による行為の割合が高くなったところでございます。
 最後に、いじめの状況についてです。平成24年度は小学校、中学校ともいじめの認知件数が増加しています。平成24年度は、年間3回の調査に加えて、7月に東京都の調査、9月に国の調査が実施されました。この調査を実施するに当たって、三鷹市は、自分が受けているいじめだけでなく、自分の周囲で起きているいじめと思われることについても記載できるアンケートを全校で統一して実施し、その後、児童・生徒との個人面談、聞き取り等、さまざまな方法でいじめの実態把握を詳細に実施しました。このようなアンケートの実施、面談、いじめの実態把握を詳細に実施したことによって、認知件数が増加したと考えられます。
 いじめの対応においては、仲間外れまたは無視は減少傾向ですが、冷やかし、悪口は増加し、最も多くなっています。アンケート、個人面談の実施率は三鷹市は100%です。いじめの解消率についても、平成25年4月には100%の解消となっています。
 三鷹市におけるいじめや不登校の解消及び未然防止の検討の健全育成に向けての取り組みですが、資料の右下部分に記載されていることを推進するとともに、いじめ防止に関しましては、現在、学校では市教育委員会として観点を明示して、学校いじめ防止基本方針の暫定版を作成しております。三鷹市としては、いじめ防止に関する条例等につきまして、市長部局と教育委員会のどちらが所管するかを含めまして、現在、市長部局と連携を図りながら、検討を進めております。
 東京都のほうでは、いじめ防止条例、いじめ防止基本方針を3月までに策定する予定という情報を得ておりますので、随時、情報を得ながら、並行して進めてまいります。
 以上でございます。

平成26年第1回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

平成26年第1回教育委員会定例会会議録(1)の目次

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