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平成26年第1回教育委員会定例会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2014年4月9日 最終更新日:2014年4月9日

平成26年第1回教育委員会定例会会議録

日程第3 教育長報告

古谷生涯学習課長

 生涯学習課は18ページ、19ページでございます。
 まず、18ページ、行事実績でございます。12月15日、文化財講演会といたしまして、南部図書館のオープニングイベントとタイアップいたしまして、「郭沫若の甲骨文字研究」という講座を実施しております。南部図書館には、アジア・アフリカ文化財団所蔵の郭沫若文庫という資料がございまして、それを活用した講演会を実施したものでございます。
 19ページ、予定でございます。来週の月曜日、1月13日でございますが、成人を祝福するつどいを公会堂光のホールで実施する予定でございます。

中森スポーツ振興課長

 スポーツ振興課です。20ページ、21ページになります。
 12月5日から1月9日までの報告は、記載のとおりでございます。
 21ページの1月10日から1月31日までの予定でございますが、1月23日、三鷹市民駅伝は成功裏に終わりましたが、これの第3回の実行委員会、これが最終的な形での報告という形になりますが、最終回の実行委員会がございます。
 そして、1月25日の土曜日、小学生ソフトバレーボール教室、これはスポーツ推進協議会の皆様方と一緒に行うものでございますけれども、バレーボールの元オリンピック選手の多治見さんのコーチによる練習を行うことを予定してございます。
 そして1月31日がスポーツ推進審議会がございます。教育委員会でもご協議いただきましたスポーツ推進計画2022の素案についての諮問を行いまして、協議をしていただくという予定でございます。

向井総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長

 私からは、資料に記載はございませんけれども、1件、新川防災公園・多機能複合施設の整備に関連した工事の進捗状況を報告させていただきます。
 本施設につきましては、昨年10月の半ばから工事に着手いたしまして、この間、敷地の整地工事や、搬出入用のゲートの設置、また現場事務所などを建設したところでございます。そして昨年末、12月16日からは、地下にスポーツ施設などを建設することから、計画地の土を掘ります掘削工事を開始いたしました。
 年末年始は、12月28日から1月5日まで工事もお休みをしておりましたけれども、年明け、1月6日より順次工事を行っております。掘削工事に伴い、トラックなど工事車両の出入りも多くなってまいりますので、工事車両の出入り口には交通誘導員を配置するなど、歩行者などの安全管理に十分努めまして、今後も徹底した安全管理のもと、計画的に工事を進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上です。

荒川国体推進室長

 国体の関係でございます。21ページの行事予定ですけれども、1月23日、24日に国体のアーチェリー競技、またソフトボール競技(成年男子)に係る事業概要説明会を開催いたします。事業概要説明会は、来年度以降、国体を開催する市町村を対象に、引き継ぎを兼ねて説明会を行うもので、ことしの長崎国体から、さらに5年先の茨城国体まで、8団体、16名が参加する予定でございます。
 このほか、別紙の資料になりますけれども、東京都が作成しております「スポーツ祭東京2013」の最終号をお配りしております。スポーツ祭の開閉会式の様子や、都内全域で行われました各競技の激戦の記録が掲載されておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
 国体の関係は以上でございます。

新名社会教育会館長

 社会教育会館でございます。22ページ及び23ページをごらんください。実績報告については、1点だけ、12月7日、8日、社会教育会館のつどいということで、おかげさまで土、日合わせまして4,174人の来場者を得て、盛況に行えたということの報告をさせていただきます。
 23ページの予定のほうは、記載のとおりでございます。

宇山三鷹図書館長

 図書館です。24ページ、25ページです。
 行事関係としましては、南部図書館のオープニング関係イベントとしまして、12月7日のアジア・アフリカ図書館長の講演、あるいは先ほど生涯学習課のほうで説明がありましたアジア・アフリカ文化財団所蔵の郭沫若の甲骨文字について、甲骨文字研究者の方からの講演というようなものがございました。
 また、予定として、1月18日の土曜日には、作家の奥泉光さんの講演会などを予定しております。
 サポーターの活動ですとか、おはなし会も、その他行われておりまして、南部図書館としては順調に利用者が訪れているという状況です。
 それから、もう1点、三鷹図書館本館ですが、12月29日からエントランスホールの内壁の工事に入っております。これに伴って、臨時休館ということで1月4日から1月26日まで臨時休館をします。1月27日は通常の休館日で、1月27日までお休みということになります。その間、臨時窓口という形で、1月7日からですが、予約資料の受け取り等ができる窓口を開設しております。毎日200人ぐらいの方が本を受け取りに見えているというような状況で、ICタグを使った予約棚が今、使えない状況になっておりますので、受け取りに来られる利用者順に本を並べておくというような、ICタグ導入以前の手作業の方法で対応しているというような貸出をしております。
 また、団体貸出ですとか、あと、ほかの館はやっておりますので、資料を配送する、あるいは返却を受け入れるというようなことをしておりまして、閲覧場所としては休館で使えないという状況ですけれども、図書館の心臓部として本は循環しているというような状況です。併せて、今、休館中に蔵書点検等を行っているという状況です。
 図書館は以上です。

