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平成24年第4回教育委員会定例会会議録(3)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2012年8月15日 最終更新日:2012年8月15日

平成24年第4回教育委員会定例会

日程第4 議案第24号 平成24年度事業計画の承認について

秋山委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。
 私から1点。5ページの事業計画の一番下のところに、学校給食調理業務の民間委託の推進があるのですけれども、12ページの事業計画の中にも給食調理業務の民間委託が出てくるので、5ページの学校給食調理業務の民間委託の推進は、ここになくてもいいのではないか。12ページにあるのでいいのではないかと思ったのですけれども、ダブらないですか。

伊藤総務課長

 基本的には、5ページでは食育も含めたことを書いているのですけれども、委員長ご指摘のとおり、誤解を受けやすいというか、どういうふうにつながるのか、関連性がよくわかりませんので、ここは修正させていただきます。後のページにあればよいので、そのように修正します。

秋山委員長

 ほかにありますでしょうか。

河野委員

 基本方針と事業計画は、前に議論した三鷹市教育ビジョンなどに基づいて、そこの各ビジョンが、基本方針など、そういうものに書かれていて、それを具体化するものとして事業計画があるという理解で、まずよろしいのでしょうか。
 それについて、最重点施策は確かに幾つか挙げられていますけれども、これを見るだけでも相当幅広く、かなり大変な内容だと拝見するのです。伺いたいのは、目標1なら目標1について、2ページで書いてあるものについて、それぞれ、さらに1から3に分けられて、その中でさらに事業計画が細かく定められていますけれども、具体的にはどの課で、どういうふうに、だれが担当して、実行されていくのか。それを統括していく方はどなたなのか。だれが責任を持って事業計画を進められているのか。教育委員会全体として、それはこれだけ広い仕事を、私は組織のあり方がよくわかりませんが、課長なり、部長なり、だれがどういうふうに統括されているのかが、いま一つよくわからないので、ご説明いただけますでしょうか。

高部教育部長

 目標1のテーマでとらえれば、生涯学習も若干入りますけれども、基本的には学校教育を中心とした部分のいろいろな組織づくりや、支援者の養成ですので、もともと教育部は課には分かれていますけれども、基本的にはもともと教育委員会事務局という一局制で、部としての非常に緊密な連携ですので、一つひとつ言えば、指導課であったり、総務課であったり、学務課という形になります。基本的には教育内容に関する部分については指導課が中心になって、いわゆる設備関係のものなどは学務課が中心になって、いろいろなスタッフの人事などについては、総務課が中心なのですけれども、予算書という非常にきめ細かく事項ごとに基づいているもので、こういった事業計画も具体的には予算の裏づけがあって執行されるということで、その予算は基本的には各課配当になりますので、きちんと、事業がどこの課というのは、課で見積もりを出していますので、担当課は基本的にはもう定まっています。
 ただ、そうはいっても、1つの事業をやるときに重なり合って、オーバーラップする部分は多いですので、そういったものについては、それぞれが主たる課があったとしても、ほかの総務課も学務課も協力して指導課と一緒になってやるなど連携を図っています。例えば委員会のようなものについては、いろいろな委員さんが参画されますけれども、コーディネーター役として、例えば指導課が補佐するとしても、では報酬の支払いはどうするのだといったときに総務課が絡むなど、そういうさまざまな、かなりクロスオーバーしている部分がございます。

河野委員

 その上で、重点施策をだれがどういうふうに責任を持って進めるのかという、組織の体制はいま一つよくわからないので、お伺いするのですが、例えば学務課だったら学務課の課長が、重点施策の全部同じように力配分するわけではないでしょうから、この中のこれに比較的重点を置こう、その中でさらに力の置き方というか、進め方について、具体的にリーダーシップを発揮されていくのか、これが全体として、教育委員会として、いろいろな目標なり、これだけの事業計画がたくさん網羅的にあるものが、どういうふうに効率的に組織として、運用されていくのかが、いま一つよくわからないので、そこのところをお伺いしたいのですけれども。

