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平成25年第6回教育委員会定例会会議録(2)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年10月2日 最終更新日:2013年10月3日

平成25年第6回教育委員会定例会会議録

日程第3 議案第25号 三鷹市個人情報保護委員会への諮問について

角田委員長職務代理者

 ほかにご質問はありませんか。

河野委員

 まず、データセンターの活用についてお伺いしたいのですが、これはデータセンターを活用するということになると、今、教育センターにあるデータというのはどうなるのか。絞り込んで、ある程度残して、二重の意味でセキュリティを図るのか、それとも一括してデータセンターにお任せということになるのでしょうか。あと、ほかの東京都内の区市でも、こういうデータセンターの活用というのは教育委員会である程度やられているのかどうかということについて、まず、このデータセンターの点について教えていただけますか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 まず、1点目、データセンター活用後の教育センターのデータについてですが、基本的にこの教育センターの中からはサーバ等はなくなる予定です。まず、ネットワーク制御、あるいはセキュリティ用の機器は、2つ持つことはできませんので、夏休みを中心とした切り替えを予定しているのですが、9月の時点で、この教育センター内にある機材は役目を終える予定です。
 その後、機材はリースなので、リースの終了日が若干違うのですが、いずれも今年度中にリース期間が終了いたします。これらはネットワーク制御用の信号しか入っていないので、個人情報を含まないのですが、引き取りの時点でデータの消去をしてもらうということを、賃貸借、リースの最初の契約の中に入れてございますので、そういった処理をしていただいて、引き揚げをしていただきます。
 それから、業務用のシステム、校務システムと学校図書館システムですが、まず、学校図書館については、既に再リースを2回繰り返していまして、この移行が終わった時点で、9月末まで、今の再リースの期間を設定していますから、こちらも同様に、9月、2学期で学校が使い始めた時点で機材等を引き揚げていただきます。もちろんデータ消去もしていただきます。
 それから、校務システム、これはちょっと状況が違って、今年度の後半から26年度に向けて、新しいシステムで新学期の準備と研修を行う予定となっています。25年度中は、今使っている校務システムを使います。26年の4月から新しいシステムを使います。この校務システムのサーバ等機材は、リース期間を26年3月31日に設定をしていますので、4月以降、引き取って、撤収していただくということになります。ですから、今度の4月になると、この教育センターから現用のサーバ等がなくなることになります。今から半年以上かけて、少しずつデータセンターに機能を移転していくというような、ちょっと長目の作業を行っていくことになります。
 それぞれの事業者には、契約時点で守秘義務等も設けていますし、内部に入っているデータも消去作業を行った上で、消去証明を出してもらうという条件をつけてございます。
 それから、ほかのデータセンターの活用事例についてですが、実は三鷹市役所でもこういったサービス提供型のシステムを、幾つかですが、もう入れ始めています。まだまだ少ないですが、教育委員会、学校関係も、全国では少しずつ事例が出てきています。自治体としては大分例がふえてきており、これに近い形ですと、広島市がこういった形態でのシステム移行を行っています。それから、先日、もう1カ所、今回とほぼ同様の、三鷹市よりも相当大規模な入れ替えを行っている実績もございます。

河野委員

 今はもうデータセンターの活用というのは、企業などでは割と聞くのですが、教育委員会のデータがそれほど大容量でデータセンターを活用しなくてはいけないようなものかというのが、ちょっとよくわからなかったのですが、どちらかというと、教育センターの設備が古いために、停電などが起こったときに困るということが主眼なのでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 そこが一番大きいです。

河野委員

 それで、用語で少しわからないところもあるので、ご説明いただきたいのは、19ページの別紙3の3.1.1に「死活監視」というものがありますけど、これはどういうことを意味するのでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 これは要件定義上、そのままコピーしたので、一般的にあまり使われない用語ですが、サーバがサービスを提供しているかどうか、システムトラブルでとまっているかどうかという意味で、システムが生きているか死んでいるかという意味で死活という言葉を使っています。一般用語ではあまりないので、ちょっと違和感のあるところだと思います。