貝ノ瀬委員長

 以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いします。

角田委員

 指導課の資料で、問題行動の実態についてのA3の資料についてちょっとお伺いしたいのですけれども、左側の不登校の出現率、これは平成15年ごろは三鷹市の小学校、中学校は都と同じレベルだったのですが、都はほとんど横ばいなのに、三鷹は3分の1ぐらいに下がっていますね。これはすばらしいことだと思うのですけれども、今、小・中一貫ということのお話がありましたが、中学校1年生に関しては小・中一貫の影響はあるかもしれませんが、小学校でもぐっと下がっているという、その辺の解析は何かあるのでしょうか。もし、そういった解析で要因が推測されるのであれば、それを広く、例えば東京都内へ何かアナウンスするとかいうことが有効ではないかなと、これを見ていて思ったのですけれども、その辺、何かあれば教えていただきたいと思います。

川崎指導課長

 1つの仮説ですけれども、三鷹は巡回発達相談という形で、過去から、通常学級の教室に在籍している子どもたちの中で学習面とか生活面で適応の悪さを感じている子を早い段階で巡回発達相談の方たちが見出していって、それに対して教員が適切な指導の仕方を学んできた経緯があります。小学校の段階で不登校を起こすような要因をなるべく防いできたというところでは、この巡回発達相談を各学校に回してきたというのが大きな成果ではないかなと考えております。

角田委員

 その影響が中学にも及んできた。その巡回発達相談というのは全市的にかなり頻繁にといいますか、温度差もなく、ちゃんとやられていることなのですか。

川崎指導課長

 はい。

貝ノ瀬委員長

 小・中一貫教育とかコミュニティ・スクールに関わってのいい影響というのはないのですか。

川崎指導課長

 小学校、中学校そのものが、9年間のスパンで教員が子どもたちの成長を見ていくというところがあります。その中で、どの部分で子どもがつまずくのかというあたりの視点を持って子どもに当たっているというところは、1つ、学校での適用の悪さを教員として回避してきた成果ではないかなと思います。
 それから、学校、家庭、地域が3者で子どもたちを見ていきましょうという1つの動きの中で、誰かに責任を転嫁するというのではなくて、それぞれができる役割は何かなというあたりがそれぞれに芽生えてきたのではないかとも考えられます。

角田委員

 すばらしいデータになっていると思います。

高部教育長

 せっかくですから、所課長や田中課長のほうで補足はないのですか。

所指導課教育施策担当課長

 小・中一貫教育で言いますと、中学生がふれあいボランティアという形で小学生の学習支援に入ったりするようなこともありますし、また、コミュニティ・スクールの関係で言うと、地域の方々が入ってくださっている。本当に多くの方々に触れ合う機会があるということが、1つ、いい原因になっているのではないかなというふうに考えます。

田中学務課教育支援担当課長

 三鷹市では、都が今年度からスクールカウンセラーを小学校にも配置したのですけれども、それまでは東京都からの配置は中学校だけだったのですが、独自に小学校にもスクールカウンセラーを配置しておりました。小学校の不登校の数が少ないというのは、そこにも一因があると思います。
 それから、総合教育相談室から派遣しています学習指導員や、それから先ほど川崎課長から説明があった巡回発達相談員、さらに今申し上げたスクールカウンセラー等もすべてコミュニティ・スクールを単位としまして、学園単位で同一人物が派遣されていますので、その人たちが連携をとりながら、継続して子どもたちを見ているということから、それが中学校だけでなく、もちろん小学校にもよい影響を与えたと思います。