貝ノ瀬教育長

 これは基本的に、おっしゃるように教育ビジョンがあって、それを受けて基本方針、事業計画とだんだん具体化していくわけです。もともと理念から、それが具体化していっていますから、業務の部門を先に考えて、そして割り振っているのではありませんので、ですから、もしそういう具体的にどこの課がどういう仕事をしているのかということが知りたいとなれば、処務規則の中に列挙されています。学務課はこの仕事、この仕事と書いてある、そういうのがありますから。
 それで一目瞭然になるのですが、ただこの理念の計画を具体化していくということになりますと、みんな担当が重なってくるわけです。まさにのりしろではないですけれども、重なり合っていて、協力しながらやっているのが現状です。それは組織的には主たる担当の業務の責任者は、主たる担当の課長ですし、それが集まってくれば、学校教育関係は高部部長、生涯学習の関係は清水部長。その両方の責任者は、事務局だから、私。この事務局を全部統括して、責任を持っていただいているのは、私たち、教育委員なのです。

河野委員

 教育委員はいま一つ内部の組織の中がわかりにくいので、少し的外れな質問も多いかと思うのですけれども、何というのでしょうか、組織として、どうやって、この目標全体に取り組む体制なのかもう少し教えていただけますでしょうか。

伊藤総務課長

 12ページを開いていただくと、ここはわりとわかりやすいのですけれども。教育委員会の業務は、先ほど部長が申し上げたとおり、相当関係各課はラップしていますので。例えば、今回のところで、事業レベルで何を重点にやっていくかといえば、1つは点検評価対象事業なのです。ここはハード系も多いのでわかりやすいのですけれども、第三小学校の建替えをやります。所管は総務課。主に施設担当の新藤課長のところで、やっていますけれども。いつまでにどうする。目標は12月の新校舎完成を目指して、それに取り組む。これはわかりやすいです。給食の効率的運営になりますと、今年度は第四小学校の調理業務委託をスタートした、もう一校平成25年度から委託するための事業者選定を行うなど、わりとわかりやすいものがある。それでも、給食調理業務委託であれば、主には学務課がメーンとしてやっていく流れがありますが、学校の先生も関係していますし、選定には総務課もかかわります。そういう面からすると、ここのページは非常にわかりやすいです。

河野委員

 そうですね。わかりにくいのは、コミュニティ・スクールを充実させる、地域とともに協働する教育を進めますという目標1を具体的にどういうふうにして、各課で分担して、その目標のために、こういうふうに協働しながらやっていますということがわかりにくいです。今、伊藤さんがおっしゃったように、ハード面は、やればいいことがわりとはっきりしているから、わかりやすいと思うのですけれども、例えばコミュニティ・スクールが、三鷹市として一番重視されているわけです。そうすると、目標1の地域とともに協働する教育を進めますと書いてあって、ここの2ページから3ページにかけて、いろいろ書いてあることは、もうこれは主に指導課で担当されているということなのですか。

松野指導課長

 指導課が主管だということで、あとは、例えば生涯学習の面や、部を超えて子ども政策部との連携など、そういったことはありますけれども、今おっしゃられた、ここの部分の内容については基本的には指導課が中心。ただ、指導課がすべてやるわけではありませんので、各課との協力が必要になります。

河野委員

 そうすると、事業計画の優先順位、さらにその中での優先順位も、指導課で具体的には課長のもとで、課長がこの優先順位の、そういう細かいことを決められて、やられていくということなのでしょうか。

松野指導課長

 そうですね。ただ、優先順位といっても、ではほかのことをやらなくて済むかというと、そういうこともないので、その中で今年度、最重点施策とビジョンの中でも位置づけられているものについては、こことここについて、力点を置いてやっていきましょうということを、教育委員会全体で共通理解しているとお考えいただければと思います。

