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平成24年第5回教育委員会定例会会議録(1)

作成・発信部署:教育委員会 総務課

公開日:2012年8月13日 最終更新日:2012年8月13日

平成24年第5回教育委員会定例会

開催年月日

平成24年5月9日(水曜日)

出席者
委員長 秋山千枝子
委員 鈴木典比古
委員 河野純子
委員 岡由美
教育長 貝ノ瀬滋

出席説明員
教育部長・調整担当部長 高部明夫
生涯学習担当部長 清水富美夫
総務課長 伊藤幸寛
総務課施設・教育センター担当課長 新藤豊
学務課長 内野時男
学務課教育支援担当課長・指導課支援教育担当課長・総合教育相談室長 田中容子
指導課長 松野泰一
指導課教育施策担当課長 松永透
生涯学習課長 古谷一祐
スポーツ振興課長・総合スポーツセンター建設推進室長 岡崎安隆
国体推進室長・スポーツ振興課国体推進担当課長 荒川浩一
総合スポーツセンター建設推進室総務担当課長 向井研一
社会教育会館長 新名清人
三鷹図書館長 宇山陽子
指導課統括指導主事 栗原健

事務局職員
副参事 直川佳裕
主事 大塚俊介

議事日程

平成24年5月9日(水曜日)午前10時開議

  • 日程第1 議案第25号 三鷹市社会教育委員の委嘱について
  • 日程第2 議案第26号 三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱について
  • 日程第3 議案第27号 三鷹市文化財保護審議会への諮問について
  • 日程第4 教育長報告
  • 日程第5 議案第28号 平成24年度一般会計補正予算見積書について
  • 日程第6 議案第29号 副校長人事の内申について

午前 10時 開会

秋山委員長

 ただいまから、平成24年第5回教育委員会定例会を開会いたします。
 本日の会議録署名委員は、河野委員にお願いいたします。
 まず委員の皆様にお諮りいたします。本日、教育長から副校長人事の内申について議案が提出されておりますので、これを日程第6に追加したいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
 議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。

日程第1 議案第25号 三鷹市社会教育委員の委嘱について

秋山委員長

 日程第1 議案第25号を議題といたします。

( 書記朗読 )

秋山委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

古谷生涯学習課長

 三鷹市社会教育委員の委嘱について、ご説明いたします。
 3ページをごらんください。4月1日付けの学校長の人事異動に伴いまして、社会教育委員のうち2名、新たに鈴山尚子校長先生、狩野澄子校長先生のお二人を、学校教育関係者としまして、社会教育委員に委嘱したいということでございます。
 名簿につきましては、4ページをお開きください。学校教育関係者という選出区分がございまして、鈴山尚子先生、狩野澄子先生を、新たに社会教育委員の候補者とさせていただきたいということでございます。
 以上でございます。

秋山委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

岡委員

 私も社会教育委員の経験がありますが、そのころ、たしか校長先生からはお一人だったと思うのですけれども、お二人になられたのは今回からですか。

古谷生涯学習課長

 いえ、その当時からお二人だったと思います。

岡委員

 わかりました。ご負担が増えたのかと思いまして、質問しました。ありがとうございます。

秋山委員長

 ほかに、質疑はありませんか。
 ご質問、ご意見がなければ採決いたします。
 議案第25号 三鷹市社会教育委員の委嘱については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第2 議案第26号 三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱について

秋山委員長

 日程第2 議案第26号を議題といたします。

( 書記朗読 )