貝ノ瀬委員長

 角田委員おっしゃるように、平成18年でぐっと顕著に減っていますよね。これはちょうどにしみたか学園がスタートしたところですよね。ですから、そういう意味ではお話のように三鷹の教育改革の取り組みが劇的に成果を出しているということなので、今聞いているのでは非常に心もとないので、もっと自信を持って話ができるように、ちゃんとまとめておいてもらったほうがいいと思うね。私たちだけではなくて、対外的にも、対外的にというのは、別に視察者ではなくて、保護者とか、それから実際にやってもらっている先生方にも励まして、皆さんの働きはこういう成果が出て、頑張ってくれているということで、励ますということでも使えるわけだし、ですから、少しそういう整理をして、きちんと自信を持って発信できるようにしておいてください。とにかく三鷹は日本で一番のところになっているのですからね。頼みますよ。もちろん指導課だけではないけどね。ぜひよろしくお願いします。

高部教育長

 コミュニティ・スクールガイドの中にも、この不登校の出現率のグラフも必ず入れていますし、私もコミュニティ・スクール委員会の中では必ず、成果の1つとしてこれがありますというのは毎回繰り返して言って、そんなに数字的にもこうやって確認できるのかという感想も伺っています。

岡委員

 今、お二人がおっしゃったように、コミュニティ・スクール委員会の皆さんは、数値で結果としてあらわれる部分が少なくて、自分たちがやっていることが形に見えない部分があるので、ぜひこういうことを広くお知らせをされると、モチベーションも上がるかと思いますので、よろしくお願いします。
 それから、いじめの状況のほうですけれども、いじめの対応で、「パソコン、携帯電話で誹謗中傷される」というのが、中学校が3.7%に対して、小学校が9.4%と非常に高い印象を受けます。意外でした。正直な感想を言うと、中学校のほうが高いようなイメージがあったので、小学校のほうが随分高いので、ちょっとびっくりしています。
 この委員会でもたびたび話し合われてきているように、スマートフォンとか携帯電話などのツールの正しい使い方、いじめに限らず、犯罪に巻き込まれるおそれもあるという、早期の教育をもっと進めていかないといけないなと改めて思いましたので、教育委員会でも何か具体的に考えていかないといけないと思います。

河野委員

 いじめの状況について、ほかの質問をしたいのですが、この表を見ますと、いじめ発見のきっかけが学級担任発見というのが小学生が9件、中学生が26件なのですね。本来、小学校というのは、朝から晩まで1人の学級担任が見ているはずなのに、いじめの発見の件数がこんなに少ないというのは、ちょっと問題だと思うのですね。そこのところが、小学校のいじめの件数というのは、いじめの認知件数53件とありますけれども、その中で学級担任がしっかり見られていないのではないかというのは、ちょっと問題だなと思います。
 それから、相談状況を見ましてちょっと気になりますのは、スクールカウンセラーが相談を受けるというのが、案外少ないなというのを感じます。特に中学生の場合には全体の中で3件なのでしょうか。非常に少なくて、これはスクールカウンセラーが人数自体が少ないのか、それとも活用されていないのか、どういうことなのか、私としてはわからないのですけれども、このスクールカウンセラーの活用についても問題があるのではないかなと思ったものですから、そのあたり、このアンケートを分析されて、どういうふうに思われているのか、認識されているのかを伺いたいと思います。

貝ノ瀬委員長

 分析していれば、お願いします。

川崎指導課長

 確かに河野委員おっしゃるように、担任がいじめの微妙な兆候をかぎ取る感性というものは、特に今、若手教員が増えている中では、若手教員のセンスというのですか、感性というものを磨いていかなければならないと思っております。
 それから、スクールカウンセラーの相談ですけれども、スクールカウンセラーの勤務が週1、年間35回というのが、東京都からの派遣件数なのですね。そうすると、35週で1回、35回ですので、まずそこの総体のところが少ないというところがあるかと思います。

田中学務課教育支援担当課長

 スクールカウンセラーの活用なのですけれども、カウンセラーの相談件数は、昨年度、小・中合わせて22校で1万9,000件を超えているのですね。それで、相談の内容ですが、多いのは、登校しぶりであったり、性格や行動上の問題、それから発達障害に絡むこと、あとは、家族とか学習のことが多いです。それに対しまして、いじめは比較的少ないのです。そうしますと、児童・生徒は、いじめということについては、カウンセラーというよりも、学校の先生方、学級担任であったり、中学校だと教職員という形で部活の教員であったり、そちらへの相談が多いというふうに考えております。