鈴木委員

 何か、今、河野委員がおっしゃったような議論は、以前にしたことがありましたね。要するに、個別計画の計画期間は2022年度までですか。それを4年ごとに区切って云々などというので、少し議論をした覚えがあるのです。おそらく、ここで基本方針と事業計画になっていて、河野委員からはその実施体制あるいは責任はどういうふうになっているのかという質問だと思います。
 それと、それで予算はきちんとくっついていますということで、これがなかったら何もできないわけだから、実質、予算がくっついているということは、それを執行する部局があってのことだから、そういうことは、もう自明のこととして、お考えなのだろうけれども、これだけだったら、それはほんとうにどうなのだろうというのが出てくるのは仕方ないのです。

高部教育部長

 組織もわりと柔軟に対応していまして、確かに処務規則で、きちんとテリトリーといいますか、責任を持ってやる部分が定められています。どの課はどれなのかというのは、組織の初歩ですから。当然、係長レベル、課長レベル、部長レベルという権限も、どういうことが権限なのかは、きちんと規則の中に決まっています。ただ、それだけでこれが済むわけではなく、いわば1つのプロジェクトのような形で事業は行われます。学校教育だったら、それは指導課だけということですけれども、コミュニティ・スクールをやるためには、やはり指導課だけではなくて、生涯学習も含めてすべてがやらなくてはいけない。その中に当然、主たる課、従たる課、応援する課は出てくるわけですので、予算化するところは、どこか1つがまとめてやりますけれども、やるときには、リーダー的な人が、この事業のレベルをどういうふうにするかという全教育委員会の中で、そういう順位を定めながら、その人がリーダーになって、各課の応援を求めながらやるという、結構、横ぐしの運動を、市長部局もそうなのですけれども、時代の変化に対応するためには、組織論だけできっちり分けて、すべてできるものではありません。そういう組み合わせの中でやっていくということで、確かにそれが1つの切り口でわからない、わかりにくさにつながっているかもしれません。

河野委員

 私がほんとうに一番聞きたいことは、それに対するチェック体制の問題で、例えば課長が適切に仕事をやっているのか、この目標に沿って、事業計画に沿って、きちっとやられているか、部下に対して適切な指示をしているか、もしその課長が、それをきちんとやっていなかったとすれば、それは部長がチェックをされるのか、部長に不十分なところがあったら、それは教育長がチェックされているのか、私が伺いたいのはそういうところなのです。組織論そのものも、教育委員会の組織論はよくわかりませんけれども、建前はわかりますけれども、組織としては、当然それについて、十分、実行されているか、適切に執行されているのかということについての、チェック体制が、教育委員会ではどのようになっているのかということを、私としては、むしろそこを伺いたいのです。

高部教育部長

 これは市の中では、やはり主たる部分、部の運営方針や目標は定めますけれども、その中で重要項目は、行程表、事業計画を立てて、それが進捗どおり、あるいは内容的に何かイレギュラーがないかということで、評価をしながら、それも市全体として、中間評価、最終評価ということで、そういうチェックは必ず、課長、部長まで上げて、中でヒアリングしながら、市長部局とも調整しながら評価をしていく。さらに教育委員会の中でも点検評価対象事業がありますから、これも当然、進捗を確認しながら、どこまで進んだのか、どういう修正が必要なのかを、ヒアリングしながら進めていきます。そういう事業対象をピックアップしながら、それは課として、部として組織しながら進めていきます。ただ、経常業務的な規模の小さい、あるいは定例的な部分については、どんどん三鷹市の中で権限を委譲して、係長レベルでも責任を持ってやってもらえるというのが結構ありますので、そういっためり張りをきかせながら、チェック体制が整っているということです。