河野委員

 それから、サービス提供型システムについて、2つの業務についてサービス提供型システムを利用したいということですけれども、幾つかある業務の中で、この2つの業務を選択された理由というのは、どういうところにあるのでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 学校として、これらのシステムは非常に重要な位置を占めています。特に校務支援システムですと、学期末の通知票をこのシステムを使って印刷をかけていますので、これはとめられない。それから、本来の機能とすると、学校できちんと保管しなければいけない指導要録、それから子どもたちの健康情報、これはそれぞれ保存年限が決められていますので、これをしっかり適切に管理をしていこうということが主眼となります。
 図書館にしても同様で、学校図書館を運営する上で不可欠なシステムですので、これがきちっと安定して回れるようにということで選んでいます。

河野委員

 最後の質問というか意見ですけれども、諮問事項が、「データセンターを活用することとなりました」、それから、「サービス提供型システムを採用することとなりました」となっていて、「この2点について、諮問します」となっておりまして、諮問事項があまりにも漠然としているといいますか、何を聞きたいのかということが、つまり、これを活用するに当たっての留意点とか、あるいはこういうことを条件づけすべきだとか、そういうことを諮問したいのか、それとも、利用していいかどうかを聞きたいのか、諮問事項の内容がやや漠然としているので、もう少し具体的に特定をして、何についての意見を聞きたいということを特定したほうがいいんじゃないかなと思ったのですが、この諮問事項に、これだけ漠然としているところに何か意味というか、特別、こういう事情があってということがあるのでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 これについては、これまでの類似の事例の中から、表現方法についても、過去の例に沿う形で調整をしたというのが実態です。諮問事項そのものは、ここの2つの点について、大きく変わるので、それがよいか悪いかということを個人情報保護委員会で議論してくださいという意味の諮問となります。

河野委員

 データセンターを利用していいかどうか、それからサービス提供型システムを利用していいかどうか、可否について判断していただきたいということなんですね。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 はい。個人情報保護の観点から、よいかどうかということを議論してくださいというのが諮問事項です。

河野委員

 わかりました。

角田委員長職務代理者

 そこまで明確にしたほうがわかりやすいですよね。私、個人情報保護委員会にも出ていたのですが、そういった諮問事項が出てきたものを調査、審議して、適当であるというようなお墨付きを与えるという感じですね。そうしたら、調査、審議していただきたいという文章のほうがわかりやすいかもしれないですね。

高部教育長

 諮問についてのかがみ文はつかないのですか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 11ページのかがみ文がついて、12ページ以下は説明資料ですので、諮問事項そのものは11ページだけになります。

高部教育長

 20ページの条例の調査審議事項の中の1つの項目ということで、今、角田職務代理が言われたように、こういうシステムを活用するに当たって、個人情報保護の観点から適正な運用なのかどうなのか、ご意見をいただいて調査、審議して結論をいただきたいという趣旨ですね。

河野委員

 そうですね。「活用について」といわれると、何を聞きたいのかというのが、あまりにも漠然としています。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 そうです。そこはちょっと、今後もありますので、資料のつくり方、事務局の側にも今のご意見を伝えて、この案件だけではなくて、ほかにも類似事例がありますから、そこに反映するように調整を図りたいと思います。

河野委員

 わかりました。よろしくお願いします。

角田委員長職務代理者

 私から1つ、よろしいですか。こういったデータセンターの活用というのは、セキュリティの面からも導入していく流れだと思いますが、今おっしゃったように、市の業務のほうもほとんど移行できるものは移行するというのが今後の予定としてあるのでしょうか。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 是々非々だと思うのですが、少しずつ、特にアプリケーションサービス、業務システムについては、外部に移るものが出始めています。直前の例ですと、固定資産税の課税のための基礎資料を計算するシステムなのですが、これを外部に出しています。あるいは、我々が毎日使っている財務会計システムも、これと同様の形態のものを使っています。少しずつ、全体としてはシフトをしてきております。

角田委員長職務代理者

 それをサービス提供型という言い方をしているのですね。データセンターの活用、つまり、バックアップをしているのは。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 データセンターも、住基のバックアップは七、八年前から使っています。とはいいながら、さすがにまだ全部は移れないので、少しずつ、システムの更新の時期を見ながらというのが今の実態です。

角田委員長職務代理者

 ありがとうございました。ほかにご質問はありますでしょうか。よろしいですか。
 ほかにご質問、ご意見等がなければ、採決いたします。
 議案第25号 三鷹市個人情報保護委員会への諮問については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

