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平成25年第6回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2013年10月2日 最終更新日:2013年10月3日

平成25年第6回教育委員会定例会会議録

日程第4 教育長報告

所指導課教育施策担当課長

 私のほうから、平成24年度三鷹市立小・中一貫教育校全7学園の評価・検証についてご報告いたします。
 まず、冊子にまとめたほうですが、三鷹市公立学校における学校運営協議会に関する規則第13条第3項には、学校運営協議会は、当該指定学校の運営状況について、点検及び評価を行うものとするとなっており、教育委員会に全7学園から評価・検証について報告されたものです。これは同規則第9条において、校長が学校運営協議会の承認を得る項目の1つ、前年度運営実績報告に関することに当たるもので、学校運営協議会の承認を得て提出されたものです。
 冊子の構成ですけれども、検証項目として、まず開いていただいて1ページ目に、(1)人間力・社会力の育成がございます。それに関連した内容といたしまして、具体的な取組の内容、取組の創意・工夫点等、そして成果・効果、課題、次年度の改善点となっております。
 続きまして、次のページですけれども、(2)といたしまして学校運営についてでございます。記載の項目については、先ほどの1ページ目と同様でございます。
 次のページは、(3)小・中一貫教育校としての教育活動について、次のページにつきましては(4)児童・生徒の学力・健全育成について、5ページ目については(5)コミュニティ・スクールの運営について、最後、6ページ目については、平成24年度学園の評価・検証結果のまとめというような形で、全6ページにわたり、学園から報告をされているところでございます。
 その他の学園につきましても、同様に6ページにわたって報告をされておりますので、後ほどご覧いただきたいと思います。
 続いて、その概要版といたしまして、A3にまとめたものをご覧いただきたいと思います。学園からの報告のうち、特色ある成果につきまして、四角枠で(1)から(5)の欄に抜粋してまとめております。また、課題と次年度の改善点のうち、学園に共通する内容 につきましては、概要版の一番最後の四角枠、今年度の改善の方向性に記載いたしました。
 それでは、簡単に概要版をもとに事例を紹介したいと思います。
 まず、(1)人間力・社会力の育成においての事例です。
 一番最初の丸ですけれども、子どもたち自身が企画したことを実践したり、地域人財が評価をしたりして、さまざまな人とかかわりながらキャリア・アントレプレナーシップ教育を実施した事例。
 そして、丸の4つ目ですが、交流行事を通して、学園の子どもたちが仲間意識を高める取り組みを行うこと。また、中学生が小学校行事や地域行事にボランティアとして参加して、地域・社会に貢献する態度を育むこと。また、小学生同士の交流が社会性が身についたというようなことが、保護者のアンケートにおいて高評価であったという事例がございます。
 また、その2つ下になりますが、中学生が母校を訪問して小学生の授業補助をする「ふれあい学習」などが行われた事例もございます。
 続いて(2)の学校運営に関してですが、2つ目の丸です。
 これまで教職員だけで行われておりました学園運営委員会や、学園合同職員会議などにコミュニティ・スクール委員会の委員に出席をしていただいた事例がございます。
 また、その下です。教員だけではなく、教育支援学級、図書館司書、カウンセラー、用務主事などの職員が連絡をとり合える体制をつくることができた事例もございます。
 そしてもう1つ、その下ですけれども、3校で共通した内容で学校関係者評価や授業アンケートが行えるように、話し合いをして進めたというところもございます。
 続きまして、次のページの(3)小・中一貫教育校としての教育活動の事例です。
 下から2つ目ですけれども、学園研究会を年3回、3教科ずつ、全9教科にわたり研究授業を行った事例がございました。
 そして、その下ですが、全教員が年3回以上、相互乗り入れ授業を実施した例もございます。児童からは、専門的な内容を、わかりやすく中学校の先生に教えていただいて興味を持った。それから、中学校の生徒については、小学校の先生にわからないところの質問がしやすかったというような声が多くあったとのことでございます。
 続きまして、(4)児童・生徒の学力・健全育成についてです。
 1つ目の項目になりますが、発達段階に合わせて家庭学習への支援や、ノートの取り方の全校統一など、学習規律への取り組みを各学校が実施した事例がございます。
 3つ目の丸ですけれども、授業改善への取り組みについての保護者・地域の肯定的な意見が83%、そして児童・生徒の84%が、少人数やティーム・ティーチングの授業はわかりやすいというふうに評価をした事例がございました。
 続いて、(5)コミュニティ・スクールの運営についてです。
 2つ目の丸をご覧ください。必ず協議の時間を設けて、コミュニティ・スクール委員会の委員全員が一度は発言するような工夫を取り入れ、委員の方々の参加の意欲が高まった事例。
 そして4つ目になりますが、より自立した委員会運営を目指して、学校からの案内状を廃止し、議事録の当番制度を導入したなど、事務局の教員の負担を軽減した事例がございます。
 下から2つ目ですが、熟議を中心とした活動を年6回行ったということで、組織が活性化したということもございます。
 そして、最後の丸ですけれども、毎月のコミュニティ・スクールだよりに、要請した内容や、サポートをした人財の方の感想を掲載するようにした結果、サポート隊の参加者が増えたという事例もございました。
 以上は、成果を抜粋をしたものですけれども、最後の四角枠の中には、共通した課題といえるものをまとめてみました。
 その中で2つ目です。キャリア・アントレプレナーシップ教育の保護者・地域の理解を深めるためには、今後、学校公開日に、各学校で実施したり、学園だよりや学園のホームページなどを通じて活動内容を報告したりする、そういうことによって保護者・地域へ積極的に発信をする必要があるということがあります。
 そして、その下ですけれども、管理職や一部の教員だけではなく、学校の全教職員とコミュニティ・スクール委員会の委員との交流の機会を設け、顔の見える関係づくりに努めていくことが大切です。相互理解を深めることが、学校を核としたコミュニティづくりを進める上で一層重要であると考えます。
 そして、最後になりますけれども、学園、コミュニティ・スクール委員会、両方とも十分実践はしているけれども、認知度が低いために、評価が低くなってしまっているというようなこともあります。保護者・地域の方へ説明あるいは公開する場の設定や、学園だより、CS便り、ホームページなどによる情報発信に努めて、成果を積極的に周知していくということが大切かと思っております。
 今後ですけれども、全学園の評価・検証については、文教委員会で報告し、市民に公表してまいります。また、校長会やコミュニティ・スクール委員会、各種研修会などで配付いたしまして、成果事例を参考にした積極的な取り組みを奨励したいと思います。
 また、課題と今年度の改善の方向性については、全学園が十分認識をして、重点的に取り組むよう指導してまいりたいと思います。
 以上です。