秋山委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

岡崎スポーツ振興課長

 7ページをお開きください。三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱についてですが、これは2年間の任期が満了しましたので、新たに15人の委員を委嘱するものでございます。委嘱年月日は平成24年5月16日。任期は平成24年5月16日から26年5月15日までの2年間です。候補者名簿は別紙のとおりでございます。
 9ページをお開きください。参考法令となっておりますが、スポーツ推進審議会はスポーツ基本法に基づいて設置しておりまして、その下の三鷹市スポーツ推進審議会条例をごらんいただきたいと思います。これは抜粋ですが、第2条の所掌事項で、三鷹市教育委員会の諮問に応じて、地方スポーツ推進計画その他のスポーツの推進に関する重要事項を調査審議し、及びこれらの事項について教育委員会に建議するということで、平成26年度に三鷹市のスポーツ推進計画を策定する予定でございますので、この2年間で委員の皆さんから策定に向けていろいろと意見を聞きたいと思っております。
 8ページに候補者名簿がありますので、ごらんください。今回は15人中、新任の方が8名、再任の方が7名でございまして、左側の選出区分欄をごらんください。社会体育関係者、学校体育関係者、関係行政機関は、各団体から推選をいただいた委員でございます。一番下の一般市民は、公募で選任した委員でございます。学識経験者ですが、全部で7名おりまして、新任の方は、高橋宗良さんです。杏林大学の先生でありまして、健康スポーツ科学の研究室に所属し、健康スポーツについて研究をしている方でございます。その2つ下、矢本敏実さんは、東京都障害者スポーツ協会の職員でありまして、障がい者のスポーツに関して非常に造詣が深いということで、選ばせていただきました。
 以上でございます。審議のほど、よろしくお願いします。

秋山委員長

 委員の皆様の質疑をお願いいたします。

河野委員
 資料を見ますと、例えば平成16年ぐらいからということで、結構長い方もいらっしゃいますけれども、最長何年など、そういう決まりはないのですか。

岡崎スポーツ振興課長

 市の基準では原則として、3期または10年までとなっておりまして、どちらか長いほうでということで、今のところ、皆さんがクリアしているということです。

河野委員

 わかりました。

秋山委員長

 一般市民の方の選考をされたわけですけれども、何か特徴というか、特色はおありになるのですか。

岡崎スポーツ振興課長

 一般市民の方、坂本浩さんと大石常隆さんが、今回選ばれました。この選び方なのですが、まず坂本浩さんにつきましては、職員課に登録している公募市民がおりまして、その中で教育分野を希望されている方がおりまして、委員の就任を依頼したところ、坂本浩さんにご承諾いただきました。
 大石常隆さんは、職員課に登録している公募市民の方で他に候補となる方おりませんでしたので、広報で公募しまして、7名応募された中で、1名の立会人のもと、公開抽選をして、この方に決まったということです。

秋山委員長

 了解しました。ありがとうございます。

伊藤総務課長

 今、公募の市民というお話をさせていただきましたけれども、三鷹市では、できるだけ広く市民参加の機会を設ける目的で、公募委員候補者の募集を無作為抽出の方式により行う制度を設けています。住民基本台帳から無作為で1,000人の方を選び、審議会等公募委員の登録を行うもので、制度の創設から2年が経過し、教育委員会関係の審議会でも何人かの方が委員に就任いただいています。
 また、委員の任期の規定ですが、これは個々の審議会条例や規則で決めているのではなく、自治基本条例に基づく基準がありまして、この中で、原則として、引き続き3期または10年のどちらか長い期間を超えないという基準があります。先ほど河野委員のご質問のように、長期化の弊害を抑制し、委員の交代による活性化を図るための規定です。

岡崎スポーツ振興課長

 ただ、一般市民の方については1期のみです。

河野委員

 その任期についてなのですけれども、やはり3期10年というと、少し長いという感じはしまして、この年齢などを見ますと、やはり若くても40代なのかと思いまして、特にスポーツやそういうものは、もう少し若い方がいらっしゃってもいいのかというのは、感想としては思います。
 先ほどの社会教育委員も含めて、やはり若い方の意見がどういうふうに反映されるのかというのがありまして、あと10年もいらっしゃると、やはりその審議会の中では相当なベテランになってしまいますので、初めて審議会に参加される市民の方とは、同じような形で議論できるのかというのが、若干、気にはなります。
 もう一つ教えていただきたいのは、全くの無報酬なのですか。それとも、そうではなくて、何らかの報酬は支払われるのでしょうか。

伊藤総務課長

 初めに、考え方ですけれども、3期あるいは10年お勤めいただくということではなくて、そこまで更新できるという規定です。また、やはり2期、3期目ぐらいで副会長、会長になるということもありますので、そうした中でのことでございます。