角田委員長職務代理者

 ご異議なしと認めます。
 本件は、原案のとおり可決されました。

日程第4 教育長報告

角田委員長職務代理者

 引き続き、日程第4 教育長報告に入ります。報告をお願いします。

高部教育長

 それでは、私のほうから2点、ご報告します。
 1つは、関東地区都市教育長協議会総会が5月9日、10日で目黒区で行われまして、278の対象市区町村の中で、185名が参加されました。そして5月10日の分科会では、私は学校教育のほうに出席をしまして、事例発表としては、埼玉県の蕨市から少人数学級の推進についてというテーマで発表がございました。
 ご案内のように、埼玉県では、志木市を初めとしまして、市長マニフェストで少人数学級が進められているということで、市町村を合わせますと13の自治体でそういう取り組みが行われているということなんですね。非常にきめの細かい指導につながってはおりますけれども、課題としては、市が独自の教員を採用するということで、13市町村でいわば教員の奪い合いではないですけれども、教員の確保とか、財政負担ということが大きな課題になっているという発表がございました。
 それから、2点目につきましては、前回ご案内した西アフリカの3カ国の視察でございまして、学校視察とか、シンポジウムがございましたけれども、5月21日に教育センター訪問がございまして、私の講話と、総括の質疑がございましたけれども、かなり活発な質疑がございまして、相互乗り入れ事業の場合の教員の調整の仕方とか、あるいは就学前の幼児教育についてどういうふうに取り組んでいるかとか、あるいは家庭教育と学校の連携をどうするかとかいう質問がございました。三鷹市がかなり先進的な取り組みも試みているということで、非常に関心が高く、また丁寧な対応をしましたので、皆さん満足して帰られたということでございます。以上です。

山口教育部長

 私からは1点、ご報告がございます。
 去る5月の15、16日の2日間でございますが、平成25年第1回の臨時市議会が開催されたところでございます。そこで議会の新しい体制が決まりましたので、ご報告をさせていただきたいと思います。
 まず、議長でございますけれども、議長は無所属で会派は自由民主クラブの伊藤俊明さんでございます。副議長は、前回に引き続きになりますが、公明党の川原純子さんでございます。
 監査委員でございますが、こちらも前回に引き続き民主党の高谷真一朗さんでございます。それから、教育委員会の所管でございます文教委員会の委員長につきましては、無所属で会派は自由民主クラブの渥美典尚さんです。同副委員長につきましては公明党の寺井均さんということでございます。
 以上でございます。

秋山総務課長

 それでは、報告をさせていただきます。総務課でございます。
 22ページをお開きください。初めに、5月10日から5月28日までの行事の実績でございます。5月23日に東京都市町村教育委員会連合会の定期総会が東京自治会館にて開催されました。岡委員にご出席をいただきました。ありがとうございました。なお、同日付で全国市町村教育委員会連合会の表彰がございまして、昨年10月まで教育委員をお務めいただきました前委員長の秋山千枝子さんが表彰され、表彰状をお預かりしてまいりましたので、併せてご報告をいたします。
 それから、5月26日、長野県の川上村におきまして、第41回となります信州川上郷山菜まつりが開催をされました。こちらには山口教育部長が出席をいたしております。
 5月27日、一昨日になりますけれども、平成25年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成24年度分)の学識者懇談会を開催いたしました。昨年に引き続きまして、政策研究大学院大学の今野雅裕教授と、帝京科学大学の有村久春教授のお二人の先生方にお越しいただきまして、対象となります20の事業についてご説明を申し上げ、意見や評価などを頂戴したところでございます。この点検・評価につきましては、この後、最終的な調整を行うとともに、先生方のコメントもいただいた上で、次回7月の教育委員会の定例会に議案として提出させていただく予定になってございます。
 その他につきましては、記載のとおりでございます。
 次に、23ページに参ります。5月29日から6月30日までの行事予定でございます。
 6月6日から25日の日程で、第2回市議会定例会が開会される予定となっております。文教委員会の日程につきましては未定となってございます。
 それから、6月26日になりますけれども、市立第一小学校の学校訪問がございます。本年度は7校の訪問を予定しておりまして、これが最初の訪問となりますので、委員の皆様におかれましては、どうぞよろしくお願いをいたします。
 その他につきましては、記載のとおりでございます。
 私からは以上でございます。