古谷生涯学習課長

 生涯学習課、30ページ、31ページでございます。
 まずは、30ページの実績でございますが、5月27日から30日に、市民文化祭の事業としまして、芸術文化協会に所属しておりますさつき会が花季さつき展を本庁舎のホールで実施しているところでございます。
 31ページの予定でございます。5月31日に公立学校PTA連合会の総会と歓送迎会 がございます。出席委員さんについては、よろしくお願いいたします。
 また、6月9日につきましては、第41回市民コンサートが実施される予定となっております。今回はオペラを中心に、三鷹市管弦楽団が演奏し、ソリストとして、ソプラノ、バリトン、テノールの歌手の方が来ていただけるという内容になっております。場所は芸術文化センター風のホールです。
 生涯学習課からは以上でございます。

中森スポーツ振興課長

 スポーツ振興課です。32ページ、33ページをお開きください。
 32ページ、5月28日までの報告です。この中では、市のいろいろな事業が5月から新たに始まっているところでございますが、5月17日の金曜日、スポーツ推進審議会がございました。こちらでは、2名の方が人事異動に伴って代わられたということで新たに委員の委嘱をした上で、平成25年度の三鷹市体育協会補助金について諮問をいたしまして、意見をいただきました。さらに、三鷹市スポーツ推進計画2022(仮称)でございますが、これを今年度策定していくということでございますので、これについて、今までの課題の整理等をして、その確認をしていただきました。
 続きまして、33ページでございますが、今後の予定です。その中で、6月20日、下から2つ目でございますが、第22回三鷹市民駅伝大会第1回実行委員会が開催されます。ご案内のとおり、例年行われております駅伝、ことしは11月24日の日曜日に開催を予定してございまして、これに備えまして実行委員会を組織して、第1回目の話し合いを行います。これによりまして、いよいよ市民駅伝に向けてスタートするという形になってございます。
 私のほうからは以上でございます。