山口教育部長

 先ほどの岡委員のご質問ですが、パソコン、携帯電話等については、前回、情報提供させていただきましたけれども、生活習慣、学習スタンダードの中で、家庭向けの部分で、今、鋭意検討してございますので、その中で改善といいますか、いい方向に持っていけるような内容を1つの標語的な形にして、改めてお示しできると思いますので、いましばらくお時間をいただきたいと思います。

貝ノ瀬委員長

 スクールカウンセラーの活用というのは、いじめ問題そのものはまさに問題行動そのものなので、問題行動については、どうしても子どもとか保護者は教員に相談をするということになりがちだと思いますね。ですから、いじめに関わって発達障害があって、いじめがあるということになると、カウンセラーなんかも関わってくるということがあるのでしょうけれどもね。ですから、必ずしもスクールカウンセラーを避けているとか、十分活用されていないということではないということですよね。
 私のほうは、指導課長から説明がありましたけれども、いじめ防止対策推進法に関わって、条例制定とか、学校でのいろいろな組織を通じて、または教育委員会が仕組みをつくるとかということが要請されているけれども、それについて、本市として独自に主体性を持って、東京都はこうだけれども、うちはこうなのだよというものがあってもいいのではないかと思いますので、ぜひ主体性を持って、やるのであればやるし、やらないのであれば、こうこうこういう理由でやらないのだという、そういうきちんとしたものが必要だろうと思います。

高部教育長

 学校の義務づけである基本的な方針とか組織づくりというのは、始めているのですね。

川崎指導課長

 それはやっています。

高部教育長

 地方公共団体としてどうするかという部分については、条例化も含めて市長部局と検討しているという進捗ですよね。学校のほうは進んでいるのですね。

川崎指導課長

 学校のほうは、もうできております。

貝ノ瀬委員長

 では、もう少しまとめて説明してください。

川崎指導課長

 学校につきましては、教育委員会として学校がつくらなければならないいじめの基本方針について、そこに何を起こさなければならないか、項目立てをしたものを学校にお示しして、もう既につくっていただいております。また、いじめの組織についても、既存の組織を使ったもので動けるようになっております。今後、国、東京都のほうで出てきたものを含めまして、不足部分を補足していく形で学校のほうは対応させていただいております。市としてのいじめに関わる条例、それからいじめの基本方針につきましては、現在、市長部局と連携をとりながら協議を進めているというところでございます。

貝ノ瀬委員長

 めどはつけているのですか。いつごろまでとか。特にそれはないのですか。

山口教育部長

 国のほうも方針をつくって、要綱を出してというようなことで、後追い的にどんどん情報が出てきておりますので、極力、早い時期にはつくりたいと思いますが、具体的にいつまでというのは、現段階ではなかなか難しいところでございます。
 ただ、先ほどの川崎課長の内容に補足をいたしますと、学校の部分は、それぞれ教育委員会が出した準則的なものを踏まえて完成したものがございます。ただし、それは東京都のほうで今後確定してくるものもありますので、これに加えるべきものがあれば、加えなければならないという位置づけの中では、暫定版という形で各学校が今持っている状況だというふうにご理解いただければと思います。

貝ノ瀬委員長

 ぜひ積極的にお願いします。そういう法律ができていて、要請されている中で、いろいろ準備とか、調査研究も必要だと思いますけれども、その過程の中で、例えば重大ないじめが発生して、不測の事態が起きることもあり得ますから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。とにかく教育は生き物だから、今は何事もないから未来永劫心配ないということは保証できませんから、よろしく頼みます。
 ほかにいかがですか。

宮城指導課統括指導主事

 1点だけご案内をさせてください。
 色刷りの案内図が2つ。1枚が平成25年度第5回中学生「東京駅伝」大会の要項をお渡ししてございます。今年で5回目になりますが、東京都教育委員会主催の中学生「東京駅伝」大会が来る2月9日の日曜日に味の素スタジアムで開催されます。例年、三鷹の場合には陸上部の子どもたちを中心とした選抜メンバーで出場しておりましたが、今年は陸上部に限らず、市内全部の中学生を対象として、その中から、練習会、選考会を経て代表選手団を結成したところでございます。
 選手団のユニフォームの伝達式を行ったときの写真と選手名簿も、大会についての要項の裏面に色刷りでつけてございますので、併せてごらんいただければと思います。2月9日が当日ということになります。以上です。

貝ノ瀬委員長

 それでは、日程第3 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成26年第1回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後 5時20分 閉会

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