新藤総務課施設・教育センター担当課長

 教育センター・施設関係です。資料としては24ページ、25ページとなります。それぞれ記載のとおりですが、先ほどの諮問案件の関連事項として、校務支援システムの事業者選定のプロセスが今進んでいます。
 また、教科書展示会、北多摩第二教科書センターとしてこの教育センターは位置づけられていますので、この展示会が6月14日から始まります。
 最後、科学発明教室ですが、6月15日からスタートするのですが、先日、募集をしまして、A、B、Cコース各40人定員、合計で120人定員のところ、219人の応募がございまして、1.8倍なので、大変申しわけないのですが、受けられる方と同数ぐらいの方に落選のお知らせをすることとなってしまいました。大変好評ではありますが、運営する側としては、ちょっと心苦しい状況になります。
 以上です。

内野学務課長

 それでは、続いて学務課でございます。26ページ、27ページ。
 まず、26ページの実績でございます。5月14日に就学支援の説明会。これは平成26年度に入学する、支援を必要とするお子さんについて、三鷹の就学相談の流れなどを説明したものでございます。また、後ほど担当課長から簡単に説明をさせていただきます。
 それから、21日には、幼・保・小の連携推進委員会がありました。平成24年度の事業の報告、確認、それから平成25年度事業の計画について確認したところでございます。
 幼・保・小連携事業は、子どもに対する事業、親に対する事業、それから教員の事業ということで、大きく3つに分かれて行っておりますけれども、当日集まっていただいた関係機関の方から、幼稚園の方、保育園の方、学童保育所、それから学校の教員のほうから、子どもに対する事業、親に対する事業ももちろん有効ですけれども、各地区で連携の連絡会を持っておりますので、ここでの情報の共有がすごく役に立っているというご意見をいただいたところです。
 27ページの予定のほうでございます。6月13日に武蔵野市・三鷹市の合同結核対策委員会が開かれます。こちらのほうは、学校の子どもたちの健康診断で、精密検査が必要な方について専門の委員に判断してもらうのですけれども、実は法律の改正がありまして、従来は必ず専門機関の意見を聞かなければいけないということだったのですが、原則、学校医が判断することになりました。しかし、地域の実情に応じて専門の機関に聞いたほうがいいと判断した場合にはということもありましたので、今回、特に精密検査を受けるべきかどうか判断に迷った場合に限って、学校医のほうから上げていただきまして、今年度もこの委員会を継続して行っているところです。毎年、3回ほど開催しているのですけれども、今年度は恐らく1回ないしは2回で終わるのではないかなと思っております。
 そのほかについては記載のとおりです。

田中教育支援担当課長

 教育支援担当課長の田中です。5月14日の就学支援説明会は、来年度就学を予定しております保護者の方、大体40人前後お集まりいただきました。皆さん、障がい等の理由で個別の相談を希望している方々ですので、教育委員会というと、とても敷居の高いところというふうに不安に思っていらっしゃいますので、少しでも慣れていただくように、また、三鷹の場合は、たとえ都立の特別支援学校等に就学されても、地域のお子さんとして責任を持って育てていきたいという、そういうお話をさせていただきました。
 以上です。

川崎指導課長

 指導課でございます。28ページ、29ページをご覧ください。
 5月10日から、みたか学校ボランティア養成講座「算数“分かる/わかる”教室」が始まりました。6月7日に向けて全5回で実施されます。
 また、5月11日ですが、みたか教師力養成講座、実践・基礎コース2がスタートしました。5月11日は開講式ということで、受講生が緊張感と、7月、8月の採用試験合格への意気込みを見せながらのスタートとなりました。
 それから、5月17日、学園長会議が開かれました。この会議では、平成24年度、昨年度の小・中一貫教育校、各学園の検証報告についての検討・協議を行いました。後ほど、担当課長のほうから説明させていただきます。
 予定についてですが、6月17日、教育支援学級用の教科用図書選定資料作成委員会が開かれます。この会を2回ほど開きまして、教科用図書の選定資料作成をしたあと、8月の教育委員会の定例会で採択をしていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それ以外につきましては、記載のとおりでございます。

平成25年第6回教育委員会定例会会議録(3)へ続く

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