荒川国体推進室長

 国体推進室でございますが、34、35ページになります。
 行事実績でございますけれども、5月13日よりデモンストレーションとしてのスポーツ行事のパドルテニス教室を開催いたしました。全5回の教室を2コース開催いたします。この教室は三鷹市で開催されるデモスポ行事のパドルテニスへの参加を目標に開催するもので、多くの都民の皆様に国体のパドルテニス行事への参加を促すとともに、この教室を通して、スポーツ祭の開催行事に触れ、興味と関心を持ってもらうこと、こうしたことを目的とするものでございます。
 1回目の参加者ですが、13日からの昼間の部では27人、20日から行われております夜間の部は47人の参加がありまして、大変好評だというふうに聞いております。
 また、26日でございますけれども、第13回全国障害者スポーツ大会アーチェリー競技のリハーサル大会、こちらが東京都の障害者スポーツ大会のアーチェリー競技との併催という形で行われました。参加選手、全体で六十数名の選手が参加いただきまして、また、全国障害者スポーツ大会の東京都選手団への選考会も兼ねて行われたという関係で、皆さん、日ごろの練習の成果を発揮し、白熱した競技が繰り広げられました。
 開会式後には、市内の子ども会のダンスグループによるゆりーとダンスも披露され、選手や役員の皆様から好評を得ておりました。
 行事予定でございます。5月30日、市長と、実行委員会の総務広報専門委員の皆様、また体育協会の皆様と、三鷹の駅前デッキで啓発グッズの配布などのPR活動を行う予定でございます。
 それから、6月22日でございます。ソフトボール子ども体験塾、こちらは3回目になりますけれども、国体でソフトボールを共催いたします三鷹市、あきる野市、福生市、瑞穂町の3市1町により、市長会の助成を得ながら実施しているイベントでございます。今回は全日本のエース、上野由岐子選手を擁するルネサスエレクトロニクス高崎と、東京都の選抜チーム、こちらのデモンストレーション試合を行った後に、元全日本監督宇津木妙子さんたちによるソフトボールの体験教室を行う予定でございます。福生市で行いますので、三鷹市からはバスで送迎する予定でございます。
 それから、情報提供でございます。資料は特にないのですが、5月1日から、スポーツ祭の開催を契機ということで、市民スポーツの推進という目的で、三鷹市出身の元オリンピック選手であります多治見麻子さんを教育委員会の市政嘱託員という形で採用しておりまして、現在、スポーツ祭東京の普及活動に取り組んでいただいているところでございます。年度の初めは、スポーツ祭のPR活動を中心にお仕事をお願いしているところでございますけれども、後半に向けては、地域スポーツとトップスポーツの交流間事業という名目で、地域のスポーツ活動の巡回指導であるとか、小・中学校の児童・生徒の体力向上等にご協力をいただいていきたいというふうに考えております。
 私からは以上です。

新名社会教育会館長

 社会教育会館でございます。36ページ、37ページでございます。
 まず、実績につきましてですが、こちらに記載のとおり、当館のメーン事業である市民大学事業、こちらを4月に受講者を募集させていただきまして、5月14日から28日まで、順次、各コースの開苑並びに開講を行っているところでございます。
 続きまして、事業予定のほうでございます。記載のとおりでございますが、こちらの青少年体験学習講座の「チャレンジ!陶芸講座」、これは当館本館の工作室を活用して行うもので、こちらについては、当館に登録されています陶芸利用者連絡会に参加していらっしゃる自主グループの方々にボランティアとしての協力を得ているというのが特色でございます。
 社会教育会館は以上でございます。