岡崎スポーツ振興課長

 スポーツ推進審議会委員は、非常勤特別職の報酬を定めた条例がありまして、出席につきまして1回1万円です。

河野委員

 わかりました。

貝ノ瀬教育長

 ただ、全員がもらえるわけではありませんけれども。

岡崎スポーツ振興課長

 そうです。公職についている方はもらえません。

秋山委員長

 ほかに質疑はありませんか。
 ご質問、ご意見がなければ、採決いたします。
 議案第26号 三鷹市スポーツ推進審議会委員の委嘱については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第27号 三鷹市文化財保護審議会への諮問について

秋山委員長

 日程第3 議案第27号を議題といたします。

( 書記朗読 )

秋山委員長

 提案理由の説明をお願いいたします。

古谷生涯学習課長

 11ページをお開きください。諮問の内容になっております。三鷹市の文化財を指定登録する場合に、教育委員会がかかわるわけなのですけれども、三鷹市文化財保護条例に基づきまして、あらかじめ文化財保護審議会に諮問しなければならないことになっておりまして、この場でお諮りしているものでございます。今回の登録の物件は、11ページの中ほど、1番にございますが、柴田勝家兜埋納伝承地(勝淵神社境域)でございます。
 この文化財の中身につきましては、12ページをお開きください。2番の(1)でございますけれども、柴田勝家兜埋納の伝承があるところでございます。場所につきましては、お手元に地図を用意しております。
 丸池の里周辺に、勝淵神社というところがございます。ここの物件でございます。こちらに、柴田勝家の兜が埋められているという兜塚がございまして、伝承があるところでございます。柴田勝家といいますと、戦国時代の中央の政治史にかかわる方ですので、非常に三鷹では珍しい文化財だという認識に基づきまして、文化財の総合調査を実施したところでございます。
 その結果、その場所に伝承がまずあるということで、なぜ伝承があるのかといいますと、柴田勝家が戦国大名なのですけれども、お孫さんである勝重という方が、新川の地にお住まいになられて、勝家の兜を埋めたというところが、この勝淵神社だという伝承でございます。立地環境も、仙川の水源地として丸池などございまして、今でも非常に武蔵野の面影をとどめているところでございます。
 神社ですので、鳥居や石燈籠、狛犬、神社本殿、兜塚、いろいろな物件がございますけれども、13ページをお開きください。(4)に関連する文化財がございますけれども、1行目の中ほどに、春清寺という記載がございます。春清寺というお寺が現在ございまして、そちらに柴田勝重という勝家のお孫さんに当たる方のお墓がございまして、そこのお墓が現在、三鷹市の指定文化財になっているところでございます。
 登録の理由でございますけれども、3番にございます。柴田勝家の兜が埋められている伝承があるという資料は、1つには、2行目にあります「柴田勝家位牌奉安添状」というものがございまして、そこに書かれている。また2つ目には、『新編武蔵風土記稿』に書かれているという、重要な文書にその記載があるということでございます。
 最終的な理由としましては、下から4行目を見ていただきまして、勝淵神社及びその境域は、1つ目には柴田勝家の兜を埋めたという著名な伝承地である。2つ目には、江戸時代以降、上仙川村の鎮守として、地域の厚い信仰を集めた。そして祭礼の場としても位置づけられた長い歴史を有している。3つ目には、市域に非常に珍しい伝承地として重要だということで、神社境域全体を史跡として登録したいという結論が出ております。この物件につきまして、教育委員会としましては、文化財保護審議会に諮問をしていただいて、答申を得るという手続をとっていただければという議案でございます。

秋山委員長

 以上で提案理由の説明は終わりました。委員の皆様の質疑をお願いいたします。

岡委員

 登録されると、どういう扱いになるのですか。

古谷生涯学習課長

 登録をいたしますと、三鷹市の文化財の登録名簿に記載されます。一定の保護の対象としてみなされることになりますが、地元の方たちにとって、勝淵神社が、非常に大切な文化財として評価されたという意味があることが一番のメリットだと思います。