秋山委員長

 事業の進捗に関しては、1年に1度、点検評価の報告がありますよね。そこで、おそらく、私たちの目に触れていくのではないかと思うのですけれども。

伊藤総務課長

 あとは、重点事業については、三鷹市で行っている事業評価がありまして、すごく細かくてマニアックですけれども、スケジュールがどうだった、効率性はどうだ、成果はどうだというのが、非常に細かいシートで裏表ですけれども、中間評価をして次年度に向けた改善があって、それに予算措置がされて、結果的にどうだったとなりますので、ふだんは主要事業については、それできちっと評価がされて、チェックもされて、それに向かって各部で何が取り組んでいるかということが明らかになっているということはあります。あとは経常的なところは部長が申し上げたとおりで、きちんと評価をしております。

秋山委員長

 この事業計画について、ほかに何かご意見はないでしょうか。

岡委員

 ほんとうにすばらしい事業計画ばかりで、これがほんとうに実行されて、実現されることを、私たちも一緒に協力していきたいと思いますし、河野委員がおっしゃったこともよくわかるのです。せっかく、こんなすばらしいものだから、ほんとうにこの計画が実行されたのかというところが、ほんとうにすばらしいものだけに、きちんと実行されているかどうかという検証まで、気になるところだと思うのですけれども。
 すみません、細かいところで気になるところが2点ほどあったので、お聞きしたいのですが、3ページの事業計画、コミュニティ・スクールに関しての事業計画ですけれども、コミュニティ・スクールは、学園とCSと、学園を支えるためのCSではあるのですけれども、2本柱ということで、予算はCSには今年度はつくのでしょうか。ここを細かく見ていきますと、[4]コミュニティ・スクールの啓発のためのリーフレットの作成というと、もう学園の予算で作成できるかと思いますが、その上の[3]コミュニティ・スクール委員会の広報活動の充実となりますと、CSの広報委員会や、ほかの委員会などでの活動になってくると思いますので、そこで学園のお金を使うことになるのか、それとも別にCSに今年度、予算がつくのか、そこを教えてください。それから、それをきちんとCSの委員会にもわかりやすく提示していただいて、CSの委員会の方が、どの予算をどこでどのように使えるかをわかるようにしていただきたいと思います。
 お願いします。

松永指導課教育施策担当課長

 例年、コミュニティ・スクール委員会には、例えば消耗品費という形でお金が出ていたりしていたわけですけれども、平成24年度につきましては、その中の費目で、印刷製本費をつけさせてもらっています。ただ、その印刷製本費にどの学園も同じだけ使いたいかというと、そういうわけでもありませんので、消耗品と合わせたところで、各学園のCS委員会からのリクエストを受けて、同一金額にはなりますけれども、配当していく予定で考えているところです。
 その辺の予算関係のことにつきましては、学園長会及びコミュニティ・スクールの会長連絡会の中で、すべてお示しして、こういう形になっていますということで、それを基本的には、各学園のCS委員会の中でお諮りいただいているということで、これまでも、これからもそうやっていくつもりでおります。

岡委員

 わかりました。
 もう一点、これも細かくて申しわけないです。20ページの一番下の事業計画の中で、一日家庭教育学級のお話だったと思うのですが、[2]の中のPTA等による家庭教育学級の一層の推進で、学園単位でも開催できるとのことでしたが、予算的には、今年度も昨年度と同じように、学園単位でも使えるのですか。例えば、1つの学園に3校あると、それぞれに1校ずつに予算がついていますが、それを例えば、今まで呼べなかった、高額の講師料で呼べなかった方を3校でお金を出し合って、1人の方に来ていただいて、1つの講演をするなど、そういうことが可能になるということなのですか。

古谷生涯学習課長

 そこの辺は柔軟に、取り組んでいきたい。皆さんの実施状況への希望を聞いて、進めたいと考えています。

岡委員

 では、例えば3校でやって、それと別に予算があれば、学園合同で開催ということもあり得るということですか。

古谷生涯学習課長

 あります。細かく皆さんのご要望を伺って、実施したいと思っています。

岡委員

 わかりました。ありがとうございます。

平成24年第4回教育委員会定例会会議録(4)へ続く

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