宇山三鷹図書館長

 図書館は38、39ページです。
 まず、実績ですけれども、定例の行事のほかに、5月19日と22日、それぞれ日曜日と水曜日になりますが、南部図書館について、地元の新川団地の集会施設を使って説明会を行いました。19日については35名の方、それから22日は31名の方が参加してくださって、施設やサービスの内容についての説明をいたしました。
 そのほか、合わせて南部図書館のサポーターを募集するというようなことをしたのですけれども、そちらのほうに非常に興味を持ってくださる方が多くて、特に若い、新川中原以外の方で、ここに興味を持ってきましたというような参加者が結構いたのが印象的でした。
 9月から図書の搬入、書架に並べるという作業ですとか、あるいは花壇やテラスの花や草の手入れですとか、オープニングイベントのいろいろなお手伝いですとか、そういったことをしていただく予定で、これからまたさらに8月ぐらいには説明会を行いたいというふうに思っているところです。
 39ページの予定ですけれども、5月31日に読み聞かせ講座ということで、学校で読み聞かせをするボランティアの方向けの講座を予定しております。
 以上です。

角田委員長職務代理者

 ありがとうございました。以上で報告は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いします。

岡委員

 まず、スポーツ振興課にお尋ねしますが、11月24日の市民駅伝ですが、昨年度まで使われていた多摩青果跡地が使えなくなったと思うのですが、ことし、スタートとゴールの場所はどちらになるのですか。

中森スポーツ振興課長

 ことしは、おっしゃるとおり多摩青果跡地は使えませんので、従来、何年か前から使っていたのですが、市役所の西側、公会堂西側の道をスタート地点にして、最終的には東側の入口から市役所に入って、本庁舎南側の駐車場をゴールとする予定にしております。ただ、まだ最終的なコースについては警察のほうに調整中でございまして、6月初めになって決定することでございます。今回、市民文化祭が入っているため、公会堂も使えないので、開会式、閉会式は第一体育館を使うということを考えております。

岡委員

 ありがとうございました。

角田委員長職務代理者

 私から教育長にちょっとお伺いしてよろしいですか。最初にお話がありました蕨市での少人数学級ですが、何人ぐらいを少人数学級というのですか。

高部教育長

 埼玉県の中でも、これは各市の独自の政策ですので、基準自体は独自で設定していますので、少ないところは25人学級の市や35人学級を他学年に広げている市もあります。それも全学年でやっている自治体もあれば、志木市のように、特化して低学年だけ、1年から3年までの場合もあり、それぞれ自前の教員を配置しながらやっていますから、そのあたりも統一的な基準があるわけではなくて、独自の教育課題に対応するような取り組みをやっているという内容でした。

角田委員長職務代理者

 そうしたら、自前の教員を採用できるというわけですね。

高部教育長

 はい。県費負担職員は、国なり都道府県で定めた編制基準しか教員のあてがいはありませんので、さらに少人数でクラス分けした部分の担任というのは、自前の教員を活用しながらやっていくということです。ですから、財政負担と人員の確保の問題というのは、常につきまとってくるということです。

角田委員長職務代理者

 ありがとうございました。ほかにご質問等はありますでしょうか。

岡委員

 7学園の評価・検証報告をまとめていただきまして、ありがとうございました。冊子のほうはまたゆっくり見せていただきますが、概要版のほうを今見せていただいて、所課長からのご説明も聞いて、一言感想を述べさせていただきます。
 各学園から出てきているところを見ますと、先ほど読み上げられたところなどは特にそうかと思いますけれども、今までの各学園活動を踏まえた上で、新しい取り組みを始められたりとか、また、より深く、具体的な取り組みにかかられているなという印象があります。
 問題は、課題と今後の改善だろうと思うのですけれども、報告を読みますと、大体毎年同じような課題が出てくるのですが、同じようには見えても、よりよく読んでいくと、具体的な取り組みをしてきたからこそ、さらに新しい課題が出てきている。それに対応しての課題とか改善点も、より具体的になっているのではないかと思います。さすがに、各学園、もう5年経過してきて、随分と前進しているなという印象を持ちます。
 さらに、このコミュニティ・スクールを基盤とした小・中一貫を充実させたものにするためにも、今後さらにコミュニティ・スクールの皆さん、地域の皆さんと各学園・学校が本当に深くかかわりを持てるように取り組んでいっていただきたいと、指導課のほうでもそのように投げかけをしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

角田委員長職務代理者

 要望という形でよろしいでしょうか。

岡委員

 はい。

角田委員長職務代理者

 ほかに何かありますでしょうか。よろしいですか。
 それでは、日程第4 教育長報告を終わります。
 以上をもちまして、平成25年第6回教育委員会定例会を閉会いたします。

午後 5時23分 閉会

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