岡委員

 文化財保護審議会に諮問して、その結果はまたこちらに返ってくるのですか。

古谷生涯学習課長

 文化財保護審議会から答申がありますので、それを受けて教育委員会でご審議いただき文化財の登録の決定をした後、最終的には告示という形をとらせていただきまして、文化財となるということでございます。

岡委員

 わかりました。ありがとうございます。

秋山委員長

 保護条例なので、保全や、そのほか建物の修理など、そこら辺も市でやっていただけるのでしょうか。

古谷生涯学習課長

 もう一つ、登録文化財のほかに、指定文化財がございまして、指定文化財と登録文化財では、保護の度合いが違います。指定文化財については、例えばそれを保護する補助金を出すことができるなど、実際にどの程度出せるかどうかはともかくとして、そのような規定はございます。また、文化財保護審議会のご意見を伺って、保護に生かしていただくことができる道が開かれているということでございます。

秋山委員長

 ありがとうございます。

河野委員

 三鷹市に登録文化財は幾つぐらいあるのかということと、今回、これを審議会に諮られる理由を、教えていただきたいのですけれども。

古谷生涯学習課長

 登録文化財は、現在4つございます。
 登録文化財全体としましては4つでございますが、今回の勝淵神社が史跡という形では初めてになります。史跡というのは、地域といいますか、場所といいますか、そこに着目した文化財の名称でございます。

秋山委員長

 きっかけは何だったのでしょうか。

河野委員

 兜が埋まっているというのは、前からの話だと思うものですから、なぜこのタイミングに審議会に諮られるのかということと、兜が埋まっているということにどのような価値があるのかお聞きしたいのですけれども。

古谷生涯学習課長

 このたびは、やはり新川や中原地区の市民の方からも、ぜひこれを文化財にというお声もありました。また、ここの価値は、三鷹市にとりましては、やはり戦国時代の中央の歴史と関連のある文化財だということでは、非常に珍しいものだという評価ができると思います。ですから、それだけの価値があると、今までの総合調査の中でも、そういう評価がなされたという結論を得ております。

伊藤総務課長

 この時期のタイミングというのは、昨年度、勝淵神社の詳細な調査をさせていただきまして、その中でこういったことが改めて確認されて、登録ということで、今回、諮問をする経緯でございます。

鈴木委員

 昨年度、詳細な調査をなさったということだけれども、兜が出てきたことではないわけですね。17ページの三鷹市文化財の指定基準の、第2の5の(3)で、著名な伝説地及び特に由緒ある地域の類。だから伝説を大切にしようということですね。

貝ノ瀬教育長

 科学的にとなると、これからきっと、場合によっては検査というか、調査がされるかもしれません。

古谷生涯学習課長

 兜が出てきたわけではありませんが、今回の伝説の話の前段として、柴田勝家という方の物語があるわけです。その後、大坂冬の陣、夏の陣で、勝重というお孫さんが非常に活躍したということで、この地に領地を与えられ、おじいさんであります柴田勝家の兜を持って、そこに埋めたということなのです。ですから、今の新川公団のところは、柴田勝重の屋敷跡であり、勝重のお墓が中原の春清寺にあります。その後、柴田家の子孫は愛知県岡崎市に行かれて、そこにも勝淵神社という名前の神社をつくっているそうです。それで多少の交流も、今まで三鷹とあったということで、調査によりますとそこには兜の緒を埋めているという伝承があるのだそうです。

貝ノ瀬教育長

 地元の人にとっては、それを誇りとしたい、これを守って、自分たちのプライドとして、町をよくしていきたいという、1つのモーメントとして考えたいということで、審議会も一定の価値があることはもう認めているところですから、いろいろ評価は人によって違いますけれども、地域の人たちがそれを誇りとしていて、守っていけるということであれば、いいのではないかというところです。

秋山委員長

 今回は諮問をするわけで、諮問の結果が戻ってきますので、それでまた議論したいと思います。
 ほかにご質問、ご意見がなければ、採決いたします。
 三鷹市文化財保護審議会への諮問については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

秋山委員長

 ご異議なしと認めます。本件は原案のとおり可決されました。

平成24年第5回教育委員会定例会会議録(2)へ続く

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